小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋が深まって・・・

2018-11-27 | ガーデニング

11月もわずか、この週末にはもう12月の声を聞きます。ぐっと、年末が近くなり、なんとなく気忙
しくなってきました。
あの今夏の酷暑から自然災害が大きかった秋へと、この1年を振り返っても地球規模で自然の脅威を
感じるようになりました。つい最近のカルフォルニアの山火事もまだ記憶に新しいところです。


夏にもっとも勢いのいいアゲラタムの花がここにきてまた勢いを盛り返してきました。次から次へと
小花を咲かせ、夏の間はこの紫色が涼し気だと思っていたのですが、秋が深まってからこの花を見る
と、この柔らかなふんわりとした感じが毛糸玉のように見えてきます。
1年草なので、もちろん冬を越さずに枯れてくるとは思いますが、まだまだ楽しめそうです。


一方、菊の花は晩秋にいよいろ色冴えてきました。こちらもまだしばらく楽しめそうです。

この連休に、孫が1歳のお誕生日を迎えました。1歳のお誕生日は特別で、この時子供に背負わす
「一升餅」は、「一升」と「一生」を掛けて一生食べ物に困らないようにという願いを込めた伝統行
事です。最近ではお餅のかわりに2Kg近くのパンを背負うのですね。時代とともに背負うものは変わ
っても健やかな成長を願う家族の思いは、昔も今も変わらないようです。

あっちこっちから、子供を支える大人の手が伸びてきます。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2回 中山道ウォーク(板橋~浦和)

2018-11-17 | 街道歩き

第2回目 埼京線板橋駅~板橋宿~蕨~浦和 22.8キロ

10月14日(日) 晴時々薄曇り
今回からツアーではないので、できるだけ早く出発しようということになり、午前8時には板橋駅に
着きました。
この日は、暑くも寒くもない気持ちのいい秋の空が広がっていました。ウォーキングには一番適した
季節なのでしょう。気持ちのいいスタートです。

板橋宿と描いてある商店街のゲートをくぐると板橋宿の中心に入ります。ここには皇女和宮も降嫁の
際に宿泊したという板橋宿本陣跡の標柱がありました。
この先で石神井川に架かる橋が板橋で、板橋宿もこの橋の名前に由来されて往時もちろん板で作られ
ていたのでしょう。

その先にある縁切榎、男女の縁を切りたい時はこの榎の樹皮を煎じて相手に飲ませると願いが叶った
と言われています。男女の縁を成就するものはいろいろあっても縁切りを成就させるというのも珍し
いなとも思いました。

                          蓮沼村の鎮守 氷川神社 

志村の一里塚は日本橋から3番目の一里塚として築かれたもので、2期1対で残っている一里塚は全国
でも珍しいそうです。

脇の3階建ての旧家は区の歴史や文化に関係が深く、意匠的、技術的にも優秀であることから区の登録
文化財となっているのだそうです。

新河岸川(しんがしがわ)に架かる志村橋を渡ります。中山道旧道に逸れたところに、この辺りにあっ
たものが集められた舟渡の板碑がありました。


「中山道本町通り」への分岐が見えてくると、蕨宿の入口となります。

戸田橋を渡って先に進むと入口に案内木柱が出迎えてくれます。
中山道の面影を残す旧家があり、景観建築物の指定を受けているとい案内板がありました。
宿場の中央には市立歴史民俗資料館もあり、蕨の歴史がよく説明・保存されていました。この建物の
隣が本陣跡でした。

お昼も過ぎたので、ここでランチタイム。運よく資料館の前に「街道御膳」という限定ランチがあり、
注文。夜は小料理屋さんになるようで、ランチの味も文句なし。人は美味しい食べ物にありつけると
疲れていても元気になるもので、午後は快調な滑り出しとなりました。

宿場内には古い建物も点在していました。薬屋「鈴木薬局」はすでに閉店されているようでしたが、
ギャラリーになっているようでした。


さらに進むと三学院があります。本堂は立派な建物のようですが、私が目に留まったのは子育て地蔵
で、目に味噌を塗ると目の病気にかからないといわれている「目病地蔵」には、現在でも味噌が塗ら
れているようでした。


三学院の先の路地に「はね橋」が残っていました。江戸の時代では飯盛女が、明治に入ってから紡績
工場の女工が逃げ出さないように作られたようでした。(川の面影はありませんでした)


いよいよさいたま市に入ります。一里塚の石碑が立っていました。中山道5番目の一里塚になります。

17号線を横断すると、道は穏やかな坂になり、この坂は焼米坂と呼ばれ、この辺りに「やき米」を
食べさせる茶屋が数件あったようです。

街道を進めると旧家の中に関東大震災や東京大空襲の時に逃げ延びた人々ののどを潤したと案内板に
記録されている「お助け井戸」がありました。今も使われているかどうかは不明ですが。

いよいよ、この日のゴールが見えてきました。浦和宿の手前に鳥居のない神社「調(つき)神社」が
あり、狛犬でなく兎が置かれているのは、「調」が「月」信仰になりウサギと結びついたようです。


ゴールは浦和駅、ここからはJR一本で最寄りの駅まで1時間ほどで帰ることができました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1回 中山道ウォーク(日本橋~板橋)

2018-11-12 | 街道歩き

第1回目はツアー参加です。
9月29日(土)雨 日本橋~板橋(JR埼京線板橋駅) 距離10.8キロ 

中山道は、5街道の中でも日本の背骨を貫く大変重要な街道であったにも関わらず、温暖な東海道が
中山道に代わって通行量も増えて重要視されてきた歴史がありました。
いよいよ京都三条大橋までの538キロのスタートです。

9時45分に東京駅八重洲口からほど近い常盤橋公園に集合。受付を済ませてからウォーミングアップ
の体操をして、25名が1グループになりリーダーを先頭にスタートしました。

運悪く雨は小雨から本降りに、個人だったら迷わず中止のところ、大勢で歩く場合は傘は邪魔になる
ので差さず、レインウェアーで歩きだしました。
日本橋は5街道の起点です。日本国道道路元標

残念なことに歴史ある日本橋も高速道路の下に。
日本橋再生計画の中で、この日本橋周辺は今後どのように変貌していくのでしょうか。

橋の欄干に装飾されている獅子像は、石造りで東京都の紋章を持っています。

雨の中スーパーマリオカートは元気

日本橋室町をまっすぐ進み、竜閑川に架かる今川橋を渡ります。

神田川に架かる昌平橋を渡り、神田明神へ
華やかな神田明神の随神門、雨に煙っています。

お昼は1時に水道歴史館で、こんなお弁当が用意されていました。
ここで1時間ほど休憩、夫は靴の中に雨が染み込んで気の毒でした。

午後は本郷通りに戻り、本藤三丁目交差点の「かねやす」商店前を通過します。

「本郷もかねやすまでは、江戸のうち」(かねやすはその昔、入香散と言う歯磨き粉を売っていた)
と川柳で歌われ、この先は寺院などが立ち並んでいたようです。

東京大学赤門前を通過

本郷追分を過ぎたあたりに追分の一里塚跡があったようですが、雨でカメラを出すことができずに
この後しばらくは写真も残っていませんでした。
旧白山通りを通過します。

JR巣鴨駅の近くに徳川最後の将軍慶喜が復権後に居を構えた屋敷跡を通ります。近くに染井吉野碑もあ
り、江戸末期に染井村の植木職人が桜を交配して全国に広めたソメイヨシノ発祥の地の碑もありました。
おばあさんの原宿、巣鴨地蔵商店街に入ります。入口近くに真性寺があり、境内には街道を守護する江
戸六地蔵の一つ銅像地蔵菩薩像が今もなお見守るような姿で鎮座していました。

いよいよ雨は強くなり、とげぬき地蔵のある高岩寺でしばらく雨宿りをした跡に、東京都で唯一残る
路面電車庚申塚駅を横切り今日のゴールJR埼京線の板橋駅に向かいました。

JR埼京線の板橋駅に着いたのは、午後4時を回っていました。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中山道のスタート

2018-11-12 | 街道歩き

旧街道歩きを夫と歩き始めて、もう20年近くが経ちました。旧東海道を完歩したのが2008年の6月、
ほぼ4年かかりました。その後日光街道、奥州街道(この街道はまだ大田原止まり)と歩き、中山道
を踏破してみたいという気持ちはずぅーと持ち続けていたのですが、山中を通ることも多く距離も
長く、すでに当時とは体力もだいぶ衰えているので無理だろうと諦めていました。

2か月ほど前、中山道69次のツアーがある旅行社で募集していることがわかり、ツアーだったら交通
や宿泊の心配をしないでも済みそうなので、行けるかもしれないと思い夫に相談すると、ちょっと自
信はないけれど参加してみようかということになりました。

今まで、ツアーには参加したことがないので歩くペースをみんなと合わせることができるのかとか、
いろいろ心配でした。
ツアーに始めて参加して今までの街道歩きでは、おもしろそうなところがあれば寄り道し、疲れたら
休憩し、美味しそうなものを見つけると食べ、そんな気ままなウォーキングだったので、実は初めて
の団体行動ですっかり自信を失ってしまいました。夫も同じだったらしく、今までもツアーに頼らな
いで歩けたのだから、中山道ウォークも自分たちで計画を立てて歩いて見ようということになり、
2回目からは、東海道中膝栗毛ならぬ中山道弥次喜多編で京都を目指すことになりました。と言って
も、夫も私もすっかりシニアのど真ん中、どこまでコマを進めることができるのか、どこでリタイア
することになるのか、皆目見当はつきませんが取り敢えずスタートしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凛とした秋空のもとに

2018-11-04 | ウォーキング

1週間ほど続いた晴天も昨日でストップ、今日は朝から冷たい雨の一日でした。
気持ちのいい秋空に気をよくし、冬夏衣類の出し入れも中途半端のまま、つい足が外に向いてしま
い、気が付けば寒さに厚手の衣類を引っ張り出して羽織るという始末。
今年も2か月を切って、季節は晩秋へとまた一歩進んだ気配がします。

先週は、太陽をいっぱい浴びたような気がしますが、春の陽光と違ってなぜかしんみりと落ち着い
た感じがするのは、秋の空気が澄んで深みをおびてきたからでしょうか。

午後の日差しも少し傾き始めた頃、一仕事終えたので鎌倉文学館のバラの塩害の被害が気になって
いたので訪れてみました。入館の時にバラの様子を聞いてみると例年と比べると3割程度の開花とか。

 バラ園の中に入ると、小粒ながら色とりどりのバラが澄んだ空気の中で凛と香り高く咲いていました。
華やかさには欠けるものの、一輪一輪がいとおしく感じました。

散歩の道すがら、10月桜の白い花びらが青空にくっきりと映えていました。


「10月桜」は「冬桜」とも呼ばれ、冬が近づいても長く咲き続ける息の長い花です。


冬に向かうこの季節に元気に咲くのはツワブキの花。
日に日に茎は太く、黄色の花数も増えて、葉はつやつやと、なんと元気な植物かと思います。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする