小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

母を天国に送る

2010-10-31 | Weblog
今年最後の上陸台風かと騒がせた台風14号も通り過ぎ、秋がいっそう深まった感じがします。
10月23日に97歳の母を送りました。22年前に父が他界してから、私の家族に寄り添うように、それでもひとり凛として生きた母でした。もう母に会うことはできない寂しさはありますが、父のもとに旅立たせた安堵感もあります。
母の思い出は、少し落ち着いた頃いろいろ思い出すのでしょう。4年前の秋、幼いころの母の思い出をこのブログに書いたことを思い出したりもしました。
母の身の回りを整理していたら、歌を詠んだ、たくさんの短冊がでてきました。老いの寂しさと孤独、決して上手ではないけれど、私の心に深く沁みます。97歳まで生き抜いた体力と強い精神力、こんな母を誇りに思わずにはいられません。

   みちたりし かの日は遠し 亡夫の墓
          語りかけよう 線香たつまで

   独り居の ここぞ安らぐ 住み家なり
        朝夕祈る 仏壇あれば
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今、野菜が・・・

2010-10-16 | ガーデニング
今夏の猛暑と秋に入っても暑い日が続いたことが、野菜の生育に大きな影響を与えて、このところ野菜の高騰が続いています。しばらくこの傾向が続くとニュースで報じています。
確かに、レタスもトマトも200円近くなると手が出ず、大根も高値ではあるけど、旬のサンマに大根おろしは欠くことができず、まぁ大根がトマトひとつと同じ値段としたら、大根の大きさから言って、わが家の経済の許容範囲と購入はするのですが・・・。
そんな状況の中で、なんといってもわが家の救世主は、今プランターで育っている「サラダ菜」、レタスの代わりにも、おひたしにもなるし、食卓のポイントに今大活躍しています。食事の準備ができてから摘まんできます。瑞々しくて、とてもおいしいです。
ほんの一つまみ、食卓に鎮座したこの野菜は、誇らしげに輝いています。
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色づいたハナミズキ

2010-10-13 | ガーデニング
飯盛り山空の青さが日増しに深まり、陽射しも柔らかく、秋風が爽やかに感じるようになりました。やっと小さな庭も賑わいを取り戻してきたようです。人間だけでなく、植物にとっても気持ちのいい季節なのでしょう。
秋の深まりと共に、次々に季節の訪れを競うように咲き出す草花!
彼岸花が咲き終ると、道端や庭先で揺れるコスモス、最近では休耕地など一面にコスモスが植えられているところも多く、人出も賑わいをみせているようですが、菊も晩秋にかけて次々と咲きだすことでしょう。
わが家で、いちばんノッポな木、ハナミズキの葉が色づき始めました。かえでのような真っ赤な紅葉を期待しないまでも、赤・黄色と楽しむことができるので、この木の紅葉を楽しみにしているのですが、なぜかハナミズキはハラハラと葉が落ちるのがはやく、あっという間に丸裸になってしまうのが、なんとも寂しいです。もう少ししっかり枝に付いていてほしいと思うのですが・・・、来春の新芽の準備でも急いでいるのでしょうか。
今朝、まだ枝にしっかり残っているハナミズキをカメラに収めました。
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ヒガンバナを求めて

2010-10-05 | 野の草花
多少の天候不順にもかかわらず、律儀に彼岸の日に合わせて咲く彼岸花が、今秋は10月の声を聞いて、やっと田んぼのあぜ道や土手を赤く染め始めました。その咲き方は、まるで土の中で、顔を出す日を決めているかのように一斉なところがなんとも不思議な気がします。
別名「曼珠沙花」は、仏教用語の梵語で「天上の華」という意味を持っているのだそうです。一方、球根に有毒を持っているところから、ネズミ除けなどのためにお墓などに植えたところから墓花とも呼ばれ、忌み嫌うことも多かったようです。
今、私たちはこの花が咲くと、郷愁に誘われるかのように、この群生地を求めて出かけていきます。また、庭に植えている家も最近多く見かけます。このモダンな花の色と姿が、今ではかえって現代的なのでしょう。
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今年もあと3カ月???

2010-10-01 | ガーデニング
10月1日は衣替え、なにか懐かしい言葉です。
本格的な寒さになる前に夏ものを仕舞い、冬の準備をする。空気も乾いて、昔から10月はちょうどいい季節の節目だったのでしょう。
相変わらず家の中ではTシャツ一枚で過ごしています。クローゼットの中は夏服のままだし・・・それなのに、カレンダーだけは今年もあと残すこと3枚だけとなりました。季節にメリハリが少なくなったぶん、年月の速さが加速されたように思うのは私だけでしょうか。
9月はほとんど庭の世話をせずに終わってしまいました。枯れてしまった鉢も目立ちます。そんな中で、この1ヶ月間咲き続けた花は、丹精込めたというよりは、ひたすら過酷な環境で咲いていたという感じです。10月は、秋の爽やかな季節を期待して、疲れた草木に少しでも恩返しができるよう、庭の手入れをやっていきたいなと思います。
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