小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

吸水抜群 ホウセンカ

2008-06-27 | ガーデニング
昔、小学校の花壇に咲いていたホウセンカ、ひまわりや朝顔と並んで理科の教材として育てていたように思います。成長が早く、次々に花も咲かせ、花後の種は、手を触れるだけではじけて、割れんばかりに膨らんだ実を見つけては遊んだ夏休みを思い出します。
今年の春、ホウセンカの種を撒いたら、みごとに撒いた種の数ほど発芽して、今力強く生育しています。雨の上がった今朝見たホウセンカの葉には水滴が見事に並び、吸水抜群なホウセンカに、ホウセンカの持つおもしろさ、不思議さに、あのカンカン照りの遠い夏を思い出しました。

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旧東海道ウォーク 石部宿~京都三条大橋まで

2008-06-16 | 旧東海道歩き
長かった旧東海道歩きもいよいよ最終回となりました。歩いて訪れた街の風情、忘れられない土地のおいしい食べ物、挨拶を交わしてくれた街道沿いの人々、ひとつひとつが思い起こされ、やっと京都三条大橋に辿り着けるという喜びと、ついに終わってしまうという寂しさが交錯し、最終日は感慨深いものがありました。

最後の旅は、50番目の宿場石部から。新横浜から京都駅まで新幹線、JR草津線に乗り換えて石部まで、所要時間はおよそ2時間40分。
今回は、大阪在住の長男が最後を一緒に歩くことになりました。
石部は「京立ち石部泊まり」といわれ、京都から江戸へ下る旅人の多くが最初に宿泊した宿場であったと言われています。石部の街道には、今も当時の古い街並みが残っています。その中で少し趣きを異にした大きな建物、史跡「旧和中散本舗」は、家康がここ野洲郡に滞在中、腹痛を起こしたときにここの薬で治ったと言われています。江戸時代の豪商であった様子が伺えます。


まもなく、51番目の宿場草津に入り、東海道と中山道の分岐点である追分見付につきます。「右東海道いせみち 左中山道美のぢ」と彫られた石の道標が立っていました。その昔、さぞこの街道は行き交う旅人で賑わったことでしょう。

草津宿の本陣は、昔のままの遺構を伝える建物で、りっぱなものでした。

草津宿あたりから京都に続く街道の街並みは、今までの格子が紅殻の格子に変わり、甍も深く軒を並べ、都に近いことを伺わせます。


西へ進み行くと、大きな擬宝珠を持った瀬田の唐橋を渡ります。今でこそ鉄製の橋ですが、瀬田川は、緩やかになみなみと水を湛えながらゆっくり流れ、何隻ものカヌーが滑っていました。


石山寺へは、この唐橋から1.5キロほどでしょうか。紫式部は源氏物語の構想をこの寺で練ったと語り継がれています。


京阪電車の線路と付かず離れず進むと、街道は膳所(ぜぜ)の城下町に入り、街道は鍵型を繰り返して進みます。いよいよ大津に入って、お茶した喫茶店で土地の人とおしゃべりに花が咲き、今宵の宿JR大津のホテルに付いたのはもう夜8時近くになっていました。

6月8日、朝8時にホテルを出発。少し寄り道をして琵琶湖まで足を延ばしました。日本一の湖は私の想像を遥かに越えて、遠くは霞み、ただ広い水面が広がっていました。


大津の宿場を過ぎると、路面電車が走る大きな道路はゆるやかにカーブしながら高度を上げていくのがわかります。この先に百人一首でも歌われた、「これやこのゆくも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」があり、越えるといよいよ京都山科地区へと続きます。ここには悲運の琵琶法師蝉丸を祭った蝉丸神社があり、逢坂山は今でも山の深さを感じることができます。


ひなびた街道沿いに「日本一のうなぎ かねよ」があり、昔伊勢から運ばれてくるうなぎに旅人は立ち寄ったのでしょう。今でも遠くから食べにくる人も多いと見えて、手広くやっている様子でした。


いよいよ街道は京都山科区に入り、ほどなく五条の別れ道標があり、三条大橋も間近かと思うと心躍り、一刻も早くという気持ちと、最後なんだから、ゆっくりゆっくり楽しもうという思い、気持ちがなかなか抑えきれなくなってきました。


まず、天智天皇陵に寄り、新緑のまぶしい楓のトンネルの中を通りながら大きく深呼吸しました。ところが、終点近い旧東海道は、最後の最後になって、道幅はぐっと狭くなり、道しるべもなく、旧東海道で一番狭くわかりづらい場所だったのではと思われました。
三条大橋まであと1.5キロの地点に蹴上駅の先に南禅寺があり、ちょうどお昼になったことでもあり、湯豆腐を食べて南禅寺境内にある琵琶湖疏水の流れる水路閣で一休みしました。


京阪の線路に沿って三条通を進むと、前方に三条大橋の信号が見え、日本橋からの長い旅の終点三条大橋にたどり着くことができました。

日本橋から133里9町、4年かけた旅は、述べ34日間でゴールにたどり着くことができました。やったー! そしてやれやれ。
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長い旅の終点 京都三条大橋

2008-06-09 | 旧東海道歩き
4年前の5月の連休に、日本橋を出発し、京都三条大橋を目指して歩き始めた旧東海道の旅も、昨日やっと三条大橋に着き、鴨川の河原に下りてビールで乾杯となりました。梅雨の最中、雨にも降られず、無事完歩することができ長い旅を終えることができました。なんとか仲良く歩きとおした夫にまず感謝、そして応援してくれた家族と友人達に感謝です。まずは報告まで!
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二度楽しむツボサンゴ(ヒューケラ)

2008-06-06 | ガーデニング
ガーデニングの楽しみは、花を咲かせることはもちろんですが、変わらぬ元気な葉っぱを見ていると、植物を育てる楽しみは花だけではなく、新芽から新緑へ、そして紅葉へと長いサイクルで、葉の生育を楽しめることにも気が付きました。また、色、形、模様など個性的な葉も多くあって、最近はこれらを称して「カラーリーフ」と呼んでいるようです。
昨年まではツボサンゴの米粒のように小さくてもその壷型の細工におもしろさを感じていたのですが、葉の種類が多いのにも気が付いて、今年は葉の色の違うツボサンゴの苗を仲間入りさせました。葉だけでも素敵! 花の咲いたツボサンゴも、可愛くてなかなか魅力的です。
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ホタルブクロ

2008-06-04 | ガーデニング
野原から誘拐してきたホタルブクロが、我が家で根付いてくれました。このしっとりとした梅雨空にホタルブクロの花はよく似合います。そのふっくらと膨らんだフクロの中に、蛍でもはいっていたらどんなに心躍ることかと思うほど、ぽっと明かりをともしたようなたたずまいを漂わせて咲いています。
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今年は呼吸がピッタリ!バンマツリの花

2008-06-02 | ガーデニング
数年前に紫色から白色に花の色が変わるおもしろさに、この花の苗を買い求めました。ところが、名札が家に着く前に取れてしまい、名前が思い出せぬまま、その年は、花が咲き終わった後庭に下ろしました。翌年は名前を呼ばれることもなく、花も咲かずにひっそりと、そして今年の春、園芸店で見つけました。忘れたらたいへんと、レシートの裏にペンを借りて、記しました。やっと、声をかけることができた「匂いバンマツリ」。そして今年は花も付けてくれたのでした。濃い紫色が2,3日もすると白くなり、まもなく残らず花が真っ白になるとやがて花は落ちてしまいます。名前が判明してよかった、と「バンマツリ」の花も思っているのでしょう。今日、関東が梅雨入りし、雨が静かに降り出しました。バンマツリの白さが際だちます。
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