小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

「カタバミ」抜こうか、抜かずにおこうか

2011-06-24 | ガーデニング

     

梅雨真っただ中、東北地方に大雨が、南には台風5号が、そして私の住んでいる関東は連日の猛暑と強風が吹き荒れ・・・と、ほんとに荒天候が続いています。

この湿気と気温の高さで、庭の雑草は勢いを止めることができません。

花壇の中、庭の片隅、植木鉢の植え込みの中と至るところに増えてしまった「カタバミ」ですが、花を咲かせる雑草には私も甘く、ついその繁殖に手を貸してしまっています。

このカタバミの種類は園芸種も多いのですが、雑草化しているのはこの2種類です。

でも良く見ると、葉っぱはまるいハート形でこの3枚の葉っぱがバランスよく円陣を組んでいます。「片食み」とも言って、4枚あるべき葉が1枚欠けているところから、「カタバミ」と呼ばれているようです。

同じハート形のクローバーも3枚葉で、四つ葉のクローバーにめぐり合えたら、最後の1枚は「幸運」の葉っぱと言われて、よく探したものですが。

カタバミにも、まれに四つ葉があるそうです。わが家の増えすぎたカタバミから四つ葉を探すことができたら、どんな幸運が飛び込んでくることになるのでしょうか。

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一冊の植物事典

2011-06-20 | ガーデニング

NHKの朝の連続ドラマ「おひさま」を楽しみに見ているのですが、そのオープニングのタイトル画面にでる押し花を、私はいつも懐かしい思いで見ています。

それは、園芸店の店先にあるような花ではなく、野の花の押し花で、花弁や葉は、柔らかな光を通して透き通るほど薄く、葉脈までもはっきりとらえています。

小学生だった頃、夏休みの宿題の定番は、昆虫採集や植物採集でした。野山で昆虫を網で捉り、ピンに挿した昆虫標本は男の子が作ることが多く、女の子は野の花を採っては、夏休み中、新聞紙の間に挟んで、夏休みが終わる頃、押し花になった草花を画用紙にセロテープで止めて、夏休みの作品として、提出したものでした。

 

私の父は、この植物採集にとっても協力的で、採ってきた植物の名前をよく一緒に調べてくれました。

亡くなった父の本棚から、数年前その植物事典を見つけた時は、小学生の頃の夏休みの押し花を懐かしく思い出しました。

連続ドラマの押し花のタイトル画面をきっかけに、最近この古い植物事典をまた開いてみました。新書本ほどの大きさであるけれど、530ページもあり、2600種類の植物がすべてカラーで記載されています。

もう表紙もなくなってしまった本を手にとって、若かった頃の父が、どんな思いでこの植物事典を買うに至ったのか、思いを巡らしています。

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ズッキーニ・プロジェクト

2011-06-13 | ガーデニング

厚い雲に覆われた梅雨らしいお天気が続いています。

わが家に幅1.2メートルほど突き出たデッキがあります。

本来は、ガーデニングパラソルでも立てて、優雅にコーヒーでも、とそんなつもりでしたが、いつの間にかプランターで野菜を育てる場所となりました。

夏野菜の王者、茄子・トマト・キュウリは思ったより、病害虫になりやすく、場所の狭さと陽あたり、風通しに問題があって、ベランダ菜園の難しさを実感していました。

この春、農協の園芸店でズッキーニの苗を見つけ、今夏はキューリの代わりにズッキーニでいこうと、単純な私はこの形から、キュウリの代替を思い立ったのでした。

早速、ネットで調べてズッキーニはウリ科ではあるけれど、かぼちゃの仲間らしい。しかも蔓性ではないらしい!ことが判明。

しばらくして、切りこみの入った大きな葉っぱに、うどんこ病のような白い斑点が・・・どの葉にも付き始め、なんとか農薬を使わずに駆除したいと思っていたところ、家庭菜園に詳しい友人から「これは病気ではなく、葉の模様」と教えられ、ほっと胸を撫で下ろしました。

     

 

まもなく太い茎の間から、カボチャに似た花が一輪、二輪と、花径のところをよく見るとはっきりと雄花と雌花の違いが・・・。雌花にはすでに親指ほどのかわいいズッキーニが。思っていたよりズッキーニの栽培って簡単と思っていたら、雌花はそのまま黒ずんで萎んでしまいました。

 

     

 

畑で栽培するのと違って、ミツバチもなかなか飛んでは来ないようで、そこでミツバチのキューピットの代役を私が務めることとなりました。雄花と雌花が同時に咲いてくれるといいのですが、何と言っても2株ですから、そうバランスよく咲いてはくれず、鬼のような目つきのキューピットがズッキーニの見張り役となりました。

大役を果たした2日目、なんとプランターのヘリにぶつかるほど大きなズッキーニを目にした時は、ひとつ仕事をやり終えたような充足感が・・・。

     

 

          

今夏、どのくらいのズッキーニが収獲できるものなのか、ズッキーニ・プロジェクトは、これからもしばらく続きます。

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花の楽しみ方に違い?

2011-06-08 | ガーデニング

昨秋、茎挿しした枝に、鮮やかな花が咲きだしました。枝の伸び方に躍動感があって、その先に山吹色の小花がたくさん付いています。名前がわかりません。

あまり植物の性質など考えずに、挿し芽したり挿し木したりしてつい増やしてしまい、小さな庭をより狭くしてしまいます。

ところで、私の偏見なのかも知れませんが、不思議に花の育て方には男性と女性、違いがあるように思います。

例えば育てる植物の種類も、盆栽、菊仕立てなど、男性のほうが圧倒的に多いように思いますが。どうも特定の植物を深く探求し、育て咲かせるプロセスが好きなのではと思ってしまいます。

一方、庭と花木の調和、寄せ植えなど、花の色や組み合わせを楽しむのは女性の方が多く、きっと植物のある空間が好きなのではと思います。

私の場合、あまり花の種類にはこだわらず、いろいろな草花があるその場所が好きなのかもしれないと、つい雑然とした庭の言い訳をしてしまいますが。

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アボガドの種から・・・(その後)

2011-06-04 | ガーデニング

慌ただしく過ごしている間に梅雨に入ってしまい、なんとか晴れ間が覗いた今週末、すっかりタネを撒くのが遅れた朝顔と風船蔓の種をやっと撒き終えました。

 

鉢植えの観葉植物の植え替えも何年振りかでおこない、やっと庭の梅雨支度を終えました。

鉢植えと言えば、昨年アボガドの種を2つ、コップに浮かべたところ、固いタネから芽が出たことをブログに載せたことがありましたが・・・。

      

さてその後です。二つのアボガドは順調に茎を伸ばし、葉をだして、だんだん植物らしくなってきました。一つは、鉢植えにしました。もうひとつは、しばらく、あの固いタネから根はどのように張り出していくものかと、しばらく水栽培を続けてみることにしました。タネは縦にスパッと割れて、見る見る根は太く、長く伸びてきました。なかなか頼もしく、一方でユーモラスな姿にも見えて、まるで理科室の標本でも見るように楽しんでいたのですが・・・

考えればあの美しい花だって、髭のような根がむき出しになっていたら、乙女心がどんなに傷つくことかと思い、そろそろこの水栽培のアボガドも土に戻す時がやってきたのではと思っているところです。

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暦は進み・・・

2011-06-01 | ガーデニング

5月に咲いた大きい花も小さい花もまとめて

 

四季がはっきりしている日本では、季節ごとに植物の花が咲き、季節のうつろいを感じることができるはずなのに・・・

念願の蕾を見て驚き、花開いて喜び、そんな生きものへ語りかける間もなく、もう6月なのですね。

あの震災があってから 季節を感じるという思いまでも遠くに追いやられてしまったように思います。

今年は5月中に入梅し、さわやかな5月晴れも少なかったように思います。

気持ち新たに6月をスタートさせたいものです。      

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