小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

牡丹の花

2007-04-23 | ガーデニング
少し我家の庭には不釣合いな、こんな立派な牡丹が咲きました。ところが昨日の強風に、大輪の牡丹は大揺れに揺れていました。薄く繊細な花弁が傷ついてしまうのではと気が気ではなく、早々に切って、1本を我家に、残りの2本は母のところにもおすそ分けをして切花として楽しむことにしました。強い陽射しや、雨や風から守るために、小さな笠を差して大事に育てられている牡丹の花も見かけます。環境に順応しながら開花する花がある一方で、牡丹はまさしく観賞のために咲いているようにも見えます。
ところで、10日間ほど「小さな庭」を留守します。庭の管理人(犬)三四郎は、ペットシッターの方に散歩と餌をお願いしました。とってもやさしい女性で、三四郎はすっかり留守番犬としてもやる気満々のようです。
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ノースポールの勢い

2007-04-18 | ガーデニング
春の植物の成長の早さには、目の見張るものがあり、時として花壇の形状を変えてしまう勢いの植物もあります。冬の間に3株ほど植えたノースポールがグングン大きくなって、ついにキンギョソウを包み込んでしまいました。この元気なノースポールの若葉と白い花は、さわやかな季節の到来を告げています。その花つきのよさから「北極」をイメージし、「ノースポール」と名前がついたと言われるのは、我家の庭の様子をみても納得できます。ただ、来年は少し植える場所を考えなければと思っていますが。
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アジサイを占拠

2007-04-16 | ガーデニング
春ともなると、小さな庭の植物たちは、ぼやぼやしていられないほど生存競争が激しくなります。女主人が土を掘り返しては、ところ狭しと花の苗を植え、種を撒き、管理人(犬)はなんの匂いを嗅ぎ分けているのか、花壇の中に踏み込み、そんな厳しい状況下で、ついにディモルフォセカ(アフリカ金盞花)が、見る見るうちに花の芯をまっすぐに伸ばして、アジサイの株を占拠してしまいました。まるでアジサイをノックアウトした如く、咲き誇こっています。アジサイは芽を伸ばすに伸ばせず、まるでディモルフォセカの株に化してしまったようです。しばらく静観しようと思いますが・・・。
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デージーの可愛さ!

2007-04-13 | ガーデニング
冬の間は少し隙間があって寂しかったデージーの鉢も、春の暖かさに一斉に蕾をつけ、鉢から溢れんばかりに花をつけました。そして、このデージーにはなんとも素朴なかわいらしさがあります。思いっきり春を楽しんでいると言った満面の笑みで、まわりの花たちもすっかり幸せな気分で微笑み返しているようです。一緒に寄せ植えしたキンギョソウが少し遠慮がちに見えますが。
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ガーデンシクラメンに感謝状

2007-04-11 | Weblog
この季節は、小さな庭でも思わぬ所から、思わぬ芽が出て、「はて、これは何の芽だろう」と、期待が膨らみます。何もしなくても、春の陽に包まれて庭で過ごすのはほんとに楽しいひとときです。また、一方で半年以上も咲き続けているガーデンシクラメン、耐寒性とは言え、例年だと雪や霜に当たって花や葉が痛んでしまうのに、暖冬だったため、いつまでも変わることなく咲き続けてくれました。そして、ついに蕾が最後のひとつとなりました。ほんとに長い間、咲き続けてくれて「ありがとう」と、感謝状を贈りたいそんな気持ちになりました。
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並んだチューリップの花

2007-04-09 | ガーデニング
3色のチューリップが咲き揃いました。黄色が真っ先に咲き、続いて白、そして1週間ほど遅れて赤色が咲いて、やっと揃いました。
思えばチューリップの花ほど、みんなに愛されている花はないのではないでしょうか。誰もが、始めて手にしたクレヨンで、赤い色のチューリップを描いた覚えがあるのではと思うほど、この花の軌跡になつかしい記憶が蘇ります。花の由来は、ペルシャの「tulipan(頭巾)」が語源と言われているほど、チューリップの歴史はほんとに古いんですね。確かにペルシャのターバンに似ているような・・・
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「清明」の頃の街道

2007-04-05 | 旧東海道歩き
二十四節気のひとつ「清明」は、万物が晴れ晴れとした明るさにあふれ出している時期を呼び、今年は本日4月5日に該当するそうです。
先週末歩いた旧東海道の街道筋は、菜の花が咲き乱れ、桜はどこも満開で、まさに「清明」という言葉にぴったりの季節を感じることができました。

どこに行っても桜が満開でした。


遠くから見たときはルピナスかと思ったほど、りっぱなメネシアの花壇でした。


ハナ大根とオキザリスとボケの花、すばらしいコントラスト!


楓の花、これも満開!
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東海道五十三次 池鯉鮒宿(愛知県知立市)から宮宿(名古屋市)まで 後編

2007-04-03 | 旧東海道歩き
2日目(4月1日)のスタートは、名鉄名古屋本線「本笠寺駅」から。予定では昨日、宮宿(熱田)まで歩く予定でしたが、今回のコースは東海道の街道と名鉄線の鉄道が常に付かず離れずほとんど並行にあったことで、いつでもリタイアできるという気楽さから、寄り道が多くなり、思ったより歩数が進みませんでした。
本笠寺駅の東側にある笠寺一里塚は、他の一里塚と比べ、塚を覆うように榎木の根が張り、その大きさに圧倒されました。案内板には、市が200万円かけて、老木を補修して蘇らせたと書かれていました。


鳴海宿から宮宿へと歩き進めると、満開の桜の中に笠寺観音が見えてきました。雨に濡れていた観音に笠を差しかけた下女のやさしさが縁で、後に藤原兼平の妻になったという「玉照姫」の話が言い伝えられているお寺で、境内はなかなか賑わっていました。


名古屋市の市街地近くなると、当時の面影はすでになく、史跡の立て札だけをたよりにすすみます。まもなく熱田神宮の杜を右前方に見ながら、新堀川と掘川の合流点に到着します。ここは、当時宮宿と桑名宿の間を船で渡った「七里の渡し」、高櫓風の常夜灯が渡しの在りかを示します。宮から桑名までは、昔なら渡しで七里の船旅だったそうです。所要時間は、2時間とも5時間とも、時には7時間掛かったという記録もあるそうですから、昔の旅は、ほんとにたいへんだったのでしょう。



今回の街道歩きはここまで。名古屋名物「味噌カツ弁当」を買って、新幹線の人となりました。あぁー、楽チン、楽チン。
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東海道五十三次 池鯉鮒宿(愛知県知立市)から宮宿(名古屋市)まで 前編

2007-04-02 | 旧東海道歩き
400年前に江戸と京都を結んだ東海道を、地図を頼りに歩き始めて丸3年。やっと先週末に日本橋から332キロ地点に立つことができました。珍道中の相棒の夫と2人で、休日の土曜日から日曜日を利用して、大きな支障もなく4分の3までを踏破することができました。
池鯉鮒(ちりゅう)は、現在の愛知県知立市。この地名は神社の池に鯉と鮒が一緒にいたところから付けられたそうです。今でも街の商店の屋根には、屋号や昔の看板が掲げてあって、何代も家業が受け継げられている様子が伺えます。


知立市を過ぎると豊明市、国道1号線をしばらく進むと「阿野一里塚」左右1対のまま残っている珍しい一里塚がありました。現在は小さなベンチが置かれていて、菜の花と桜が静かに咲いていました。


しばらく進むと織田信長が今川義元の陣地を急襲して討ち取った場所といわれている桶狭間古戦場跡。小さな公園となっており、ここでも満開の桜が出迎えてくれました。


有松の町に入り、いよいよ名古屋市に入ったことになります。古い町並みが軒をつらねていて、うだつの軒が建物の風格に色を添えています。このうだつ「卯建」は「うだつがあがらない」の語源とも言われているだけに、当時はこの二階の壁面から突き出た袖壁は、火除け壁ともよばれて防火の役目を果たしていたそうです。裕福な商家はこの「うだつ」をあげた家を競って造ったそうです。


この伝統絞りの町並みは揃って「ありまつ」という絞りの暖簾を掲げて、「絞りの街」として観光に一役買っているようです。


有松に続く「鳴海宿」、ここも木綿の鳴海絞りが伝統産業として今も続いているという話ですが、有松が宿場としての街の景観を当時に近い形で残っているのに比べ、鳴海はすでに現在の住宅地として整備されて、面影をほとんど残していないのが少し残念でした。
この日は、名古屋に住む義妹夫婦に迎えにきてもらって、名古屋名物「ひつまぶし」を食べ、その後はライトアップされた桜の中の名古屋城を見て、久しぶりに楽しいひとときを過ごしました。(つづく)
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