小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

酔いのまわらない酔芙蓉

2011-09-30 | ガーデニング

先週の日曜日に行った大船植物園には後日談があります。その夜中、目のふちと耳たぶの後ろが痒い痒いと思いながらも、眠さのために意識は混とんとしていたのですが、起きてびっくり、顔が膨れ上がって、顔中赤い地図模様ができあがっていました。

そのうち治まるのではと期待していたのですが、一向によくならず、結局翌々日皮膚科に飛び込みました。皮膚が外に出ているところだけの炎症なので、なにか心当たりはと言われて、前日に行った植物園を思い当ったのでした。なんの植物にアレルギーを起こしたのかわからないのですが、疑いはそこしかありません。現在、少しずつよくなっています。

そんなこんなで、昼間から酔いのまわったような顔をしている私ですが、この1カ月ほど咲いている酔芙蓉の話です。

酔芙蓉はその名のごとく、朝に白い花弁を開き、午後にはほのかな色香をにじませてほんのりピンク色、夕方には紅色になって花弁を閉じてしまう一日花ですが、涼しくなった最近ではこの花が、夜になっても酔い切れず、色付かないまま翌明け方を迎えてしまうことが多くなりました。

酔えない花の心のうちを不思議に思って、ネットで調べてみたら、色の変化には25℃以上の温度が必要で、低温度では色素合成が抑えられてしまうと記されていました。

秋風が立つようになって、酔芙蓉はそろそろ咲き急ぎの季節を迎えたようです。

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台風後の大船植物園

2011-09-25 | 日常

台風が去って、一気に秋らしくなりました。

日を追って、台風15号の置き土産が思いのほか大きいのに、驚いています。

台風一過の翌朝、洗濯物を干そうとベランダの手すりを拭いていると、ザラザラと白いものが付着していたので、もしやと手にとって舐めてみるとしょっぱい、だいぶ前にもこんなことがあったので、これは塩害ではとすぐに思い当りました。気がつけば、庭の草木も街路樹も、紅葉を待たずに葉っぱはチリヂリに枯れています。

海からの波しぶきが強風に吹き飛ばされて、海岸からだいぶ離れた内陸まで達し、草木が塩の被害を受けてしまったのではと思います。農作物も心配です。

 

久しぶりに訪れたフラワーセンター大船植物園、台風でだいぶ草花が痛めつけられていました。

ほとんどが強風になぎ倒され、ダリアもコスモスも花が痛み、見るも無残!台風後に咲いた蓮の花やヒガンバナが申し訳なさそうに咲いていました。

 夏の名残り・・・小さい植物たちは強風から難を逃れられたようでした。

 

パンパグラスの秋

 

水面に映る木々も心なしか茶色く見えます

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台風去って

2011-09-22 | 日常

台風15号は今朝、北海道沖に進路を取り、やっと日本列島は暴風雨圏内から出ることができました。朝のウォーキングでは青空も広がり、木々はあの暴風雨に洗われたようにくっきり冴えてみえました。

   

          

             

 

ただ、それなりに近所にも台風の爪痕が・・・。

    どんぐりも銀杏も、たくさんの実が振り落とされていました。

      

近年台風の直撃を受けなかったこともあって、少し台風を甘く見ていたのかも知れません。昨日のお昼頃から雨風が強くなったと思ったら、もう外にも出られないくらいの暴風雨となって、庭の鉢も片付けられないまま、成すすべもなく家の中から外を眺めていました。軽い鉢からコロコロ転がり、鉢の中は抜かれ、頭の思い鉢も強い風になぎ倒され、その下に押しつぶされた鉢が重なって、小さな庭も被害がでました。

運よくわが家は水害にも土砂崩れの心配もとりあえずないので、避難勧告がでることもなく、暢気に庭をながめていましたが、この次々に襲う自然災害にたくさんの方々が、この状況を受け止めなければならず、生活の拠点である家を離れなければならない気持ちは、どんなに不安なことかと、昨晩はまだ外では唸りをあげている風雨の音を聞きながら、思いました。

昨日、テレビ(NHK)では、番組のほとんどをこの台風15号関連にしぼり、逐次その台風の進路の情報、被害の状況、そして警戒を呼びかけていました。この様子は、3.11の震災以来、被害を最小限に食い止めたいという、あの甚大な被害から受けた教訓なのかも知れないと思いました。

台風15号の被害にあわれたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。

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秋だけど夏

2011-09-14 | ガーデニング

9月の声にチラホラとコスモスの花が咲き出し、ところがその細く長く伸びた花茎に、残暑の強い陽射しが降り注そぎ、咲いた花も深く頭を垂れてしまっています。

一方、黄花コスモスはこの真夏のような陽射しに、強烈な色彩を放って、過ぎ行く夏を惜しむかのように咲き誇っています。

「秋桜」は、淡いピンクや白のコスモスをさしますが、この黄花コスモスはおよそ風情を異にしています。

コスモスと呼んでも、メキシコ原産のキク科コスモス属で夏から秋まで咲き通す息の長い花です。

この花を近くの畑で見つけました。畑の奥には、秋の味覚「栗」がりっぱなイガをつけていましたが、心なしか遠慮がちに出番を待っているように見えました。

この暑さはいつまで続くのでしょうか。

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今秋の田んぼでは

2011-09-08 | 日常

やっと涼しくなって、朝の散歩を再開しました。

朝の空気は、肌をやさしく撫で、汗をかいても爽やかささえ感じるほどです。

散歩途中の田んぼには、稲もたわわに実り、このまま収獲を迎えたいところです。

一方、東北の被災地での休耕田、収穫間際の出荷停止、また台風によって水没してしまった田んぼ等、収獲期を迎えたお米に、今秋はさまざまな思いを強くします。

 

    

それにしても、紀伊半島を襲った台風12号の爪痕に、あの6か月前の東日本震災の津波の惨状を目の当たりにする思いです。

あらためて、自然の脅威が人々の日常生活を根こそぎ破壊してしまうことを思わずにはいられません。遠い昔から、時には歯を剥き出しにする自然に先人たちは知恵を出し、生活を守ってきたのでしょう。自然災害は、半分は「人災」だとも言われています。今、私たちは自然の脅威を謙虚に受け止めて、、対策を講じていかなければと思います。

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秋の気配?

2011-09-02 | ガーデニング

秋の七草のひとつ萩の花が、今 庭で、満開を迎えています。

野に咲く萩は、秋のお彼岸近くかと思いますが、わが家に咲いている種類は、「江戸絞り」と言って、白地に紅色で染めたような紅絞り柄。

秋に草かんむりをつけてハギと呼ぶように、秋の代表格のように思うのですが、この「江戸絞り」は、初夏のころから蕾を持ち、夏から秋にかけて満開を迎えます。

    

      

          

 

庭一面真っ白になる、鎌倉宝戒寺の白萩、花のトンネルとなる紅色の宮城野萩、これらの萩が咲き揃うのは、もう少し先ですが、わが家の気の早い萩が、秋の風を少しだけ吹き込んできたようなそんな気配がします。9月がスタートしました。

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