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小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

自然の非情さ

2016-04-19 | ガーデニング

4月15日の夜、震度7という想像を絶する揺れに見舞われた熊本市、それから連日続く大きな揺れ。
遠い地にいる私たちでさえ、テレビに映る緊急地震速報にドキドキし、身が硬くなるのに、
被災された方々にとっては、どんなに不安で心配なことかと、ただただ、この大地が鎮まること、
そして被害がこれ以上でないことを祈るばかりです。

心より、被災された方々にお見舞い申し上げます。

庭は一気に新芽を吹き出し、花もあちこちから咲きだし、あるものは一昨日の春の嵐と
昨日の強風で花弁を散らしてしまったものもあります。


梅の木に寄りかかりながら、なんとか強風に絶えています。

自然とは、装おうとして装うことなく、待ち人のために美しい姿を留めることもなく、その華々しさに
ハッとする時もあれば、ひっそりと咲く姿に出合いほっとすることもあるものだと庭を眺めながら、
地震という自然の非情さを思わずにはいられず、やはり一日も早く復興ができることを祈るばかりです。


ソメイヨシノから山サクラ

2016-04-09 | ガーデニング

長く枝に留まっていた桜も、桜吹雪となり、今年のソメイヨシノも見納めとなってしまいました。
一昔前は入学式と満開の桜は切り離せないものでした。近年は入学式の頃はすでに葉桜
のことが多かったのですが、今年の桜は入学式を待っていてくれたようですね。

昨日は、すっきりした青空と言わないまでもお天気が安定して、春らしい陽気となりました。
この日は、前から予定されていたハイキング、鎌倉湖(散在ガ池森林公園)周辺を散策してきました。





鎌倉湖は、江戸の時代に灌漑用水のために堰を築いて造られた人造湖ですが、周りは深い木々に
囲まれた静かな湖です。ソメイヨシノの華やかさとはまた違った山桜に出合うことができました。

近くに空海が開山したと言われる浄土宗の寺院「称名寺」があります。



ここではじめて黄モクレンに出合いました。白モクレンや紫モクレンとまた違った柔らかな印象でした。

周りの山々は、すでに新緑の季節。この新緑の息吹は里では桜が散って葉桜になる頃感じますが、
ここでは、若葉と共に山桜が咲きだして、桜の花の美しさをより引き立てているようにみえました。




霞んだ山並みに、萌え出た緑に混じって山桜が浮かび上がってみえました。

ソメイヨシノ、山桜とまた季節は一歩進みました。


大きな庭も小さな庭も華やぐ季節

2016-04-04 | ガーデニング

あっという間に1週間たってしまいましたが、都内のソメイヨシノが満開になる少し前、
六義園の枝垂れ桜を見に行ってきました。高さ15メートル、幅20メートルの大木に薄紅色の花が
流れるように枝垂れ、みごとな咲きっぷりでした。


先週末、桜は満開となりましたが、残念なことに曇り空だったり、雨が降ったりと、花冷えの中
なんとか満開のまま、花弁を落とすこともなく持ち堪えてくれました。

私も出先で、満開の桜をあちこちでみることができましたが、残念なのはその背景に青空がなかったこと!
やはり青い空に映える桜を見ることができたらと思いました。

と、桜満開の便りが気になっている一方で、小さな庭も一斉に春の花が咲きだしてきました。
いつもの慣れ親しんだ庭も、華やかに見える季節です。


お花見を強行はしたものの

2016-03-26 | ガーデニング

桜が開花したその日から、満開が早まろうが、足踏み状態になってしまおうが、お花見の予定は
なかなか変更できないもので、そういう私も「この日にお花見と決めたので」と、どうみても桜の満開に
は早い昨日、上野方面にお花見に出かけることになりました。

上野公園の桜並木に伸びた枝はほんのり桜色、肝心の花は1分から3分咲きでしょうか。

ソメイヨシノ基準木、この木に数輪咲くと上野公園にも桜の開花宣言がされます。(今年は3月21日)


ここ上野の山も、外国人観光客の多いこと、外国語が飛び交い、一瞬どこに迷い込んだかと思うほど。
このお花見というイベントが外国にどのように紹介されているのか、興味深いところです。

中国の若い女性の着物姿

ゴミの分別も、お花見の場所取りにも外国語でルールが掲示されていました。

桜見物というか、桜見物をする人を見物すると言ったほうがぴったりくるようなそんな肌寒い上野公園でした。
                              不忍池から弁天堂

歩いて、浅草に向かいました。
浅草寺内の伝法院庭園がこの季節、特別公開されていました。
ここは、徳川将軍などの御成りの際御膳所として使用したことから、大名ですら拝観できない秘庭だったとか、
みごとなしだれ桜がありましたが、もちろんこれからが見頃、一般公開は(5月9日まで)

庭園からみる浅草寺の五重塔が絵になっています。(スカイツリーも見えましたが、借景としてはどうも)



花冷えにも関わらず、お花見はまだ終わりません。
地下鉄に乗って六本木ヒルズの毛利庭園にも寄ってみました。

ビルに囲まれた都会のオアシスにふさわしい空間、桜はあってもなくても楽しめそうと思ってはみたものの
この肌寒い日にお花見を強行した者の強がりとも・・・。
で、この寒さにしっかりどの場所もトイレの場所だけはチェックしましたけど。


植物園は春の装い

2016-03-23 | ガーデニング

我が家から歩くと3,40分。車だと10分ぐらいのところにフラワーセンター大船植物園があります。
いつもブログにコメントをいただいているはたやんさんが、この植物園の玉縄桜を撮影された写真
をブログで拝見して、ソメイヨシノが満開になる前に玉縄桜を見に行ってみようと思い立ち早速出
かけてみました。

玉縄桜は、フラワーセンター大船植物園で育成され、その名もこの地、鎌倉市玉縄から取って
「玉縄桜」と命名されたソメイヨシノの早咲き桜です。
咲いている期間も1カ月と長いことで、ソメイヨシノが咲く前から桜を楽しむことができるのですが。

時遅し・・・ 満開はすでに終わっていました。




こちらは、同じ植物園のソメイヨシノ


足柄桜「春めき」

大寒桜 実生(みしょう)---寒緋桜と大島桜の混合

春の暖かい気温が安定しないこの時期、私はまだ冬ものを離せないまま桜(ソメイヨシノ)の開花を
待っていたのですが、植物園はすっかり春の装い。
どんなに冬のような寒い日があっても、この季節の到来を植物たちは確信していることに、
私もそろそろ厚手の冬物は脱いでみようと思いました。

びっくりするほど大きなシャクナゲも満開



さあ、いよいよ桜の季節ですね。


植物たちの息づかい

2016-03-15 | ガーデニング

春に3日の晴れなしとは、よく言ったものです。
昨日の冷たい雨から今日は一変、久しぶりに春の日差しが降り注いでいます。
しかし、週末はまた雨とか。
この周期的に変わるお天気に、人の身体は健康管理に大変ですが、
植物たちはこの変化を成長の糧として、土の下で力をつけ、黒い土を持ち上げ、芽を出し、
やがて、春のきらめきの中で花開くのでしょう。
この自然のサイクルに、花の美しさとはまた別に、成長の一瞬一瞬が輝いてみえます。

雪柳に蕾が勢ぞろい


レッドロビンの新芽も一斉に吹き出して


我が家の小さな庭でも、植物たちの息づかいを感じ取る幸せを感じることができます。
いい季節になりました。(花粉症は辛いですが・・・)


思わぬ時間のプレゼント

2016-02-26 | ガーデニング

庭の梅がやっと満開になりました。沈丁花からも甘い香りが

枯れ葉の中にまだ眠りについていると思っていた花壇の宿根草や球根類。
風も冷たく寒さが残る庭に、春を待ちわびていた植物の芽が動き始めたようです。
クリスマスローズの蕾も次々に上がってきました。一番植物の生命力を感じる時です。

土が露出している庭が広く感じて、今年はこんな植物も育ててみたいと夢も広がる楽しい時です。

久しぶりに小さな庭を眺めています。
というのも、一昨日から背中に痛みがあり、朝起きれば赤い斑点が、もしや帯状疱疹かと
ホームドクターに駆けつけたら、まさに的中!
発見が早かったので、思ったより広がりもせず、しばらく安静となりました。

まぁ、数週間で治ることだし、思わぬ時間のプレゼントに、庭の手入れでもしようとちょっと
ウキウキしています。


春の兆し

2016-02-02 | ガーデニング

暖冬予報から一転、南の国(九州地方)が大雪に見舞われ、強い寒気が日本列島を覆ったのが先週末、
この寒さは、身体に堪えました。
こうなると春の訪れは早いのか遅いのか・・・。

期限の迫った仕事の片付けに部屋籠りをしていたら、1月はあっという間に過ぎ、気がついたらもう2月に
なっていました。
そして明日は節分、立春もすぐですね。久しぶりに明るい日差しに誘われて、カメラを持って出かけました。

風は冷たくても、水面は明るい春の日差しに揺れていました。

足元には水仙が顔を揃えて春の光をもとめ、

空を見上げれば、プラタナスの実が、葉が付いていた時には気がつかなかった鈴のような実が、たくさん
ぶら下がっていました。日本名で「スズカケノキ」は納得のいく名前とあらためて思いました。

そろそろ梅の咲きほころぶ季節、我が家の梅は堅い蕾ですが、場所によってはこんなに満開に。
甘い香りに小鳥たちも誘われてきそうです。

春の兆しを確信してもよさそうな、そんな気持ちのいい散歩でした。


季節が混在して

2015-12-22 | ガーデニング

不安定な気圧配置にお天気も安定していません。
昨日も重たい雲がかかっていましたが、今年最後のハイキングを、いつものウォーキング仲間と一緒に、
三浦半島の最高峰、と言っても242メートルと低山ですが、大楠山に登ってきました。



登山道は少し寒々しいのですが、この暖かさで寒さもほとんど感じないまま、しばらく飛び石を渡りながら
渓谷沿いに進んでいきます。
ふかふかの落ち葉を踏みながら1時間30分ほどで頂上につくことができました。

眼下に相模湾、大島も見えます。

                            東京湾の先に房総半島、山並みは鋸山?

三浦半島という温暖な気候もあるのでしょうが、ここも赤くなった紅葉がまだ落ち葉とならずに木に
留まっているものもあり、すっかり咲きだしてしまった水仙や菜の花、蕾が膨らんでしまった蝋梅やコブシ、
または季節を間違えてしまったサツキなど、
思わぬ季節の混在に、花の少ないこの季節に、思わぬ花との出合いとなりました。

今年も、ウォーキング仲間と近場を中心によく歩きました。
そろそろ、気持ちを主婦にシフトして年末の大掃除に取り掛からなければと思っていますが、
今年もあと10日となってしまいました。


新たな温暖化対策

2015-12-14 | ガーデニング

おゃ、年も明けていないのに、もちろん春でもないのに、菜の花が咲いている!
霜が下りても雪が降っても驚きはしないけれど、菜の花畑には何か違和感がと思ってしまうこの暖冬!

いつものウォーキングコースを歩いていると、見事な紅葉が!12月も半ばというのに紅葉が
見ごろというのも、ちょっと複雑です。

この暖冬傾向に、年末の景色もそのうち変わってしまうのでしょうか。
ホワイトクリスマスならぬ、本来落葉樹に掛けるイルミネーションが紅葉の木にでは・・・。

日本時間で今朝未明、パリ開催のCOP21は世界の気温上昇を2度未満に抑えるための、
新たな温暖化対策に合意しパリ協定が採決されたという記事が載っていました。
なんとかこの温暖化を食い止めなければと、この季節にまだ色づく紅葉を複雑な思いで眺めました。