さてこのブログでは、今年になってから金(ゴールド)についてはベアの立場に転じたが、金価格の予測は、為替とも密接に関連するため、今後も継続したい。この画像は、週足であるが、ごらんのように2009年初頭以来保ってきたMA40を、年始そして先頃と2回に渡って割り込んで来ていることにまずは注目される。また、昨年の秋以来、週足の波動のピーク価格は、1923ドル、1804ドル、1792ドルとだんだんと下がってきている。同じくボトムも、ローソクの実体で、1620ドル、1570ドルとじりじりと下げており、おそらく現在進行中の下落はまず1500ドル程度までは行くものと思われる。下落チャンネルに乗った動きと見ていい。
米国株価が上昇する中、金鉱株指数はHUIもXAUも下落気味であり、資源への期待がある中、金は完全に蚊帳の外状態となっている。ダウゴールドレシオは8.0まで来ているが、このあたりは下落中にかなり揉んだところであり、ここより上は急な上昇はむずかしいだろう。したがって、1500ドルまでの下落は、ゆっくりと起きると考えている。
まだまだ欧州には問題も多く、今後もリスクオフ相場はあるだろう。ただ、それが金の高騰を招くかというとそうではなく、むしろ下落方向に働くのではないか。構造的に、今後、金(ゴールド)が大きく上がる可能性は低くなったと言うべきだろう。
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銅のチャートも上放れの気配が
金は 巷の買取屋が姿を消して
誰も話題にしなくなってから また買いますか
しかし若林氏著作の出版社
だんだん怪しくなるのは 何故だろう(笑)
表題も武者氏風だしなぁ
「朝日新聞に増ページ金特集」、「楽天証券が、金トレード開始」と、いろいろとまだ続いていますからね。^^;
大きく下げてからのリバを狙うのがいいかもしれません。
ビジネス社、三橋氏の本など作っているところですよね。内容はまだどの程度のものかわからないので、あえてブログにリンクは貼りませんでした。一応出てから推薦するかどうかは決めます。
2,3年の幅で3000ドルはほぼムリと思います。私見ですが、理由はすでに書いてきている通りです。
ヌーチャンさん
ビジネス社、船井総研系なんですか。それは知りませんでした。Webサイトのトップが、上杉隆、副島・・と続くので、センセーショナルな話題を得意とするのかな?などと思っていました。
やまはさんご指摘のあのF主筆、なかなかの活躍ぶりですね。副島の本にも写真が載ってました。
発送電分離で電気代は劇的に下がると思うのですが、あれから1年もたつのにまだ実現していません。
金のサイクルを見ている人たちは、メリマンも、若林氏も、2020年くらいをピークにさらに金が2000ドル以上に上昇する時期が来ると言っています。たぶん、ご存じでしょう。
しかし、もし私のダウゴールドレシオから見た予測が正しければ、上のサイクルは当てはまらず、昨年が数十年単位のピークだったことになるはずです。だとすれば、3000ドル以上になるのは数十年先です。
どちらが正しいかは現時点では分かりません。
金の価格は下落方向とのことですが、資源国の通貨は如何考えればよいでしょうか。
スワップ目当てに遅ればせながら南アランドを仕込んでいる最中です。
クロス円ということで買い増していこうと思っていますが注意点など有りますでしょうか?
CSはあまり見ないので知りませんでした。上杉氏はいろいろと今後出にくくなるでしょうね。
フクシマ以後を見ていると、電力会社の強さを感じますね。
ビギナーさん
高金利通貨ということで概括できると思います。よって、株価が大きく下がる時の急な下落、ドル高によるじわじわとした対ドルでの下げを注意すればいいでしょう。対円では、基本5年以上は上昇と見ています。
上昇途中での振るい落としを避けるためには、レバレッジを計算して、耐えられるレバに投資額を限定するか、損切りポイントを余裕を持って設定するか、いずれかの対策しかないです。どちらにするかは、手元資金の状況で異なってきますのでお考えください。
いずれにせよ、買い持ちトレードはデイトレに比べてリスクが高いものですので、余裕資金での取引(毎日そのポジション残高が気にならない程度)で行うのが原則です。
心して臨みます。
スワップ目当ての仕込みを終えたら、安全圏を待って、こちらのブログを参考にスイングも挑戦したいと思います。
数年後にうれしいご報告ができればと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
他の方のコメントでもドル建ての予想ばかりですが、円建てで買っているのであれば円建ての予想が大事だと思います。
アメリカの財政問題、欧州財政問題ときて、次は日本の財政問題が焦点になる可能性が高いので、私は今わざわざ紙幣に交換する必要は無いと思っています。
皆さんもご存知だろうとはおもいますが、今の株価上昇などの景気回復感は時価会計凍結という世界的な粉飾決算によって作られているだけで、蓋を開ければ、腐った死体がゴロゴロ、という状況ですよね。
リフレで資産価格を何とか上げたかったのでしょうが、上がったのは生活必需品ばかりで住宅指標は未だ下落中。株価は上がりましたが。
世界的なデフレというのは資産デフレのことだったんでしょが、リフレ政策で実際にインフレになったのは一般庶民に影響するPCEです。
つまり、資産インフレにしようと(時価会計凍結中に評価損を減らせるので)リフレをやったけど思った成果は出ていないというのが現状ではありませんか?
円高が進んだのもファンド筋が内情をしっかり分析していたからじゃないですかね。
日本は頼みの貿易も赤字で経常赤字になりましたので、私は円建て価格に注目しています。
銀行預金に比べれば低レバでも十分に利益が出ますからムリのないのが一番です。
若葉さん
世界情勢の分析とテクニカル分析は併存可能と思います。これからもいろいろと書いていきます。
ちひろさん
違った見地からのご教示ありがとうございます。どうしても自分だけで考えていると偏ってしまいますから助かります。
円建て価格が大切ということ確かにおっしゃるとおりと思います。私は、前にクロス円のエントリーで書いたように、東京金を含む円クロス資産の取引は、ダイレクトにそれを分析することは避けています。たとえば、金だと、「日本の財政状況から・・・円建て金は・・」のような形はひじょうに分析が難しいと思います。
分割して考えるとして、まずドル建て金ですが、ちひろさんのおっしゃるような世界情勢の未確定要素もまだ大きいと思います。したがって、金が今後大きく上がる可能性も捨てきれないでしょう(私は下がると思っていますが)。
また、ドル円は、私はサイクルから円安に進むと考えていますし、その点、理由は異なっていても、ちひろさんも同じご意見のようです。大きな円安になると仮定すると、問題はドル建て金価格の先行きに絞られてきます。
私の仮定では大きな円安を打ち消す程度のドル建て金の下落があるので、東京金価格は横ばいかやや下と見ます。しかし、ドル建てで横ばいあるいは上がると見れば、東京金は必然的に上がります。従って、いますぐに東京金を紙幣にする必要はないのではないかというちひろさんのご意見に賛成する人が多いとしても異論はありません。
以上がだいたいのところです。
http://www.trade-trade.jp/contents/fx_cfd/flying_back_japan_14/
ところでGPR指数が再び1越えですが、これは意外でした。
本当に彼はいつも自信満々ですね。
GPRがまた逆転したこともそうですし、GSRが下がらないこともどうも気になっています。このあたりの数値に注意していれば、次の下落の兆候がつかめるかもしれないと思います。
ドル円もここから83円割れだしたら、ようやく目先調整でしょうか。
それにしても、ドル円は地震といい1995年と同じ動きですね。このままドルの金利が上がれば円安は鉄板ですが。
ただ、米国債がこの先どこかでさらに買い進まれて金利が低下した場合、ドル円も暴落しそうですねぇ。。もしそうなったら鬼買いしますが(笑)
豪ドル円ですが100円まではいく可能性が高いのでしょうか?
円安はまだ初動なので不安定な動きもあるでしょうね。大きく下げた所では買い足したいです。
ハウルさん、mikeさん
ドル高基調が続くと思うので、クロス円の伸びは抑えられると考えます。私も年内100円はムリと考えます。年内は90円あたりをぐだぐだとするに留まるのではないでしょうか。