FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



前回までのエントリーで書いたことに特に補足することはない。株・ドル円の上昇、債券の下落、金の下落と、教科書通りのリスクオン相場となっている。特に、株金レシオの上昇は著しい。ダウゴールドレシオが8.0まで急速に上昇し、金より株を選好するムードがはっきりしてきた。金も株もインフレヘッジの性質があるが、金利も配当も産まず値上がりも少ないとなると、リスクオンの時には、金の魅力は欠ける。1600ドルを割り込むのも時間の問題ではないか。東京金は円安のため、横ばいで終始しそうだ。5,6年先、NY金が800ドルくらいになる時には、ドル円が150円くらい。結局東京金は横ばいかやや下げというのが私の今の予想である。

当面の問題は、ドル円や株価など、どこである程度の大きな押し目が来るかということに尽きるだろう。シーズン的には5月がいわゆるSell in Mayの季節であり、ここで下げるのはほぼ毎年の恒例となっているので、それはほぼ間違いないところだろう。ただ、今年は大統領選であり、米国内の公共事業も半端でないお金のつぎ込み方のようだ。どの程度の押し目になるかは未知数だ。

価格的にはドル円85円以上ではどこで押し目が入っても不思議ではないので、それなりには注意していきたい。ただ、下がきわめて限定されているので、その点は安心できるトレードではないだろうか。

クロス円は、先のエントリーに書いたように、ドル円上昇と、ドルストレート下落の挟み撃ちで動きが鈍くなっているが、ドル円の上昇が勝っているため、クロス円でも円安に振れている。要するに、円が最弱通貨になったということだ。日本国債への売り仕掛けが海外からあるなど、まだ円売りのムードは強い。3月中は基本円売りで問題ないのではないだろうか。



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