しばらくドルストのドル安に引きずられていたドル円だが、昨晩のNYあたりから底堅くなってきた模様だ。ユーロドルも予想通り、1.085あたりで上昇はレジスタンスにぶつかった。ドル円の4時間足もかなりしっかり上げてきていて、たぶん、再上昇に入ったものと思われる。昨日のエントリーでも書いたように、ドル安にもかかわらず、円高は起きず、むしろ円売りは強くなっていることに注意したい。この状況では、ドル円の下落は持続できない。
シカゴ為替先物市場IMMにおける非商業ポジ(投機筋)の円ショートは空前の枚数となっており、2007年の円売り全盛期に次ぐ規模である。ここからさらに強いドル円の急上昇が起きると考えられる。ただ、さすがに過熱感も出てくるので、介入や日銀施策などをきっかけとした調整もありうる。2007年の相場を思い出しつつ、ドル円ロングでついていきたい。
ちなみに2007年のドル円の過熱相場で、サブプライムの大下落を察知した時の事例が、当時の本に掲載されているが、日足を見て、
1 高値圏でのボラティリティ上昇で警戒(5日ヒストリカルボラティリティなど(トレイディングビューのチャートで設定可能))
2 高値圏でのMACDのデッドクロスからの下げ継続
などに注意することは第1の観点になる。
ここから170円、180円というのは、いずれにせよ高値圏なので、いろいろと注意しつつの追随が必要である。夏は昔から円高になりやすいということもある。皆様の幸運をお祈りしたい。しっかりと付いていくこと(下手なショートはだめ)、但し総員がロングと言い出したら警戒(現状はまだ警戒感が強いので大丈夫)とういことだ。
私はやはり主にTwitter(X)ですね。特に、円安に強く否定的な為替評論家(吉田恒氏、陳満咲杜氏)などのデータはしっかりと見ています。彼らが弱気を見せたら(まだ円安が継続かもしれないと発言とか)かなりの警戒信号と捉えます。あとは、ボラティリティ自体も材料になります。相場が熱狂してみなが参入するので、ボラが大きくなります。