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韓国フォーク・ソング・グループ、トアエムア「約束、サマー・ワイン」 イ・ピルウォン&キム・ヒジン「懐かしい人どうし、スカボローフェ

 
 
   1970年代に青春を謳歌した私は、隣の国の若者たちが過ごした1970~80年代にとても関心があり、70,80年代を舞台にしたドラマで少しですが、当時をかいま見る気がします。1970年代を舞台にした韓国ドラマ「死ぬほど好き」(2003年MBC)では主人公のイ・フンが、弾き語りの音楽レストランに勤めていました。そこでは女性フォーク歌手パク・インヒの”終わりのない道”や”懐かしい人どうし”オニオンズの”手紙”  などが演奏されていて、当時人々の間でフォークは特別なものではなかったことを知りました。
 1970年代の韓国音楽とりわけフォークに興味を持った私は、韓国フォークのルーツとも言われる二つのグループを調べてみました。
 韓国のフォークデュオで群を抜いて人気があったのは「トアエムア」と「ラナエロスポ」です。
 「トアエムア」は日本の山室(白鳥)英美子と芥川澄夫の「トワエモア」と同じフランス語で「あなたと私」という意味です。韓国独特のマイナーなメロディで、人の奥深い感性を歌うフォークデュオです。
 1969年に男性のイ・ピルウォンと、今や伝説の女性フォーク歌手になっているパク・インヒで結成されました。”約束”はパク・インヒ作詞イ・ピルゥオンの作曲です。
 1970年にアルバム第1集が、”天上のハーモニー”と絶賛され大ヒット。時の人となったトアエムアは、”二人は恋人どうし”というマスコミの誤解のため、ファンに惜しまれながらパク・インヒが1年の活動の後脱退し、ソロ活動へ。その後「トアエムア」はメンバーにハン・インギョンを迎え第2期「トアエムア」を再開。第3期にはイ・ピルウォン、キム・ウニョン、チェ・イギョン、の3人で活動しますが、アルバムは出していません。
 「トアエムア」といえば第1期のパク・インヒとのデュオが有名です。1集アルバムは自作の曲のほか”スカボロフェアー””エーデルワイス””サマーワイン””ドナドナ”などの洋楽も歌われています。他に代表曲はパク・インヒ作詞作曲の”懐かし人どうし”があります。
 この画像の”約束”と”サマーワイン(1967年ナンシー・シナトラ&リーヘイゼルウッド)”は第3期のキム・ウニョンとイ・ピルウォンのデュオです。曲の間に司会と「トアエムア」のお話をしています。
 
   「約束」
 
 そのいつか会うというあなたと私の約束
 約束 約束 あなたと私の約束
 忘れずに生きようとした私たちの約束
 約束 約束 あなたと私の約束
 約束 約束 あなたと私の約束
 空のように澄み切って生きようとした約束
 約束 約束 あなたと私の約束
 すべての悲しみ忘れる前に私たちの約束
 
 
 

 

 イ・ピルウォンとキム・ヒジンのデュエット

 「ラナエロスポ」の最後のメンバーだったキム・ヒジンと、「トアエムア」のイ・ピルウォンのデュエットで、パク・インヒ作詞作曲”懐かしいひとどうし” ”スカボローフェアー”です。曲の間に「トアエムア」の頃のお話をしています。司会が「アメリカにいるパク・インヒさんにメッセージを」というと”会いたい会いたい帰って来て”と相方だったイ・ピルウォンがメッセージを送りました。最後にキム・ヒジン”花の指輪をはめて”を歌いました。
 この「コンサート7080」のキム・ヒジンの歌声最高です。特に”スカボローフェア”の澄みきった声、素晴らしいですね。
 
  「懐かしい人どうし」
 
 懐かしい人どうし 両手を取って 見合わせて笑い 詩のように共に行く道
 両手には風船を持って 両目には愛を盛って
 胸には一ついっぱい 懐かしさがあるのね
 
 懐かしい人どうし 両目を甘く 仲良くささやきながら 歩いて行く道
 胸にはぼのかな 青い愛
 町角には一ついっぱい 懐かしさがあるのね
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