人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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清越坊の女たち~当家主母⑦
このシーンは最終回ラストのシーンになります。セリフはありません。歌が流れる1分弱のシーンです。
ようやく難題から解放されてほっと一息。織機に向かう翠喜は幻を見ます。
翠喜の前に魏良弓が現れて手を差し伸べます。優しく微笑む魏良弓に導かれるように立ち、抱き合い、手に手を取って楽しく舞います。しかしそれもつかの間、幻影の中を去って行く魏良弓
美しい幻のシーンは1分弱で終わりますが、翠喜には最高の喜びを与えました。それまで良弓を想う余裕もなかったのですから。
生前は抱き合うこともなく、手を握り、体を寄せ合い、肩にもたれかかるようなプラトニックな恋愛、幻の中の魏良弓は健やかで、久しぶりの再会でうれしさのあまり翠喜の胸の鼓動が聞こえてくるようでした。
「あの人に会うため私はずっと走り続けている。あの人の肩にもたれ心の内を話したい。あの人は私の側にいる。私の命が尽きる時まで」
とっても切ないシーンでした。最愛の人を亡くすとこんな感じで幻を見るのかしらと思ってしまうような
魏良弓の切なく儚い幻は翠喜を新しい道へと誘いました。翠喜は緙絲(こくし)の技術伝承のために江南から広い世界へと向かうのでした。
ナレーション
清朝の中後期、江南におけるこくし、絹織物の発展に伴い、じょせいは織子や張り子として街に出た。女性は生産活動を通じ経済的地位を向上させた。そして家庭内外でも立場も強くなった。女性たちは支配され、売買される立場から抜け出せるようになった。
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