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ヘンリー・マンシーニ ⑳ 映画「シャレード」シャレードのテーマ

 

 

 オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)主演の映画「シャレード(Charade)」(1963年)のオープニング・タイトルです。プロデュース・監督は「雨に唄えば」「略奪された7人の花嫁」など多くの名作を撮ったスタンリー・ドーネン(Stanly Dornen)、撮影は1934年に「戦場よさらば」でアカデミー撮影章を受章、18本の映画でアカデミー撮影章にノミネートされたチャールズ・ラング(Charles Lang)です。オープニング・タイトルのデザインは007シリーズでお馴染みのモーリス・ビンダー(Maurice Binder)です。

 共演はケイリー・グラント(Cary Grant)、ウォルター・マッソーWalter Matthau)、ジェームス・コバーン(James Cobern)、ジョージ・ケネディー(George Kennedy)など豪華な配役です。音楽は「ティファニーで朝食を」(1961年)「酒とバラの日々」(1962年)で2年連続アカデミー主題歌賞を受賞したヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)で、「シャレード」はノミネートされましたが、受賞は逃しました。

 オープニングで主人公のオードリーの夫が列車から落ちて死にます。夫には秘密があり、その秘密をめぐって夫の知り合いだったジェームス・コバーン、ジョージ・ケネディーなど怪しい人物が登場し、謎の大金を巡ってオードリーを脅迫します。シャレード(Charade)」はサスペンス・ドラマですが、コメディーやミュージカルを監督したスタンリー・ドーネンだけあって、ロマンティックでユーモアとウィットに富んでいます。ケイリー・グラントとオードリーも品があって会話も洒落ています。チャールズ・ラングの撮影も素晴らしく、ラストはスリル一杯の謎解きとどんでん返しがあって、サスペンス映画の傑作です。

 私は映画館とテレビの洋画劇場とLDの吹き替え版と字幕版で4回観ました。普通映画は2回目になるとストーリーが分かってい興味が落ちるのですが、「シャレード」は新しく発見するところもあって何回みても面白く、個人的にはヒッチコックの作品より面白いと思っています。

 

 

 

 シャレード(Charade)」のオープニング・タイトル曲です。サスペンス映画らしい、パーカッションを生かしたアップ・テンポの演奏です。

 

 

 

 

 

 「シャレード」のテーマ曲のコーラスヴァージョンです。ロマンチックで美しい旋律です。

 「シャレードのテーマ」は米国ではシングルがビルボードで36位、サウンド・トラックLPが6位にランクされました。

 

 

 

 

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