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ユ・イクジョン ”9月に去った愛””野の花””バラード集”

 

 

  9月に入り涼しくなってきて、秋の気配が漂います。何となく寂しい気持ちになる秋は、ユ・イクジョンの歌を聴きながら過ごしたいと思います。上の曲は1998年発売のアルバム6集「懐かしき顔」から”9月に去った愛”です。
 
 ”私の歌は一つも成就した愛がない”というくらい別れの歌、寂しい歌が多いユ・イクジョンは、他に類のない声の持ち主です。静かな歌声ももの悲しくもあり温かくもあり、心の奥の琴線にふれ、まどろんだ気分にさせてくれます。イメージ 1
 
 59歳のユ・イクジョンは今年でデビュー40周年になります。4月にソウルでユリサンジャやシン・ヒョボムをゲストに迎えて40周年のコンサートを開き、全国20ヶ所でコンサートを開いています。メンバーだったフォークデュオ「ヘバラギ」1集、3集が良いので、ユ・イクジョンはヘバラギのイメージがあまりにも強いのですが、ソロ歌手として1999年までに7枚のアルバムを出した、フォークバラードのソロ歌手です。2008年に8集のリメイクアルバム「3分の2」をリリースしました。
 
 ユ・イクジョンを調べてみました。(ユ・イクジョンインタビュー韓国ブログから抜粋)
 
 ユ・イクジョンは1974年にデュエットグループ”グリーンビーンズイメージ 2”でデビュー。当時の韓国政府の国語順化運動でグループ名を「仏法僧」に変えて、アルバムを出しましたが、あまりヒットはしませんでした。ユ・イクジョンの名前が多く知られるようになったのは、1980年初頭に、イ・ジェホと組んだ「ヘバラギ」の1集からです。70年代後半の初代「ヘバラギ」は4人組の「ヘバラギ」でしたが、イジュホとユ・イクジョンで名前を受け継いで、80年代最高の人気のフォークデュオに浮かびあイメージ 3がりました。人々からは”皆が愛です””'私の心の宝石箱””愛はいつもその場所に””君”などのヒット曲によって、彼をユ・イクジョンと言うソロ歌手よりは、「ヘバラギ」というチームのメンバーとして憶えられています。
 83年初アルバムのラインナップはイ・ジュホとユ・イクジョンでしたが音楽的見解とライフスタイルの違いで、ユ・イクジョンはグループを去り一人立ちの道を選択しました.。彼のソロアルバムからは、”愛の瞳”(1985年)がヒットしましたが「ヘバラギ」のような知名度と人気を得ることはできませんでした。
 一方イ・ジュホがイ・グァンジュンと組んで 、ヘバラギ2集”その日から”を出したイメージ 484年には、”皆が愛です”と ”もう愛することができます”のヒットがうまれ、音楽ファンを完全に魅了しました。1枚のアルバムでコンビ解消し、ユ・イクジョンはソロの道へ進もうと思ってていました(当時イ・ジュホもソロアルバムを準備).。しかし 86年一芸能記者の”イ・ジュホとユ・イクジョンがまたデュオへ”の記事が評判になり、ユ・イクジョンはやむをえずイ・ジュホとまた再びグループを組むことになりました。
 彼は自分の代表曲である ”ただ眺めることだけできても”が収録イメージ 5された2集のソロアルバムを「ヘバラギ」のアルバムより、一日でも先に出さなければなければならないという状況の中、2集にもかかわらず、1集としてリリースしました。したがって彼のアルバムはジャケットに使っている数字よりもう一つ多いのです。
 強いソロ志向にもかかわらず、「ヘバラギ」 3集「長い沈黙は壊れ、愛はいつもその場所で」の収録曲、”私の心の宝石箱””愛はいつもその場所で””君”が大ヒットしたために、ユ・イクジョンは1年半も「ヘバラギ」のグループ活動に拘束されてしまいました。 しかしイ・ジュホとの違いは大きく、彼は結局ソロに戻り 1989年 アルバム2集「離縁」、1991年 3集「車窓に流れる別離」、1995年イメージ 6 4集「反芻「を連続してリリースしました。
 「反芻」に引き続き、1996年にリメイクアルバム「3分の 1」をリリース、1998年には IMFに疲れた人々の魂を慰める性格のアルバム5集 「懐かしさ」を発表しました。
 1999年には忘れ去られるのには惜しい歌を集めた 「Worst」アルバムを発売し、2008年には9年ぶりにリメイクアルバム「3分の2」を発売しました。
 アルバム「Worst」についてユ・イクジョンは、『多分そんなタイトルは私が初めてじゃないでしょうか。1992年にベストアルバムを出した事があって 1999年に良い曲なのに知られていない曲を集めて「ベスト 2集」と言うタイトルイメージ 7の企画アルバムを考えました。すると誰かが” ベスト 2集を出すほど、あなたはそんなにヒット曲が多いですか?”と聞くのですよ。私が言っても通じないので「ワースト」とタイトルを付けたんです』
 5集アルバム「懐かしき顔」について、ユ・イクジョンは『キーワードは懐かしさです。もっと具体的には、成就することができなかった愛に対する懐かしさです。私の歌には一つも成立した愛がないです。”離縁”は他の縁と言う意味でやっぱりかなうことができなかった愛です。それなのにたまに結婚式の祝歌でも歌われるので、まったくもう......です。一番気に入っているアルバムは3集 「車窓に流れる別離」ですよ。私がプロデュースしたこともあって声も気に入っています。一番清冽ですし、青臭さも少ないんです。あの時の声に戻ったらと思います。好きな曲は 「3分の 1」に収録された ”悲歌' そして ”離縁”です。私が楽しむ曲という表現の方ががもっといいですね。』
 
 ”イ・ジュホとまた「ヘバラギ」で歌う意向は全然ないんですか?人々は今も「ヘバラギ」3集の思い出を忘れることができません”との問いに 『あの時、歌は純粋だったんです。楽しく清かったんでしょう。あの時が羨ましいですね。イ・ジュホとまた歌う?そうね。今ではないが、いつかはすることもできますね。』
 今の歌手については、『歌手がどう歌うのかが重要です。それをまたどんなに判断するのかがカギです. プロデューサーと一緒に、歌手をアピールする位置に立つ人々の判断が重要です。彼らの良心が生きていれば、歌はまともになります。 いくらつまらない歌でも、何回も聞かされれば頭の中に残ってしまいます。そんなことでは良い歌は生まれなくなってしまいます。』
 
 

 

 

 

 
  1996年リメークアルバム「3分の1」から”野の花” 
 40周年記念コンサートの前にKBSTV「コンサート7080」に出演した画像ですね。この回では、他に”ただ眺められれば””愛の瞳”を歌っていました。
 
   野の花
 
 僕はあなたのためだけに咲いた
 あの岩のすきまの一輪の野の花
 *すきまの名も無き 野の花のように咲くとしても
 僕はあなたのために生きるよ*
 いつも穏やかな湖のように
 あなたは僕の胸にいつもたたずみ
 数ある花の中 野の花になっても幸せだよ
 *~*
 七色のまばゆい虹として
 あなたは僕の胸にいつもたたずみ
 数ある花の中 野の花になっても幸せだよ
 
 
 

 

 

 
 
 
  1988年ユ・イクジョン1集から
 
 
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