Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

純米酒の響き(キイッポンウミウシ)

2021-06-22 19:32:38 | ウミウシ

きっぱり梅雨って感じの空模様が続いてるやんばるです。

梅雨明けの平年値は過ぎたんですけどねぇ…。

ただ明日の後半には晴れアイコンが現れる予報。

そして週末にかけて晴れ時々曇、あるいは曇時々晴れの予報になっています。

このどこかで梅雨明けしますかねぇ…。

ところで今日の午前マリアナ諸島で熱帯低気圧が発生しました。

明日には台風まで発達しそうです。そしてそのまま北上しそうな気配です。

風は東のち北東。雨、時々曇。

■■

『生一本』

『きいっぽん』と読みます。酒税法で定められた日本酒の製法品質表示基準の一つなのだとか。

一つの製造所だけで醸造した純米酒であることを意味するのだそう。

ということは一つの製造所だけで醸造していない純米酒もあると言うことになりますね。

実は1970年代までは、大手の蔵元が小さな蔵元の日本酒を買い取ってブレンドし、自社銘柄として販売することが珍しくなかったのだとか。

現代では蔵元ごとにそれぞれの銘柄で日本酒を造るのが一般的で、ほとんどの純米酒が『生一本』のような時代になっているのだそう。

この『生一本』の歴史を遡っていくと、『灘の生一本』に辿り着くのだとか。

つまりもともと『生一本』と言えば、それは『灘の生一本』のことだったと言うこと。

『灘の生一本』とは日本酒のうちで最も優秀な日本酒を表す語として、古くから灘酒に用いられてきたのだそう。

それが何故『生一本』という表現なのかは諸説ありますが、『灘で造られた混じりっけのない生粋の日本酒』という説がよく知られているのだそうですよ。

『生一本』

日本酒好きにはたまらない響きですね。

まあ、僕は下戸なんですけど…。

■■

さて…

〈イロウミウシ科レンゲウミウシ属キイッポンウミウシ Mexichromis trilineata 21年4月9日 沖縄島安和〉

和名は日本酒と響きが同じですが、『生一本』からではなく…。

背面に白色で縁取られた黄色の縦線が入るので、『黄一本』でしょうか…。

でも…

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

学名種小名は『3本の線のある』の意で、背面の黄色縦線は3本が主流のようです。

 

 


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