Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

Silky(キヌハダウミウシ属の1種)

2021-03-16 19:10:22 | ウミウシ

風は南からで、ほぼ夏日な感じまで気温が上昇した本日のやんばるです。

日差しもたっぷりで、ポカポカ陽気な一日でした。

週の後半に向けて夏日が続きそうな予報になってます。

■■

『シルクロード』

広義にはユーラシア大陸を通る東西の交通路の総称であり、具体的には北方の草原地帯のルートである『草原の道』、中央の乾燥地帯のルートである『オアシスの道』、そしてインド南端を通る『海の道』の3つのルートをいうのだとか。

狭義には最も古くから利用されていた『オアシスの道』をさしてシルクロードというのだそう。

この道は中国からローマへと、重要な交易品として絹が運ばれたことから、『絹の道』すなわち『シルクロード』と呼ばれたわけです。

絹の生産は紀元前3000年頃の中国で始まったのだそう。他の地域では養蚕や絹の製法は伝わらず、シルクロードを通って中国から輸出されたのだとか。古代ローマでは上流階級の衣服として絹は好まれたのだそう。

日本には弥生時代に既に養蚕と絹の製法は伝わっていたそうですが、品質が中国絹に及ばず、日本の貴族階級も中国絹を珍重したのだとか。

明治以降日本が近代化を進める上で、養蚕は重要な基幹産業になりました。1900年代の初め頃には、清を上回り世界最高の生産量になったのだとか。富岡製糸場などは有名ですよね。

近年は世界第5位の生産高なのだそうですが、1位から3位の国で全体の9割を占め、4位の国も日本を大きく引き離しているそうですから、衰退してしまった感は否めませんね。

まあ現在国内の製紙会社は2社のみなのだそうですから…。

絹の長所は軽く丈夫なこと。そして滑らかな肌触りも。

美しい肌は『絹のような肌』と言いますね。お肌のキメが細かく整った肌は質感が滑らかなので、こう呼ばれるのだそうです。

中国から高品質の絹が輸入されなければ、このような表現も生まれなかったのでしょうね。

■■

さて…

〈キヌハダウミウシ科キヌハダウミウシ属の1種 Gymnodoris sp. 21年1月26日 沖縄島安和〉

見た目は確かにシルキーな感じがしますけど、さわり心地はどうなのでしょう…。

滑らかなのでしょうか?

 

 


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