Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

光を放つ(ハナミドリガイ)

2017-04-17 19:22:56 | ウミウシ

南からの湿った風が、時間とともに強まっていった本日のやんばるです。

のち雨の予報でしたが、傘が必要ないほどしか降りませんでした。

ただ深夜から明日の未明にかけて前線が通過しそう…。

そして風が変化しそうな気配です。

風は南~南西、のちやや強め。概ね曇。

■■

〈1秒の299792458分の1の時間に『それ』が真空中を伝わる行程の長さ〉

これ、何のことかわかりますか。

1メートルの定義です。

『それ』とは、光のことです。つまり光の速度は秒速299792458mということですね。

光は光源の動きや方向に関わりなく、またどんな波長でも一定であり、そして不変だということで、現在のメートルの定義に利用されています。

因みに前述の定義の文章で『それ』と書いた部分、最初は『あるもの』と書いていたのですが訂正しました。

というのも、光は質量がゼロであり、『もの』つまり〈物質〉ではないのだそう。

■■

光を放つことを『輝く』といいますが、古くから輝くものは信仰の対象になっていたりも。

太古から人の身近で強烈に輝く〈太陽〉は、古代エジプトの神〈アメン・ラー〉等の太陽神として多くの宗教や神話に登場していますよね。

日本神話の天照大神も太陽神ですし…。

仏教でも光は、知恵や慈悲を象徴するものなのだとか。

仏様や菩薩様は後光が輝いてるイメージですものね…。

■■

さて…

〈チドリミドリガイ科アデヤカモドリガイ属ハナミドリガイ Thuridilla splendens 17年3月13日 沖縄島安和〉

学名種小名は『輝いている』の意。

側足の黄緑色の細点のことでしょうか。あるいは側足の縁の白色班のことでしょうか。

どちらも輝いているように思えたり…。

■■

ところで、画像の個体は何故丸まっているのでしょう。

こんな姿に今まで出会った印象がないのですが…。

寒いのでしょうか…。

眠いのでしょうか…。

何かに擬態しているのでしょうか……。

 

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