Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

スヌスムムリク(ニシキフウライウオ)

2019-09-10 19:12:48 | カミソリウオ科

ゆる~い南寄りの風、鋭い日差し、もちろん真夏日…だった本日のやんばるです。

南の海上には明日辺り熱帯低気圧が発生しそう。

そんなに勢力は強まらないようですが、週末にかけて東の海上に居座りそうな予報。

うねりありの日が続くのかなぁ…、という感じです。

風は南東のち東。晴れ。

■■

「長い旅行に必要なのは大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ」

これはスナフキンの名言の一つ。

スナフキンをご存じない方はいないと思いますが、トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズに登場するキャラクターです。

ムーミントロールの親友で、ムーミン谷の生き物たちが冬眠する冬には一人で旅立ち、春の訪れと共にまた戻ってくる永遠の旅人。あるいは世界一有名な風来坊、といってもいい人物ではないでしょうか。

スナフキンというのは英語名で、スウェーデン語で書かれた原作では違う名前です。その名前は『スヌスムムリク』というのだそう。

何だか呪文みたいな名前ですが、北欧の嗅ぎ煙草である『スヌス』と親しみを込めて言うときの『あいつ、兄さん』という意味の『ムムリク』がくっついて、『嗅ぎ煙草兄さん』といった意味の名前なのだとか。

僕たちが知っている英語名のsnufkin(スナフキン)の方は、英語で嗅ぎ煙草を表すsnuf(スナフ)が由来なのだそうで、原作の名をそのまま英語化したもののようですね。

しかしながら、作中でスナフキンは嗅ぎ煙草を嗅ぐことはなく、パイプ煙草を愛用しています。

僕が記憶しているムーミン(昭和アニメ版)のスナフキンもパイプをくわえてたような気がします。

アニメを見ていた当時は、ムーミンにもスナフキンにもそんなに思い入れがあったわけではないのですが、その最終回にスナフキンが静かにムーミン谷を去って行くシーンがとても印象的で、今も記憶に残っています。すごく格好良く思えたんですよね…。

スナフキンは子供より大人が憧れるキャラクターらしく、公式サイトのキャラクター投票でも1位をとる人気キャラクターなのだそうです。

■■

さて…

〈カミソリウオ科カミソリウオ属ニシキフウライウオ Solenostomus paradoxus 19年7月25日 沖縄島安和〉

風来の意味は、風に吹き寄せられたようにどこからともなくやって来ること。

まあ、そういう泳ぎ方ですね。

〈同種同一個体 同日 同ポイント〉

〈同種同一個体 同日 同ポイント〉

〈同種同一個体 同日 同ポイント〉

どこを切り取っても綺麗な魚です。

 


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