Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

凪ですが…(ミスジチョウチョウウオ)

2015-09-18 18:08:52 | チョウチョウウオ科

午前も午後も、降水確率0パーセントな本日のやんばるです。

気持ちいい陽光がタップリ降り注ぐ一日でした。

ついでに朝から蝉の鳴音もタップリと降り注いでたり…。

海も穏やか~な凪。

しかしながら、朝から津波注意報。

そのおかげで大きく予定がくるったり…。

まあ、沖縄島にはたいした影響はなかったですが。

風は北。快晴。

〈チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属ミスジチョウチョウウオ Chaetodon lunulatus 15年7月30日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『半円形の』の意。

どこが…? 体は楕円にしか見えませんから、どこかのパーツが半円形なのでしょうか。

画像の個体は五百円玉くらいの大きさで、和名のミスジというか3本の帯がまだそろっていません。

目を貫く頭部の帯だけしか現れていない段階。

その代わり、尾丙部に黒班があって、これは成魚にはない特徴。

これはたぶん幼魚の時にだけ現れる眼状班なのでしょう。

つまり敵の攻撃を致命的でない部分に向けさせるための『そらし紋』効果。

頭部の目を通過する帯は本当の目を隠し、『そらし紋』効果を高めていたりもするのでしょうか。

チョウチョウウオ科・スズメダイ科・ベラ科の幼魚には眼状紋を持つものが多いですもんね。

科をまたいでひろまっている戦略ならば、かなり有効な戦略なのかもしれませんね。

 

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