Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

最初に巻いたのは女神(ハチマキダテハゼ)

2020-04-07 18:59:39 | ハゼ科

本日の最低気温は16℃。そしてこの気温を記録したのはお昼の12時台…。ぐぐっと冷えたやんばるでした。

風も北寄りで雨交じり。久しぶりにエキジット後に寒さを感じた一日でした。

明日からは気温の方はまた上がりそうですが、空模様は短い周期で変化しそうです。

風は北東。雨のち曇。

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『古事記』や『日本書紀』に記されている『岩戸隠れ』の神話。天照大神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったというエピソードですね。

そのとき活躍したのが『天鈿女命(アマノウズメノミコト)』。芸能の女神であり、世界最古の踊り子です。まあエロティック過ぎて詳細は書けませんが、『天岩戸』の前で踊って天照大神の気を引いて、その結果として世界に再び光が戻ったのだそうで。

そのとき、額に蔦を巻いた衣装で踊ったのだとかで、これが鉢巻の起源だと言われているのだそう。

これは神話ですが、実際にも古墳時代の出土品に鉢巻はあるのだそうで、自然の植物を巫女などが髪に巻いて神々を招く際に装束として用いたと考えられているのだとか。

現在の鉢巻とはかなり違いますねぇ…。

今僕らがイメージする鉢巻は、鎌倉時代の中期頃からのものなのだそう。

その頃には武士が、烏帽子の上から鉢巻を締め、その上に兜をかぶっていたのだとか。これには兜がずれないように抑える効果があったのだそう。同時に精神統一の目的もあったのだそうです。

兜をかぶるということはもちろん戦闘時のことですから、精神統一が必要だったのでしょうね。

鉢巻の『鉢』とは、僧侶が托鉢のときに用いる円形の深い容器のことなのだそうですが、頭蓋骨とその容器の形が似ていることから、頭蓋骨のことも『鉢』と言っていたのだとか。

『鉢=頭蓋骨』に巻くので、『鉢巻』となったようです。

■■

さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科ダテハゼ属ハチマキダテハゼ Amblyeleotris diagonalis 20年2月19日 沖縄島安和グスク〉

学名種小名は『斜行の、対角の』の意。

頭と体にある褐色斜走帯のことを表しているのでしょうか。

 

 

コメント
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