ときどき激しい雨に降られた本日のやんばるです。
そうかと思えば鋭い日差しが降り注いだり、風はムシムシと湿った南寄りだったり。
梅雨っぽい感じの一日でした。
奄美地方は本日梅雨入りしたそうで、沖縄の梅雨入りも秒読み段階なのでしょうね。
風は南~南西。晴れ、ときどき雨。
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「レディース・アンド・ジェントルマン(Ladies and gentleman)」
これは英語圏で司会者が番組やイベントの冒頭で口にする定番のフレーズですね。
このフレーズは1972年のザ・ローリング・ストーンズのライブ作品のタイトルとしても有名です。
またこのフレーズは米ニューヨークの地下鉄やバスの車内アナウンスでも、伝統的な呼びかけとして使用されていたのだとか。
使用されていた…と書いたのは、今は廃止されているから。
現在は乗客に対しての呼びかけは、「お客様(passengers)」や「乗客の方々(riders)」あるいは「皆さん(everyone)」といった用語が使用されているのだそう。
これは、男女の区別を不必要に強調しないジェンダー・ニュートラルを目指す動きなのだとか。いわゆるポリティカル・コレクトネスですね。日本でも『保育士』とか『看護師』などの呼び方が既に定着してたりしますね。
ロンドンの地下鉄でも同じようになっているそうですから、「レディース・アンド・ジェントルマン」というフレーズは遠からず死語になってしまうのでしょうか。あるいは既に英語圏では死語になっているのでしょうか。
「レディース・アンド・ジェントルマン」は日本語では「紳士淑女の皆さん」と訳されます。
ジェントルマン=紳士という言葉は、日本では成人男性で、上品で礼儀正しく、教養高く優しい人物、といったイメージでしょうか。
ジェントルマンの発祥の地英国では、ジェントルマンとは地主貴族を核とする名望家のことなのだとか。
ジェントルマンのジェントル(gentle)はもともとラテン語のgentilisに由来し、それは『同じ氏族に属する』という意味なのだそう。
英語のgentleは古くは『高貴な』という意味の形容詞として使われ、つまりジェントルマンは『高貴な人』『家柄の良い人』といった意味合いで使用された言葉なのだそうです。
すなわちジェントルマンとは、16世紀から20世紀にかけての実質的なイギリスの支配階級のことであったのだとか。
まあもちろんそういう階級に属する人たちは、高い教養と品格を有していたのでしょうね。
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さて…
〈フグ科キタマクラ属ハナキンチャクフグ Canthigaster axiologa 19年3月18日 沖縄島新里〉
画像は幼魚。
学名種小名は『名望ある。言うに値する』の意。
名望とは、名声と人望のこと。
名声と人望を併せ持つ、紳士な魚のでしょうか?