Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

空気の精霊(ヒレグロスズメダイ)

2019-01-07 19:40:13 | スズメダイ科

日中はタップリの陽光、風は弱く気持ちのいい天気だった本日のやんばるです。

今週は後半雨交じりの予報になってますが、気温は後半にかけて暖かくなるようです。

水温は23℃台の後半で推移していますが、下がっていく気配があまり感じられず…。

まあ、ここがボトムということはないでしょうけど。

風は北東。晴れ。

■■

少し前のニュースで見たのですが、今どきの児童書は表紙が『萌え絵』なのだとか。

いわゆるアニメ風な感じの絵。プ○キュアみたいな。と思ったら、その絵の作者はコミック版のプリ○ュアを書いてる人(たち)でした。

ニュースによると、「子供に悪影響だ」とか「児童書にふさわしくない」といった声もあるのだとか。

僕が見る限り、これがダメだというならディ○ニーアニメもダメなのでは、とか思えたりしますが…。

まあしかし、僕が幼少の頃に見たシンデレラや白雪姫、かぐや姫や眠り姫、それに人魚姫なんかとは全く違う顔立ちになっていることは確かですが。

本離れ、読書離れが叫ばれている昨今、子供たちの興味を引く表紙は必要なのだろうなぁとも思えます。

ところで人魚姫。

僕の記憶では、海で助けた王子に恋をした人魚姫が、魔女の力を借りて声と引換に下半身と鰭を足に変え、王子のところに行きますが結局は恋は叶わず、海に身を投げて泡になって消える、というストーリーだと思ってました。

しかし物語はここで終わりではないようで…

人魚姫は空気の精霊に生まれ変わり、泡の中から空に浮かび上がっていったのだそう。

そして仲間たちと共に、薔薇色の雲の中を飛び回りながら、精霊としての仕事を始めるところで終わるのだとか。

こんなラスト、知ってました? 僕は全然知りませんでした。

人魚姫の作者はデンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセンですが、この物語は彼の失恋が原因で生まれたのだそう。

恋は失っても、悲しい結末にはしたくなかったのでしょうか。

■■

さて…

〈スズメダイ科スズメダイ亜科スズメダイ属ヒレグロスズメダイ Chromis atripes 18年12月3日 沖縄島安和〉

学名種小名は『黒い足の』の意。

この子のどこに足があるのでしょう。

背鰭と臀鰭の先端、あるいは尾丙部は黒いですけど、足ではないですよね。

魔女の力を借りて下半身を足に変えたら、黒い足になるかなぁ…。

 

コメント
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