梅雨の中休みが、そして凪の海が続いてますやんばるです。
前半はカラリと涼しく、後半はムシムシ感が強まった一日に。
今夜は満月。夏至に近い6月の満月は高度が低く、赤みを帯びた相貌になるのだそう。
この月を『ストロベリームーン』と呼ぶのだそうですよ。
当地は今現在空の全面に雲が…。
夜空のイチゴを眺めるのは難しそうです。
風は弱い北。晴れのち曇。
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〈カメノコフシエラガイ科シロフシエラガイ属チギレフシエラガイ Berthella martensi 17年4月20日 沖縄島安和〉
体色のバリエーションの多彩なウミウシは多いですが、本種もそうですね。
こんなタイプや↓
〈同種別個体 17年5月12日 沖縄島安和〉
こんなタイプも↓
〈同種別個体 17年5月12日 沖縄島安和〉
こんなに色彩が違ってて、彼ら同士はどう認識しているのでしょう。
同種だと認識できるのでしょうか、できるのなら繁殖行動も可能なのでしょうか。
色彩・模様パターンの違う個体同士の繁殖現場には、出会ったことがありません。
でも同種なのですから、きっと可能なはずですよね。
どんな感じの子が生まれるのでしょう…。
どちらかのパターンを受け継ぐのでしょうか。
それとも新たなパターンが生まれるのでしょうか…。
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本種はまた、外套膜を自切するという特徴も持っています。
〈同種別個体 17年6月5日 沖縄島安和〉
外套膜は左右、中央、後方と四つに分かれていますが、刺激を受けると、中央部以外は自切可能なのだとか。
つまり敵の攻撃に遭ったとき、外套膜の一部を囮にして、本体は逃げるという戦略のようです。
和名の『チギレ』の由来は、もちろんここから。
因みに最初の画像の個体には、左右の外套膜がありません。
千切れた外套膜はどうなるのでしょう。敵に食べられてしまうのでしょうか。
とか思っていたら…
〈チギレフシエラガイ自切後外套膜 17年6月1日 沖縄島安和〉
水底に転がってる外套膜に出会いました。
〈同一外套膜 17年6月1日 沖縄島安和〉
見たところ、かじられたような様子はなく…。
ただコロコロ転がるだけ。
その動きが、囮として機能しているのかなぁ…、とか思ってみたりも…。