湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

使わなくなった言葉

2015-08-02 10:40:07 | Weblog
「しょうぐる」

と聞いても
意味の分かる人は少ないと思います
水などが激しく吹き出す様を言う言葉です
私の祖父などは、よく使っていましたが
今では、聞くことがありません

「ごっちょきる」

という言葉も、今は聞きません
知らない人は、意味が分からないでしょう
苦労するという意味です
以前は、よく聞きましたが
今は誰も使いません

「車がエンコして、ごっちょきる」

などと表現します
車がエンストして動かなくなり、大変苦労したという意味です
車がエンコするという表現も今では使いません
エンコというのは、子供が座ることを言いますが
車がエンストして、動かなくなることも言ったのです
やはり、今では、聞くことがありません

そういえば、車がエンストすること自体がなくなりました
エンジンが、キャブレター式から電子制御燃料噴射式に変わり
自動車のエンジンが止まってしまうということが無くなりました
そのうち「エンスト」という言葉も死語になるかもしれません

昔のキャブレター式のエンジンだと
オートマチック車でもエンストすることがありました
今では笑い話です

狭い地域に限定された言葉だったり
時代とともに、要らない言葉になってしまったり
私達の使う言葉は、時の流れとともに変化します
それは、やむを得ないことではあるのですが
消えていく言葉達に、時に、哀切の念を抱くことがあります


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