勤労者の所得水準を上げることが日本経済の急務です
ここで勤労者の給与が何によって決まるかを考えたいと思います
勤労者の給与は経営者の生み出す付加価値の中で
労働者が経営者を助けた分が給与として支払われます
したがって、経営者の経営能力が第一の条件であり
勤労者の経営者への助力が第二の条件になります
分かりやすく言えば、優秀な経営者のもとで
社員が経営者の良い助けとなれば、高い給与が支払われるのです
貴方は優秀な経営者の下で働いていますか?
貴方は経営者の良き助けになっていますか?
自分の待遇を考える時は、まずはそこから考えるべきなのです
この当たり前の前提が、日本では人々から忘れられています
相続税のため、日本では大株主がそのまま社長をしている大企業はごくわずかです
大企業では、サラリーマン経営者が他社と横並びの給与体系で社員を使っています
実際の仕事と給与が連動せず、働いても働かなくても給与は変わりません
日本では、会社が仕事の内容に関係無く給与を決めていて、能力や努力は報われません
ほんの少しだけ、給与差はありますが
それは仕事の内容ではなく社内の地位の違いで決まります
日本で無理なく勤労者の給与を上げるためには
経営者の助けとなる優秀な社員の給与を
能力に見合う額に引き上げることから始めるべきです