湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

バリアフリー事始6

2006-05-28 14:29:51 | Weblog
21才の妻からみれば
98才の祖父はもとより、63才の父も”おじいちゃん”です
我が家に嫁ぐことを決意したその日から
妻は、二人の”おじいちゃん”の世話をするのは自分の役目であると
明確な自覚を持っていたらしいのです

私にとって意外だったのは、私の妻に限らず
若い女性で、嫁ぎ先も含めて、家族の介護を積極的に引き受ける人の多さです
人としてのやさしさと責任感を、多くの若い女性が持ち続けていてくれることを
私は心強く感じております
ただし結論からいえば
独身の若い女性が高齢の家族の介護を一人で引き受けることに
私は反対です
私のマンションでも、そのような入居者はおられます
しかし大抵は数年で退去されるケースが多く
あきらかに、精神的に追い詰められた印象を受けるものです

祖父は壮健な人で
私達が結婚した当時は、自転車に乗って老人会に出席していたほどです
しかし、その高齢から、来るべき日ー要介護の日々を
妻は新婚時から想定していました
そして、そのような未来に不安を持つことはありませんでした
若い健康な肉体は、未来への恐れを知りませんでした

長男の誕生は状況を一変させました
初めての子育ては、妻から、精神的にも肉体的にも
他のことをする余裕を奪いました
出産後はほぼ寝たきりとなり
その後も、身を起こすだけでも億劫な日々が続いたのです
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バリアフリー事始5 | トップ | バリアフリー事始7 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ開設おめでとうございます (若山)
2006-05-29 10:50:37
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事