私は、歳をとるとともに、贅沢や豪華さに憧れる気持ちが弱くなりました
元々、あまりそういう嗜好がなかったのかもしれませんが
特に最近は、それが顕著です
健康を失えば、海外旅行は億劫になります
海外の豪華なリゾートなど、買ったところで宝の持ち腐れです
豪華クルージングの旅ですら、糖質制限の食事では楽しめません
体力を失い、体調を崩すことが
中高年以降の行動と嗜好に決定的な影響を与えます
自分が自分でなくなっていく様な切なさと淋しさがある反面
この新しい現実を正面から受け止め
新しい現実に前向きに対処していこうという決意と情熱も出て来ます
その中に、私の場合、幼児期への回帰願望があるのです
食べ物の嗜好から住居の嗜好まで、子供の頃に戻りたいのです
食べ物は、無添加で伝統的製法で作られたものを求め
住居は、古民家の佇まいに安らぎを感じます
還暦をだいぶ過ぎて、私も、人生を見直す時期に入ったのかもしれません
子育ての終わりが見えてきて、あらためで自分を見つめ直す時期になったのでしょう
人生を振り返ると、幼少年期の幸せが心に蘇ります
人生の悩み、大人の悩み・・・を、知らぬあの日々は、貧しくとも幸せな日々だったのです