無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「転生したらスライムだった件」、アニメ版は1クールめが終わった所だが順調に人気を獲得しているようで、WEB版と書籍版と漫画版それぞれを複数回ずつ読んでいるような人間としては大変喜ばしい。このまま飽きられる事なく進んでくれれば僥倖だ。

主人公のリムルはスライムなだけあって無性キャラで、男女問わずモテモテな訳だが彼(中身は三上悟だからね)がモテている理由の半分以上はラファエルさんな気がするのでクロエやヒナタがリムルに靡いているのはある意味百合なのではないかと気がついたら途端にこの作品の見方が変わった。嗚呼、これが「広義のレズ」ってヤツなのかと。うまいこと言うもんだ。


レズなのか百合なのかはわからないが、『Laughter in the Dark Tour 2018』公演のハイライトの一つがヒカルとフキコさんの絡みだったのは明らかだ。「絡みがお好きなんですね?」などと誰かにからかわれそうだが、ああ好きですよ悪いですかと言い返したい。あの2人の絡みは素晴らしかった。

ひとつ疑問なのは、どこまで狙ってやっているかということだ。『ともだち』という同性愛を扱ったと公言している曲に絡めて“友人として”紹介されてはこちらとしては意識せざるを得ない。ヒカル本人は未だに言及していないがもし仮に離婚しているとしたら現在お付き合いしている方がいらっしゃっても何の問題も無いだろう。その相手がフキコさんだったら…と我々にどこまで狙って妄想させているのか、そこがわからないのである。まさか本当にただのともだちで、うっかりあんなMCを…いや、うーん。

私としては本命は「からかわれている」で対抗が「お付き合いしている」くらいかな。大穴として「今他に付き合ってる人が居るんだけどカモフラージュの為に『ともだち』を利用しようか」という戦略的な発想もありえる。そうこうしているうちに3度目の結婚を、という寸法だ。そろそろこちらに黙って結婚や離婚をしていてもおかしくない。ダヌパが幸せなら周りがとやかく言うことでもないだろう。私はついつい「お母さんが2人とか…」という方向に想像してしまうがヒカルの性的指向なんて全く知らないので妄想させて貰って御馳走様という所に留まっている。まぁ実際男性2人と結婚しているのでヘテロは確定、あとはバイかどうかだけだよな…と、いう風にシンプルなロジックでは済まなくなってるよというのが『ともだち』のメッセージな訳で嗚呼悩ましい…。

こうなったらとっとと円盤を発売してもらって2人のダンスと目線の絡み具合を徹底的に分析して2人が恋仲かどうか突き止めてやるぜ。ああ、その前にスカパー!とエムオン!があるんだっけか。選曲次第では今月中にも正規映像で確認できる訳だ。楽しみだぜ。しかし今回。「お前は一体何を言っているんだ」感が半端じゃないなぁ俺…w

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昨年の紅白は随分と好評だったようで。家事と食事と入浴の片手間に音声だけ聴いていた自分のような人間からしても特に後半の歌は聴き所が多かったように思う。特にラストの特別枠は圧巻で、桑田佳祐と松任谷由実と北島三郎のスリーショットは何かの冗談みたいだった。(流石にこの時間帯になったらゆっくりテレビを観られてた)

個々の視聴者にはそれぞれにハイライトがあるだろう。米津玄師の初生登場にaiko~聖子の出来過ぎた流れ、越智さんやMISIAの歌唱力、松任谷由実会場に現るなど色々あった。もう1週間近く前の話だけどまだまだ印象は強い。

そんな中で最も話題を集めたのが今言ったそのオーラスで。皆口々に「サザン凄い」「桑田佳祐がやってくれた」と絶賛している。私も全く同感なんだがちょっとピントのズレた所で感心していた。「“勝手にシンドバッド”って凄い曲だな」と。

この曲が世に解き放たれて40年。物心ついた時から方々で流れていたのそこにあるのが当たり前の曲になっていたのだがこうして改めて耳を傾けてみると、独創的な構成、リズムとメロディーの掛け合わせ、綱渡り的な歌詞の乗せ方、素人にも玄人にも受け入れられる懐の深さ、何より、こうやって最後の最後を飾るに相応しいお祭り騒ぎっぷりを演出できる直接的且つ爆発的なエネルギーと、いやもうこんな曲がデビュー曲でいちばん皆に親しまれてるなんて“もってる”どころの話じゃないわ。格が違うわ。日本邦楽史上最もビッグなロックバンドであるのは間違いない、とハナから思わせる楽曲。完全に後付けの評価だけど。

紅白を聴いてる時は「どうせサブちゃん呼び戻すならオーラスに“まつり”でよかったんでは」とチラッと思ってたんだけど、それ以上に盛り上げるとはね。いやはや、よくもまぁNHKもサザンを説き伏せたものだよ。ぐっちょぶだよ。

で。その盛り上がりの核を担ったのが「“勝手にシンドバッド”という楽曲の威力」だったというのは、どうしても付け加えておきたかったのでこうやって書いておきました。もう2019年も始まってるのにいつまでも紅白の話題でもないもんな…とは言うものの、実はここからレコード業界は「紅白特需」で当日注目を浴びたアーティストのCDが売れるのですよ。まだまだ尾を引くのです。

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