無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ほほぉ、「ハイレゾアナログトークセッション」とな。要は各音源の試聴会か。質問受け付けてくれるのだろうか。歌詞カードと歌詞の齟齬について訊いてみたいわぃ。まぁそれはいいとして。

実際、いい音にアナログもデジタルも関係ない。それぞれに得意な事苦手な事があるだけだ。従って、試聴会をするならそれぞれの特性を活かせているトラックを選んで聴かせて欲しいものである。倍率何倍くらいなんだろう…。

「またSONYストアか」「また東名阪か」と思わなくもない。普段恩恵を受けまくっている関東平野在住の人間が言ってもどうしようもないのだが、ほんに何とかならんのかぃ。ヒカルの出るイベントじゃないからいいようなものの。

クローズドにはクローズドのよさがある、とはいえ、どうせならトークセッションの半分だけでも生中継できないのかしらん。普段ニコ生ではイベントの途中までは誰でも見れるけどみたいなことをよく見掛ける。そのあとは有料チケットを購入すれば観れるケースやら現地組のみで裏話に花を咲かせたりやら様々だ。まぁそんな細かい話はどうでもよくて、せっかくイベントやるんだったらもっと全国全世界に興味を持って貰える方法を考えた方がいいんじゃないかというだけです。

「ヒカル本人じゃなくてスタッフが喋ってるだけだからな」というのはその通り。ヒカルの知名度が好きな人は見向きもしないだろう。だが熱心なファンは別だ。すぐ傍で見る宇多田ヒカルがどんな人なのか語ってくれるだけで興味津々である。スタジオの自販機で何を買って飲んだか、とかそういった幾ら何でもどうでもよすぎるだろとツッコみたくなるような事でも熱心に聴きたいぞ。…自販機でヨーグリーナ買ってたら笑えるしな…今更好きになったんかい、ってな…(笑)。

どうにも、渋谷だ銀座だと偏った場所でのプロモーションが続くと「予算が無いのかな?」と余計な勘繰りをしてしまう。『HEART STATION』の時など全国のラジオ局でそれぞれ独自デザインのコラボステッカーを企画するなど全国規模のプロモーションだった。つい最近でも『Fantome』で全国101局ネットとかやってたのに…。別に作品のクォリティーに影響無いからいいっちゃいいんだけど、ツアーで耕した全国での好評をもう少しうまく繋ぐ手段が見出せれば違った展開が見えてくる気がする。取り敢えず目先のイベントの成功を見届けていく所からですけどね。

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周辺のプロモーション体制に疑問符が残ろうと、肝心の内容(歌)は相変わらず絶好調だ。

…と、自分の耳で聴いていれば断言できるものの、オリコンチャートではふるわないので客観的にみた場合どうなのか。CDの売上でも総合(フィジカル、ダウンロード、ストリーミング、動画再生等々)でも5位だか6位だか。もともとランキングを死守したがるプロモーションはやっていないのでそういう意味では痛くも痒くもないのだけれど、ヒットしたという印象は残せないだろう。

そもそもジャケットからしてゲーム仕様で、邦楽市場向けの商品に見えない事に加え日本語版やら英語版やらややこしい。各国で売れているというニュースをみて勝手に英語の歌のみだと勘違いしてチェックすらしていない人も多いのではないか。タイトル英語だしね。なんだか「宇多田ヒカルの新曲が発売!」という空気が邦楽ファンの間から立ち上ってきていない。

それに、これがいちばん大きいと思うが、プロモーション体制が過渡期にあるというのがポイントだろう。ストリーミングはCD主体の頃とは違い、買って貰うのではなく聴いて貰わないと話にならない。従って、リリースまでに頑張る今までのプロモーションとは違いリリースされてからどうアピールしていくかが問われる。今ストリーミングのトップがあいみょんの「マリーゴールド」だときいて「…1年前のチャート?」と思ってしまったが(いや紅白効果なんだけどね)、そういうタイミングで“稼げる”のがストリーミングなのだ。発想の転換が必要である。

なので、フィジカルも多少はあるだろうが、1月25日に「キングダムハーツ3」さんがリリースされたときにストリーミングがどう動くかとか、そういうのも今後見ていかないと楽曲の浸透度を見誤る。10年前『Prisoner Of Love』のCDが余り売れなくてこの曲の評価はどうなってるんだろうと思っていたらダウンロード配信でダブルミリオンだトリプルミリオンだという話になりまたも宇多田ヒカルの国民的名曲が誕生という位置を確立した(できたのかなぁ?)のと同様な事態が今後起こるかもしれない。判断を下してしまうのは、もうちょっと待ってみてからでもよさそうだ。

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