無意識日記
宇多田光 word:i_
 



如何に質問者が「作中1番好きな曲は?」と何の気なしに(悪気もない訳だが)訊ねていようと、その本意には注意が必要と思う。どの曲も己の魂込めた我子の様な存在、何れも1番好きに決まってるのだ。寧ろ「アルバムの中から"代表して"1曲選ぶなら」との解釈で答えてるとみれば、InMyRoomや日曜の朝、HotelRobbyの名を挙げるのもわかる気がする。光の歴史振り返ってみた時にアルバム毎の性質を相対的に表現するのに最も適した曲達…だとすれば光の選曲の意味がわかるのは宇多田UtaDA双方が10作位ずつ作った後になるか。光'sSelectionのベスト盤なんか面白いかもね。


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3、4ケ所で別々に話題になってるので私も便乗w 光の曲で色といえばCOLORSだがこの曲のトーンは光云う所の「水平線方向に広がるような」漠然とした印象だ。青くもなれば曇ることもある水平線の彼方に在る"空(ソラ)"に本来色はなくまさに"空(クウ)"。ヒカ5で曲毎にカラフルなライティングが見られた一方よりによってこの"色々"という名を持つ曲では白一色の清澄なイメージだったのも想起。色々な色について語る詞の"色"が"空"のイメージで統一されたサウンドの中で舞う対比構造はまんま色即是空・空即是色の世界だ。このUBの転回点曲は光の哲学の中庸的表現といえるかもしれない。


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