無意識日記
宇多田光 word:i_
 



GodやBabyの様な間投詞以上の役割を託され母の名が呼ばれるのは「かあさんどうして」のBMLと「ママくま」のぼくはくまだ。この2曲には光の母への強い愛情と愛着のカタチを示す1ッの大きな共通の特徴がある。BMLは春の雪の、ヒロインではなく男役の清顕の目線から唄われている。ぼくはくまでは1人称が"ぼく"、コチラも男の子の視点から唄われているのだ。ここに光が"YouMakeMeWantToBeAMan/男になりたいと思っ"た原点があるとみるのは流石に穿ち過ぎだろうか。今昼の「ママを守らなきゃいけない」という呟きに、まるで5歳の男児の様な強く純粋な思いを感じた次第である。


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今迄の中でもこれ程各Verで詞が異なって響いてくる曲もなかったのでは。言葉が強く邦楽的な分BVが爆発的に売れたと考えると英詞のUtaDAに向け弦を引き蓄めてる様にも感じ笑み零れる。その観点からみれば、国内向けに最も言葉響かせる"甘くほろ苦い"BV、サウンドの立体感にUBからの流れ漂わす"淡くほろ苦い"OV、ガムシロップもオブラートもなく只只薬効だけを放り込んできた"良薬口に苦し"なAM、との図式が浮かぶ。又、この順に邦楽的~洋楽的な音となってもいる。リミキサーが英語名の人だから当然とはいえ両方に跨がれる光の音楽的バランスあってこそのバラエティといえる。


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