時代劇『暴れん坊将軍』での終盤のハイライトと言うと
上様が悪奉行、悪家老等の前に現れ、悪事を糾弾した後
「この場において腹を斬れ!」と迫るシーンです。
この台詞の後、悪人が開き直って大立ち回りが開始する…
と言うのが定番の流れなのですが
私は、この場面で
上様に対し、開き直った悪人が何を言い出すのか
と言うのを注目して見ております。
一番多いパターンは多分
「このような所に上様がお出でになる筈が無い!
こ奴は上様の名を騙る不届者」
と上様を偽物扱いするパターンだと思います。
これは自分の行為を正当化しようと
“自己暗示”をかける側面のある物で
“自己暗示”をかける側面のある物で
ある意味では理に適って入ると思います。
ただ個人的には
「最早これまで、お命頂戴つかまつる」とか
「上様とて構わぬ、斬れ!」と言った感じに
思い切って開き直る台詞の方が好きです。
もちろん、これ以外にもパターン破りみたいな形の台詞も数多くあり
以前見た中で特に印象に残ったのが
「腹を斬れとは笑止千万…それは上様がなされるがよろしかろう」
「八代吉宗の命運もこれまでじゃ、者共斬れ!吉宗を斬れ!」
と言う捨て台詞でした。
最後になりますが、時代劇や現代劇等で活躍された
俳優佐藤慶さんが亡くなられました。
個人的には水戸黄門や新仕置人等にゲスト出演された際の
印象的な役所の印象が強く残っております。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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