つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

悲劇のスーパーヒロイン

2024年04月13日 | 懐かしテレビ

実写の特撮作品で戦うヒロインと言うと
戦隊モノのヒロイン(モモレンジャー等々)を思い浮かべる方も多いと思います。

モモレンジャー等のヒロインは
アニメで(勝手に)分類するならガッチャマンのジュン
009のフランソワーズ等と同じタイプのヒロインと言えるでしょう。

それなら、キューティーハニーや
ヤッターマンのアイちゃんのようなタイプはどうなのかと言えば
『好き好き!魔女先生』のアンドロ仮面(月ひかる先生)や
『ザ・カゲスター』のベルスター
海外モノだと少し前にやっていた『スーパーガール』
(12chでやっていた『ザ・スーパーガール』とは当然別物です)
この辺りが該当するのかな?と思います。

そこで、特撮の戦うヒロインの(あくまで個人的な)代表例と言う事で
アンドロ仮面とベルスターについて、それぞれ取り上げてゆきます。
今回はアンドロ仮面についてです。

アンドロ仮面は石森(後・石ノ森)章太郎先生原作の
『好き好き!魔女先生』の主人公月ひかる先生が
魔王クモンデス(声は飯塚昭三さん)と戦う為に変身するスーパーヒロインです。

作品は、当初特殊能力のある月先生(演じるは菊容子さん)と
学園で起こる騒動を描く普通の学園コメディっぽい内容だったのですが
仮面ライダーのヒットを受けての変身ブームに便乗してか(?)
中盤から路線変更し、月先生が変身してクモンデスと戦うと言う
女ライダー風の内容に様変わりしたのです。

この路線変更は当然賛否もあった訳ですが
テカテカした青のノースリーブワンピースに
マントを羽織ると言うビジュアルがまず私の好みですし
アンドロ仮面が色っぽく、かつ凛々しく敵を倒してゆく姿は
こう言う作品に魅かれやすい身としては、言う事はありませんでした。
あと、アンドロ仮面のコスチュームの特性上
菊さんご本人がアンドロ仮面のコスチュームに身を包む機会が多いのも
ポイントが高い所です。

ラストは、宿敵のクモンデスを仕留めて大団円を迎えますが
魔女先生終了から数年後
凛としたアンドロ仮面を演じられた菊容子さんは
若き身空で帰らぬ人となってしまったのです。

あれから、半世紀近く経っておりますが
アンドロ仮面、魔女先生を担当された
菊さんの姿が未だに色あせる事は無いのが
救いと言えば救いです。


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