フジテレビの土曜夜6時半枠ではタイムボカンを皮切りに
ヤッターマン等一連の昭和ボカンシリーズが放送されましたが
ボカンシリーズの夜6時半での放送はイッパツマンまでで
最後のイタダキマンは土曜夜7時半枠に移動しました。
ボカンが移動した後の夜6時半枠には
ウラシマンがもう一つのタツノコ枠だった日曜夜6時枠から移動してきました。
(なおウラシマン移動後は一時アニメ以外の番組が放送されていました)
ウラシマンの後もしばらく土曜夜6時半のタツノコアニメは続きましたが
その最終作となったのが1985年に放送された『炎のアルペンローゼ』でした。
この『アルペンローゼ』は第二次大戦下のヨーロッパを舞台に
繰り広げられるラブストーリーとサスペンスで
タツノコが初めて少女漫画が原作の作品をアニメ化した作品でもありました。
かなり力を入れて製作していたようで
キャストもタッチで人気を得る直前の日髙のり子さんや
(前番組のメカドックに出ていたからか?)
タツノコアニメの顔である大平透さんも出ていたものの
元々男児向けの枠だったからか、視聴率が伸び悩み
一年やる予定の作品が半年ほどであえなく打ち切りの憂き目に遭ってしまいます。
その最終回が中々強引でして
途中までは前回から続いている話を普通に進めて行くのですが
話が終わる2分前位で急に超展開し、第二次大戦中から戦後に話が移り
主人公が相手の男性と結婚して話が終わってしまうのです。
ナチスの勢力拡大等色々と張り巡らせた伏線も全て無かった事になってしまう
と言う恐ろしい事になってしまいましたが、原作はちゃんと先があるんですから
打ち切られたんだからしょうがない・・・と割り切れなかった方も多かったように思います。
ハッピーエンドだったのは救いなんでしょうけど。
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