つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(第107話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては一旦予定話数を飛ばして
107話「ドジソンの大発明だコロン」
 
(あらすじ)発明家ドジソンがドクロストーンに関係があるとの情報に
ドロンボーはドジソンの助手になって発明の手伝いをするが…

(解説)「おだてブタ」の歌の間奏部分では、
何と茉利さんの「ハ~イ、マリも見てるわ!」
と言う台詞と共にマリさんのお写真が登場!
茉利さんの軽快な台詞回しがたまりませんが、写真を見る限りでは
私の記憶にある当時の岡本茉利さんご本人とは違うような気もしますが
果たして、本物の茉利さんの写真なのか、真偽の程は如何に?
 
ゾロメカ戦はプリン同士の尻押しゲーム。
実はデカプリンメカは特殊合金で出来ている上、
相手のエネルギーを吸収し、パワーが倍加する
と言う(卑怯な)からくりがあるので滅茶苦茶強く、
デカプリンメカが連戦連勝して行きます。
ところが、ボヤやんがデカプリンの制御装置を付け忘れた為、
善玉のプリンメカが尽きたと見るや
デカプリンは吸収した力を制御できなくなり、
ドロンボーメカに尻押しを敢行し、ドロンボーメカは爆発!
続いて、デカプリンは地中に潜ったかと思ったら、爆発!
 
自爆したのは「押す物が無くなって地球を押した」事が原因なのですが
ただ一点だけ気に入らないのが、
ヤッターマン側がデカプリンメカの自滅を、
メカまで隠してやり過ごそうとしていた点です。
そもそも、負けた方が自爆と言うルールがある訳ですし、
プリンメカが無くなった時点でヤッターマン側は
自爆しろと言われても仕方がないのではないかと思います。
もう少しうまく勝ちに持っていけなかったものでしょうか?
こんな細かい事を気にする人は少ないでしょうが、気になりました。
 
ただ、ゾロメカ戦のやり取りは非常に面白かったです。
何と言ってもアイちゃんがチアガールに扮し
「フレ~フレ~プリーン!」とプリンメカを応援するのが良いし
他にも、ボヤやんに文句を言われたドロンジョ様が
「お前が頼りないからだ!」とボヤやんを、
尻押しの要領で尻で吹っ飛ばすシーンもありました。
 
あと、善玉がプリンメカ、悪玉がデカプリンメカを投入するシーンの
ドロンボーのやり取りが好きです。

例えば、善玉側のプリンメカを見たボヤやんが
「ドロンジョ様の(おっぱい)は
見様によっちゃ嫌らしいけど向こうのは可愛らしい」
と言うのに対し、ドロンジョ様が
「何で私のが嫌らしいんだ!お前が嫌らしいんだよ!」
と突っ込みを入れたり
悪玉のゾロメカが登場するシーンも
ドロンジョ様が何故か「デップリン」と間違えた先頭のデカプリンメカに続いて
更にこの後タップリン、トッポリン、ノッポリン、シッポリン、カッポリン
とドロンジョ様曰く
「プリンの品評会」の様相を呈するのが面白かったです。

私はかっぽれ踊りの上手なカッポリンがお気に入りでした。
 
今回もドロンジョ様、ガンちゃんにモーションを掛けますが
今までの展開とはちょっと趣向が違っていて、
「ヤッター1号ちゃん、たまには私とあんたの仲でしょ?
すんなりそこを通しちゃってよ~」
と、ドロンジョ様がガンちゃんをお色気で籠絡しようとします。
意外にこう言う色仕掛けに弱いガンちゃん、頬を赤らめてしまうのですが
これを見て、アイちゃんが黙っている訳がありません。

「ま~ベタベタしないでよ」と言うや、
ドロンジョ様を容赦無くシビレステッキで攻撃!
いつもながらやり過ぎのような気もしますが
岡本さんのベタベタの部分の言い方が、
何とも言えない特徴的な言い方で、印象に残りました。
 
インチキ商売は「ドロンボー楽器が開発した新製品」の試聴と称し、
集まった客を眠らせ、その財布をふんだくると言う物。
凝った手口の割りに、せこ過ぎるんじゃないかと言う気も…
 
いよいよ次回が最終回になります。

ヤッターマン感想(第99話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては、アイちゃんの意外な姿がまた見られる
99話「アーサー王の剣だコロン」
 
(あらすじ)アーサー王の剣の埋まっている台座がドクロストーン
との指令を受けた善悪
ヤッターマンの力で台座に触れる事の出来たホイサーが剣を抜くが…
 
(解説)またしてもガンちゃんとドロンジョ様のメロドラマが展開しますが、
ここにアイちゃん、ボヤやんも絡んできて更に面白い展開を見せます。
まず、いつものようにケンダマジックで
ドロンジョ様をガンちゃんが自分の元に引き寄せますと
「ドッジーン!ヤッターマンちゃんお久しぶり~」とメロメロなドロンジョ様に対し
ガンちゃんは「ねえドロンジョ、君は美しいんだから悪事はよしなよねえ」
と格好良いけどちょっと臭い台詞をドロンジョ様に投げかけます。

一方、ガンちゃんにメロメロのドロンジョ様を見たボヤやんは
「ドロンコ!またその目の虜になるな!
私の目だってまことの男の目に代わりはねえんだぜ、見て」
と言いつつ、ガンちゃんに対抗しようと血眼になって
自分の目を「まことの男の目」と称してアピールします。
 
するとアイちゃんが
「あんた、いつまでそうやって抱っこされているつもり!?」
とガンちゃんに抱っこまでされているドロンジョ様に
怒りを込めて牽制の一言を発しますがドロンジョ様は
「あ~らいけなかったかしら2号さん、あんたぼた餅焼いてんのね
…じゃなかった焼き餅」と絶妙の切り返しを見せます。

ここでアイちゃん、何と「ボタ~!」と一旦はずっこけますが
気を取り直して「そうよ、女の恨みがどんな物か見せてあげる!!」
とシビレステッキでドロンジョ様を攻撃!
直後、何とアイちゃん、ガンちゃんに抱かれながら
「ヤッターマン2号只今参上よ。ねえ、もっと強く抱いて~」
と大胆過ぎるアピール
「それが正義の味方の態度~?」とクレームを付けるドロンジョ様に
「あなたボタモチお焼きね?」とさらに見せ付けるのでした。
 
最後にアイちゃんとの恋の戦いに敗れた?ドロンジョ様が
コックピットに戻った後の
ボヤやんとドロンジョ様のやり取りも面白かったですね。
 
ちなみにこのシーン、実は私は映像を見る前に
手持ちのCDに収録されていたのを何度も聞いていて、
前述の「ボタ~」の声は桂玲子さんの声だと思っていたので、
映像で岡本さんのお声だったと知った時には
「アイちゃん、こんなコケ方するんだ…」「岡本さんの声だったとは意外…」
と言う感想を抱きました。

しかしここの所のアイちゃん、
はっきり言って大人気なさ過ぎるシーンが多い様な気がしますが、
ファンとしてはこう言う所も魅力に見えてしまうんですよね。
 
ゾロメカ戦は善玉側がようかんメカ、悪玉側が芋ようかんメカ。
何故か決着は「ゾロメカ将棋名人戦」で付けられる事になり
勝負が進む内に、善悪共に残った一体で最終決戦が行われる事になります。
ところがメカ戦の最中、ボヤやんが誤って芋ようかんメカに
優秀な将棋のプログラムを入れたつもりが
誤ってオセロのプログラムを入れてしまい
芋ようかんメカにオセロのプログラムが組み込まれて、
悪玉メカをひっくり返したら爆発してしまうのでした。

分かりやすいと言えば分かりやすいですが、
ちょっとオチに付いては強引と言うか消化不良と言うか…

しかしドロンジョ様、
芋ようかんはダメなのに栗蒸しようかんならまだ良いって、
多分ギャグで言ってるんだと思いますが、
本気で言ってるんだとしたらどう言う価値基準なんでしょうか?
 
ゲストはヘゲレス国の大臣が宮内幸平さん、ホイサーは滝沢さん

インチキ商売は空手道場。
”足型を最初から抜いてある板を蹴破って実力をアピールする”
と言う手で客寄せを行った上で
入門者を特上・上・中・並に分けて、指導します。
最も、並だと気合だけを教えて正規の指導扱いする訳で、
騙される人は気の毒ですが流れるような手法はいつもながら見事です。

指令シーンではドクベエ様、ブタに乗った騎士となって登場。
ネーミングの秀逸さが好きです。
そして爆発する事無く去って行き
「いつもこうだと良いのに…」とドロンボーを一安心させますが
結局爆発してしまうドクベエ様、これって余計に性質の悪い手法ですよね。

ヤッターマン感想(第97話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては、アイちゃんの暴走が光る?
97話「ぶんぶくお釜だコロン」

(あらすじ)ぶんぶく寺に伝わるお釜の中にドクロストーンがある
との指令を受けたドロンボー
お釜が売られた旅芸人一座に当たりを付けるが…
 
(解説)ゾロメカ戦は滝口さんが声を担当している
玉置ドクロ氏の司会によるミスゾロメカコンテスト。

序盤、先勝したドロンジョ様に
「あたしとヤッター小娘の差がそのまま出てるって感じ~」
と余裕の態度を見せつけられたアイちゃん
「ギギギギギ…ガンちゃ~ん!あんなこと言わせとくつもりなの~~!!?」
「ギギギギギ」と悔しくて歯軋りした?挙句、
取り乱してガンちゃんを責める(しかも胸倉掴んで)と言う、
色々な意味で凄い姿を見せてしまいます。

キャラが壊れ過ぎと言う方もいらっしゃるかと思いますが、
こう言う意外な一面も魅力と言えば魅力だと思います。
しかしアイちゃん、
本気で女としてドロンジョ様と張り合おうと考えてるって事なんでしょうか?
 
メカ戦の結果はと言うと、最後にドロンボーが投入した白菜メカが
ライトの熱のせいでシワシワになってしまい、
やけくそとばかり、ドロンボーは共倒れ狙いで
ヤッターマン側の泥玉ねぎメカ(元はドロンボーのメカ)を爆弾で攻撃!
すると隠されていた泥玉ねぎの魅力が引き出されてしまい

ドロンジョ様の「私が出場出来れば~」と言う叫びを残し、
やはりドロンボーが敗北します。

他にも審査の際、滝口さんが
「さあ、どっちだどっちだ…

小原さんはドロンボーメカ、
岡本さんはヤッターメカ

と典型的な楽屋落ち発言をするのも注目点です。
 
爆発シーンではドクベエ様、狸メカで爆発したふり(いわゆる狸寝入り)で
ドロンボーを上手く嵌めます。
直後、ドロンジョ様は裸体を見られても
「見たわね、小林君と小林君のお父さん。後でお電話頂戴ね!」
と呼び掛けるわ、
ガンちゃんがドロンジョ様の裸体を見てしまい、腑抜けになってしまったり
斬新な展開が見られます。

特に腑抜けたガンちゃんを
「あら、柱が頭に当たったのね~」と心配そうに見ていたアイちゃんが
裸体のせいだと分かると
「まあ、やらしい!ガンちゃんのエッチ~!」とか
「いつまでニヤニヤしてんの!行くわよ~!」
と嫉妬かどうかは分かりませんが、
ヒステリックに尻を叩く感じに変わるのが可笑しかったです。
ただ「まあ」の色っぽさ
「行くわよ~」の勇ましさはいつもながら良い感じです。

一方、ガンちゃんを「ドロンジョのアレを見てしまったでコロンよ!」とか
「しょうがないでコロンよ、ショックが強かったんだから~」
と冷静に分析するオモッチャマ、やはりませすぎ。
 
インチキ商売は百発百中絶対ストライクになるグローブの販売。
ミットには磁石が付いていて、ボールには鉄の玉が仕込んである為、
どんな悪球でもくっ付いてしまう
と言うからくりは良いのですが、
商品の性能を客の前で試すシーンで、
商品の性能をアピールするためやむを得ない事とは言え
客の投げた球がワンバウンドしてからミットに収まったのに
ストライクと判定されるのは、問題無いんでしょうか?
お客さんも気付いていないから良いのか?
 
ゲストはお釜のタヌキが白川澄子さん
タヌキの持ち主の座頭に入門を志願するドロンジョ様、
体が柔らかい事を証明しようと色々とやって行く内に、
「無様な恥ずかしいお姿」(ボヤやん談)になってしまい
案の定座頭に「下品な芸」と入門を断られてしまいます。

すると、ドロンボーは親方に酷使されていたタヌキを
直接懐柔しようとするものの
タヌキに「あなた方は悪い人です。顔を見れば分かります」と断られます。
ここで「顔に出るからしょうがない」と考えるのは、
悪人としては良いのでしょうか?
今回の登場シーンで全身キラキラ光っているアイちゃんを見たドロンジョ様
「キラキラキラキラ光っちゃって、まるで壊れたネオンサイン!」
って、確かに…

ところでボヤやんの言う、来週から始まる予定の

ドロンジョ様主役の『宇宙戦艦トマト』ってどんな番組なんでしょう?
上品な内容って事は分かっているんですが、
どんな感じなのか想像できませんね。

ヤッターマン感想(第89話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードからの選出となります。
89話「ノンキホーテだコロン」
 
(あらすじ)ナランダ国の即位の石がドクロストーン
との指令を受けたドロンボーは
反国王派と結託し、王から即位の石を奪おうと企むが…
 
(解説)前回、ドロンジョ様とガンちゃんの急接近があった反動か?
ガンちゃんとアイちゃんが相思相愛と思わせる描写
何箇所かありました。
中でも、暴れ馬を手懐けたガンちゃんのシーン
馬を手なずけるガンちゃんも無茶苦茶格好良かったですが
これを見たアイちゃんの「ウフッ、頼もしい…ガンちゃん好きよ~」
と言う台詞が本当に良かったです。
茉利さんの「ウフッ」は、何度聞いても心がときめいてしまいます。
また、前回に続きガンちゃんがドロンジョ様を呼び止め、
禁断のシーンが再び訪れるのか?と思われる場面もありましたが、
ここでガンちゃん
「一言言うの忘れていたんだ。
今日こそ二度と悪事が出来ないようにしてやる!」
と言い残し、アイちゃんと二人仲良く走り去って行くのが、
裏をかく感じで面白かったです。

しかし、単にいちゃつく姿見せ付けるだけと言うのは、酷いですね。
そりゃドロンジョ様が「乙女心を踏みにじった憎い奴!」
とヤッターマンへの憎しみを深めるのも当然かと…
 
あとは何と言っても、アイちゃんのおなじみの決め台詞
「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は…栄えないわよ」
が登場するのも良い点です。
今回は純朴な感じの言い回しですが、
台詞の後でガンちゃんに抱きつくシーンがある為、
言い方もガンちゃんにちょっと甘えてる感じに見えます。
この台詞も聞くだけで心がときめいてしまいますね。
 
また今回はゾロメカ戦も秀逸で、
展開としては善側のゲタメカと悪側の鉄靴メカのマラソン対決となりますが
実況のボヤやんが”鉄靴メカがゲタメカを妨害している状況”
「鉄靴メカがゲタメカを助けています」と実況したり、
レース終盤、鉄靴メカがゲタメカを攻撃するのを
「何事か起こっているようですが、細かい事はこの際目を瞑りましょう」
と露骨に悪玉側に偏向した実況をしているのが面白かったです。

あとマラソンだった筈が
メカが変形してレースカーみたいになってしまう強引さも良かったです。
 
さらに、ゾロメカ戦の最中にはアイちゃんの
「フレフレ、ゲタメカ!」と言うチアリーディングがあったのも良かったですが
対抗するドロンジョ様のチアリーディングに反応して

「豚もおだてりゃ木に登る」

「可哀想可哀想、何故何故この世に生まれてきたの」
「ハハ、こんちまた上手」

「チンチロリンのドッチラケ」

と四体まとめて順番に出てくるのが非常に面白かったです。

このシーンはヤッターマンの中でもかなりの傑作シーンだと思います。
もう一つ、ルール説明のシーンではドロンジョ様が、
説明をしようとするボヤやんに対し
「お前はもういいの!富山敬ちゃんの領分を侵すんじゃないよ!」
と仲間思い?の突っ込みが入れる
のも面白いし、
これに「ありがとう!」と富山さんが応えるのも、良かったです。

ところで、ドロンジョ様の「富山敬ちゃん」と言う呼び方は、
普段の小原さんが実際に富山さんを呼ぶ時の呼び方なんでしょうか?
 
インチキ商売は甲冑屋。ドロンジョ様に
容姿の事を馬鹿にされたボヤやん「よく言うよ、あのブスいやボス」
と微かに文句を言いますが
ドロンジョ様、この言葉を知ってか知らずか新型甲冑の実験で
予定を変更してボヤやんを本物の鬼の金棒でボコボコにするのでした。

その後、メカ作りに乗り気でないボヤやんが
る気が出るにはドロンジョ様にキスを貰えれば
と言ってドロンジョ様に当然突っ込まれ
、更にやる気をなくすものの
いつもの「おだてブタ」のメロディーを聞くと
ノリノリにメカ作りを始めるのは、面白いですが随分単純なような…
 
また今回は、ガンちゃんの読んでいた新聞に
ドロンボーの記事が載っていた事から
インチキ商売を行っていた事が判明する
と言う変わった展開を見せています。

この後、ガンちゃん達がドロンボーのメカ工場に向かうと、
商売の後に何日か経っている筈なのに指令が来ていないようなのですが
ドクベエ様、まさかわざわざガンちゃん達に知らせる為に
指令を出すのを待っていたのでしょうか?
 
ゲストはノンキホーテに忠義を尽くすヨンチョの声が
先ごろ亡くなられた青野武さん。
他に滝沢さんの姫君、
父親の王が滝口さん(悪の大臣は池田さん)も。
一つ気になったのがヤッターキングの砲撃を食らった風車の中の人、
あの様子だと確実に死んだように見えるのですが…
あと、ドジラを
「ビヤ樽モンスター」
と評すドロンジョ様の発想の凄さには驚かされました。

ヤッターマン感想(第88話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては88話「赤毛のランだコロン」

(あらすじ)リンゴ園を営む老夫婦の元に
赤毛の少年ラン吉(実は少女)が現われる。
ラン吉の持つ石の皿がドクロストーンと睨んだドロンボーは
リンゴ園に潜り込むが…
 
(解説)ヤッターマンのおなじみの登場シーンを
ドロンジョ様がいつものように聞く気が無いように振舞ったのに対し
ガンちゃんが「聞こえるようにしてやる!」
とケンダマジックで引き寄せた事がきっかけで
ついに、ドロンジョ様がガンちゃんに「ドジーン」となった
つまり惚れてしまったのが今回です。

ドロンジョ様はノリノリで善も悪も関係無い!と思っていたと
見られますが、
白けた目で見るボヤッキーたちの姿を見て、素に戻ると
「おのれ~か弱き乙女の恋心をもてもてもて遊んで」
と小原節全快で怒りの逆襲に転じるのでした。
一方の善玉側、ガンちゃんはどう思っているかは定かではありませんが
ガンちゃん達のやり取りを、非ッッ常に白けた顔(本当凄い顔でした)
で見ていたアイちゃん、相当妬いていたように思います。
 
老夫婦の農場に働きに来たドロンジョ様、女手はいらないと断られると
「我輩、先ほどの凄い美人のドロンジョの兄ドロンコーと申す者じゃ」
と男に化けて農場で働こうと現われます。
でかいお乳等のせいで多少怪しまれたものの、
何とか農場で働ける事になりますが
ドロンジョ様、自分を”凄い美人”と評すのは自信の表れ?
 
インチキ商売は一万円で受けられるミスドロンコのゴルフレッスン。
勿論このレッスン、
「チューの代金九万円追加で、しめて十万円!」
と言った感じのいつものインチキ手法が展開されますが
途中で機械の故障が生じる、と手抜かりが起きてしまい、
目標金額到達前(多分)に商売が中止となるのでした。

一方、ゾロメカ戦は悪のゴルフクラブメカが
善玉のスイカメカをやっつけたと思ったら、
スイカメカの内部の高性能のタネメカが悪メカを壊すと言う
負けたふりをして最後は勝つと言うおなじみパターンにより
今回も悪玉は敗北と相成るのでした。
タネメカが爆発寸前にカウントダウンをするシーンや、
タネメカによって外装を剥ぎ取られるなげきブタのシーンも良かったです。
 
ゲストは、赤毛のランが吉田理保子さん。
小原さんとなら”コナンとモンスリー”、
茉利さんとなら”愛ちゃんと科ちゃん”
と縁の深いレギュラー陣との絡みも見所の一つです。

ラン吉形態の時は、吉田さんの少年っぽい喋りが見られますが、
個人的にはちょっと珍しいかな?と言う印象を持ちます。
リンゴ園を営む老夫婦の前に現われた少年ラン吉が、
実は老夫婦の家出した娘の忘れ形見だったと言うのは
時代劇っぽいですね。

にしても、
ラン吉って言うと
『見ごろ食べごろ笑いごろ』の伊藤蘭さんを思い出しますね。
 
他に気になったのが『おだてブタ』の歌と共に
メカ作りをするドロンボーの様子を覗くアイちゃんの
「(バックに流れる歌は)おだてブタって歌で
ブーブーシーTV今週のビッグヒットショーで第一位だったわよ」
と言う台詞。
アイちゃん、『おたてブタ』を普段から聞いているんでしょうか?

最後に今回気になった台詞です。

一つはアイちゃんの
「ガンちゃん、何処かに地下室への入り口があるはずよ!」
こう言うのは普通なのですが、
ドロンボーが地下室へ入るのを
アイちゃんが見ていたような気がしたので、ちょっと不自然な気が…
もう一つは、パンダがやられた後のコパンダの
「おのれ~ちゃん(パンダ)の敵~」
 
と言う台詞。
いや、死んでませんから…

ヤッターマン感想(第86話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては86話「ジャンダックは聖女だコロン」
 
(あらすじ)祖国を守る為に立ちあがった少女ジャンダックが
ドクロストーンを持つとの情報を得たドロンボーは
ジャンダックの敵国オゲレス国と結託し、ジャンダックを捕えるが…
 
(解説)一番面白かったのが、
ラスト、ジャンヌダルクをモデルにしたジャンダックは
史実と異なり、火あぶりにされず病の癒えたシャレル王子と
好い仲になって終わるシーン。
何と、王子達のいちゃつく姿を見たガンちゃんとアイちゃん、
“自分達も…”みたいな目で二人を眺めていたのでした。
相変わらずませた事ですが、
それを見たオモッチャマもませぶりでは負けていないようで、
横から「ウシシシ、ヤッターマンもあんなラブシーンやったらどうでコロン」
と二人を唆します。

すると、ガンちゃんもアイちゃんも「やりたい、絶対やりたい!」「ほ~んとう」
と一旦は本音を白状しますが、即座に我に返って
「ませ過ぎ!」と二人揃ってオモッチャマへ強力な突っ込みを入れるのでした。
突っ込まれたオモッチャマが埋まりながらも
「やれーコロン、やれーコロン」と返すのも面白いですが、
やはり、デレっとしててもアイちゃんは可愛かったですね。
 
インチキ商売は焼き芋屋。ただの移動販売の焼き芋屋なのに、
契約書を書かせたり警官に化けたトンちゃんが出てきたり
非常に手が込んでいますが、手間の割には儲けが少なく見えたような…
そんなインチキ商売の近くを通りかかったアイちゃん
「う~んいい匂い、たまらないわ。焼き芋よこれ」
と、芋が大好物だからか?焼き芋にただならぬ反応を示します。

呆れたガンちゃんが
「猫に鰹節、女の子に焼き芋か~」と冷やかしを入れたのに続いて、
オモッチャマが「生理的現象だコロン」とアイちゃんをからかうと
怒った?アイちゃん、オモッチャマを殴る仕草(残念ながら声は無し)を見せます。
しかし、アイちゃんが焼き芋好きと言うのは意外ですね。
 
ゾロメカ戦は、里芋対とろろ芋の対決で、
展開は真っ当な戦争みたいな感じで進んで行きますが
劣勢の善玉メカがやられそうになった所で、
アイちゃんが「神様、お願い!」と祈ると、
何故か善メカ(女性型)が雷を起こし、これが原因で、
善メカが付けていた十字架から悪メカを狂わせる特殊な電波が発生し、
悪メカによってドロンボーのメカが逆に破壊されると言う展開となります。
多少強引ではありますが、
今回の勝因はアイちゃんに遭ったとみて良いのではないでしょうか?
 
今回はドクベエ様の爆発の後
何故かドロンジョ様がまだら模様になっています。
これ、実は「爆発のためドロンジョ様の洋服は全て脱がされて、
ボヤッキー画伯によって体の隅々まで絵の具で描かれた」
ためなのですが、気の利く(?)ボヤやん、
ドロンジョ様の尻の部分に悪魔みたいな尻尾まで描いており、
気付いたドロンジョ様から、当然きつ~く突っ込みを入れられるのでした。

また、ヤッターマンの登場シーンでは、ドロンジョ様
「うるちゃい、うるちゃい、うるちゃ~い!
あんた達がね!大人になったらね!ネオン会社にでも勤めちゃえ!」
と、ハイテンションに突っ込みを入れるのですが、
直後アイちゃんにシビレステッキの攻撃を受けると
ドロンジョ様、再び服が脱げてしまうのでした。
 
ゲストは、シャレル王子が水島裕さん、ミカエル大天使は滝口さん。
今回は前述のようにインチキ商売も焼き芋屋、
ゾロメカ戦も芋対決でしたし
「イモに見ていろ俺だって!」とか
「昨日のイモ…じゃなかった友は今日の敵!」なんて台詞や
「良いも悪いもイモイモあるが、ヤッターマンはイモじゃない」
なんて富山さんのナレーションがあったり、芋尽くしと言った趣の話でした。

あと、劇中のボヤやんの
「これ(悪い事)やるから私、女子高生に非難されるのね」
と言う台詞は、ボヤやんの複雑な心情を感じさせる
隠れたボヤやんの名言の一つだと思います。

ヤッターマン感想(第85話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードの一つ
85話「人魚姫だコロン」

(あらすじ)人間の王子に恋をした人魚ケイトの父は
地上に上がったケイトの安否と魔法の石をドロンボーに託すが…
 
(解説)何と言ってもヤッターマンの登場シーンが良かったです。
いつも通り「ヤッターマンがいる限り…」
とガンちゃんとアイちゃんが交互に言うパターンか?と思わせて
締めのアイちゃんの台詞が「覚悟!……しちゃって~」
と言う意表を衝く台詞が出てきます。
この「しちゃって~」の言い回し(とポーズ)が非常に色っぽかったです。
この台詞で、益々岡本さんの虜になってしまう感じです。
 
また、アイちゃんがシビレステッキを手にドロンジョ様に対し
「どう!痺れてみる?」と自信満々に言い放つシーンは、
驚きつつもアイちゃん凄く格好良いなと思って見ていました。
アイちゃんに迫られたドロンジョ様が
「いえ、お構いなく」と逃げ腰なのも面白い所です。
 
ただし直後、好事魔多しの言葉通りに
悪玉のバケクラゲメカにガンちゃん、アイちゃん共に捕まってしまいます。
捕まったアイちゃんが
「あれドクロストーンじゃなかったの。
ただの人魚の魔法の石だったのよ~!」
と、真相をドロンジョ様達に説明するのが面白かったのですが
逆上している三悪には通じず
逆にシビレ攻撃を食らってしまうのでした。

あと人魚姫を見つけたシーンのアイちゃん、一目見ただけで
「まだ息があるわ、早く手当てをしなきゃ!」
とおおよその状態まで言い当てていました。
漫画とかのキャラなら普通なんですが、
ナイチンガールみたいと呼ばれたのは伊達ではありませんね。
 
「間違った情報のお詫び」
ドロンボーを波に乗せて送って帰そうとするドクベエ様の親心に
「僕はドクロベエ様を誤解してたなあ~」(ボヤやん)、
「そうだよ、やっぱり本当は優しい人なんだ」(ドロンジョ様)
と感激するドロンボーでしたが、
この温情も実はお仕置きと言うオチで、
騙されたドロンボーの
ドクベエ様への不信は益々高まったに違いありませんね。
 
ゲストは王子様が三ツ矢雄二さん、ケイトが滝沢久美子さん
奇しくも後番組『ゼンダマン』の主役コンビ
おまけに王女(と『おだてブタ』の歌の間奏の女の人の声も)の声が
初代アマッタン役の麻上洋子さんでした。
麻上さんの演じた王女は、王子がケイトに首ったけなので、
嫉妬してケイトに嫌な感じで振舞う
(最後は改心しますが)と言う役所なのは珍しいと思います。

今回のインチキ商売はお化け屋敷なんですが
実際は脅かした客から財布を奪い取ると言う、内容は面白いですが
コストがかかっている割りには儲けが少ないようで、
儲かっていたのかは甚だ疑問。
あと、悪玉のゾロメカのウスメカを
「ウスウス」と応援していた筈のボヤやんが、
いつの間にか「ブスブス」と言葉をすり替え、ドロンジョ様を罵倒していたのも
見え見えの展開ですがとても面白かったです。

ヤッターマン感想(第84話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては本物のドクロストーンを巡る
84話「勇士スパルタオスだコロン」

(あらすじ)ドロンボーはヤッターマン基地からドクロストーンを奪い返し
余勢を駆ってギローマ国へと向かうが…
 
(解説)今回は、ヤッターマンが34話で手に入れ、
基地に保管していたドクロストーンがドロンボーに奪い返されてしまいます。

それは良い(本当は良くないけど)のですが
問題はドロンボーがオモッチャマの後を付けて、
基地からドクロストーンを奪っている間
ガンちゃんとアイちゃんが何をしていたかと言う点でして
二人は、多分普段は基地の中にいる筈なんですが、
何と今回は基地の近くで二人とも寝そべって
「良いお天気ねえ~」
「こうしているとドクロストーンを狙う奴らの事なんか
忘れてしまいそうだな~」などと、いちゃついていたのでした。
ストーリーの都合だとしても、
このシーンについてはファンとしては擁護の余地がありませんね。

おまけに、アイちゃん達のとても和んでいる様子が
結構見応えがあるシーンなのも、また複雑な所です。
あと、ドロンボーも基地まで行ったんだから
ヤッターマン側のメカの一つも壊して帰れば良いものとも思いますが、
そこまでやらないのは、面倒だからなんでしょうか?
 
今回は「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は…栄えないわよ」
と言う口上も登場。
今回の言い回しはかなり可愛らしくて、良かったです。
あと、アイちゃんがシビレステッキで
四人まとめて相手を倒すと言う荒技を披露するシーンは
格好良さにはいつもながら惚れ惚れしてしまいますが、
その際「シビレステッキ」の後で
アイちゃんが言ってる「何か」が未だに聞き取れません。
 
ゲストはスパルタオスが蟹江栄司さん、王様は滝口さん。
ブルのゾロメカを見たボヤやんが
「何せ犬の拾って来る物をヒントに作られているんですから、
ろくな物は出て来ませんのよ」と余裕を見せたのに対し、
ドロンジョ様は
「そのろくな物でもないのに毎回やられてんのは誰の作ったメカなの!?」
と痛い所を付きます。

おそらく、ドロンジョ様が直前に
「ヤッターギャング」
と懲りもせずにボケたのに対し
ボヤやんが
「キング!いつまであんたふざけてんのよ!?」
キレ気味に突っ込んだので、それに対する報復だったんでしょうね。

おだてブタが出て来るシーンでドロンジョ様が
「やったね~お前素晴らしいじゃないか。
久々のヒットだよ!ルソン助左衛門だね~」
と言っていましたが、このルソン助左衛門に限らず
何故かヤッターマンでは
当時の大河ドラマ『黄金の日日』ネタがよく使われていました。

ヤッターマン感想(第83話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはゾロメカ戦がぶっ飛んでる名作
83話「半里の長城だコロン」

(あらすじ)ドクロストーンを持つとされる明民(ミンミン)は
皇帝の半里の長城建設計画を諌めようとするが
ドロンボーはミンミンを敵国のスパイだと皇帝に進言し、
ミンミンは長城の人柱に…
 
(解説)今回は凄いシーンがありました。まず、指令の為に現われた
ドクベエ様がなんとヤッターマン(1号)に扮して登場
決め台詞
(「ドクロベエ只今参上!ドクロベエがいる限りこの世に悪は栄えるべ~」)
まで披露するサービスまで見せてくれます。

その上、おなじみの爆発シーンの後に
「ヤッターヤッタードクロベエ~」
と言いながらバラバラになるのも面白かったです。
ちなみに、ドクベエ様の乗っていたメカがヤッターワン(仕様)
と言う細かい拘りもファンとしては興味深いシーンでした。
劇中の描写はありませんでしたが、
このドクロベエ様の姿を覗き見していたガンちゃん、アイちゃん達は
どう思っていたのでしょうか?
 
それに、何と言ってもゾロメカ戦が秀逸でした。
まず、善玉のたんす・鏡台・布団メカに続いて
押しかけ女房メカが登場したのに対し、
悪玉側は女房をもらってやろうと花婿メカを仕立てて対抗します。
すると、箪笥等を千切っては投げの大暴れをする
花婿のワイルドさも相まってか
互いに精巧に作られた事もあって、花嫁メカは花婿メカに惚れてしまい、
花婿メカもまた花嫁メカに惚れてしまい、両メカは結ばれる事になります。

結ばれた瞬間の両メカの「もらう」「あげる」の連呼
も可笑しかったですが
両メカは、花婿の実家であるドロンボーメカに戻って来ます。
ドロンボーは、戻って来た二人の仲を必死に引き裂こうとします。
何故かと言うと、二人が結ばれると爆弾が出来ちゃうからなのですが
花婿メカの「僕達の結婚を反対するの許せない!」
との強い抵抗に遭い、二人の誓いの口付けは行われてしまい
三悪はあえなく敗北すると言う結末に至るのでした。

非常に面白かったし、バックのBGMも良かったのですが、
結局どの辺がメカ戦だったのか?三悪は何がしたかったのか?
と言う疑問は消えません。
 
もう一つ、凄く面白かったのがインチキ商売。
今回の商売は何と神をも恐れぬ事に交番。
(警察官が商売なのかは置いておいて)

内容も信号無視だ、
ドロンジョ様の服を脱がせて公然わいせつだ、運転適性違反だ
と散々難癖を付けるように罪をでっち上げた挙句
何故か死刑を求刑し、その場で執行しようとした寸前で
ボヤやん扮する牧師が
「聖書によると百万円出せば救われると書いてある」
と言う具合にかなり手が込んでいました。

極めて理不尽度が高い商売でしたが、
三悪の手際が良過ぎて非常に面白かったです。
さらに直後、商売の上がりをネコババしようとしたボヤやんが、
ドロンジョ様の気まぐれによって
商売で使っていた首吊り台で首吊り状態にされてしまうのは、
いつもながら不憫ですね。
その際のドロンジョ様の
「ドクロベエ刑法によるとネコババは死刑に処すと書いてあるわねえ」
と言う台詞もツボでした。
 
今回のアイちゃん、登場シーンで
「天に代わって成敗する!いざ尋常に勝負!」
と相変わらず時代劇っぽい台詞での登場をします。
相変わらず格好良くて好きですが
こう言う台詞がきっかけで大衆演劇の世界に行った訳では無いと思います。

ところで、この台詞を言う前に
兵士にアイちゃんがシビレステッキを使うシーンで、
シビレステッキが数メートルもの長さに伸びていたのですが、あれは幻!?

あと、事件解決後に
「ミンミンさんを想うレイニャンさんの強い愛情があったからだわ!」
と明民と麗女の夫婦の絆の深さがあったからこそ、
問題を解決できたと言うアイちゃん、相変わらずませていますね。
…と言うのはさておき、
問題はこの台詞を言ってる時のアイちゃんのポーズでして、
手の甲を上にしたその…何と形容してよいのかは分かりかねますが…
とにかくそのポーズが何故か印象的でした。
 
ゲストはミンミンが安原義人さん、麗女(レイニャン)が滝沢さん
ミンミンを追い落とそうとして、
ドロンボーと結託する雷雷(ライライ)が飯塚昭三さんと豪華
安原さんと滝沢さんって、
まんま『ニルスのふしぎな旅』のモルテンとダンフィンですね。
それに皇帝が滝口さんなのですが、
この皇帝「朕思うに~でありんす」と言う花魁(おいらん)口調な上、
滝口さんの例の言い回しも相まって
凄い濃い味わいとなっています。こう言うの好きです。

気になったのが、
ミンミンの奥さんの麗女(レイニャン)を発見したガンちゃんの反応で
「あ、綺麗な人が来る」ってどう言う意味なんでしょうね?
(アイちゃんは特に反応しませんでしたが)

もしかすると、こう言う妙に惚れっぽくなっていた辺りが、
ドロンジョ様とのメロドラマに発展する前兆だったのでしょうか?

ヤッターマン感想(第82話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては82話「塚原ボケ伝だコロン」

(あらすじ)ドクロストーンを持つ塚原ボケ伝の元へ向かったドロンボーだが
一度目は失敗に終わり、今度は用心棒を雇ってボケ伝の元へ向かうが…
 
(解説)ドロンボーはボケ伝への弟子入りを装い、
ボケ伝を襲おうとしますがドロンボーを寄せ付けず撃退。

するとドロンボーは
修験者通せん坊、鎖鎌使い穴戸番軒、猟師田無しの権兵衛の三人
用心棒として雇い、再度ボケ伝に挑みます。
穴戸番軒って、知ってる人から見れば凄く可笑しいネーミングですよね。
事態はヤッターマンが現われ、
三人を倒す事でいつもの展開へとなだれ込みますが、
格好良いアイちゃんが見られるのは相変わらず良いです。

しかし、アイちゃんのシビレステッキが
番軒の鎖鎌の分銅に貫通したように見えたのですが、
シビレステッキって分銅より硬いの?

ボケ伝さんは、ドロンボーを撃退はしたものの、
弟子入り志願の一太郎に呆気なくやられた所を見ると
ドロンボーを撃退してのも偶然だったのでしょうか?
 
ゾロメカ戦は、善玉のランドセルメカと悪玉の学生カバンメカの戦闘で、
学生カバンメカがランドセルメカを圧倒するのですが、
善メカの内部に入っていた学用品メカの逆襲に遭い
(学用品メカは電子頭脳と言うべき
コンピューターが組み込まれた一種のロボット)
やられてしまうと言う展開でして、
絵の具の筆にくすぐられ、なげきブタが笑っているシーンや
ドロンボーのコックピットに
「THE END」の文字が書いてある
爆弾風の弁当が届けられるラストが印象的でした。
 
今回のインチキ商売は、
どんな人でも天才・秀才と呼ばれるようになれる帽子の販売
なげきブタが突然登場したり、おだてブタの歌で客を煽ったりと、
テンポも良くドロンボーの商売の上手さが光っていました。

一方お仕置きはと言うと、
メカ戦敗北後、爆発に巻き込まれたふりをして物陰に隠れ、
朝になったら逃げ出そうとする三悪でしたが
それを見越したドクベエ様、
隠れる三悪に上から予告も無く巨大な帽子を降らせ、
辺りを永久に夜のままにしてしまいます。
これがお仕置きになりますが、
この場面の三悪のやり取りが非常に面白かったです。

それと後半、説明が必要な場面で
「今日は説明する間もなく…」と省かれたからか
その後説明が必要なシーンでも富山さんが
「今日はことごとく説明しない!」と反応するのも面白かったです。
 
ゲストは一太郎が鈴木れい子さん、ボケ伝さんは滝口さん
ボケ伝さんに弟子入りしようとしていた孫の一太郎を心配するお婆さんを
アイちゃんが
「じゃあお婆さん、気を落とさずに待っていて下さいね!」
と励ますシーンは、
アイちゃんの頼りになる感じの台詞回しが良かったです。

あと、ヤッターマンの登場時にボヤやんが、ガンちゃんとアイちゃんを指して
「マンネリ息子にマンネリ娘」と揶揄するのは、
何と言うか…
気持はよく分かりますね。