つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

若さが仇?

2012年04月21日 | 時代劇
先週の土曜日、NHKで里見浩太朗さんや
東映時代劇の斬られ役でおなじみの福本清三さんが出ている番組で
里見さんが当たり役の長七郎の扮装で
立ち回りを披露する場面がありました。
 
その際、長七郎の扮装の里見さんを見ると、驚く事に
今でもテレビで長七郎をやってた当時(20年以上前)と
ほとんど変わってないように感じました。
そもそも普段の里見さんの見た目自体、
70代半ばって感じはしませんし
お声なんかも年齢を考えると
かなり艶があるように感じられるように思います。
ただ、この若々しさが黄門様にはちょっと合わなかったのかな?
と今さらながら痛感させられたのも、また確かな事ですが…
 
里見さんは昔から時代劇スターの中でも、私は好きな方なので
『大江戸捜査網』、『長七郎』シリーズ(『江戸日記』も『天下御免』も)

まだまだ里見さんの出演作品で見たい作品はありますが
特に里見さんの出演作品の中で、私が今一番見てみたいのが
里見さんが時代劇スターとして一時期、不遇だった時代に
東映東京でやっていた刑事ドラマ『特別機動捜査隊』です。
 
この『特別機動捜査隊』では里見さんは
捜査主任の高倉主任を演じていますので
もちろん、里見さんの刑事ぶりも見てみたいのですが
一方の(個人的な)見所としては、高倉主任の部下や他の班の刑事に、
青木義朗さんとか早川雄三さんのような
時代劇の常連悪役が揃っていると言うのも、
私が興味を魅かれる理由です。

ヤッターマン感想(完結編)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
そして、ついに最終回となります。
108話「アワテルローの戦いだコロン」
 
(あらすじ)チビレオンの辞書に
最後のドクロストーンの在り処があるとの情報を受けた善悪
最後のドクロストーン探しに向かうが…
 
(解説)話はインチキ商売の楽屋裏からスタート。
しかもドロンジョ様、ガンちゃんのピカッと光る目に悪の心が洗われた
ドロンボーから足を洗い、後任のリーダーにボヤやんを指名します。
しかし、以降はいつものようにドクロストーン探しから
メカ戦を行うと言う一連の流れを経て
ラストに大どんでん返しがあると言う内容。
 
見方によっては打ち切り漫画の最終回っぽい気もします
ドクベエ様の「マンネリとか何とか言われながらも二年もの月日が流れ、
お仕置きのアイデアも乏しくなってきた」
とか
「今日こそヤッターマンをやっつけろ~!」とのドロンジョ様の命令に
トンちゃんの「と言い続けて二年と一ヶ月、ほな行きまっか~!」
と言う突っ込みが入ったり
最終回と言う概念を逆用したギャグもあり、最後まで面白かったです。
 
インチキ商売は
”奇跡の作家・現代の救世主”トンズラー・サッサー大先生の
新作『火の焼き鳥』販売記念サイン会
当然、疑問を持つ客に対しては
『ブターウォーズ』、『黄金のひび割れ土瓶』と言った
面白そうな読み物をセットに付けた上、
「百万円以上の価値のある物がたった十万円で買える」
と××効果(何だったかな?)で巧みに騙して売り付けるのでした。
(なお、本の中身は”全くの白紙”と言う代物)

このドロンボーの動きに当然ガンちゃん達も気付きますが
直前のガンちゃんとアイちゃん、
公園で「ガンちゃん」、「アイちゃん」、「好き~」
と二人でいちゃいちゃしてるのは、最後までらしいと言えばらしいですね。

あと、インチキ商売の本を見て
(騙されたから)泣いてる人を見たアイちゃんが
「貴方もね。分かったわ、その物語悲しい話なんでしょ?」
と尋ねるシーンは
アイちゃんの優しさが光っていて良いですが、
ずれた事言ってるのが何とも可笑しかったです。
 
メカ戦は、ワンとゾウ以外の全てのヤッターメカに、
ドロンボーは今世紀最大の力作であるブックタンクで応戦!
これに対しガンちゃんが、全てのヤッターメカにメカの素を投入しますと
全メカの出したゾロメカが合体し、巨大なミサイルを作り出されます。
このミサイルに対し、いつもは慌てるドロンジョ様が何故か落ち着いていて
ボヤやんの突っ込みに対しても
「これが最終回の雰囲気だからよ」
と、最終回を逆用したネタで返します。
これに対し、動揺するボヤやんが
「来週からボスになれる」と自分に言い聞かせるのも悲しい所?
 
最後のドクロストーンは、アワテルロー博物館の地下にあったのですが、
ここが何とドクベエ様の住まいで、
ドクロストーンもドクベエ様が丁度今見つけたとの事。
これでドクロストーンが全部揃ったものの、
ドロンボーが追い求めていた「大金塊の鉱脈の地図」自体
ドクベエ様曰く「欲深い地球人を利用するための嘘」
と明かされ、二年もの間のドロンボーの行動は
全て骨折り損である事が判明します。

おまけに「ドクロストーンとは、ドクベエ様そのもの。
そしてその実体はドクロ惑星XYZ星人」と言う強引さ。
そして本体を取り戻したドクベエ様は宇宙へと帰って行くのでした。
 
個人的には、ラストのドロンボーの解散シーンが特に良かったです。
中でも、ボヤやんとトンちゃんに対してドロンジョ様が
「良い女は振り向かないもんなんだよ!」
と言って、二人の前から去って行くのは
涙無しには見られないシーンかもしれません。
あと「う~可哀想可哀想」と言うなげきブタの台詞も泣かせる所でした。
ところでドロンジョ様、
ドロンボーを辞めた後でガンちゃんに告白する気だったのか?

一方、ヤッターマンの二人のラストシーンが
具体的に無かったのはちょっと残念でした。
(『タイムボカン』ではあったのに…)
特にアイちゃんの最後の台詞が
「そうね…」ってのはもう少し何とかならなかったでしょうか?
 
長くなりましたが以上です。

ヤッターマン感想(第105話)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはアイちゃんのピンチと色々な見せ場がある
105話「コレクター博士だコロン」

(あらすじ)ガンちゃんは連続失踪事件の容疑者にされてしまい
アイちゃんは容疑者と思われるコレクター博士に捕まってしまうが…
 
 (解説)今回はアイちゃんが危機に陥るシーンや、
意外な活躍シーンもあったり、アイちゃんの見所が沢山ある回です。
正確な所は分かりませんが、元ネタは映画「コレクター」だと思われます。
 
事件はガンちゃん達が連続少女誘拐事件に巻き込まれた所から始まります。
ガンちゃんが容疑者として警察に連行されてしまい、
単独行動する事になったアイちゃん
ドクロストーンを守ろうと張り切っている姿が格好良くて良かったですが
怪しげなコレクター博士(声は宮内幸平さん)と出会うと、
一瞬の隙を突かれ拉致されてしまいます。

アイちゃんを捕まえた博士は
「亡くなった娘以上に大切なもの」
としてアイちゃんをはく製にしようとしていたのです。
博士からドクロストーンの在り処を聞き出そうとするドロンボーに対し
アイちゃんは自分の身も省みず
「駄目よ、ドクロストーンだけは渡さないで!私はどうなっても良いから…」
とドクロストーンを守ろうと、博士に迫りますが
この場面の台詞回しと態度が毅然としたアイちゃんの姿が良かったです。
ところが、博士はドロンボーを落とし穴に落とし、
満を持してアイちゃんに迫ります!

首を絞め上げられたアイちゃんが「ガンちゃん~!」と叫ぶ辺りは
恐怖が真に迫った台詞回しを、茉利さんが見事に表現していました。
一方、アイちゃんが博士に
無理やり食事を食べさせられそうになって嫌がる台詞回しは
ちょっと色っぽいような気もしました。
 
事態はドロンボーが再登場して博士と揉めている所に、
ようやくガンちゃんが登場し
アイちゃんはオモッチャマに助けられます。
助けられた際の「ありがとう!」の言い回しも良かったですが、
直後の登場シーンの
「エイッ、エイッ、オー!ヤッターマン2号、改めて参上!」
と言う台詞が最高でした。

特に「エイッ、エイッ、オー!」と言う際は、
「エイッ!」と言う台詞に合わせてアイちゃんのポーズが付くのですが、
この台詞は一つ一つの言い回しが実に可愛いらしいと思いましたし
「ヤッターマン2号改めて参上!」の台詞も
茉利さんの気合が乗っていた感じで、いつも以上に良い口上でした。
ところが、気合の入った口上を披露したアイちゃん、
ふと目の前を見ると「あらっ!?」と驚くのでした。
 
何故かと言うと、
またしてもドロンジョ様がガンちゃんとイチャイチャしていたからでして、
これに怒ったアイちゃん
「ヤッターマン2号只今参上!」
再びドロンジョ様相手に口上を披露しますが
反応が無いのでアイちゃん「参上ったら~!!」と、
なおも自分の存在をドロンジョ様にアピールします。
この場面の必死なアイちゃんの演技も面白いですが
「参上だか四畳半だか知らないけど邪魔しないで…」
とドロンジョ様に振り払われてしまいます。
 
するとアイちゃん、ドロンジョ様に見捨てられたボヤやんから
「恋を無くした者同士、仲良く人生論なんか論じ合わない?」
とモーションをかけられますが、
アイちゃんは「触らないでよ!」と、間髪入れず拒絶します。
このシーン、アイちゃんの突っ込みが抜群のタイミングだったので
とても面白かったですが、
ボヤやんの立場から考えれば、アイちゃんちょっと酷いような…

結局、怒りに燃えるアイちゃんはガンちゃんとドロンジョ様に対し
「二人ともシビレステッキ~!!」
二人まとめてシビレステッキをお見舞いします
アイちゃんの「シビレステッキ~!!」の言い回しが、
非常にテンションが高いのが良かったです。
 
ゾロメカ戦は善悪のケーキメカの披露宴
と言う、一見しただけでは話が掴めない展開ですが
要は新郎と新婦の結婚が成立し、
ケーキカットで使われるウエディングケーキに入刀する事で
ケーキの中の花火マシーンが作動出来ると、
多く攻撃できて勝てると言うルール。

最も結婚が成立し、マシーンを作動させるのは善玉ばかりと言う有様に、
新郎新婦ではなく、牧師が入刀するようボヤやんが工作するのですが、
牧師がやった事で攻撃が外れまくって、結局は敗北となるのでした。
披露宴の司会が
富山ドクロの敬(ドクロ顔の司会者で声が富山さん)だったり
サービスでドロンボーも正装、ヤッターマン側も正装しているのも見所でして
和服姿に正装しているアイちゃんは、
一瞬しか見られませんが実に良かったです。
 
ラストは、博士が逮捕されて終わる
と言う『ヤッターマン』とは思えない珍しい終わり方をしますが
あんな目に遭ったのに、アイちゃんは博士に対し
「(博士のせいで博士と同じような悲しみにくれる人が出る事なら)
きっとマリーさん(博士の娘)があの世で悲しみますわ」
と博士に優しいけど重い言葉をかけるのでした。
そりゃ、正義の味方だからと言うのもあるでしょうが、
いつまでも怨みを引き摺るアイちゃんと言うのもどうかと思いますので、
こう言うフォローがあるのは良かったです。

直後のガンちゃんの
「人間には時として心の中に悪の根が潜んでいるのかもしれないな」
と言う台詞は台詞自体も重い言葉ですが、
ガンちゃんの言い回しがいつもと違って
非常に真面目な感じで、特に印象に残りました。

これを受けてのアイちゃんの
「そうね、その為にも逆境に負けてはいけないのね。強く生きなきゃ」
と言う台詞は、
気丈に強く生きようと決意するアイちゃんの心境が強く感じられる台詞で
ファンとしてはとてもジンときました。
 
インチキ商売はドロンボー神社、今回は手が込んでいます。
まず、訪れた客全てに大凶のおみくじを引かせて、
10万円で客に厄払いを行おうとします。
そこに、商売をインチキだとバカにするボヤやんが現れますが、
偶然か仕込み通りか?おみくじを蔑ろにしたボヤやんに
罰が当たった姿を見せ
これに恐れをなした客に10万円の厄払いを行います。
 
一方、ドロンボー神社の近くの神社に偶然いたガンちゃんとアイちゃん。
世界平和でも願っているのか?と思ったら
「どうかガンちゃん(アイちゃん)が
いつまでも私(俺)の事好きでいてくれますように…」
なんて願を掛けていたんですね。
その上「好き~」なんて言い合って、
単に二人のアツアツ振りを見せ付けてるだけでは?
オモッチャマが「見ちゃおれないでコロン、いい加減にしてくれでコロン」
と言うのも分かるような…

ただ相思相愛は良い事ですし、
アイちゃんもガンちゃんも互いに惚れ合うのも分かりますけどね。

ヤッターマン感想(第101話)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
さて、ヤッターマンエピソード紹介も残すは3回分となりました。
今回はラスト間際の傑作2本と
最終回の感想を詳細にまとめてみました。
 
まずは、岡本茉利さんがインタビューで思い出を語られる事も多い
101話「アレスサンダー大王だコロン」

(あらすじ)ナゴームと言う桃源郷に
ドクロストーンがあると言う情報を得たドロンボー。
アレスサンダー大王を唆し、ナゴームに向かうが…
 
(解説)メカ戦は何と
「もし、50年後も『ヤッターマン』が続いていたらこうなる」
と言う仮定の下で、
ドクベエ様50年後も歳を取らないと言うオモッチャマを除き
50年後のヨボヨボになったヤッターマンとドロンボー一味が登場します。

ドロンボーの老けこみ具合は
70代を過ぎているからまだ良いとして、
仙人みたいな外見のガンちゃん
そして幸せのあまりか、丸っこくなってしまったアイちゃん
二人の老けこみ方には驚かされました。
 
50年後の戦いはと言うと
「ブタも年取りゃモーと鳴く」、「説明は50年後の富山敬でした」
と言った年代を感じさせる名セリフが飛び出したり
相変わらず
ドロンジョ様は
ガンちゃんにモーションをかけたりしております
ケンダマジックやシビレステッキも武器としては役に立たず
ボヤやんやトンちゃんの電気治療道具になってしまっています。

メカも50年も同じメカを使い回しているからか、
ガタガタになっていてゾロメカ戦も出来ない有様
結局はガンちゃんとアイちゃんが子宝に恵まれまくったのが、
50年後の勝因になった訳ですが

しかし、ガンちゃんに
「あの婆さん(50年経つとアイちゃんをこんな風に呼ぶようになるのか)は
人間が出来てる」と言われているし
「お互い仲良くしましょうよ」と言っていたアイちゃんが、
「どうやら私たちの方が勝つ見込みよ」
とドロンジョ様に自分らの子供と孫を見せつけると言うのは、
人間が出来てると本当に言えるのか、疑問は残りますが…

また戦いの後、戦いの虚しさを知ったドロンジョ様が
戦いを放棄し撤退した事で、今回のメカは爆発を免れています。
ところが、ドクベエ様に
「戦わずに戻るとは何事」
と言う指摘を受け、お仕置きはいつも通り受けるのでした。
 
余談ですが、岡本さんが『ヤッターマン』関連のインタビューを受けると、
よくこの50年後のアイちゃんを演じた際、
お婆さんの声を演じる事に付いて、
非常に苦労されたと言うお話をされる事が多い事から
岡本さんご自身、おそらく『ヤッターマン』の中でも
一番印象に残っている話はこの回だと思われます。
 
さらに今回はガンちゃんに引き寄せられた際に、
勢いでドロンジョ様がガンちゃんにキスまでしてしまいます。
キスまでしたドロンジョ様
「自分を失っているのはお前だろ~?」
とボヤやんに突っ込まれながらも
「鼻ぺっちゃのイモ娘、ヤッター2号」などとアイちゃんをネタに
思いのたけを披露しつつ、ガンちゃんにモーションをかけます。

しかし「どうしても告白したいなら言って頂戴!
私聞こえない振りする」とドロンジョ様に促されたガンちゃんが
「ヤッターマン只今参上!」と言うと、後ろからアイちゃんも登場し
「この世に悪がある限り、二人の愛が勇気となって」
「地球の果てまで突き進むわ!」
と息の合った所を見せつけた上、
名前を呼び合った挙句「好き~」と抱き合う姿まで見せ付けるのでした。
ここまでアイちゃんって大人気無かったのか?と言う気もしますが、
「地球の果てまで突き進むわ!」
心なしか気合が籠っていたのは良かったと思います。

そして、結果的にガンちゃん達にまたもからかわれたドロンジョ様に対し、
ボヤやんが「泣くが良い、思いっ切り泣くが良い。
僕の胸はおめーの為にあるんだぜ!」と励ますのですが
この時のボヤやんの顔、あまりにアレな顔
で見ていて大笑いしてしまいました。詳しくはご覧下さい。
 
インチキ商売はドロンボー薬品開発の不老長寿の薬の販売。
もちろんインチキ薬なのですが、薬で若返ったと信じる老人の客の一人に
「僕、20歳位に見えるでしょ?」と聞かれたアイちゃん
見た目がそう見えるからって
「いいえ、50歳位に見えるわ」って言うのは
身も蓋も無い言い方は良くないような気も…

最も、お世辞で若く見えると言うのもそれはそれで良くないですから、
どう言えば良いのか困る場面だとは思います。
しかもこの老人、薬の副作用でしまいには
「80歳位に見える」外見になってしまうのでした。
 
ゲストはアレスサンダー大王が今西正男さん

七色サンゴメカ・サンゴレインボーをドロンジョ様に絶賛されたボヤやん
「素敵なメカを作っているのは誰だろうか…」
と久々に劇画風の顔に変身します。
こう言うギャグキャラの劇画シーンは
いつ見てもギャップが面白いので大好きです。

あと、ボヤやんが「ブタもおだてりゃ木に登る~」と言うと
本物の豚が木に登ろうとする
と言うお約束を逆手に取ったギャグも面白かったです。