つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(第80話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては80話「サトミ三犬伝だコロン」
(あらすじ)ヤッターマンは
ドクロストーンの手掛かりを持つミツ姫を助けようとするが
姫は首飾りに導かれて現れる三人の勇士の助けを待っていた…
 
(解説)おだてブタの歌、メカ選びのお見合いダックが初登場します。
おだてブタの歌は「男だね、天才だね、秀才だね、人間国宝だね」
と言うドロンジョ様のおだてで出てきたおだてブタに
テーマが作られた事がボヤッキーにより紹介されます。
曲が流れると、ノリノリのドロンジョ様が例によって調子に乗って
「♪ドロンコおだてりゃ~ボインが揺れる~イェイェイェイェイイェイイェイ」
と変え歌を歌いつつ暴走します。

直後、我に返って「何やらせるんだよ!」とボヤやんを蹴飛ばすのも面白いし
巻き添えで酷い目に遭ったボヤやんが
「♪ボヤッキー蹴られりゃギャ~と泣く」
変え歌で返すのがとても面白かったです。
 
ヤッターマンの登場シーンは、
いつもドロンボーの前にヤッターマンが現れるのがパターンですが、
今回はミツ姫救出の侍をヤッターマンが集めて現場に向かう所を
ドロンボーが急襲すると言う珍しい展開になっていて
「ドロンボーがいる限りこの世に正義は栄えない!
いざ純情に、あっ!勝~負~!」と言うドロンジョ様の口上が披露されます。
「尋常」ではなく「純情」なのがドロンジョ様らしい点でしょうか?

ただ、ここでヤッターマンのように目が光る訳ではなく、
「サンマの目の腐ったようなまなこ」のままだった為
アイちゃんったら「そうよ!(汚い)心のお洗濯が先ですよ!」
なんて酷い突っ込みを入れちゃうんですよ。
ただ、酷い物言いではありますが
「心のお洗濯」とはアイちゃんらしい表現で、何だかんだ言っても良いですね。
 
ゾロメカ戦は、善玉のバットメカと悪玉のボールメカの野球対決で
野球にちなんでの
アイちゃんとドロンジョ様のチア合戦があるのも見所でしたが
「同じ応援でもこちら(ドロンジョ様)がやると
何故かお嫁の貰い手が減ると言う感じ」とアイちゃんの応援を比較対象に、
ドロンジョ様の応援を揶揄するのが面白かったです。

一方、アイちゃんの「フレフレ、ヤッターズ!」
と言う声援が可愛くて良かったですが、チアガール姿のアイちゃん
顔隠してないのをばっちり見られていたのは良いのか?
ゾロメカ戦自体は悪玉の勝利に終わったものの、
悪玉のボールメカが使い物にならなくなり守りが出来なくなった
と言う理不尽と言うか、御都合主義と言う理由により、
案の定ドロンボーメカへバットメカの猛攻が始まります。

窮地に陥ったドロンボーですが、
今回のボールピンメカに搭載されたボーリングの球の中にある
超メガトン級の破壊弾を使い一発逆転に賭けるものの
バットメカの猛攻によって最後はいつもの通りとなるのでした。
あと、爆弾を説明するシーンでのボヤやんの
「説明しようかな!?」と言う言い回しがとても面白かったです。

インチキ商売は
三万円の参加料で百万円の優勝賞金が貰えると言うボーリング大会。
しかし大会はストライク連発で絶対決着が付かないと言うドロンボー式で
白熱する大会の最中、
出場者120名からふんだくった360万円?を手に
ドロンボーはずらかるのでした。
にしても、ガターになったボールが戻った時点で
出場者は何故インチキと気付かないのか?

ゲストキャラは猿山大全が池田さん、ミツ姫が滝沢さん、三犬の一人が富山さん
ボヤやんが、ドロンジョ様の尻を後ろから押した事を
「会津若松の駅で尻押し部隊のアルバイトやってたからつい癖で…」
と言い訳していましたが、そんな過去があったのか…

ヤッターマン感想(第73話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては 73話「釜ゆでゴエモンだコロン」
 
(あらすじ)義賊ゴエモンが狙う城の蔵に
ドクロストーンがあると知ったドロンボーはゴエモンを密告し、
ドクロストーンを手中に収めようとするが…
 
(解説)今回良かったのが、アイちゃんのヒッチハイクが見られる点
場面は登場と同時に「あ~んもうダメ!疲れちゃったわ」
と珍しく弱音を吐くアイちゃんから始まります。
ハイキングをしていてずっと歩き通しだったので
足が棒になってしまったのが原因なのですが
アイちゃんの機転の利くと思う点が、
ここで発想を転換してヒッチハイクを始める所です。

この時の「よ~しヒッチハイク決めちゃお~っと。ウフッ、止まって~」
と言う台詞、まず「決めちゃお~っと」って言い回しが可愛いですし
「ウフッ」って言い回しまで聴けると言うのが贅沢です。
この台詞で、ファンとしてはますますアイちゃんの虜になってしまいますが、
何と、車を運転中のボヤやんまでも運転を止め
「でも、あたし好みの女の子なんだもん」
とアイちゃんに魅了されてしまうのでした。
そのボヤやんを見たドロンジョ様が
アイちゃんにちょっとした嫉妬を見せるのも面白い点です。
 
ドロンボー側の見せ場も多く、
一番面白かったのがメカ内部で落下するボヤやんが
大胆にもドロンジョ様の胸元目掛けて着地しようとするシーン。
「待って!ここスローモーションで行きます。
ドロンジョ様、行き掛かり上貴方の上に重なりますよ~」
と言いながらボヤやんが落下してくるものの、これをドロンジョ様が
「スカ!私はクッションじゃないのよ」と絶妙のタイミングでよけると
「こんちまた上手上手、逃げるの上手いなあ~」
とおほめブタの絶妙の突っ込みが入るのがまた面白かったです。

今回は他にも、立ち食い蕎麦屋で「あなたの蕎麦が美味かった」
とドロンジョ様が食べている蕎麦を伝って
無理やりキスに持ち込んでしまったり
ボヤやんの大胆な行動が目立ちました。
 
また、アイちゃんの
「この世に悪がある限り世界の果てまで突き進む!」と言う口上に対抗して、
ドロンジョ様が「この世に正義がある限り宇宙の果てまで突き抜ける!」
と同じような台詞で返すドロンジョ様の負けず嫌いさも面白かったですし
この台詞に何故か反応し「可哀想可哀想、またまた負けるのね~」
と不吉な事を言うなげきブタに対し、ボヤやんが
「それ言っちゃ駄目!まだやってみなきゃ分からないでしょ!?」
と突っ込むのは、何度見ても面白いです。

しかし負け癖が付いていて、時
々明らかに負けが分かると
手を抜いているような気もするボヤやんが言っても説得力は無いような気も…
 
それと、ヤッターマンの口上に先立ってドロンジョ様が
「ドロンボ~た~だ~い~ま~さ~ん~じょ~う~
ドロンボーがいる限りこの世に正義は栄え~な~い~」
と決め台詞を発した上、
ボヤやんが用意したきらりと豆電球によって瞳が光る演出まで
ヤッターマンの登場シーンを徹底してパロディしております。
ボヤやんが「光った、光った~」と喜んだり、
安っぽい(ファンの皆様済みません)決め方がドロンボーらしくて笑えました。

ギャグばかりではなく、
今回はボヤやんが作り出したヤッターブル用の偽メカの素の為、
ブルが中々メカの素を食えないとと言う
と言うお約束を逆用したシーンも見られます。

ただ、このメカの素が食えず混乱しているブルを鎮める役目が
アイちゃんじゃなかったのは、ちょっと個人的には残念でしたね。
 
ゲストは、目明しの声がはせさん治さん
あと、ゴエモンを釜茹でする際の役人の声が滝口さんでした。

今回のインチキ商売はホテル。
大理石風呂を代理石風呂と誤魔化したりと適当に客をもてなした?挙句、
毒キノコで客を痺れさせ有り金をふんだくると言う、
被害者には申し訳ないが三悪の手際の良さに惚れ惚れしてしまう物でした。
今回は指令の後のドクベエ様の爆発をボヤやんが予見して
シェルター風の壁を作ると言う対抗策を講じます。
ところが、ここでドクベエ様が爆発せず去って行くと言うのは、
マンネリ回避と言う名のドクベエ様の嫌がらせなんでしょうね。

あと、ガンちゃんが腹を壊し、
困っているアイちゃんの台詞が
心からガンちゃんを心配している感じがして、印象的でした。

ヤッターマン感想(第71話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードの一つ
71話「泣き虫鉢かぶり姫だコロン」
 
(あらすじ)ドクロストーンは鉢かぶり姫の被る鉢である
と言う指令を受けたドロンボー
早速鉢かぶり姫の動向を探るが、
姫は末津庫と言う領主の息子に助けられていた…
 
(解説)「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は…栄えないわよ」
と言うアイちゃんの決め台詞が今回も登場します。
「栄えないわよ」
純朴な少女みたいな言い回し(ちょっと大空小百合風?)が素敵ですし
台詞の際の決めポーズがちょっと色っぽいように感じました。

また勝利のポーズの際
いつもならガンちゃんが「一丁行こうか!」と促す所で
アイちゃんが
「めでたい所で、いつもの奴一丁やりましょうか!」
と促す場面もあります。
「一丁やりましょうか!」と言う改まった言い方は、
アイちゃんらしい上品さを感じさせて良いですね。

さらに、ゾロメカ戦ではアイちゃんにオモッチャマ、コパンダまで加わり
(ガンちゃんは不参加)
善玉のトマトのゾロメカを「フレフレートマト!」と応援する場面もあります。
アイちゃんのチアガール姿は、今回も可愛らしかったです。
(映る時間は少ないですが)
 
今回特に面白かったのがゾロメカ戦。

まず善玉のトマトメカが登場すると、ボヤやんの脇にいる筈のドロンジョ様
「馬鹿らしくてまともに付き合っちゃいられないんだよ。
お前達勝手にやっておくれね」
とやる気を無くし、入浴してしまう有様(ボヤやんも覗こうとしますが、当然失敗)
しかしドロンジョ様の御墨付きを得たボヤやん、
「相手に合わせて適当に」ボケナスメカを出し、
ドロンジョ様の知らぬ間にヤッターマン側と協議し
メカ同士のクイズ合戦で決着を付ける事になります。
 
クイズ合戦は合間にドロンボーのやり取りを挟みつつ、
善悪双方ともメカを減らし
最後の一体同士の対決で勝敗は決する事になります。
ここでボヤやん、出題の芋俵ドクロ之助先生の手元の問題を細工し、
勝ちに行きます。

ところが、ここでさらにオモッチャマ達が細工を行い、
最終問題「リンゴジャムはイチゴから作るのである」と言う問題を誤答し
今回も悪玉は敗れ去るのでした。
敗れ去った後、なげきブタに
「うー可哀想可哀想何故何故失敗するの」と言われたドロンジョ様が
「こんな物ばかりに凝るからだスカポンタン!」
に八つ当たりするのも面白いです。
 
今回のインチキ商売は
柿右衛門の子孫ガキ右衛門(ことトンちゃん)の陶器の販売。
しかし売れ行きが芳しくないと見るや中にダイヤが入っている等
露骨な煽り文句を付けて、売りまくる
(中に入っているのは「タイヤ」)のが面白かったです。
他にも鉢かぶり姫の情報を収集する為に、
船頭を上手く担いだドロンジョ様にボヤやんが「頭良いなあ」と言うと
ドロンジョ様が「伊達に東大出てないよ!」と返す場面は、
ノリが良くて良いシーンだったと思います。
(ちなみに、これは本当の意味で”東大を出ていない”と言う意味です)
あと、ボヤやんがメカの製造資金をネコババしていた事実
ドクベエ様に暴かれるシーンもあり、
怒り心頭のドロンジョ様が
「このスカスカスカスカスカポンターン!」と詰った上に、ボヤやんをどつくと
更に口の中に隠していた小銭までもあらわになると言うシーンもありました。
 
ゲストは末津庫が森功至さん
今回は、何故か末津庫達ギャラリー付きでメカ戦が行われますが
姫が末津庫の母を爆破の際に飛んできた岩から庇い、
鉢が壊れるシーンの為に必要だったのでしょう。

ヤッターマン感想(第70話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては 70話「くらい山のひよ若丸だコロン」
 
(あらすじ)ひよ若丸が持つと言うドクロストーンを狙うドロンボー
ところが、ドクロストーンは九条大橋にいるフンケイの手に渡っていた…
 
(解説)うす暗い森の中を
「薄気味悪い所ねえ」気味悪がりながら歩くアイちゃん、
挙句ガンちゃんに抱きついたり、
ガンちゃんと二人の世界に入り込んだり、いちゃつきまくります。

この場面は「ボッチも怖いでコロン」と言うオモッチャマに
ガンちゃんが「ロボットにそんな感情なんてある訳無いだろ!」
と思わぬ暴言を吐くわ、オモッチャマも
「それは独断と偏見でコロン!ボッチだって怖いんだよ~!」と反論したり、
キレたオモッチャマの
「離れて歩けよ~」との突っ込みがあったり中々面白かったです。
 
インチキ商売は美人喫茶ですが
(タダでお客を釣っておいて、後で金を回収するパターン)
美人はドロンジョ様一人…と言う事で
ボヤやんやトンちゃんも美人に扮し、お客の接待に活躍
最も、トンちゃんに接待されるお客の人なんか、
トンちゃんが接待してる事よりもコーヒーが不味い点
が気になっていたようなので
案外、見た目を気にしていなかったようにも思いますが…

直後、引っかかって上を見上げながら歩いて来る客を見たアイちゃんの
「上を見て、♪ボ~ラ~レ~だって…」と言う台詞が面白かったです。
あと、今回のアイちゃんの「アイア~イ!」は威勢が良さそうでしたね。
 
指令シーンではドクベエ様の爆発で
何とドロンジョ様がバラバラに!?と言うシーンがあります。
実はこれ、ドロンジョ様が
マネキンを使ってボヤッキー達の忠誠心を試そうとしたものでして
悲しがりながらも、ドロンジョ様の体のパーツに縋るボヤやんに対し
「お前達、台詞と体の向きが違ってんじゃないかい?」
と言われたボヤやんが露骨に態度を入れ替えますが
案の定、豪快にドロンジョ様に蹴っ飛ばされてしまいます。

直後のボヤやんの「地球は滅びても絶対生き残る女、それはドロンコ!」
と言う諦めのようなものを含んだ台詞回しが良かったです。
そう言えば、今回は視聴者発案のメカの葉書が紹介されていますが、
実際のドロンボーは視聴者のアイデアではありませんね。
 
今回面白かったのがメカ戦で
まずヤッターマン登場シーンでは
「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は栄えない!」
と言うお馴染みの決め台詞をガンちゃんに続き
アイちゃんが披露すると、何故かおだてブタが登場。
ドロンジョ様が「何だこのブタ、出番間違ってんじゃないのかい?」
と突っ込むと、おほめブタが登場するのが面白かったです。
 
さらに、ゾロメカ戦ではまず善玉側が洗剤とたわしのゾロメカを投入
これを見たボヤやん
”どうやら負けそうなんでゴマすり出した”などと適当に反応しますが
洗剤とたわしを利用しメカが徐々に分解され、
ついにはメカも泡まみれとなります。

ボヤやんの
「慌てても 泡にやられて ああ哀れ」と言う川柳も飛び出しますが
ここでボヤやん、
本来なら
コックピットから分離してボタンを押すと発射される弾道弾が、
分離せずにボタンを押してしまったので
コックピットのまま発射してしまう
と言う致命的なミスを犯して自滅するのでした。
そして自爆後にはコックピットメカ総登場のおまけまであります。
 
ゲストはひよ若丸が千々松幸子さん、和尚が宮内幸平さん、
フンケイは池田さん
”フンケイが暴れて世間の苦情が高いので九条大橋”
と言うネーミングも面白いし
ドクベエ様が
「腕白でも良い逞しく成功するだべ~」
当時の丸大ハムの宣伝文句をパロディするのも面白かったです。

ヤッターマン感想(第61話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
61話「マンジュとスシ王だコロン」の感想になります。
 
(あらすじ)ドロンボーは人さらいの胡椒太夫とつるんで
タンゴ村に向かうマンジュ姫とスシ王の姉弟が持つ
ドクロストーンの地図を狙うが…
 
(解説)アイちゃんの名台詞の一つ「アイアイ!」初登場。
今回の言い方は結構勇ましい感じでした。
この台詞に何の意味があるのか実は謎なんですが、
茉利さんがアイちゃんをノリノリでやっているように感じさせる台詞なので
アイちゃんを語る上で、間違いなく外せない名台詞だと言えるでしょう。
 
特に良かったのが、戦闘中に吹っ飛んだ勢いで
偶然抱き合ってしまい、我に返って躊躇するガンちゃんとアイちゃん
(アイちゃん「アアン!」なんてまた色っぽく言っちゃってますし)
ところが、ここでオモッチャマが
「こんな時遠慮するでないコロンよ」と抱き合うよう唆します。
すると、例によって
「アイちゃん好き…」、「あたしも…」
と抱き合うガンちゃんとアイちゃん
前も二人が偶然抱き合うシーンはありましたが、
オモッチャマの誘いに乗ったとは言え、
戦闘中に抱き合うのはちょっといちゃつき過ぎかもしれません。
でも、やはりこの二人が仲が良いって言うのが描写されるのは良いですね。

あと、相変わらずオモッチャマませ過ぎ。
 
他にも今回はアイちゃんの見せ場が多く
中でもマンジュとスシ王を救出するシーンでは
スシ王を鞭でいたぶる胡椒太夫の手下を
「ええ、やっつけたわ!」と余裕(?)で懲らしめるわ
胡椒太夫に命じられ捕えたマンジュと二人きりのボヤやんが、
やばい事をしようとしている(と思われる)所に
口元へシビレステッキが投入して阻んだり、と活躍しております。

二人を無事救い出した後、
アイちゃんの口から「上手く行ったわ!」と聞けたのも、良かったです。
 
今回の悪玉メカのバンガロンを
「私の近来に無い傑作。今世紀最大のメカ」と誇らしげに語るボヤやんを
「まるでロバートレッドフォードみた~い」と褒め称えるドロンジョ様。
するとボヤッキーの顔がレッドフォード風に変わります。
このシーン、後年おなじみになる八奈見キャラ劇画化の元祖だと思います。
 
ところがドロンジョ様、褒め称えていた筈のメカがいつものようにやられ出すと
「ドジ間抜けスカポンタンばかバカ馬鹿~もう知らない~お母ちゃ~ん」
とボヤやんをありとあらゆる言葉で罵ったり、やけになったりします。
このシーンでの小原さんの
いつも以上にやけっぱちな言い回しが面白かったです。

この後、更にボヤやんが「ドロンコってやっぱり可哀想な女。
♪こ~んな女に誰がし~た~」と歌い出すわ
ボヤやんに「お前!」と突っ込むドロンジョ様ありで、
こう言うネタ好きとしてはとてもたまりませんです。

三悪ネタで言うと、胡椒太夫の屋敷に入ろうとする際
ボヤやんが「えー泥棒でございますよ」と名乗るのもおかしかったですし
マンジュ姫とスシ王(と母親)が
タンゴ村の法律で守られている寺院に匿われていた際に
「法律が怖くて悪役が務まるか!」
ドロンジョ様が
悪役らしい正論を言い放つシーンも面白かったです。
 
ゲストはスシ王が白川澄子さん、マンジュ姫は滝沢さん、
胡椒太夫は滝口さん
また富山さんが胡椒太夫の手下、マンジュ姫姉弟を匿う和尚等で
いつも以上に活躍していました。

意外と好きです

2012年04月14日 | その他
色々と趣味がある私ですが、中には人に言いづらい趣味もあります。
その一つが少女漫画をよく読んでいる事です。

私が特に好きなのが曽祢まさこ先生の作品
以前に怖い顔の漫画の話をこちらでした事があるのですが
実はそれが曽祢先生の作品(作品名は「ジェニーの微笑」)でして
その作品を興味本位で見つけた際、
近くにあった曽祢作品を何気なく読んだら、何故か魅かれてしまい
コミックス(文庫版ばかりですが)を何冊も購入するに至りました。
 
曽祢作品で私が特に好きなのが
「悪魔の十三夜」、「魔女に白い花束を」、この辺りの作品です。
もちろん、代表作の「不思議の国の千一夜」も好きですし
「ブローニィ家の悲劇」とか「夢の園のミア」も良かったです。
 
「悪魔の十三夜」は主人公マデリンの母親が非業の最期を遂げる場面と
マデリンが己の正体に気付くシーンが非常に印象的でした。
ラストはハッピーエンドではないと思いますが、余韻があって良いです。
 
「魔女に白い花束を」は魔女狩りをテーマにした作品です。
ほのかに芽生えた愛が非情な現実に砕かれる悲恋モノで
登場人物のほとんどが不幸になる(と思う)のですが、
そんな絶望の中にも希望はある…と言う感じのラストが印象深いです。
 
このように書くと、曽祢作品って
後味の悪い作品ばかりなのか?と思われそうですし
実際そう言う作品も多いようですが
一番の代表作「不思議の国の千一夜」なんかは、
同じ人の作品とは思えない位
コメディタッチで楽しい気持ちで読む事が出来ました。
 
あまり馴染みの無いジャンルではありますが、
興味があれば書店等で手に取ってみて下さい。