EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

アルバム トリロジー 国内アナログ 見本盤

2017-09-29 09:38:53 | 「トリロジー / Trilogy」
アルバム トリロジー 国内アナログ 見本盤



このブログで、
EL&Pの国内のLPの見本盤を取り上げるのは、
初めてかと思います。

シングル盤に関しては、
先般、「欲しいのは君だけ」の見本盤を取り上げていますね。

見本盤には、特に関心があったわけではありませんが、
このようなタイトルのブログを始めてしまったので、
お安く入手できるものであれば、
幾つかは手元にあった方が良いかなと思っています。

見本盤というのは、
音楽評論家とか、販売店に配られるものなのでしょうね。

学生時代に、
私はある会社の都内の中央区の寮に住んでいたのですが、
その会社の代々木の方の寮に住んでいた同級生の1人にS君という人がいます。

当時、
S君のお姉さんは、
音楽評論家みたいな職業をしていて、
ジャズがメインというような話を別の寮生から聞きました。

お姉さんのところには、
置き場もないほどのレコードが、
配達されてくるような話でしたね。

S君とは面識もあって、
時々、仕事上の話をする事はありましたが、
住んでいる寮が違っていたのと、
仕事のチームも違っていたので、
本人とは、よもやま話をする機会がないまま終わりました。

このトリロジーの見本盤は、
このピンク色の紙と一緒に配られていたのかも知れません。

EL&Pの国内アナログ見本盤のレーベル面の色は、
幾つか存在するようですが、
これは、普通に「青」と呼ばれている色ですね。

ちなみにこの見本盤が入っていたジャケットには、
「見本盤」のシールは貼られていませんでした。

シールは元々ついていなかったのか、
剥がしてしまったのかは解りかねます。

以上。

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シングル BRAIN SALAD SURGERY クリア・ヴァイナル その2

2017-09-27 10:08:55 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
シングル BRAIN SALAD SURGERY 
クリア・ヴァイナル その2



こんな感じ

このレコードを入手して解った事は、

「説明だけでは解らない事って本当にあるなあ」

という事ですね。

「RECORD STORE DAY」の企画物とはいえ、
商品の製作自体はBMGが行っているので、
ジャケットの色合いや仕様も、
BMG仕様という事のようです。

そのため、
色合いは、昨年、BMGからリイシューされたアルバムジャケットの黒っぽい色を踏襲しています。

良い意味で予想を裏切ったのは、
BMGが簡素化を図って、
普通のスリーヴタイプのジャケットを製作していると思ったのですが、
観音開きを再現しており、
オリジナルのソノシートの変形スリーヴよりも、厚手の用紙を用いています。

このレコードは、
発売前から告知されている通り、
レコード盤の溝が、
片面(ONE SIDE)にのみに刻まれている仕様になっていました。


レーベル面表


レーベル面裏

2015年に発売された、
グレッグ・レイクのライヴアルバムが、
クリア・ヴァイナル仕様でしたが、
バンドとしてのEL&P名義のレコードとしては、
初めてのクリア・ヴァイナル仕様という事になるかも知れませんね。

それが、エマーソン、レイクの他界後になってしまったわけです。

以上。

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ストーンズ・オブ・イヤーズのシングルの落札価格 その2

2017-09-25 09:16:33 | EL&Pにまつわるオークション等について
ストーンズ・オブ・イヤーズのシングルの落札価格 その2

ちょうど、1ヶ月ほど前に、
国内盤「ストーンズ・オブ・イヤーズ」のシングル盤の落札価格が、
¥2,000-であった事を綴りましたが、

ペラ紙付の「ストーンズ・オブ・イヤーズ」のシングル国内盤が、
つい先日、¥1,000-で落札されました。

「あぁ、希少盤と称されているストーンズ・オブ・イヤーズも、
こんな価格で落札されるご時世になってしまったのか?」

と、思ってしまいそうですが、

これは出品者の価格設定の突然の変更によって、
起きてしまった事でした。

当初、この品物は、¥2,500-から¥2,800-の間ぐらいの価格で出品されていたのですが、
出品の修了当日になってから、開始価格を¥1,000-下げたように思います。

それを見逃さなかった方が、
間髪入れずに札をいれたため、
無競争で、タイミングよく落札したというわけです。

私は、
翌日になってウォッチリストの修了したオークションを見て、
その事実を確認する事が出来たのでした。

この「ストーンズ・オブ・イヤーズ」には、
価格改定後の¥500-を表示した白いシールも貼られていましたので、
その時期に店頭に出回っていた品物のようですね。

タイミング良く落札された方は、
本当にラッキーだったと思います。

この方は、評価数が、「258」でしたので、
決してオークション初心者ではないので、
戦わずして希少盤を入手した事に、
さぞかし良い気分を味わった事でしょう。

(戦って勝ち得る事に快感を覚えるタイプの人であれば充足感もないでしょうが)

以上。

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地球に落ちてきた男 DVD

2017-09-22 08:39:26 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
地球に落ちてきた男 DVD



熱心なロック・ファンには、
あまりにも知られている事で、
このDVDを取り上げた理由に関して、
「今さら」と思った人もいるでしょう。

私は、
この映画「地球に落ちてきた男」を、
東銀座の映画館で、
1981年の夏に鑑賞しました。

2本立てのリバイバル上映だったのですが、
1本目は「ロッキー・ホラー・ショー」
という映画でしたね。
2本目がこの「地球に落ちてきた男」でした。

この2本立上映に足を運ぶのは、
ロックファンでしょうから、
1本目と2本目の間のCMに、
当時、ロッド・スチュワートが出演していた、
ウィスキーか何かのCMが流れたのですが、
CM時に歓声を上げている方々もいましたね。

私はロック好きのルームメイトと一緒に見に行ったのですが、
当日は睡眠不足だったのだと思います。

1本目の「ロッキー・ホラー・ショー」の時は、
普通に見ていたのですが、
2本目の「地球に落ちてきた男」に関しては、
異星人の映像だけが少し記憶に残っている程度で、
ストーリーなどは全く覚えていないわけです。

何故、そうなったかと言うと、
上映中に爆睡していたためですね。

「ロッキー・ホラー・ショー」に関しても、
「出演者のメイクが濃い支離滅裂な感じの映画」
というおぼろげな記憶しかありませんけどね。

それで、「地球に落ちてきた男」なのですが、
私がストーリーを全て忘却している事を述べたら、
EL&Pファンの知人が1年ぐらい前にDVDを貸してくれたわけです。

なかなか時間が取れずに、
お借りしてから、ようやく、最近、鑑賞する時間が取れました。

なるほど。

お貸ししてくださった一番の理由がようやくのみこめました。

この映画の上映時に、
劇場で鑑賞したEL&Pファンは、
EL&Pのアルバムで聴いた事のある歌が、
映画のあるシーンの中で歌われるので、
英国では本当に普通に知られている曲なのだなと、
事実確認をしたのだと思います。

デビット・ボウイが他界した時に、
キースも最初で最後に会った時のエピソードを、
追悼のコメントに記しており、
グレッグの自伝のフォトコーナーには、
デビット・ボウイと一緒にフレームに収まっている、
レアな写真も掲載されていますが、
ボウイは、この映画を撮り終えた頃に、
EL&Pのもとを訪れたのかも知れません。

映画を見ていないEL&Pファンは、
一度は見ておいて損はないと思います。

以上。

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サラサーテ 2017年 10月号

2017-09-20 08:19:02 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
サラサーテ 2017年 10月号



恥ずかしながら、このような雑誌の存在は、全く存じておりませんでした。

田舎の書店では、音楽コーナーの棚にも置いていないので、
解らなかったという事もあります。

ただ、エレクトーンなどの演奏者のための雑誌が書棚に陳列されていても、
あまり見る事もないので、
ましてや、弦楽器の演奏者が主に読むような感じの雑誌とあっては、
手に取る事すらないかも知れません。

音楽の雑誌などでも、
特に念入りに調べたりした事もないのですが、
楽器を持っている女性などが表紙に掲載されていたとしても、
モデルさんとかで、必ずしも、ミュージシャンであるとは限らないですよね。

でも、この表紙の方は、弦楽器奏者で、
本誌の中には写真が多数掲載されています。

とは言っても表紙のような衣装の写真は、
1枚も無いようなので、
表紙向けの写真という事かも知れないです。

頁をめくると、何だか、知らない世界が、
いきなり飛び込んでくる感じでしたが、
読まないうちからちょっとだけワクワクしました。

この号は、
クァルテットの特集が組まれており、
「モルゴーア・クァルテット」の記事が、
2頁に渡って掲載されています。

その中には、「トリビュートロジー」の制作にまつわる、
詳細な内容が含まれていますね。

EL&Pファンにとっては、
既知の情報も入っていると思われます。

モルゴ-ア・クァルテットは、
クァルテット結成歴、
25年という節目の年にあたっているわけですが、
そんな年に、「トリビュートロジー」のようなアルバムをリリースしてくれた事を、
本当に有り難く思います。

以上。
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オムニバスCD The PROG ROCK Album

2017-09-18 16:34:17 | Keith Emerson THE NICE関連
オムニバスCD The PROG ROCK Album



キース・エマーソンファン専用掲示板にアップされた情報によると、
カール・パーマーが英プログロック誌の本年のプログ・ゴッド(PROG GOD)に決定したとの事。

このような受賞は、2012年から始まったようで、
プログ・ゴッド以外にも、「Album of the year」等、
いくつかの受賞が用意されているようです。

プログ・ゴッド受賞歴は、

2012 リック・ウェイクマン
2014 ピーター・ガブリエル
2015 トニー・バンクス
2016 ジョン・アンダーソン

となっています。

ウィキを見た限りでは、
2013年は何らかの理由で、
受賞の選定がなかったようです。

選定基準などは全く解りませんが、
これまでの受賞メンバーを見ると、
この4名の所属していたバンドが、
おおよそ2つとなるわけです。

見方によっては、
他に選定されるべき人材はいないのかという狭い世界です。

EL&Pのメンバーは、
いずれも、プログ・ゴッドに相応しいヒストリーを所持している事は確かですが、
受賞する前にキースとグレッグは他界してしまいました。

故人の受賞という事が、受賞の選定の中で、あり得るかどうかも解りませんけど。

今日取り上げたのは、
プログレ系ミュージシャンのオムニバスCDです。
ザ・ナイスの「アメリカ」が収録されています。

ジャケットブックレットの解説を見てみると、
2007年となっています。

色彩が暗めのジャケットと呼応するような、
VDGGのヘヴィーな音で幕が開けるわけですが、
これは、
ピーター・ハミルのヴォーカルが入っていない重厚なインスト曲。
しびれます。

一転して、イエスの曲は、きらびやかな「不思議なお話を」。

その次に、ジェネシスのファーストアルバムからの曲が流れます。
これは以前に聴いた事のあるヴァージョンとは違うと思うけど、
気のせいかも知れません。

4曲目は、私がネットをやるまでは、全く知らなかったバンド、アージェントの曲。
EL&Pもそうでしたが、
ハイヴォルテージの時にオリジナルメンバーが再集結したバンドでもあります。

5曲目がザ・ナイスの「アメリカ」という流れです。

冒頭に世界的な著名バンドを持ってきているのが特徴で、
その後は、日本ではあまり知られていないバンド等
(私が知らないだけなのでしょうけどね)と、
著名ミュージシャンが入り乱れて、
1枚組で全15曲となっています。

プログ・ゴッドの受賞を調べて、
このオムニバスCDを書いていながら感じた事は、
5大バンドに次ぐバンドがあったにせよ、
プログレ界は「5大バンドとその他」みたいな印象というのは、
確かにあるのでしょうね。

何はともあれ、
カールがプログ・ゴッドになった事は、
EL&Pが受賞枠外に放置されていない事を実証する、
とっても、おめでたい出来事であります。

カールの受賞を心からお慶び申し上げます。

以上。

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お宝 ブラック・ムーン アナログ盤 1992盤 新品 その1

2017-09-15 11:31:45 | 「ブラック・ムーン / BLACK MOON 」
私のお宝 ブラック・ムーン アナログ盤 1992盤 新品 
その1



レーベル面

「ブラック・ムーン」のアナログ盤を入手できたのは、
このブログを始めた頃だったと思います。

ネットをやるようになってから、

「アナログ盤を一度見てみたい」

希望があったのですが、
このブログをやるようになってから、
劣化の激しいものであったとしても、
1枚は手元に置いておきたいものであるという欲求が出てきました。

このアナログ盤に関しては、
中古盤を販売しているところでは、
ヨーロッパ盤の表記が為されているのですが、
その根拠はこの辺りにあるようです。


これ以外の国々で作っている表記がある品物もある事はありますが、
現物を見た事がありません


そのため、
販売者によっては、「フランス盤」と称している事もありますね。

このヤプログとつながっている通販サイトに名を連ねているレコード店がありまして、
私はそこでこの品物を発見したわけです。

新品の表示がありましたが、
ジャケットにシュリンクはついていませんでした。

こちらの販売店では、
輸入盤の場合、
レコード盤の検品をするので、
シュリンクを取り外して、
検品を済ませて、
その後に新しいシール付きの透明レコードジャケット袋に入れるという、
販売方法を取っているようでした。

そのため、
未開封新品という売り方はできないようなのですが、
このように納品書に「新品」と表記されています。



本品に関しては、ディスク・ユニオンなどでは、劣化の激しい品物であっても、
¥5,000-以上の価格設定をしていますし、
痛みの激しくない品物であれば、¥10,000-近い価格を付けて販売している時もあります。

そう考えると、
この品物はかなりお買い得だった事になりますね。

ジャケットに関しては、
また次の機会に述べてみたいと思います。

以上。

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マヌーヴァーズ 国内盤 CD

2017-09-13 11:48:12 | Greg Lake関連
マヌーヴァーズ 国内盤 CD


何年か前から、
国内盤は初回からSHM-CDというケースが多いです

昨日は、帰宅後、忙しくて、取り上げるつもりだった品物を、
引っ張り出す時間が取れませんでしたので、
朝、思いついたCDを持ってきました。

これは紙ジャケットCDなのですが、
国内初CDというのが一つの売りになっていました。

グレッグのファーストのCDは、
90年代にプラケース盤がリリースされていたのですが、
セカンドアルバムのCDは初めてだったわけです。

リリース年を確認したら、
2010年なのですね。
月日が経つのは本当に早いわ。

数えてみると、
日本ではアナログ盤がリリースされたのが、
1983年。
それから27年経過していますね。

EL&Pが再集結した90年代や2000年代に、
国内盤CDがリリースされても良さそうなものですが、
何故か、リリースされませんでした。

ソロアルバムが無数に存在しているなら、
1枚ぐらいはリリースされていないものがあっても、
あまり気にならないのでしょうが、
スタジオ録音盤は、2枚しか存在しないので、
CD化されていないものは気にしやすいわけです。

しかも、
グレッグの他界により、
最後のスタジオソロアルバムとなってしまいました。

国内盤のリリース元は、
ワーズレコードになっていますが、
ディスクユニオンでまとめ買いボックスを作ってくれたので、
購入先に迷う必要はありませんでした。

このブログでは、
リリース当時の輸入盤購入時のエピソードや、
国内アナログ盤のライナーにまつわる話を綴っています。

このCDの日本語解説はリリース当時の様子をよく伝えています。

それによると、
リリースされてから時間を置かずに、
エイジア加入のニュースが流れたわけですが、
マスコミもエイジア新加入のグレッグが、
セカンドソロアルバムをリリースした事には、
来日インタビュー時にも全く触れていなかったとの事。

当時、エイジアというネームヴァリューは、
あまりにも圧倒的だったのに比して、
EL&Pの栄光は過去のものとして、
マスコミの中では埋没している空気が漂っていました。

そのため、
グレッグを知る人は、
プログレファンだけだったと思います。

昨年あたりに、
ファーストとセカンドのジョイントCDがリリースされましたが、
この2枚で、
スタジロソロアルバムが、網羅されてしまうのですから、
スタジオ盤が、もう1枚、欲しかったですね。

以上。

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サントラ MURDEROCK CD ジムコ盤

2017-09-11 09:43:48 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
サントラ MURDEROCK CD ジムコ盤


ジャケットデザインは。
CHORDアナログ盤を模している


国内で初めてリリースされた「MURDEROCK」のサントラです。

幾度か述べましたように、
アナログ国内盤はリリースされませんでしたので、
最初に登場した国内盤はCDだったわけです。

その後は、
ジャケット等が異なったCDがリリースされていますので、
そのうち取り上げたいと思っています。

ジャケットブックレットが充実しておりまして、
キース・エマーソンの簡単なヒストリーが、
記載されているのですが、
同時期に発売されたCDに、
共通のものが記載されているようです。

解説を書いているのは、
故・小川文明氏。

自らのバンドを率いていた、
キーボードプレイヤーでしたが、
キース・エマーソン絡みのニューアルバムの解説には、
頻繁に登場する方でした。

「キースなら何をやっても許せる」

という感じの、
キーボードプレイヤーとしての、
使用機器に関する視点と、
キースファンとしての視点を織り交ぜた、
とても寛容な論評が特徴です。

この方の文章を読んで気分を害するキースファンは、
ほとんどいないと思われます。
小川さんは、2014年、病に倒れて天に召されてしまいましたが、
キーボードマガジンを読んでいたキースファンの脳裡から、
その名前が消える事はないでしょう。

以上。

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THE MANTICORE SPECIAL VHS 1998年

2017-09-08 09:00:52 | Emerson,Lake&Palmerの映像ソフト
THE MANTICORE SPECIAL VHS 1998年


パッケージ


裏側


VHSのラベル

EL&Pは、
恐怖の頭脳改革リリース後に、ツアーを行っているわけですが、
主にヨーロッパの国々をまわった時の、
ツアーにまつわる映像と、
キースとグレッグのオフの様子が収録されています。

メンバーはもちろんの事、
ツアーに関わっているスタッフを含めた人達の、
ツアー成功のための「楽屋裏の映像」の集積といったところです。

このVHSに関しては、単品としての、国内版の発売はなかったようです。

その後、「WORKS ORCHESTRAL TOUR: THE MANTICORE SPECIAL」と言う、
2つの映像を1枚にまとめたDVDがリリースされました。

2007年に英Castle Musicから「 FROM THE BEGINNING BOX」が発売された時に、
この「THE MANTICORE SPECIAL」がDVDとして収納されました。

数年遅れて、
2010年に、ビクターエンタテイメントさんから、
国内盤がリリースされたのですが、
その時にこの「THE MANTICORE SPECIAL」のDVDに日本語字幕が付いたので、
ようやく、どのような事を言っているのかが、解ったというわけです。

EL&Pの熱心なファンには、
日本語字幕がなくても、
かなり楽しめる内容ではあるのですが、
字幕が付いた事で、
ただの映像のツギハギではなくて、
ある程度の時間的な流れも含まれた映像作品であると認識。

キースとグレッグな亡き今となっては、
新しいEL&Pの映像を撮る事はできなくなり、
既に公式に発売された映像と、
どこかに眠っている映像がこのバンドの記録の全てとなっているわけですが、
現時点におけるこの「THE MANTICORE SPECIAL」の映像は、
当時のバンドの凄まじい勢いと圧倒的な人気を映像から見る事ができるとても貴重なものですね。

ファンとしては、このような映像は、
ボックスセットの中の1枚に収納しておくのは如何なものかという感じ。

映像そのものは決して綺麗なものではありませんが、
彼等の記録を眺めるという点においては、
充分に鑑賞に耐えうるものであり、
ブルーレイに、当時の写真を掲載したブックレットでも付けて、
単品として発売しても良いと考えます。

ブログを書くにあたって、
字幕版で再度鑑賞してみましたが、

バンドもスタッフも、
怒涛のようなスケジュールを、
決して手を抜かずにこなしていこうとする堅実さが、
ありありと伝わってくる感じです。

その中にはスタジアム級の会場も幾つかあって、
ステージ演出にもエネルギーを注ぎ込んでいますから、
こちらからは想像もできない労苦があるわけで、
大規模なステージ演出の先駆けのバンドでもあり、
未知の領域を開拓していたのだと思います。

これは、やり遂げた感もさることながら、
終了後の疲労も相当なものがあったでしょう。

あまりの疲労に、休業期間が長くなってしまい、
順風満帆の追い風が通り過ぎてしまったとも言えます。

カールが言うように、
この時に休まずにもう一踏ん張りしていれば、
さらなる成功が続く展開もあったのかも知れません。

以上。

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アトランティック・イヤーズ カセットテープ

2017-09-06 13:04:21 | EL&Pのベスト盤等
アトランティック・イヤーズ カセットテープ

世界的規模でリリースされたEL&Pのベストアルバムとしては、
2度目のベストアルバムでした。

アトランティックレーベルを後にする事が決まったので、
それまでの集大成という事もあり、
アナログ盤であれば、3枚組以上になる内容を、
2枚組のCDに収納したわけです。

海外では、カセットテープも発売されたようで、
それが、この品物になります。

2本組のセットですね。

私はこの品物を見るまで、
2本組のこのようなパッケージを見た事がありませんでした。


米国製


こんな感じで両側に開きます

このブログでは、
WORKS Volume1の2本組のカセットテープを取り上げていますが、
1本ずつ別のパッケージに収納されていました。

70年代は、通常、2本組のカセットテープは、
個別のパッケージに収納されて、
シュリンクで1つに覆って販売されていたと思われます。

このパッケージの仕様が、どこから発想されたかについて、
ふと思ったのですが、
2枚組CDのパッケージではないかと思います。

プラケースパッケージに2CDが収納されているので、
カセットテープのパッケージもこれに倣って作ってみようという事になったのでしょう。

カセットテープのインデックスは、
CDのジャケットのデザインの両脇がカットされている場合があり、
こちらのデザインもそのタイプですが、
インデックスに関しては、
折りたたんだ部分にEL&Pのカラー写真を入れるなど、
CDのブックレットジャケットの一部を取り込んでいると思われます。
(記憶が定かでないので、帰宅してから確認しよう!)


インデックスを開いた状態
片側
もう一方のインデックスにも別の写真があります


以上。

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Emerson Moog復刻版を所持する浅倉大介氏

2017-09-04 08:26:50 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
Emerson Moog復刻版を所持する浅倉大介氏

私は、キーボードマガジンに関しては、
キースにまつわる記事がある時だけ購入していました。

そのため、国内外のキーボードプレイヤーに関しては、
それほど関心がなかったので、
国内で成功を収めているキーボードプレイヤーであっても、
失礼ながら、その方の仕事に関しては、
ほとんど知らないという事があります。

浅倉大介氏も、その中の1人です。

最初に浅倉大介氏の事が、
頭から離れなくなったのは、
たまたま目にしたテレビのバラエティ番組で、
私生活の一部が取り上げられていた時でした。

浅倉大介氏の住居の中を撮影していくなかで、
2014年に完全受注生産が決定した、
「Emerson Moog Modular Systemの復刻版」
が、ほんのちょっとだけ、
テレビの画面に映しだされたのです。


画像はmoogサイトより無断で頂戴しました

復刻版は、頭脳改革のジャケットのプレートが、
左上にセットされているのが素人目にも解る特徴なので、
すぐに解りましたね。

記者の質問に浅倉大介氏が答えた時に、
この復刻版の価格を朝倉大介氏が口にして、
記者がちょっと驚いたような感じでした。

音楽番組の企画ではないので、
それ以上の突っ込みにはなりませんでした。

また、
職場の控え室では、
昼休みにいつも「ヒルナンデス」を流しているのですが、
ディズニーランドの楽しみ方を、
番組のコーナーで設けている時にも、
浅倉大介氏は登場して、
そのうんちくを披露してくれました。

私は、浅倉大介氏の音楽は聴いた事がなかったのですが、
昨年、TSUTAYAのワゴンで、
中古盤を発見する機会に恵まれたのです。


d・file -for tv programs
浅倉氏が作曲したテレビ番組のテーマ曲等を
集めたアルバムです


聴いてみましたが、
私が普段聴くタイプの音楽ではない事が解りました。

このCD1枚が、
朝倉大介氏の全てではないと思うので、
また、機会があれば、他のCDを聴く事になるかと思います。

浅倉大介氏は、
自身のブレイク前から、
小室哲哉氏が演奏するステージで、
サポートキーボードプレイヤーと参加していた事もあり、
小室哲哉氏の事を「先生」と呼んでいるようです。

キース他界後に、
浅倉大介氏のラジオ番組「NEO AGE CIRCUIT」で、
もし、キースが2016年の4月に来日を果たしていたら、
海の向こうからタンスムーグを空輸せずに、
浅倉大介氏の復刻版を貸してくれないかという話も
出ていたと言うのを、
浅倉氏のファンのブログで見つける事ができました。

以上。

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22枚組ボックスセットの日本アセンブル仕様盤はでるのだろうか?

2017-09-01 08:36:27 | 「FANFARE 1970-1997」関連事項
22枚組ボックスセットの
日本アセンブル仕様盤はでるのだろうか?


9月発売予定ボックスの『Fanfare 1970-1997』のプロモ映像が公開されています。

このプロモ映像は2014年にSONYからリリースされた、
「BRAIN SALAD SURGERY Super Deluxe Edition 6枚組」ボックスのプロモ映像とは明らかに異なっていました。

2014年のプロモ映像は、
何しろ、人の手でCDの抜き差しを行っているのが、
ありありと映されており、
その前後に発売されていたポール・マッカートニー関連のデラックス・エディションの
とてもカッコいいプロモ映像とは、天と地ほどの落差がありました。

今回のプロモ映像は、人の手による抜き差しは行われておらず、
豪華さを醸し出すような映像になっており、
なかなか良い気分になりました。

ボックスセットの国内アセンブル盤というと、
キング・クリムゾンのボックスを、
WOWOWエンタテインメントが作成していますし、
「U.K.」のULTIMATE COLLECTOR'S EDITION も国内アセンブル盤が作成されていたのですが、
これはディスクユニオンが作っていたのですね。

ディスクユニオンが国内アセンブル盤を作成した理由の一つとして、
マイナーなレーベルからリリースされていたというのはあると思われます。

それにしても、この「U.K.」のボックスは全世界1,000セットとの告知で発売されていたのですが、
追加生産分も出ていて、現時点でまだ取扱をしているようです。
この追加生産分というのが、1,000セットが完売したので作られたのか、
受注される度に少しずつ作っていて、現時点でその途次にあり、
1,000セットになった時点で生産中止にするような遣り方をしているのか、
「U.K.」の熱心なファンでない私には、今ひとつ解りかねるところがあります。
また、追加生産分よりCD/Blu-ray収納用トレイの仕様が変更になっているとの事なので、
初回生産分を入手したマニアの方は、
追加生産分も買う事になったのでしょうね。

EL&Pの場合、ラスト・ライヴの映像を収録した、
ハイヴォルテージの映像ボックスというのがありました。

映像に関しては、ハイヴォルテージの主催者側が管理していたようなので、
日本では、ワードレコーズから発売されていました。

Tシャツと、当時のML誌の記事を集めてダイジェスト版を復刻したものが、
付録だったのですが、これらは、ボックス内に収納されずに、
送付されてきた段ボールの中に同梱されていました。

『Fanfare 1970-1997』に関しては、マイナーなレーベルではないので、
ディスクユニオンやマーキーが国内アセンブル盤を作る可能性はないと思っておりますが、
果たして、ビクターエンタテイメントさんが、
満を持して、国内アセンブル盤を作るかどうかの可能性は未知数です。

これまでのビクターエンタテイメントさんの売り方だと、
このブログで何度も述べておりますように、
アナログ盤はもちろんの事、アナログ盤のボックスに関しては、
一度もリリースしていないわけです。

「BRAIN SALAD SURGERY Super Deluxe Edition 6枚組」がリリースされた時は、
人気タイトルという事もあって、
とうとう初めての、「アナログ盤同梱ボックス国内盤」が出るのかと期待もしましたが、
リリースされないまま、現在にいたっております。

そのような経緯もあって、
22枚組ボックスセットの日本アセンブル仕様盤がリリースされたら、
類い希なる事態の発生と共に、
輸入盤より、もちろん高額になっているその価格に驚く事になるでしょう。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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