EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ロック・アーティスト インタビュー集 1973年

2016-06-29 16:51:40 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
ロック・アーティスト インタビュー集 1973年

これと内容が同じ文庫本を2013年に取り上げていますが、
その文庫のもとになった書籍ですね。



古書店からは、
パラフィン紙をカバーに被せた状態で、
送付されてきました。

パラフィン紙をとってみると、
カバーにはシミと色あせがありました。

書籍本体は、ほとんど劣化していない感じでした。

このブログは、
アナログ盤からCD盤まで取り上げている、
観察モノブログでもありますから、
インタビューの内容が同じであっても、取り上げるわけですが、
文庫本の方がこの書籍のダイジェスト版のような記述も、
取り上げている方のブログに記されていました。

カバーのタイトル文字が、
時代を感じさせてくれると同時に、
70年代のアーティストの重厚感を醸し出しているとも言えます。

折に触れて読み返すべき事柄が含まれているという捉え方もできますね。

文庫本を取り上げた時の内容を読み返してみたのですが、
当然、キースの自害というありえない事態が、
訪れるとは全く想像もしていなかった時に書かれております。

この時に書き綴っている、

「ありがたい事にメンバー全員が、
年齢相応ではあるにせよ、
今のところ、何とか健在。」

という状態は、本当に過去のものとなってしまいましたね。

本人が亡くなると、
1つ1つの言葉が、
よりいっそうの重みを持っているように感じてしまうから、
不思議です。

彼等のインタビューに出てくるアーティストやアルバムも、
これまで以上に探ってみる事も必要だなと思いますし、

グレッグというのは、1つの物事を語る時に、
複眼思考的な観点で語る論理性を持っているのだなと感心したり、

今さら、言うまでもない事ですが、
彼等が音楽バカである事をつくづく感じる内容です。

自分なりに、少しでも理解が深まったら、内容にも触れてみたいと思います。

解りやすいところでは、

カールが、

「もうステージでシャツを脱ぐのは辞めた!」

みたいな事を言っていますが、

実際はバンドの最終ステージまで続いていましたね。

以上。

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ファーストアルバム 80年代のヨーロッパ盤CD

2016-06-24 16:07:29 | 「Emerson Lake&Palmer / first」
ファーストアルバム 80年代のヨーロッパ盤CD


表側


裏側

このシリーズを取り上げるのは、3度目です。

当ブログを始めた頃に、このシリーズの「タルカス」を取り上げて、
価格表示シールに「ヨーロッパ盤」と記されていたので、
それにちなんで、「ヨーロッパ盤」とタイトルにつけました。

現時点で、初めてタイトルを付けるとすれば、
80年代のドイツ盤という事になるかと思います。

同シリーズの「トリロジー」も取り上げていますね。
その時は、ジャケットの文字が普通の字体に簡略化されている事を、
見てもらいました。

この80年代の西ドイツ盤ですが、
マニアの間では、すこぶる評判が良いようです。

私は上手な表現が出来ないのですが、
大雑把に言うと、
もっとも、レコードに近い音が、
キレイに再現されているというのが、
マニアを惹きつける理由のようなのです。

私自身は、オーディオ装置にこだわった、
レコードの再生をしていたわけではないので、
それについてはよく解りません。

このジャケットの色は、
どちらかと緑っぽい方だと思いますが、
薄い色に見えるのは、
私の技量のせいではなくて、
実際、薄い色をしています。

CD盤は、マンティコアマークが入っていますが、
それ以外に、どのようなレーベルが関与しているのかが、
今ひとつ、解りにくいところがありますね。

タワレコ渋谷店で「タルカス」を購入した時などは、

「マンティコアマークというのは、会社が無くなっても、
使用できるマークなのだろうか?」

とか思いつつ、
80年代にワーナーさんからリリースされていた、
CDの盤面には、アトランティックのマークが入っていたので、
当時は、かなり珍しい物を見た感じがしたわけです。


CD盤面

当ブログで取り上げた、
ピート・シンフィールドのアーク・エンジェル誌でのインタビューから、
推察するに、マンティコアマークも、
スチュワート・ヤングが管理しており、
その管理の元で、西ドイツで制作されたものかも知れません。

以上。

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エマーソン、レイク&パウエル タッチ・アンド・ゴー フランス盤 シングルレコード

2016-06-21 16:09:04 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 
タッチ・アンド・ゴー 
フランス盤 シングルレコード


これまで取り上げてきた、
フランス盤のシングルレコードのジャケットの仕様に、
忠実なピクチャースリーヴです。


ジャケット
ペラ紙よりやや厚め

向かって右から取り出すタイプ


裏側


レーベル面は英国盤のデザインと一見似ているが、
文字の配置は異なります


アルバム1枚で空中分解してしまった、
エマーソン、レイク&パウエル。

コージーが他界した時点で、
再集結はありえない事態となりました。

しかし、EL&Pに関しては、
ほとんどあり得ない事ではありますが、
今後のスタジオ盤制作の可能性が残されていたわけです。

それが、キースの他界と共に、
EL&Pのスタジオ盤は、
「イン・ザ・ホット・シート」で最後という事になりました。

バンドのメンバーが揃って存命であるというのは、
本当に有り難い事であると、
つくづく思い知らされました。

私にとって幸いだったのは、
このブログをキースの存命中にスタートできた事でした。

意気消沈しつつも、ブログを続けている勢いが、
少し残っているので、地道に更新していきたいと思っています。

以上。

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恐怖の頭脳改革 国内初シール帯盤 その2

2016-06-18 18:24:14 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内初シール帯盤 その2

恐怖の頭脳改革のシール帯は、
向かって左側(トレイ部)が黒い色が基本であるという事を、
「恐怖の頭脳改革 国内初CD シール帯分離」のところで記しました。

EL&Pの恐怖の頭脳改革のシール帯は、
EL&Pコレクターにとっては必須アイテムの1つかも知れませんが、
その欲望を狙った出品者が、
結果として粗悪な品物を出品した事を取り上げてみます。

シール帯CDと称して出品されていた品物を見てみましょう。

プラケースCDを開けようとすると、
このように、
プラケースのフタ(リッドと呼称するらしい)が歪曲してはずれるという現象が生じます。







この原因を探ってみました。

1.本物のシール帯はプラケースにフタの部分を開ける時に、フタがはずれて歪曲する事はない。

2.傷があるプラケースを取り替えた時点で、密着シール帯のオリジナル価値は失われるわけであるが、プラケースを取り替える場合でも、プラケースのトレイ部が黒い色のものを使用して、シール帯をオリジナルプラケースに沿った貼り方をする事により、オリジナルに近い仕様は保つ事ができる。

2.この品物の場合、プラケースが透明なので、オリジナルとは別の物を使用しているのは明らかであり、シールの貼り替えが解るわけであるが、傷があるプラケースを取替した状態との記述はなかった。

4.加えて、プラケースがフタを開ける時に、歪曲してはずれるという大惨事を巻き起こす。

但し、これは出品者も意図していなかった事であると推定しています。

オリジナルのプラケースCDの場合、
トレイ部の黒い部分に縦線の溝が無数に入っており、
これによって、その部分へのシールの完全密着を防いでいるわけです。
そのため、フタを開ける時に、シールが剥がれて、
スムーズに開封できるという仕組みのようです。

ところが、プラケースを入れ替えてシール帯をオリジナルに近い形で貼付ようとしてはみたものの、
その部分に縦線の溝が無数に切られていないトレイ部を持つプラケースに入れ替えた事により、シール部分がトレイ部に完全に密着してしまい、
フタを開ける時に、フタが歪曲してはずれるという事になるようです。


この縦の溝はシール帯に不可欠だったようです

このような品物を「シール帯仕様」とか言って、平気で出品する人達も、
存在するという事をお伝えしておきます。

結果としてマニアを狙った悪質な品物になってしまうわけですね。

以上。

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河出書房新社、やってくれました!

2016-06-15 09:16:35 | Emerson,Lake&Palmer関連
河出書房新社、やってくれました!

これは妄想ではありませんので、
いつもの妄想コーナーには入れません。

このブログでは、河出書房が、「文藝別冊KAWADE夢ムック」にエマーソン・レイク&パーマーを取り上げてくれるかどうかという事を、
期待せずに望んでいる事を述べて来ましたが、
7月22日の出版予定で通販サイトにアップされています。

これまで、EL&Pのみを取り上げた書籍としては、
楽譜関連を除くと、
1977年の「衝撃のロック・トリオ伝 エマーソン・レイク&パーマー」
に始まり、
1996年に発刊された「地球音楽ライヴラリー エマーソン、レイク&パーマー」
がありました。

その外には、キース個人に的を絞った書籍等は、楽譜関係を含めると、
「キース・エマーソン自伝」も含めて、数点存在するようですが、
バンドとしてのEL&Pがタイトルになった、
まるごとEL&Pムック本は、
日本では初めてという事になるかと思います。

某通販サイトにおいては、
既に表紙デザインをアップしておりますが、
執筆者に当然、名を連ねてくるであろう、吉松氏の関連もあってか、
タルカスのジャケットを使用しているようでした。

個人的には、タルカス表紙は、「ストレンジデイズ」でもやった事があったので、
別のジャケットを用いて欲しかったですね。

「頭脳改革」は、「ストレンジデイズ」の別冊も含めて、2度ほど表紙になっていますので、
これも、新鮮味にかけるところはあります。

出版されると解ったので、表紙がどうのこうのと、言っておりますが、
出るのなら、ELPマークが表紙でも何でもよいわけです。

今回の出版は、「地球音楽ライヴラリー」の出版から、
足掛け20年目という事になりますね。

1996年に生まれた人は成人ですよ。

正直、キースの他界がなければ、
この「KAWADE夢ムック」に、EL&Pが登場する事は、
難しかったかも知れないとも思っています。

楽しみに待ちたいと思います。

以上。

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ザ・ナイス AMERICA シングルレコード フランス盤

2016-06-13 17:31:39 | Keith Emerson THE NICE関連
ザ・ナイス AMERICA シングルレコード フランス盤

ユーロ・ロック・プレスの最新号を通販で購入しました。

カラー4頁を用いたキースの追悼特集でしたが、
難波氏と川原氏の文章は、
仕事上で、キースと触れあう機会があった方々だからこそ語れる内容で、
キースの素朴な人柄を改めて感じさせてくれる、
心のこもった追悼文でした。

4頁の記事中には、興味深いものがありましたが、
最近になってネット上で、ようやく発見できた事も書かれてあったので、
それも踏まえて改めてそのうち記したいと思っています。

今日、取り上げるのは、ザ・ナイスの古いシングルレコードです。
これは、タイトルの下に、「2nd amendment」と記載されていますが、
販売者の記述によると、1969年にリリースされた品物ではあるようです。

ジャケットは、ちょっと変わったデザインですが、
メンバーの写真は4人ですね。


シミ 飲み物でもこぼしたのか?

この写真は、
ブートDVDのジャケットにそのまま流用されたりしています。


裏側
耐水性インクを使用していないのか?
それとも色つきの水をこぼしたのか?



レーベル面

かなり前に取り上げた「AMERICA」シングルの英国盤は、
3人メンバーの写真でしたので、
この違いはリリース時期か、
あるいは再リリースの関係で生じていると思われます。

私より年輩のキーボードミュージシャン等は、
キースとの最初の出会いは、
ザ・ナイスという事がほとんどかも知れません。
難波氏なども、そうみたいです。

海外のプログレ系のミュージシャンの追悼関連の翻訳文を見ても、
ナイス時のキースに衝撃を受けたエピソードが多いですし、
肉体を用いての基本的なパフォーマンスは、
その時点で確立していたようなので、
EL&Pが世界的に売れた事で、
舞台装置を用いたパフォーマンスにも拍車がかかっていったという事なのでしょう。

以上。

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週刊FM 西版 173号 昭和49年7月22日~7月28日

2016-06-10 16:36:44 | FM誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
週刊FM 西版 173号 昭和49年7月22日~7月28日


表紙がカセットテープのインデックスになっている
切り取って使用せよとでもいうのでしょうか?


昭和49年というと1974年。

本誌が発売されたのは、
「レディース&ジェントルメン」がリリースされた頃という事になりますね。

「ロック・シーンの巨人たち」という隔週のシリーズがあり、
この号ではEL&Pが取り上げられています。


シリーズは、白黒4頁

執筆者は音楽評論家の立川直樹氏。

この時点でのEL&Pの大まかな歴史と、
EL&Pに関する立川氏の考えが掲載されています。

EL&Pの場合、まだ、一度もその音楽を聴いた事がない人が、
一度は聴いてみようと思わせる70年代前半のサクセス伝説がありますが、
それらが、コンパクトにまとめられていますね。

立川氏の論考は、
とても興味深い内容です。

EL&Pの「ファーストアルバム」や「タルカス」は、
日本においては、それまでのロックの概念を突き破ったものとして受けとめられていたようですが、
それが故に、
立川氏は、「ファースト」から「展覧会の絵」までのリリース時に感じた緊張感が、
「トリロジー」や「恐怖の頭脳改革」からは、ほとんど感じられなかったような事を述べています。

「トリロジー」はともかくとして、
「恐怖の頭脳改革」などは、「それまでのEL&Pの集大成」といろいろなところで、
記されているわけですが、
確かに、「それまでやってきた事を色濃くしただけだ」と言う見方も全否定はできないところはあります。

それはそれとして、私が、この論考から感じたのは、
先行きの期待と不安の両方でした。

「EL&Pは、果たして、恐怖の頭脳改革の衝撃を超える作品を創造できるのか?」

という期待と不安が入り交じった問いかけをされているようでした。

立川氏にしてみれば、緊張感は「展覧会の絵」で止まっているわけですし、
そう感じていないファンであっても、

「恐怖の頭脳改革を遙かに超える作品を創造する事ができるのか?」

という思いを心のどこかに持っていたのではないでしょうか?

結果として、EL&Pは、メジャーなロック・シーンでの人気は、
「ELP四部作」以降、日本では凋落していくので、
不安な部分の予想が的中している感じも少しあるわけです。

渋谷陽一氏も、

「前進し続ける事が彼等の存在意義」

みたいな事をラジオで言っていたように記憶していますが、
その時の私はその日が楽しければそれでよい中学生でして、
その言葉の意味するところは、深く考えても見ませんでした。

もし、彼等が、そのような観点からだけ見られていたとすれば、
グループが背負っている課題とストレスは、
如何ばかりのものであったかと思うわけです。

以上。

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WORKS volume1 8トラック

2016-06-08 13:29:36 | 「ELP四部作 / WORKS volume1」
WORKS volume1 8トラック


ジャケットのデザインが、
大雑把にまとめられている感じ
よく見るとレコードの曲順そのままというわけではない


「WORKS volume1」はカセットテープに関しては、
2本で1セットという事もあり、
2回ほど取り上げたのですが、
こちらは8トラックテープになります。

2枚組のレコードの音をカセットテープに収めるには、
2本必要だという事ですが、
8トラックテープだと1本で済むようですね。

ちなみに8トラックテープは、「恐怖の頭脳改革」をかなり前に取り上げました。

厳密にはこのテープ本体が、
ジャケットデザインを取り込んだぺーパースリーヴケースに収納されているのですが、
スリーヴケースは当初から付属していなかったので、
ジャンク品といえば、ジャンク品になります。

8トラックを手にしていつも思うのは、
品物本体の色がなんとも鮮やかである事。



「WORKS volume1」のレコードジャケットは、
地味な色の重厚感も1つの格調高さを醸し出しているとも言えますが、
ここでイエロー色を用いるところが何ともアメリカンという感じです。

8トラックテープは、ネットで検索すると、
音は素晴らしいという事が囁かれていますが、
特にパッケージの仕様とか本体の色にはこだわらないのが、
制作側の通念なのかも知れません。

以上。

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ザ・ナイス サードアルバム アナログ国内赤盤帯付のオークション

2016-06-06 10:21:57 | EL&Pにまつわるオークション等について
ザ・ナイス サードアルバム 
アナログ国内赤盤帯付のオークション

開始価格は、¥1,000-で、
最終落札価格は、¥19,700-でした。

8名の方が札を入れたのですが、
5名の方は、¥10,000以上の札を入れる事はなく、
最終的には3名の方の戦いとなりました。

3名それぞれの札は以下の通り。

Aさん ¥19,700-
Bさん ¥19,200-
Cさん ¥16,200-

Bさんは、Aさんが、落札するために幾らでも高値を付けると推定したのか、
諦めたようでした。

これがザ・ナイスの中古帯付貴重盤での現時点での相場という事になりますね。

ザ・フーとか、ディープ・パープルの初期のアナログ帯付は、
¥150,000-から¥250,000-の範囲で落札されるようですが、
キースが他界したとは言え、
キース・エマーソンのソロアルバムとか、
ザ・ナイスでは、そこまでの価格が付きません。

EL&P関連でもっとも高値が付くのが、
アナログ盤ジャケットに3人全員がサインしたものですが、
タイトルによっては、さほど高くならない事もあります。

3人全員がサインしたものとしては、
最近では、「レディース&ジェントルメン」の米国アナログ盤が、
6名が競って、¥26,500-で落札されましたが、
「ラヴ・ビーチ」は、¥5,000-もしないで落札された記憶があります。

今後は、メンバー全員のサインが同時にされる事はないと思いますし、
グレッグとカールのサインが入っていた品物に、
新たにキースのサインを頂戴するという事も不可能になりました。

その意味では、メンバー全員のサインが入った中古の品物は、
EL&P関連物品マニアにとっては貴重度が増した事は確かです。

以上。

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アルバム BRAIN SALAD SURGERY レコードフランス盤

2016-06-03 13:30:14 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
アルバム BRAIN SALAD SURGERY レコードフランス盤

格安だったので、
ジャケットの劣化の激しさは想定して購入したのですが、
観音開きの折りたたむ箇所が、
セロハンテープで補修されているなど、
思いの外、痛みが激しい品物です。

通常の付属品である、歌詞付きの6つ折りのポスターも、
付いていませんでした。

中古盤のお店で、
ビニールスリーヴなしのジャケットが、
何度も出し入れされることによって、
これだけのリングウェアが付いたのでしょう。

表側のELPマークがずれているのですが、
セロハンテープを接着する際に、
いい加減に補修したのだと思われます。
但し、それすら気にならないほどの、
スレ傷の激しさですね。

表側は省略


裏側


下部


レーベル面
英米盤と比して、
青みが買った色
とても読みづらい表記文字



オリジナルではないであろうインナー

レーベル面が剥げ落ちていないのが、
せめてもの幸いでしたが、
表記文字の色があまりもパッとしないので、
本当にフランス盤かとも思いましたが、
どうやらそのようでした。


レーベル面拡大

以上。

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ワーナー・パイオニア 昭和55年12月 洋楽総合試聴盤

2016-06-01 08:52:04 | EL&Pの曲が収録されている販促盤
ワーナー・パイオニア 昭和55年12月 洋楽総合試聴盤

ワーナー所属のアーティストを収録したアナログ試聴盤は、
これまで2度ほど取り上げています。

1つは、「ELP・イン・コンサート」から「展覧会の絵の楽曲」を収録したもの、
もう1つは「恐怖の頭脳改革」から「聖地エルサレム」を収録したものですね。

「聖地エルサレム」を収録したものは、そのジャケットから判別すると、
通常の試聴盤というより、企画物のようでした。

通常の試聴盤は、今日取り上げるタイプのもののようです。

このワーナーの試聴盤のジャケットは統一されているようで、
洋楽はベースとなる色がこの紺色のタイプで、
邦楽は、朱色みたいなタイプです。

白丸の部分に手書きで年月を入れるようです。




裏側はこんな感じ



この試聴盤には、EL&Pの「ラッキー・マン」が収録されています。



「ラッキー・マン」が収録されているなんて、
70年代初めの頃の試聴盤ではないかと、ついつい思うわけですが、
昭和55年12月とレーベル面に表記されているので、
EL&Pの初めてのベストアルバムである、
「ベスト・オブ・ELP」から収録したという事が解るわけですね。

ワーナーさんでは、
アーティストの既出の曲の寄せ集めとも言える「ベストアルバム」の発売時においても、
その中の収録曲をも、試聴盤に収録していたという事が解りました。

ちなみに、片側のレーベル面の1曲目は、
先般、他界した「プリンス」の曲になっておりました。

以上。

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