EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』をようやく鑑賞

2021-08-30 15:01:51 | 「タルカス / TARKUS」
『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』
をようやく鑑賞

8月28日(土)の23時過ぎに、
地元の知人から録画を頂戴していた、
『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』の「タルカス」を、
ようやく見る事ができました。

いつも使用しているDVDプレイヤーで再生できなかったので、
その下に配置してある録画機能内蔵の機器に、
ディスクをセットしたら鑑賞できました。


いつもこんな感じで、
タイトルを記した紙を入れてくれます

鑑賞し終わって、ディスクをよく見たら、
知人は、このディスクに関しては、
DVDではなく、Blu-rayに録画してくれたようでした。
そんなことは一言も言っていなかったけど、
結果として見ることができたのは幸いです。

同番組は、BS-TBSにおいて、
2018年5月20日に初回が放映されて、
2019年3月3日に再放映があったようです。

もはや、どちらを録画してもらったのかさえ、
忘れていますね。

出演者は、
キースとグレッグの存命時のインタビューに加えて、

amassでの告知の通り、

カール・パーマー
リック・ウェイクマン
リー・ジャクソン
スチュワート・ヤング(ELPのマネージャー)
 アンドリュー・レーン(ELPのツアー・マネージャー)

が出演していましたが、
映像としては、
このようなテレビ番組でなければ、
絶対にお目にかかる事ができない、
リー・ジャクソンの、
「あの人は今?」的な映像を見ることができて良かったですね。

インタビュアーは、
「何故、キースはナイスを辞めたのか?」
という、時間の経過があったからこそ許される、
質問をリー・ジャクソンにしており、
リー・ジャクソンが率直に回答している答えが、
これまでのキースが言ってきた事と同じような内容でした。

キースが口にしていたように、
ナイスのメンバーは友人だったわけです。
リー・ジャクソンにとっても、
友人のキースの考えている事ぐらいは、
お見通しみたいな感じだったとも言えますね。

リー・ジャクソンとブライアン・ディヴィスンは、
結果として、
キース・エマーソンや、パトリック・モラーツという、
ロック史やプログレ史に残るキーボードプレイヤーに、
置いてきぼりにされてしまいましたが、
天才的な方がさらにキャリアを積むために、
このような事はどうしても起こってしまうのでしょうね。

キースはリックとは、
70年代のEL&P時代から親しかったわけではないみたいですが、
番組では旧知の仲のような扱いがされていました。
(何も知らない人が見るとそう映ります。)

リックは、EL&Pファンが知りたかった、
「リックのEL&P評」を、
キースと同じ、シンセサイザーや、
キーボードを操るミュージシャンとしての視点から、
述べていましたが、素人が聞いても興味深いものがありましたね。

マネージャーさんらの発言は、
番組編成の都合上カットされているかもしれなくて、
そんなに言葉が多くはなかったですが、
EL&Pというバンドの特徴みたいなものを、
改めてかいまみさせてくれるものでした。

以前、どこかで、
EL&Pは、メンバーの織りなす緊張感みたいなものが、
このバンドの音楽を作っているような話を聞いた事があるように思いますが、
ツアー・マネージャーの語るエピソードを聞くと、
本当に演奏時以外でもメンバー間に緊張感が横たわっている感じはしましたね。

まぁ、キースがよく言っていたように、
「EL&Pのメンバーは友人という感じとは違う」と。

このような言い方は、カールも口にしていますね。

但し、グレッグのメンバーを見る視点は、
また違ったものがあると思ってはいます。

久々に味わった、
土曜日の夜の幸せな時間でした。

このDISCは自分で新たなパッケージを作って、
保管しなくてはならないな。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

エイジア アクア 国内プロモカセット

2021-08-27 17:47:39 | Carl Palmer関連
エイジア アクア 国内プロモカセット

「アクア」のCDがリリースされたのは、
私が秋田に戻ってきてからでした。

その国内盤のCDは、
ブログを始めた頃に取り上げていますが、
リリース時に購入したわけです。

「ゼン・アンド・ナウ」の頃は、
「ザ・ベスト」のキースの来日に集中していた事もあり、
「ゼン・アンド・ナウ」が過去の曲も含めた品物という事もあり、
熱心なエイジアファンではなかったので、
購入は見送っていたわけです。

個人的には、「アストラ」は嫌いではありませんでしたので、
私の中では、『「アストラ」に続くエイジアのサウンドは、
如何なるものであろうか』という関心はありましたね。

結果として、私の中では、「アストラ」で受けた聴きやすい感触を、
「アクア」で得る事はできませんでしたが、
グレッグが関わった楽曲が入っている事や、
カールが参加している事で、
EL&Pの周辺世界の一翼を担っているアルバムの1つであると認識しています。

この時期のプロモカセットの仕様は、
まだ、80年代の仕様が続いている感じですよね。

昨年取り上げた、
「エマーソン、レイク&パウエル」のプロモカセットみたいな感じです。



カセット本体のラベルは、
独自のモノになっています



インデックスは、コピー用紙を、
カットした感じ



メーカーの販促・仕事上のペーパーが、
折りたたまれて入っていましたが、
もともとプラケースに収納するためのモノではないらしく、
はみ出てしまいます

ペーパーには簡単な説明が書かれており、

「90年、モスクワで行われたコンサート(『ライヴ・モスクワ』‘91年12月21日リリース)を最後に、ベーシスト、ヴォーカリストとしてフロントマン的役割を果たしたジョン・ウェットンが脱退。直後、エイジアは真の中心人物-ジェフリー・ダウンズとカール・パーマーによりエイジアとしてのアルバム構想に入り、新メンバー、ヴォーカリスト&ベーシストとして、ジョン・ペイン(元パッション、ELOの後期ヴォーカリストも担当)を迎え、新生エイジアが誕生」

7行ほど空けて、

参加ミュージシャン
スティーヴ・ハウ(g)

との記載がありました。

本意ではないにせよ、
ウェットン先生は、
出たり入ったりいろいろあったと、
つくづく思わされます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ベスト・オブ・ザ・バース・フェスティバル 69-70

2021-08-25 11:30:27 | Keith Emerson THE NICE関連
ベスト・オブ・ザ・バース・フェスティバル 
69-70



帯とジャケット
3CDですが、90年代始めの頃の、
厚みのあるプラケース仕様

この品物に関しては、リリース情報を仕入れた時点で、
お知らせをアップしていました。

その後、リリース予定日の1ヵ月ほど前に注文をしまして、
ほぼ、リリース予定日にリリースされた事は解りました。

但し、Amazonでは一定の個数を確保できなかったのか、
私のところには発売日に届きませんでした。

およそ、1ヵ月ほどしてから、
ようやく受け取る事が出来たわけです。

1ヶ月も待たされたのは、
国内盤(国内仕様盤かも知れません)を取扱していたメーカーの、
規模によるリリース枚数によるものと思われます。
業界の詳しい事情は解りかねますが、
昔であれば、出版物などの場合、委託扱いで店頭に並んでいる場合は、
売れないとメーカーに返品されるので、
それと似たような経緯で遅れたのかも知れませんね。
つまり私の手もとにある品物は、
一度出荷されて返品されたモノだという事です。

その間に、この時代の音楽に興味・関心がある方々のレビューが、
何件かアップされておりまして、
音の悪さに関しての不満が際立っておりました。
歴史的記録物という意義だけが唯一の価値みたいな感じですね。

「この音源でよくも商品化できたものである」という見解です。

表紙と裏表紙を頁数に入れてある、
20頁のカラーブックレットが付いていまして、
ブックレットの内容の完訳が折りたたまれて収納されていました。

収録されているミュージシャンに関しては、
そのブックレットで紹介されているのですが、
それには「THE NICE」が入っていないという事です。
69年のフェエスティヴァルに出たという事以外、
「THE NICE」に関する記述は見あたりませんでした。
「THE NICE」の写真もありません。



ジャケット下部




完訳は、訳しただけのようで、
日本のキースファン向けに、特に付け加えられた事項もありません。

結果として、この「バース・フェスディヴァル」の商品化を企画して、
紹介した人の好みだけが反映されているという事なのでしょうね。

外観についてはおおよそこんな感じです。

最後に、昨夜、ローリング・ストーンズのドラマー、
チャーリー・ワッツ氏の他界を知りました。

ご冥福をお祈りいたします。

(ナイス時代のキースとストーンズのマネージャーは、
とても関わりがあったようでしたね。)

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

CD絶対名盤 タルカス

2021-08-24 12:57:55 | 「タルカス / TARKUS」
CD絶対名盤 タルカス


プラケースにヒビあり

2018年に、TSUTAYA帯の絶対名盤の「ピクチャーズ・アット・アン・エキシビション」を取り上げていますが、こちらは「タルカス」になります。

「TSUTAYA帯盤」はヤフオク等で中古品が出品されているケースは、
意外にとても少ないと見ています。

理由としては「TSUTAYA帯盤」に選ばれているEL&Pのタイトル自体が、
少ないという事もあるかと思います。

どのタイトルが過去に選ばれていたかを精査した事もないですが、
「ファーストアルバム」や「トリロジー」は、見たことがないですね。

これに比べると、
ビクターエンタテイメントさんの帯付ミニチュア紙ジャケットCDの方が、
遙かに多く出品されていると思いますね。

この「タルカス」の帯に付いている説明文ですが、

「丁寧すぎるのも如何なものか?」

という事をちょっと思ってしまいました。

「唯一のチャート1位獲得作品。」

そりゃ、「唯一」かも知れませんが、
わざわざ付け加える必要もないかと。

それから、TSUTAYA帯制作スタッフには、
バンド名の表現を統一する考えは無いようで、
「ピクチャーズ・アット・アン・エキシビション」においては、
「エマーソン、レイク&パーマー」と記載し
「タルカス」においては、
「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」と記載していますね。
「間違っていなければ解れば良い」みたいな感覚なのかも知れないです。

話はEL&Pとは、
特に関係がないのですが、
つい先日、こんな出来事がありました。

知人が求めたあるアーティストの国内盤の新品のプラケースCDがあったのですが、

「自分は(シュリンクを)開けるのが下手だから開封してくれないか」

というわけです。

国内盤の通常のプラケースCDですから、
おおよそ、シュリンクの開封箇所は下部に付いているので、
通常通りに開封をしました。

「ハイ」

と言って渡したら、

「開封されていないじゃないか?」

というわけです。

「いや、開封しましたよ。
ホラ、開いているでしょ!」

と手に取って説明したら、

その個所からシュリンクをビリビリと引き裂き、
シュリンク内の説明の帯もグシャグシャにされて、
ゴミ箱にポイと捨てられました。

いやはや、
久々に唖然としましたね。

彼は、私の音楽CDの取り扱いやコダワリを知らない事もあるでしょうが、
彼の中では普通の行為だったわけです。

シュリンクを破く方は、多くいるとは思いますが、
帯をグシャグシャにして捨てる方も、そのうち何割かいると思います。

帯のデザインを制作する方も、
捨てられる運命にあるかも知れないと思って制作しているのかも知れませんけど、
私は帯を引っ越し時に紛失した事はあっても、
意識的に捨てた事がないので、かなり衝撃的なシーンでした。

以上。

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マンティコアの頃のキースのオートバイについて

2021-08-21 11:44:10 | Keith Emerson関連
マンティコアの頃のキースのオートバイについて

私は、少年時代に仮面ライダーに憧れていた割には、
10代の後半になってからも、
オートバイに乗ってみたいという欲求は、
一度も生まれた事がありませんでした。

そんなわけで、
オートバイに関しては、多少のメーカーの名前を知っているぐらいで、
何の知識もないわけですね。

ある時、ふと、キースが乗っていたオートバイの事が気になりまして、
ネットで調べてみたのですが、
カワサキのオートバイである事以外は、
よく解りませんでした。

後日、上のリンク先のML誌の写真の色つきのモノをネット上で発見しまして、オートバイの色合いは解りました。

キースがオートバイと一緒に写っている写真も、
ネット上にアップされたりしていたのですが、
数年前にそのカワサキのオートバイと良く似ている、
完成品の模型が国内の業者から発売された事もあります。
現時点でも入手は可能と思われますが、
価格は¥2,000前後でした。

但し、素人から見ても、
キースが所持していたオートバイとは、
微妙に形状が異なっている部分もあるので、
手元に所持したいほどの欲求は生まれませんでした。

最近、地元のスーパーのお菓子売り場で、
食玩の大きさのカワサキのバイクのキットを発見しまして、
ラインナップを一通り見ると、
これも、キースの所持していたオートバイと、
微妙に異なっているわけですが、
やや高めの食玩の価格ではありましたが、
1つだけ購入してみたわけです。



ネット上の検索に関しては、
その時には全くひっかからなくても、
数年経つとブログ等でアップされたりする事もあるので、
新たに解った事はありますね。

キースの所持していたオートバイは、

「KAWASAKI 900 Super Four Z1」

もしくは、

「KAWASAKI 900Z1」

というバイクであると、
オートバイに詳しいと思われる方々のブログに記されています。

しかし、
そこに掲載されていた写真等は、
私が見ていたキースの所持するオートバイに似てはいるけど、
微妙に異なっていました。

これが食玩のパッケージの裏側に載っているラインナップです。



これから見ると、
色と模様に関しては、
No.03の「オレンジタイガー」と呼ばれているものに近いと思います。



座席シートの形状に関しては、
No.07の「イエロータイガー」に似ていますね。



名前からすると、
「Z1」という事なので、
「No.01~No.05」までが該当するわけですが、
座席シートに関しては、
No.02の「イエローボール」が近いと思います。
しかし、「イエローボール」のオイルタンクの模様は、
キースの所持していたモノとは異なります。

そこで考えられるのが、
これ以外のヴァージョンもあるのかも知れないという事。

私がもっと時間をかければ、
見つかるかも知れませんね。

あるいは、「オレンジタイガー」の座席シートの部分だけ、
カスタマイズして制作したのかも知れません。

当時のキースであれば、
欧州仕様のみならず、US仕様も、日本仕様も、
容易に入手できたでしょうし、
メーカー側もそれに対応して制作した可能性もあります。

これは、バイク素人が、模様と形状のみから、
ピッタリと合致する品物を見つけられない中で推察した事なので、
オートバイに詳しい方からすれば、
もっと簡単な話かも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

月刊 ザ・ビートルズ 2001年 10月号

2021-08-20 15:39:30 | Greg Lake関連
月刊 ザ・ビートルズ 2001年 10月号



表紙

この雑誌「月刊 ザ・ビートルズ」を取り上げるのは、
2度目になります。

昨年の4月、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」の、
2001年のツアースケジュールが掲載された号を取り上げていました。

その号には、このツアーとは関係がないトニー・レビンへのインタビューも、
過去にビートルズのメンバーと関わったミュージシャンとして掲載されていましたので、
この2001年の月刊ザ・ビートルズには、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」の参加メンバーのレポート等が、掲載されている事もありうるのではないかという甘い期待を抱きました。

幸いにも、この年の号が、格安でまとめて出品されておりましたので、
2年ぐらい前に入手してみたわけです。

仮にツアーにまつわる記事が掲載されていないにしても、
天下のビートルズの専門雑誌ですし、読んで損はないですからね。

それで、どうだったかと言いますと、
ツアーにまつわる簡単なレポートが掲載されている号は、
この2001年の10月号のみだったわけです。

「BEATLE NEWS」のコーナーの、
11頁目の3分の2ほどのスペースを使用して、
「リンゴ、26曲を熱唱!」というタイトルで、
特に参加メンバーの紹介もなく、
7月26日に行われた初日のコンサートレポートが掲載されています。

26曲のセットリストは記されておらず、
ビートルズやリンゴのソロ時代の楽曲、他のアーティストの楽曲も含めて、
11曲のみが紹介されていました。
その中には、「Court Of The Crimson King」が入っています。

「26曲を熱唱!」とタイトルにありますが、
他のアーティストの楽曲は本人が歌っていますから、
「26曲を演奏!」の間違いだと思われます。

コンサート時の白黒の小さな写真が1枚だけ掲載されていました。
写真は、

「両腕を肩ぐらいの位置まで挙げて、
人差し指を観客に向けるリンゴと、
その横で機嫌良くベースを弾くグレッグ・レイク」

という2人だけが写っているモノになっています。

この年のツアー時の唯一の情報記事に唯一の写真。

その写真にグレッグ・レイクが運良く入っていたわけですね。

縦4.5cm×横6.0cmの小さな写真ですが、
この写真1枚で、
私の甘い期待による2001年時の「月刊ザ・ビートルズ」の一括入手も、
報われた感じです。

話は変わりまして、
当ブログでは、EL&P関連のアルバムのジャケットや帯、
ポスターの比較観察日記を時々綴っておりますが、
ビートルズのコレクターには、
遠すぎて及ばないという事をつくづく思い知らされた記事が、
同号にありました。

それは、「ホワイト・アルバム」のエンボス加工部の、
リリース国による隆起の仕方についての違いが、
写真入りで掲載されていた事です。

私などは、EL&Pのジャケットのエンボス加工部の有無ぐらいで、
簡単なレポートを書いたりしているので、
このレポートには、ただただ、驚くのみ。
と、同時にとても刺激になりました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

レコード・コレクターズ 2021年1月号

2021-08-17 14:02:17 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
レコード・コレクターズ 
2021年1月号

「レコード・コレクターズ誌」は、
幾つか取り上げていますが、
リアルタイムで書店から購入したモノを、
取り上げたのは、一度だけだったように思います。

本日、取り上げる号は、
家内が「忌野清志郎」のファンで、
私が表紙を見つけて購入して家内に渡したモノなので、
ちょっと拝借しました。




表紙

先月ぐらいに、
初めてパラパラとめくっていたら、
新譜レビュー(ニュー・アルバム・ピックアップ)のコーナーに、
全くの想定外でしたが、
EL&Pに関連するアルバムが3枚ほど掲載されていましたので、
取り上げてみようかと思ったわけです。

こんなケースは、
意外とけっこうあるのかも知れませんが、
私にとっては珍しい事でしたね。

これまで、
「レコードコレクターズ誌」の編集方針とか、
内容の傾向性とかは全く意識した事もなかったので、
新鮮な驚きがありました。

レコードレビューとかいうと、
少年時代に目を通していた、
「ミュージックライフ誌」とか「音楽専科誌」を思い浮かべるわけですが、
そこで目にしていたのは、全て国内盤のレビューだったと思います。

しばらくして、90年代以降、「マーキー誌」とか「ユーロ・ロック・プレス誌」を、
手にするようになりました。
これらの雑誌には、国内盤や輸入盤を問わず、レビューが載っているわけですが、
編集方針がプログレ的な音楽を主軸に据えていたと思いますので、
一般的な音楽誌とは一線を画しているため、輸入盤も取り上げていると理解していました。

私の中で、「レコードコレクターズ誌」は、マニア向けでありつつも、
ジャンルを問わない一般的な音楽誌として位置づけしておりましたので、
スタジオ録音の新譜でもない、EL&Pの曲が収録された輸入盤CDが取り上げられている事が意外だったわけです。

そのうちの1枚は、
先般、取り上げた、グレッグ・レイクの

「The Anthology: A Musical Journey」

ですね。

これは、グレッグ・レイク個人のベストアルバムでしょうから、
音楽誌のレビューで取り上げられている事自体が、
嬉しい驚きでした。

もう1枚は、
たまたま、発売前の予約受付で知っていた、
英国製のオムニバスCDです。

「PEEPHOLE IN MY BRAIN THE BRITISH PROGRESSIVE POP SOUNDS OF 1971」

これは、1971年の英国の特殊な音楽シーンに焦点をあてた3CDなのですが、
EL&Pの「ARE YOU READY EDDY?」がDISC2の最後に収録されているという品物です。
5大バンドでは、このオムニバスアルバムの性格上からか、EL&Pの曲のみが収録されています。
収録曲は、「ARE YOU READY EDDY?」。
オムニバスCDに「ARE YOU READY EDDY?」が収録されたというのも、
初めての事かも知れません。

もう1枚は、国内盤。

「パウロ鈴木。& ゴマワールド with 難波弘之」の「Vol.4」ですね。
ジャケットは、
「イエロー・サブマリン」と「ラヴ・ビーチ」をミックスしたパロディジャケットで、
横向きのタルカスにビーチパラソルがくっついているのが印象的です。

「Vol.1」はレコードコレクターズ誌に、
確か取り上げられていなかったと思いますが、
それ以降は特にチェックはしておりません。

このブログでもキース存命時に制作されたアルバムを、
現時点で1枚だけ取り上げていますが、ディスクユニオンによると、

「ゴマのコンセプトは、EL&Pがまるで新曲をリリースしたかの様なサウンドを持った楽曲をオーディエンスに楽しんで頂くことを目標にしています。」

との事ですね。

これに加えて、ディスクユニオンの告知は、
EL&Pマニアが一聴したくなるような文が綴られていますが、
好みは分かれるかも知れません。

最近は、書店に赴いて、じっくり立ち読みをする時間も、
あまり取れずにいますが、
家人の嗜好にちょっと協力した結果、思わぬ発見がありましたので、
ちょっと書いてみました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ナイトホークス Blue-ray

2021-08-11 16:16:53 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
ナイトホークス Blue-ray

ナイトホークスのブルーレイに関しては、
リリースが決定した頃に、
当ブログでもお知らせしたように
思いますが、
もしかしたら、リリースされていたのを、
たまたま知ることになった時に、
話材として触れたのかも知れません。

いずれにしましても、
私自身は急いで新品を購入しませんでした。



DISC盤面

「ナイトホークス」は、
VHS時代から幾度と無くリリースされている事もあり、
キースが音楽に関わった「インフェルノ」や「マーダロック」とは違い、
入手しないうちに中古品が高額になる事もないであろうと、
思っていたからです。

このような甘い期待は、外れる事もあるかも知れませんが、
今のところ、高額にならずに推移していますね。

それでも、
知らないうちに価格が高騰している事もあったりするので、
昨年ぐらいに¥1500を切るぐらいの中古品が出ていましたので、
思い切って入手したのでした。

せっかく入手したので、
この中に収録されている、
国内のテレビで放映された「I’m a man」入りヴァージョンを、
早めに確認したいところですが、
なかなか時間が取れなくて、
出来ずにいます。

劇場も含めて、
およそ、10回以上は鑑賞したというのも、
確認を後回しにしてしまう要因の1つではあります。

人生の中で、1回以上、見た映画のなかで、
回数を数えたらダントツのトップでしょう。



パッケージの裏側の映画紹介文
EL&Pファンとしては悪くない

キースが音楽を手掛けたサントラは、
国内では需要がないのも手伝ってか、
アルバムのミニチュア紙ジャケットCD化が、
1枚も為されていないと思われます。

「ナイトホークス」のサントラですが、
アナログ時代の初期のジャケットは、
EL&P関連の品物としては、
「恐怖の頭脳改革」の次ぐらいに、
ちょっと変わった仕様なので、
ミニチュア紙ジャケットCD化を望んでいます。

これも、全く期待できない妄想。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

SURE THING DAVID KIKOSKI( デヴィッド・キコスキー)

2021-08-09 15:48:30 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
SURE THING 
DAVID KIKOSKI( デヴィッド・キコスキー)

ジャズピアニストのデヴィッド・キコスキーに関しては、
全く存じあげておりませんでした。

こちらのアルバムは、デヴィッド・キコスキーが、
ボリス・コズロフというベーシストと一緒に作り上げた作品との事。

かなりかなりかなり遠目に見ると、
晩年のキースとグレッグを彷彿させるようなジャケット写真。



プラケース内のジャケット
向かって左がデヴィッド・キコスキー
右がボリス・コズロフ

ディスクユニオンの説明には、
3曲目に、
「The Endless Enigma」が収録されているとありまして、
「永遠の謎パートⅠ」と「永遠の謎パートⅡ」の間の「フーガ」のみを、
ピアノで演奏しておりました。

ディスクユニオンのサイトで、
デヴィッド・キコスキーさんをポチると、
これまで発売されていたアルバムのジャケットとタイトルが、
無数に出てきます。

ジャケットデザインは、
本人の写真を使用しているものが多いのですが、
どれも短髪でした。

その少年時代(12歳~13歳)の頃に、
トリロジーがお気に入りのアルバムで、いつか演奏してみたいと思っていて、
今回のアルバムに収録したとの事ですが、
他のジャケットの写真が短髪であることを考えると、
この「The Endless Enigma」を収録してジャケットを撮影するために、
わざとキースに似せて長髪にしたという事もありうるかも。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

プロモ盤 Forever Young Series Vol.5

2021-08-06 15:23:38 | EL&Pの曲が収録されている販促盤
プロモ盤 Forever Young Series Vol.5

「ナット・ロッカー」が収録されていたのですが、
この「Vol.5」にも「ナット・ロッカー」が収録されています。



プラケース表側

折々にリリースする「Forever Young Series」のCDに関してのプロモ盤なので、
リリース予定のCDからの楽曲を拾っているのだと思っていたのですが、
どうやら、それだけではなかったようです。

「Vol.2」では、
イエスなどは、「ロンリー・ハート」
が収録されているわけですが、
「Vol.5」でも同曲が収録されているといった具合ですね。

ジャケットペラ紙の内側を観察して解ったのですが、

まず、88年の9月10日に、

「ファースト」
「展覧会の絵」
「トリロジー」
「恐怖の頭脳改革」

の4タイトルが「Forever Young Series」として同時リリースされています。

プロモ盤「Vol.2」の時点では、
リリースされる前にリリース予定のアルバムから、
曲を拾って収録するという遣り方をしていたようですが、

プロモ盤「Vol.5」では、
88年12月10日にリリースする予定のアルバムに加えて、
これまでリリースされたアルバムも告知するという
プロモ盤に変更になったようです。

これによって、
洋楽ファンに知られている楽曲を収録して、
「Forever Young Series」全般を告知するという狙いになり、
楽曲「ナット・ロッカー」や「ロンリー・ハート」が、
再収録される運びになったのでしょうね。



プラケース裏側

「Vol.2」をレポートした時に、見落としていましたが、
「Forever Young Series」に関しては、「タルカス」だけが、
88年にリリースされていなかった事になりますね。

「タルカス」も「Forever Young Series」としては存在していますので、
89年以降のリリースだったのでしょう。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

WORKS Volume2 BMGアナログ盤

2021-08-04 15:33:19 | 「作品第二番/WORKS volume2」
WORKS Volume2 
BMGアナログ盤

このアナログ盤は、発売当初に先行予約受付をしていた、
プレッジ・ミュージックから仕入れたものではなく、
ディスクユニオンの未開封中古扱い品を求めたものですね。

不人気タイトルという事もあってか、
店頭長期在庫品になりつつあったので、
大幅プライスダウンをしていたと思われます。

確か、¥1,000-でしたね。

1977年の発売当初に、
田舎の少年が全く解らなかった事が、
後年になってから知る事ができたわけですが、
裏のジャケットに使用されている写真は、
庶民のファンファーレのプロモ映像を制作する時に、
撮りまくったスナップ写真の1枚を用いているようです。

先日、写真集へのメンバーの登場回数を、
大雑把にレポートしましたが、
このジャケットの裏側の写真などは、
グレッグがほぼ全身に近いほど、
収まっているのに比して、
キースは表情が良いけれども、
顔だけしか写っていないですね。

表情重視で選ばれた写真なのかな?

それで、このBMG盤のジャケットですが、
このモノクロ写真は、1977年のリリース盤とは異なり、
ややセピア調の薄い色が入れてあります。



BMG盤ジャケット裏側



国内盤ジャケット裏側

色に関しては、意識したというより、
制作過程でたまたまそうなったという感じですね。

BMGアナログ盤のジャケットは、
一見しただけで、
色の濃淡が、オリジナル盤等と比べて、
極端に異なっているタイトルもありましたが、
この写真は比較しないと、
違いが解りづらい程度の色合いの違いではあります。

ただ、WORKSのジャケットに関しては、
「白と黒」で脳裡に焼き付いているので、
薄くても茶系統の色が入ると、
オリジナル盤等から受けた印象と異なっている感じがするのは確かです。

開封してインナースリーヴの写真を確かめるつもりでしたが、
何かと時間がなくて現時点で未開封。
ジャケットの裏側はシュリンクの上のビニールを被せたままスキャンしています。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

グレッグ・レイク ポストカード(ポストカード その3)

2021-08-02 13:44:38 | 販促商品等Emerson,Lake&Palmer
グレッグ・レイク ポストカード
(ポストカード その3)

一昨年にカール・パーマーのポストカードを取り上げていますが、
その続きになります。



これも1972年来日公演時の写真

全5枚セットなのですが、
昨今のユニオンさんやAmazonの販促ハガキの枚数と比べると、
全5枚セットですから、随分と大盤振る舞いをしていたと思いますわ。
これが、メーカーの力なのでしょう。

田舎のファンとしては、
できれば、リアルタイムで、1枚だけでも欲しかったですね。

2000年代になってから、
申込者全員にプレゼントとかする企画があって、
正直、品物が良くない感じの、
タンブラーなんかより、
このようなポストカードを数枚プレゼントしてくれた方が、
良かったですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。