EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

A Steinway Christmas Album by Jeffrey Biegel

2023-12-19 11:24:29 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
A Steinway Christmas Album by Jeffrey Biegel



ジャケット

ジェフリー・ビーゲルのクリスマス・ピアノ曲集です。

2011年のリリース。

特に、エマーソンのクリスマスアルバムからの楽曲を取り上げているとか、
そういうのは無いので、
期待してポチった方にとっては、
いつものように期待外れの記事になると思います。

ジェフリー・ビーゲルさんと言われても、
名前が記憶に残っていない方もいるかと思います。

ナクソスから出ている、
「MANHATTEN INTERMEZZO(マンハッタン・インテルメッツォ)」というCDで、
ELP四部作に収録された、
ピアノコンチェルトを弾かれた方です。

「MANHATTEN INTERMEZZO」は、
リリース時に、一部のEL&Pファンの間で注目されていたと思われるCDですが、
CDが国内発売されて1ヶ月ぐらいしてから、
来日演奏を予定していたキースの衝撃的な他界がありました。

そのため、訃報にまつわる話題が圧倒的に多い中で、
このCDの話題がかき消されてしまった印象もあります。

また、このCDのレビューを読むと、
ジェフリー・ビーゲルさんは良くても、
オーケストラが今ひとつであるという感想がいくつかあったように思います。

その後、ジェフリー・ビーゲルさんに関心を持ちまして、
2枚ほどCDを購入していたのですが、
このクリスマスアルバムに関しては、
中古品の価格も安くないので、
ずっとカートにいれっぱなしになっていました。

今年の秋になって、
中古のお買い得品が出品されましたので、
迷わずに注文をしました。



デジパック仕様

私がこのCDを求めた理由としては、
レビューを書かれている方数名が、
好意的な感想を述べていたからですね。

ピアノ演奏だけのクリスマスアルバムなので、
オーケストラと共に奏でる重厚感は期待すべきものではありませんが、
キースがクリスマスアルバムで取り上げている、
様々な楽曲のメロディーとかが、
ところどころに出てくるので、
興味を持って聴く事ができます。

あと、モノブログとしては、
クリスマスアルバムだから、
プレゼントとして付けたのではないかという、
このオーナメントが素敵です。



金属製かな?

再発売品には、
オーナメントが付属しないようなので、
お得な中古CDにご縁がありましたね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

センス・オブ・ワンダー シングルレコード

2022-09-30 09:18:44 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
センス・オブ・ワンダー シングルレコード

「センス・オブ・ワンダー」に関しては、
確か、CDを2枚、
真・幻魔大戦のイメージアルバムCDを1枚、
取り上げています。

シングルレコードを取り上げるのは初めてですね。

そもそもシングルレコードが発売されていた事は、
ネットをやるようになってから初めて知ったわけです。

「センス・オブ・ワンダー」名義で、
音楽ショップに流通していたオリジナルアルバムは、
80年代にリリースした「シンフォビート」と「アクアプラネット」なのですが、
それぞれのアルバムからシングルカットをしていたわけです。

「シンフォビート」からは「Rain」、
「アクアプラネット」からは「7 1/2 (SEVEN HALF)」が、
それぞれシングルカットされていました。




ペラ紙ジャケット



レーベル面
受け取るまで見本盤とは知らず



ペラ紙ジャケット



レーベル面
こちらも見本盤

特に「7 1/2 (SEVEN HALF)」に関しては、
全く知らなかったのですが、
ペラ紙ジャケットを見ると、
A面、B面(DUNE)の2つの曲ともCMに使用されていたようです。

「7 1/2(セブンハーフ)」は「東京IGIN」CFイメージソング、
「DUNE」は「昭和シェル石油」CFイメージソングとの事。

また、シングルレコードにはなっていないと思われますが、
「アクアプラネット」に収録されているインストの勇壮な楽曲が、
ホンダの車であるアコードのCMに使用されていたのは記憶しています。

CMの映像と合っていてとてもかっこよかったですね。

当時は、「えぇ!こんな車のCMに使用されるなんて、すごいや!」

と思いながら見ていました。

このシングルレコードを入手した事で、
レコード会社が、
少しでも「センス・オブ・ワンダー」の知名度をあげようとしていた痕跡を知る事ができました。

以前にも触れたような気がしますが、
アルバム「アクアプラネット」収録の楽曲は、
とてもポップだと思っていたので、
聴きやすいとは思っていました。

これはあながち間違った受け止め方ではなかったようで、
社員寮で同室だったロックが好きな先輩と、
仕事終了後に夕飯を食べるために車で外に出た時に、
ちょうどリリースされたばかりの「アクアプラネット」を、
カセットに録音したのを流していたのですが、

「もっと、もっとプログレしていてコッテリしているのかと、
思っていたけど、意外と聞きやすいのだね。」

という感想を頂戴しました。

今にして思うことは、
その方は、「ザ・フー」とかも聴いていたので、
シンセの音も違和感なく響いたのでしょう。

ただ、秋田に戻ってから、
洋楽はビートルズぐらいしか聴かない、
同年の音楽ファンと車の中で聴く機会があった時は、
普段聴いている音楽とは全く異質のモノを感じたようでしたね。

「なんだこれは!」

と言われてしまいました。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ハワード・ジョーンズ クロス・ザット・ライン

2022-03-05 13:22:00 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
ハワード・ジョーンズ クロス・ザット・ライン

2月にamassに掲載された、
ハワード・ジョーンズとキース&グレッグ関連の情報が、
同日、スマホの方に届いていました。

amassの記事には、リンゴ・スターのバンドのライヴアルバムと、
その音源が貼り付けてあったので、
それで検索をかけたと思われる方々が、
当ブログのその記事にアクセスをした後がありました。

私はそのamassの記事をザッと読んで、
とても簡単な日記をmixiで綴りました。

本日の朝、確認したら、
私が1枚だけ所持しているハワード・ジョーンズのCDが、
記憶通りのところにストックしてありましたので、
少し書いてみる事にします。



80年代はシュリンクを捨てていた事だけは解った

このCDを購入した動機なのですが、
キーボード・マガジン誌を立ち読みしていた時に、
割とハワード・ジョーンズの名前を目にしていた事があげられます。

加えてキーボード・マガジン誌では、
キーボードプレイヤーの人気投票もやっていたらしく、
ハワード・ジョーンズがトップを獲得した時に、
キースが第2位になっていた時もあったようなので、
気になってはいたわけです。

そんな時に、当時、仕事での運転中に聴いていた、
ラジオのJ-WAVEからこの「クロス・ザット・ライン」に入っている、
「Everlasting Love(エヴァーラスティング・ラヴ」という曲が頻繁に流れていたわけです。
この曲自体は、さほど、気に入ったわけでもなかったわけですが、
人気のキーボードプレイヤーの新しいアルバムが1枚ぐらいあっても良いだろうと思って、
入手してみたのでした。

その後、国内のキーボード・マガジン誌に、
キースとハワード・ジョーンズの対談記事が掲載されたので、
こちらの方は、キースとハワード・ジョーンズが表紙になっていたので、
購入をしたと思います。

1989年というと、キースが、前年にオリジナルレーベルから、
「クリスマスアルバム」をリリースした翌年になります。

EL&パウエルがダメになって、
3(スリー)が、
キースの基準の中では「不発」で、
コツコツと「クリスマスアルバム」を制作して発売はされたものの、
その後の音楽活動に関しては、
ハッキリとした情報は入っていなかったように思います。
(年末にはピアノだけのアルバムを完成させたというニュースはありましたが)

2人の対談の中でのキースの質問で、
特に記憶している事があります。

質問は、

このハワード・ジョーンズの「クロス・ザット・ライン」に、
ピアノだけのインスト曲「Out Of Thin Air(アウト・オブ・シン・エア)」が収録されていたのですが、
それを収録するにあたって、
音楽会社かプロデュースサイドから、
反対はなかったかというものでした。

ハワード・ジョーンズは、
反対等は無かったと答えていましたね。

普通に考えると、
売れているアーティストが、
ピアノによるインスト曲をアルバムに1曲収録したとしても、
アーティストの意見が無視される事もないと考えますが、
キースとしては、自分の作る音楽が、
音楽会社のニーズと合致していない事で、
希望がなかなか実現しない事もあり、
ハワード・ジョーンズの状況がうらやましくて、
してみた質問であったのでしょう。

私はたまたま「クロス・ザット・ライン」のCDを持っていたので、
キースの質問をアルバムの音を思い出しながら、
読むことができたのでした。

この「クロス・ザット・ライン」に関して言えば、
基本は歌モノのアルバムなのですが、
その中で、ピアノのインスト曲が1曲入っていたりするのは、
普通のポップスファンであったとしても、
決して悪い印象は持たないでしょう。

ハワード・ジョーンズですが、
米国では、アルバムからのシングルカット曲「Everlasting Love」は、
トップ30に入ったとリイシュー盤の販売会社のサイトにはありました。
但し、ウィキの情報によると、
以前のアルバムはチャートでベスト10内を確保できていたのですが、
この「クロス・ザット・ライン」は、ベスト50位圏外にとどまったようです。
一挙に下降してしまったわけですね。

それからすると、
ハワード・ジョーンズの栄光期間は、
1984年から1986年で終わっていたと見る事ができますが、
1989年は一般の洋楽シーンの中では、
キースとは違って過去の人ではなく、
まだまだ存在感があったわけです。

いずれにしましても、
リンゴ・スターのおかげで、
大好きなEL&Pの代表曲の1つである、
「悪の教典#9第一印象パートⅡ」を、
ボーカリスト本人と演奏できたわけですから、
グレッグとの出会いも、
ハワード・ジョーンズにとっては、
大きな心の宝になったのだと、
amassの記事を読んで確認する事が出来ました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

昨夜、録画した大河紀行をたまたま見て

2022-02-02 13:45:49 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
昨夜、録画した大河紀行をたまたま見て

昨夜、遅い夕食の時間に、
録画したNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていました。

NHKの大河ドラマ「平清盛」の時は、
吉松氏のタルカスが、どのシーンで出てくるかという事もあって、
毎回、見ていたのですが、
それ以後の大河ドラマは、ほとんど、見ていなかったように思います。

ただ、昨年の大河ドラマ「晴天を衝け」は、
渋沢栄一の生涯を描いていた事もあり、
これは、録画をして見ておりました。

テーマ音楽がとても気に入っておりまして、
サントラが安くなったら欲しいなとか思っていたわけです。

その流れで、たまたま、次の「鎌倉殿の13人」も見る事になってしまったわけですが、
源頼朝が武士の世を作るまでの道のりプラスいくつかを描くのかと思っています。

家内は大河ドラマの本編が終わった後の
大河紀行がかなり好きで、集中して見ているのですが、
私は本編が終わると、次にやるべき事に意識が向かうので、
画面を眺めている感じですね。

その眺めていた画面から、BGMのミュージシャン名に、
「ポール・ギルバート」(リンク先の文は、何と、吉松還暦記念前でした!)と表示されたので、
ちょっと驚きました。

音楽そのものは、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛けた、
エバン・コールという方が担当しており、メインテーマのメロディーを、
ポール・ギルバートが弾くというものでした。

( 先日、たまたま、アニメを取り上げたバラエティ番組を家内が見ており、
その時に、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がアニメファンから絶大な指示を得ている事に関しても初めて知りました。)

ポール・ギルバートの名前は、初回から登場していたのかも知れませんが、
どうやら、その時点で、へヴィメタ系のSNSは盛り上がっていたようですね。

今回の大河ドラマの主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時なので、
敵役が「平清盛」になるわけです。

その敵役の大河ドラマ「平清盛」にはEL&Pの作品が用いられ、
そのEL&Pが好きなポール・ギルバートは、
「源頼朝」を担いだ大河ドラマの紀行映像でギターを奏でるという、
ご縁となりました。

私の記憶違いでなければ、
私がアメブロでフォローしているイエスが好きなpmlmさんが、
以前のブログで、イエスの楽曲が大河ドラマでいつか使用される事を、
望んでいるような事を読んだように思いますが、
それも、いつか実現する事を私も祈っております。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

アルバム グリーン・レクイエム 難波弘之

2020-08-19 13:47:31 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
アルバム グリーン・レクイエム 難波弘之




難波弘之氏が80年代に制作したアルバムです。

「真・幻魔大戦」のイメージアルバムや、
平井和正氏と難波弘之氏の対談が掲載された、
SFアドベンチャー誌を取り上げた事がありますが、

こちらも、当時の日本のSFの世界では、
とても良く知られていた新井素子氏の、
小説のイメージアルバムのようです。

1984年のリリース。

ウィキによると、
小説をロックで表現するという企画の第一弾であったようです。

ちなみにこの小説は読んだ事がありません。

そのような企画があった事を知ったのは、
2010年に初CD化された時でした。

難波氏の作品という事で、
興味・関心はあったのですが、
即、購入と言う流れにはなりませんでした。

それでも、ジャケットの絵柄は、
脳裡に記憶されたのだと思います。

先々月、
職域の隣の市にある、
リサイクルショップに、
久々に仕事の途中で立ち寄ったのですが、
レジの近くに中古レコードのコーナーが、
いつの間にか出来ていました。

以前は、中古レコードに関しては、
ジャンルを問わず、
ほぼ、乱雑に、ワゴンに乗せられていただけでしたが、
引き取り枚数が多くなってきたのでしょうか、
ある程度のスペースを取ったコーナーを設けたのでしょう。

(ちなみに、
このリサイクルショップで、購入した中古雑誌を、
2点ほど取り上げています。)

アニメのLPが置かれている箇所で、
最も手前にあった、
ジャケットの絵柄が目に飛び込んできたのでした。

帯付きで¥500の美品で、
送料もかからないとあっては、
私がやってくる日のために、
目に付くところに置かれていたのだと、
思う事にしました。

家内の母が都内に住んでいるのですが、
昨日、急遽、入院という出来事もありまして、
じっくりとレコードを試聴する時間が取れませんでしたが、
このレコードは、
折りたたみポスターも付いている完品のようです。

書籍を熟読する時間も、
最近は確保が難しいのですが、
小説も時間を作って読みたいと思っています。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ムーン・ダンサー シングルレコード

2019-11-25 10:14:19 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
ムーン・ダンサー シングルレコード


ペラ紙ジャケット
熱心なファンサイトを見ると
アルバムとシングルは同日発売だったようです


キーボード・マガジンの創刊号は、
リック・ウェイクマンの特集でした。
それに続く創刊第2号に関しては、
このブログを開始した当初に取り上げており、
キース・エマーソンの特集でしたが、
出版が始まったばかりという事もあってか、
国内のキーボードミュージシャンに対する、
ミニインタビューのような囲み記事も掲載されていました。

創刊号か創刊第2号かは、
ハッキリと覚えていないのですが、

囲み記事の中に「厚見玲衣(その時点では厚見麗)」氏も登場していました。

どんな質問に対する回答であったかは、
記憶にないのですが、
厚見氏は、「キース・エマーソンの鼻の頭」が好きと言っている事だけは、
しっかりと脳裡に刻まれています。

その前後、
私は日本テレビ系の歌謡番組で、
見たこともないバンドをたまたま見る事になりました。

キーボードプレイヤーが、
前面に立っているバンドだったのですが、
2つのキーボードを左右に配置して、
両腕を広げて弾いていたので、

「なんだかキース・エマーソンっぽいな!」

と思って見ていたのです。

それが、ムーン・ダンサーだったわけですね。

この弾き方は、
キースが弾いている映像や写真を見た事がない人は、
初めてテレビで目にした事になるので、
けっこうインパクトがあったと思います。

本ブログでは、
厚見氏が参加しているアルバム、
「真・幻魔大戦」のイメージアルバムを取り上げていますが、
厚見氏が、メインのレコードは、まだ取り上げていませんでしたので、
これが初めてという事になります。

その後、バンド解消後、
厚見氏は特にプログレにこだわる事無く、
様々なバンドで、
キーボードを弾いていく事になるのですが、
キースのクリスマスアルバム初リリースの後に、
キーボード・マガジン誌上で、
キースとの対談が実現する事になりました。

敬愛するキースの鼻の頭を間近で見たわけですが、
それに関する感想は特に誌上には掲載されていなかったと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

カイロ(CAIRO) 時の砂

2019-10-18 11:40:32 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
カイロ(CAIRO) 時の砂


画像 帯とジャケット

「カイロ」は、
プログレのマニアの間では、おそらくかなり知られていると思います。

このデビュー作、邦題「時の砂」は、
1994年のリリース。

ディスクユニオンの解説では、

「大曲においては、EL&Pのオマージュを聴かせる」

と評されています。

私がどうやってカイロを知ったのかは、
ハッキリと覚えていないのですが、
何かEL&Pを彷彿させる曲が入っている事を、
サイトか何かで知ったので、
購入してみたのだと思います。

聴いてみたところ、
正直、「EL&Pへのオマージュを聴かせる大曲」
に関しては、
よく解りませんでした。

キーボードを担当しているのは、
「Mark Robertson」という方なのですが、
「米のキース・エマーソン」とも称されているとの事。

この「何とか国のキース・エマーソン」という呼称は、
楽曲を聴いたプログレファンの多くがそのように思わない限りは、
誇張した表現になると思いますが、
ディスクユニオンさんがそのように説明すると、
全く間違いではないのかも知れません。

収録曲の中に、
タルカスを何度も聴いている人には、

「おぉ、タルカスの中のこのメロディーをこのように使ったか!」

とすぐに解る曲が収録されています。

このような曲を「オマージュ」と称するのであれば、
そうだと思います。

アルバム全体を聴いてみると、
押しまくる感じがとても強いです。

「カイロ」の他のアルバムは、
まだ聴いた事がないのですが、
「カイロ」の別のアルバムを聴いてみようという気持ちよりは、
全てのCDをまだ揃えていない「イエス」のアルバムを購入したい気持ちの方が、
勝っているかな。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


アニメ 宇宙をかける少女 サントラ盤CD

2019-09-02 18:02:57 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
アニメ 宇宙をかける少女 サントラ盤CD


画像 帯とジャケット

私がこのサントラの存在を知ったのは、
確か、「THE DIG」の「タルカスまつり」だったと思います。

その「THE DIG」を、
すぐに目に入るところに置いていなかったので、
再確認をしないまま取り上げました。

中古品が出品されていた時に、
出品物のタイトルに「EL&P」という文字も加わっていたので、
以前目にしていたジャケットの記憶と重なって、
安価になるのを待って入手してみたのでした。

「宇宙(そら)をかける少女」は、
ウィキによると2009年にテレビ東京ほかで放映されていた、
SFアニメのようですね。

ジャケットブックレットに短い解説があるのですが、
監督の小原正和氏が幻魔大戦のキース・エマーソンのサウンドに、
興味をもたれていたのをキーワードとして、
今の楽器でプログレをやってみたら面白いのではというのが始まりで、
須藤賢一氏が、作曲、アレンジ、演奏を担当する事になったとの事。

その須藤賢一氏は、キースのことを非常に尊敬しているようです。

これで、作曲者が、キースの影響を受けた事は解ったのですが、
出品者がわざわざ「EL&P」の文字を入れていたのは、
それなりの理由があったからだと、
聴いてみて解りました。

1曲目などは、
通して聴いてみると、
「永遠の謎」から持ってきていると、
即、解るようなメロディーや曲調が、
上手い具合に取り入れられており、
これがなかなか良いわけです。

似たような感じで、
4曲目は、
「ピアノ協奏曲第1番 第3楽章 トッカータ・コン・フォコ」
の出だしのようなピアノから始まります。

他にも「キング・クリムゾン」や「U.K.」っぽい曲もありますが、
こちらの方はフレーズを聴いて曲名がパッと思うほど、
聞き込んではいないので、説明はできかねます。

本CDを聴く事により、
「タルカス祭り」は、
ザッと見ただけでしたが、
他にも面白いアルバムが埋もれているかも知れないと思った次第です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年9月2日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


SFアドベンチャー 1984年 7月号

2019-05-25 09:50:39 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
SFアドベンチャー 1984年 7月号


表紙

本誌には、小説「真幻魔大戦」のイメージアルバムがリリースされた後に、
平井和正氏と難波弘之氏が対談を行った記事が掲載されています。

掲載頁は、
112頁から136頁までと、
かなり読み応えがあります。

両者による対談の企画が持ち上がった背景として、
難波弘之氏が、イメージアルバムの制作者である事はもちろんですが、
SF小説家としての顔も持っていたという事が、
一番の理由かと思われます。

平井和正氏は、映画「幻魔大戦」のパンフレット上で、
楽曲、「光の天使」を評価しているわけですが、
それ以外は、特にキースに対する思い入れはなかったと推定しています。

一方、難波弘之氏が、EL&Pやキースを敬愛している事は、
このブログでも、時々綴ってきましたように、
あまりにも知られすぎている事であります。

本対談においては、
難波弘之氏が「真幻魔大戦」の作品から想像した音楽が、
話材の1つになっています。

それを語る上で、特に映画「幻魔大戦」のサントラの音楽が、
引き合いに出されたりはしていませんが、
平井和正氏が、
難波氏の創造した「真幻魔大戦」の音世界を、
とても気に入った様子が、
伝わってくる対談内容になっていますね。

平井和正氏
「難波さんが今までに出した三枚のアルバムを聴きました。今度の「真幻魔大戦」と聴き比べると、「真幻魔大戦」は明らかにスケールが大きく出ていますね」
115頁

また、126頁に書かれている内容として、

平井和正氏は、「幻魔大戦」の執筆をイージー・リスニングをBGMにして行っていたわけですが、
その理由として、「幻魔大戦」を書いていると、怪異現象が続々と起こるので、
静寂がすごく怖いという事があったようです。
心を静めるために、ご自身で6時間のBGMのテープを作り、オープンリールでまわしていたとの事。

イージー・リスニングは、ごく低い音量でかけているのですが、
聴いているうちに、何か引っかかってくると、大きい音で聴きたい曲が出てきて、
それは名曲と呼ばれているものだそうです。

難波さんの「真幻魔大戦」も、繰り返し聴いているうちに、ボリュームの位置がだんだんと上がってくることになり、「真幻魔大戦」は名曲であると受けとめたようです。

ご自身の「幻魔大戦」とかかわりがあるから、褒めるとかいう事ではなく、
平井和正氏自身のなかにごく自然におきた出来事のようでした。

時系列的には、
原作を元にした映画用の脚本とラフスケッチに基づいた、
幻魔大戦のサントラが、
1983年にリリースされており、
キースの方が、幻魔大戦世界の音楽に先に関わった事になるわけですが、
映画「幻魔大戦」は「平井和正の幻魔宇宙」とは、
異なっているものなので、
「平井和正の幻魔宇宙」を音楽で表現したわけではありません。

その後、小説「真幻魔大戦」のイメージアルバムを難波弘之氏が、
制作する事になって、「平井和正の幻魔宇宙」が、初めて音楽で表現されたわけです。

キースが担当した映画「幻魔大戦」のサントラには、
直接的には全く関係のない対談と言えますが、
キースが作ったサントラのタイトル曲を評価した平井和正氏と、
キースを敬愛する難波弘之氏が対談をした、
興味深い記録とも言えるものです。

ちなみに、
本号には、巽孝之先生による筒井康隆氏の「虚航船団」の評論も掲載されています。



以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


ルカ・ザッビーニのリサイタルのフライヤー

2019-05-13 10:05:40 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
ルカ・ザッビーニのリサイタルのフライヤー

今が旬のプログレバンドを聴かれている方の間では、
イタリアのバロック・プロジェクト(BAROCK PROJECT)は、
よく知られているバンドの1つかと思われます。

10年ぐらい前は、
通販サイトで、
キース・エマーソンを検索すると、
時々、検索に引っかかるバンド名でしたので、
バンド名だけは知っておりました。

検索に引っかかる要因は、

「キース・エマーソンと交流を持つ」
とか、

「キース・エマーソンを彷彿させる」

等の説明文があるからなのですが、

このバロック・プロジェクトの説明にも、
そのどちらかが、
書かれていたように思います。

そのバロック・プロジェクトのキーボードプレイヤーである、
ルカ・ザッビーニは、
2017年6月24日に、
日本でのみの一夜限りのピアノ・リサイタルを行いました。


フライヤー

目的は、キースの追悼のためですね。

キースの追悼が目的なので、ほとんどが、
EL&Pナンバーだったようです。

私はこのリサイタルには参加していないのですが、
EL&Pファンの友人が参加する機会に恵まれました。

この時の演奏の模様は、youtubeにも上がったようですが、
今も鑑賞する事ができるのかまでは、
確かめていないので解りません。

当時は告知のフライヤーが、
企画と招聘を行っていた、
マーキーのサイトにアップされていたように思いますし、
今でも見る事ができるかと思いますが、
これは、プログレ関連のコンサートで配布等がされていたと思われる、
フライヤーですね。


下部拡大

特にコンサートプログラムは無かったと推定されるので、
この追悼コンサートにまつわる品物としては、
記念すべき1枚ではないかと思っています。

ちなみに裏側は、ムーン・サファリの単独公演の告知になっており、
スウェーデン大使館の後援も記載されていました。

バロック・プロジェクトの音楽を一度も耳にしないまま、
このフライヤーを取り上げるのもどうかと思いつつ、
このリサイタルからおよそ2年が経過してしまいました。

その後、アルバムを聴く機会もありましたので、
ふと、このフライヤーの事も思い出して載せてみた次第です。

アルバムやルカ・ザッビーニについては、改めて触れてみたいと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


バンド名 5BRIDGES のTHE THOMAS TRACKS

2018-11-05 17:56:10 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
バンド名 5BRIDGES のTHE THOMAS TRACKS


10頁ぐらいのブックレットジャケットでした

ディスクユニオンの説明によると、
このオランダのバンドは、
2005年に結成されて2009年にアルバムデビューをしたとの事。

その1作目がこの「THE THOMAS TRACKS」というアルバムです。

バンド名から、
キース・エマーソンの音楽を愛していると推定されたのですが、
ユニオンの説明にもキースに影響を受けたと記されていました。

聴いてみました。

「おぉ、久々にプログレ的な音楽を聴いたな!」

という感じがしました。

というのは、

「3.2」はともかくとして、

最近は、ホームセンターで見つけた、税込み¥108-の、
「サカナクション」や「SEKAI NO OWARI」のCDをずっと聴いていたりしていたので、
なんだか、全く傾向性の異なる懐かしい音楽を聴いている感じがしました。

感想としては、
キースを愛していても、そのサウンドは、
初期ジェネシスに近い音作りをしていると、
思ったのですが、
これを書くにあたって、
ディスクユニオンのサイトを再度見てみたら、
ジェネシス系譜みたいな表現をしていました。

私は、EL&Pが好きで、このブログのブログ村のカテゴリーも、
プログレッシブロックに設定しているのですが、
正直、プログレのレコードやCDを持っていても、
ヨーロッパなどのシンフォニック系の音楽を、
熱心に漁ったりしているわけではないので、
著名なプログレバンドのどれに似ている等を、
自信を持って述べる事はできません。

そのため、
ディスクユニオンのサイトに自分が感じた印象と似たような事を記してあると、

「私もプログレファンの片隅にいる感じでちょっといいかも。」

と思ったりするわけです。

(※今日の文章は、今年のお盆の前頃に書いていたものです)

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


パル・リンダー・プロジェクト RONDO

2018-06-29 15:21:30 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
パル・リンダー・プロジェクト RONDO


ペラ紙2つ折りジャケット

スエーデンのパル・リンダー・プロジェクトは、
90年代のマーキーやユーロ・ロック・プレスを見ていた時に、
CDショップの広告等に、その音がEL&Pっぽいとして、
紹介されていました。

それで、
一度は聴いてみたいと思って、
その時の最新のCDを1枚購入した事があります。

聴いて見たところ、EL&Pの音楽の響きとは、
別のもののように感じました。

それはそれで個人的な感想ですが、
ショップの紹介記事等を読むと、
パル・リンダーは、EL&Pとかキースが好きなようですし、
EL&Pフォロワーのキーボードプレイヤーとして、
一定の技量があるというのが、
客観的な位置づけのようです。

パル・リンダーの目指しているサウンドは、
以前、読んだインタビューでは、

「たとえて言えば、
エマーソン、ブラックモア&パウエルのような、
サウンドをめざしている。」

みたいな事を言っておりまして、
雑誌「BURRN!」系の音に詳しくない私にとっては、
なんとなく、わかるような、わからないような、表現と言えました。

かと言って、

「70年代のレインボウのキーボードをキースが担当したら、こんな感じであったろうな音楽」

というようなものでもないでしょうね。

いずれにしましても、キースがとっても好きな事だけは間違いようです。

それが如実に解るのが、
本日取り上げたマキシCD「RONDO」。

96年にリリースされたミニアルバムとの事。

デイヴ・ブルーベックの「トルコ風ブルー・ロンド」を、
キースがアレンジして、
ナイス時代のアルバムに収録したのが始まりですが、
EL&Pのコンサートでも、ライヴ後半で盛り上げるための曲として、
ほぼ、必ず演奏しています。

パル・リンダーとしては、
オリジナルがキースの曲ではなくても、
キースみたいに弾いてみたいという事なのだと思います。

そのため、このCDのロンドもライヴでのキースの演奏に近い感じになっており、
パル・リンダーが、自身の個性を全面に出したアレンジで演奏しているような音ではありません。

このジャケットデザインは、
ロンドを演奏する前に、
キースが機関車みたいな音を出したりしているので、
それにちなんだものと言う意味はあるのでしょうが、
「イン・ザ・ホット・シート」のジャケットも意識していたのかも知れないですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


季刊 ゲークラ 1998年 AUTUMN号

2018-05-21 11:35:34 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
季刊 ゲークラ 1998年 AUTUMN号


表紙
A5サイズ


このブログでは、
ゲームミュージックの重鎮とも言える、
植松伸夫氏のCDを1度取り上げています。

植松伸夫氏関連としては2度目になりますね。

雑誌「ゲークラ」のこの号は、
なかなか出品されないのに加えて、
出品されたとしても、
開始価格がとても高かった覚えがあります。

そんなわけで、
格安でヤフオクに出品された時は、

「来たー!」

という感じでしたね。

数年前に手にする事ができました。

本号のP56からP58にかけて、

主にアニメ音楽を作曲していると思われる田中公平氏と、
植松伸夫氏の対談が、
掲載されているのですが、
その中で、

植松伸夫氏は、
「エマーソン、レイク&パーマーのタルカス」
が音楽を始めたきっかけであると、
しっかりと述べているわけです。

また、
3年前に次のようなニュースがmixiに載りました。
情報の発信元は、「INSIDE」という日本語のサイトからだったのですが、

それによると、
英国のクラシック音楽専門ラジオ局「Classic FM」というのがあり、
リスナー投票によって決定されるHall of Fame(殿堂入り)という企画が、
毎年あるそうです。
優れた楽曲が300曲選ばれて、順位付けされるとの事。
2015年は、
植松伸夫氏の『ファイナルファンタジー』シリーズの曲が、
300曲中、
第9位になったとの発表があったそうです。

70年代の初期にリリースされた英国のミュージシャンの曲に触発されて、
音楽家を志した植松伸夫氏の楽曲が、
英国のクラシック専門ラジオ曲のランキングに登場したという出来事は、
EL&Pを愛するものにとって嬉しいニュースでありました。

その後、
2016年に、タルカスをオーケストラヴァージョンにした、
吉松隆氏と植松伸夫氏は、ロックバンドの岸田繁氏と共に、
NHKFMのトーク番組で共演する事となりました。

「タルカス」が縁かどうかは別として、
その人生において「タルカス」が重要な曲である2名が、
共演した事は確かですね。

ちなみに、我が家はBSをつけてないので、
昨日のタルカスの番組は知人に録画を頼んでおります。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


Emerson Moog復刻版を所持する浅倉大介氏

2017-09-04 08:26:50 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
Emerson Moog復刻版を所持する浅倉大介氏

私は、キーボードマガジンに関しては、
キースにまつわる記事がある時だけ購入していました。

そのため、国内外のキーボードプレイヤーに関しては、
それほど関心がなかったので、
国内で成功を収めているキーボードプレイヤーであっても、
失礼ながら、その方の仕事に関しては、
ほとんど知らないという事があります。

浅倉大介氏も、その中の1人です。

最初に浅倉大介氏の事が、
頭から離れなくなったのは、
たまたま目にしたテレビのバラエティ番組で、
私生活の一部が取り上げられていた時でした。

浅倉大介氏の住居の中を撮影していくなかで、
2014年に完全受注生産が決定した、
「Emerson Moog Modular Systemの復刻版」
が、ほんのちょっとだけ、
テレビの画面に映しだされたのです。


画像はmoogサイトより無断で頂戴しました

復刻版は、頭脳改革のジャケットのプレートが、
左上にセットされているのが素人目にも解る特徴なので、
すぐに解りましたね。

記者の質問に浅倉大介氏が答えた時に、
この復刻版の価格を朝倉大介氏が口にして、
記者がちょっと驚いたような感じでした。

音楽番組の企画ではないので、
それ以上の突っ込みにはなりませんでした。

また、
職場の控え室では、
昼休みにいつも「ヒルナンデス」を流しているのですが、
ディズニーランドの楽しみ方を、
番組のコーナーで設けている時にも、
浅倉大介氏は登場して、
そのうんちくを披露してくれました。

私は、浅倉大介氏の音楽は聴いた事がなかったのですが、
昨年、TSUTAYAのワゴンで、
中古盤を発見する機会に恵まれたのです。


d・file -for tv programs
浅倉氏が作曲したテレビ番組のテーマ曲等を
集めたアルバムです


聴いてみましたが、
私が普段聴くタイプの音楽ではない事が解りました。

このCD1枚が、
朝倉大介氏の全てではないと思うので、
また、機会があれば、他のCDを聴く事になるかと思います。

浅倉大介氏は、
自身のブレイク前から、
小室哲哉氏が演奏するステージで、
サポートキーボードプレイヤーと参加していた事もあり、
小室哲哉氏の事を「先生」と呼んでいるようです。

キース他界後に、
浅倉大介氏のラジオ番組「NEO AGE CIRCUIT」で、
もし、キースが2016年の4月に来日を果たしていたら、
海の向こうからタンスムーグを空輸せずに、
浅倉大介氏の復刻版を貸してくれないかという話も
出ていたと言うのを、
浅倉氏のファンのブログで見つける事ができました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


ミュージックライフ 1974年 8月号 小室哲哉編

2017-04-15 08:32:35 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
ミュージックライフ 1974年 8月号 小室哲哉編

1974年8月号の内容ではなく、
この号の表紙にまつわるエピソードになりますね。

私がリアルタイムで知らなかっただけで、
ご存知の方も多い事と思います。

小室哲哉氏が絡んだ品物は、
これまで2度ほど取り上げていますが、
先頃、制作会社のミスで同じテイクが収録されて、
CD1枚の交換に応じているという3枚組の企画物、
「GET WILD SONG MAFIA」の「GET WILD」にまつわる話をした事がありました。

ミュージックライフ1974年8月号のエピソードは、
上の内容と異なり、視覚的にも解りやすいものです。

2012年に「TM NETWORK」は、
武道館にて次のタイトルのコンサートを行ったようです。

「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」

コンサートレポートを記しているブログの幾つかにヒットしますが、
それによると、
コンサートが行われたのは、
4月24日(火)と4月25日(水)の2日間でした。

特に、4月25日(水)には、
会場の参加者の座席に、
チラシと一緒に、
茶封筒が用意されていたらしいですね。

この茶封筒は、
コンサートの演出の中で、
宇都宮隆氏が手にするものなのですが、
その内容と同じものが茶封筒に入っていたわけです。

何が入っていたかというと、
ミュージックライフの1974年8月号のカラー表紙の写しに、
小室哲哉氏が自身の手で書き込みをしたものですね。

書き込み内容は、
特にキース・エマーソンを賛辞するものではありませんが、
自分たちの将来を見据えた予言みたいな言葉を、
1974年の4月に綴っていたというような設定ですね。

小室哲哉氏は、その予言あるいは志(こころざし)のきっかけとなったのが、
キース・エマーソンの奏でる音楽であると、
言葉を用いずに表現しようとしたのでしょう。

1974年の4月に綴られた言葉という事で、
この号と綴った月日は合致していないのですが、
同年のキース・エマーソンが表紙のミュージックライフ8月号を下地に選んだわけですね。

70年代からキース・エマーソンのファンをやっていて、
やがて「TM NETWORK」を聴くようになり、
この2日目のコンサートに参加した人がいたとしたら、
この演出はさぞかし嬉しいものであった事と思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村