神典三部作を開封する その2
特にエマーソン、レイク&パウエルの情報を追っているという事は、
なかったのですが、
先日、たまたま、ヤマハ関連のサイトで、
エマーソン、レイク&パウエルについて書かれていた記事を目にしました。
エマーソン、レイク&パウエルがリリースされた年というのは、
ジェネシス関連でいえば、
ピーター・ガブリエルの「So」とか、
3人ジェネシスの「Invisible Touch」とかがリリースされていました。
ジェネシスファミリーは、
洋楽ヒットチャートを賑わしていたわけですが、
エマーソン、レイク&パウエルのアルバムは、
チャートに顔を出していたとはいえ、
ベスト10に入ったというわけではなく、
全盛時のEL&Pに匹敵するような売れ行きにはなりませんでした。
ヤマハで記事を書かれた方は、
音楽的にも変容して生き残る事に成功した、
ジェネシスやイエスと違って、
エマーソン、レイク&パウエルは、
80年代のプログレの音として登場したというところが、
ジェネシスやイエスとは異なっているような事を述べていました。
あまり考えた事もなかったけれど、
言われてみれば、
確かにその通りという感じです。
特にキースとかは、
「ポップソングなんて作れない。」
とどこかで述べていましたから、
バンド結成の時点から、
「短い曲を作って、シングルチャートに顔を出そう。」
などという考えは全く無かったと思うので、
アルバムは「ザ・スコアー」という、9分以上の楽曲から始まるわけですね。
神典三部作のCD盤面
このボックスセットは、
シンプルではあっても、
徹底したコダワリのデザインが、
妙に良い感じです
解説パンフレットと、
前回も載せたスリーヴの裏側
結局、一発解散の一番の原因は、
思いのほか売れなかった事に尽きるのではないかと思いました。
意見の相違による言い争いがどうだとか、
キースが述べたりしておりましたが、
売れてさえいれば忍耐して継続できた可能性はあるでしょう。
キースはその原因(売れなかった事)は、
自分の作る音楽にあると、
ある程度は認めざるを得なかったと思うので、
次のプロジェクトの大半の作曲を、
ロバート・ベリーに任せるという事につながったのでしょうね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。