EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

神典三部作を開封する その2

2024-07-09 16:37:10 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
神典三部作を開封する その2

特にエマーソン、レイク&パウエルの情報を追っているという事は、
なかったのですが、
先日、たまたま、ヤマハ関連のサイトで、
エマーソン、レイク&パウエルについて書かれていた記事を目にしました。

エマーソン、レイク&パウエルがリリースされた年というのは、
ジェネシス関連でいえば、
ピーター・ガブリエルの「So」とか、
3人ジェネシスの「Invisible Touch」とかがリリースされていました。

ジェネシスファミリーは、
洋楽ヒットチャートを賑わしていたわけですが、
エマーソン、レイク&パウエルのアルバムは、
チャートに顔を出していたとはいえ、
ベスト10に入ったというわけではなく、
全盛時のEL&Pに匹敵するような売れ行きにはなりませんでした。

ヤマハで記事を書かれた方は、
音楽的にも変容して生き残る事に成功した、
ジェネシスやイエスと違って、
エマーソン、レイク&パウエルは、
80年代のプログレの音として登場したというところが、
ジェネシスやイエスとは異なっているような事を述べていました。

あまり考えた事もなかったけれど、
言われてみれば、
確かにその通りという感じです。

特にキースとかは、

「ポップソングなんて作れない。」

とどこかで述べていましたから、
バンド結成の時点から、

「短い曲を作って、シングルチャートに顔を出そう。」

などという考えは全く無かったと思うので、

アルバムは「ザ・スコアー」という、9分以上の楽曲から始まるわけですね。



神典三部作のCD盤面
このボックスセットは、
シンプルではあっても、
徹底したコダワリのデザインが、
妙に良い感じです



解説パンフレットと、
前回も載せたスリーヴの裏側

結局、一発解散の一番の原因は、
思いのほか売れなかった事に尽きるのではないかと思いました。

意見の相違による言い争いがどうだとか、
キースが述べたりしておりましたが、
売れてさえいれば忍耐して継続できた可能性はあるでしょう。

キースはその原因(売れなかった事)は、
自分の作る音楽にあると、
ある程度は認めざるを得なかったと思うので、
次のプロジェクトの大半の作曲を、
ロバート・ベリーに任せるという事につながったのでしょうね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

神典三部作を開封する

2024-06-05 11:27:33 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
神典三部作を開封する

エマーソン・レイク&パウエルの3CDBOX。

EL&Pのメンバーの個々のボックスと異なり、
それぞれのタイトルがどのような感じで収納されているかが、
発売前にはわかりませんでした。

もしかしたら、EL&Pのメンバーのボックスのように、
ボックスセットの映像が出ていたかも知れませんが、
ボックスの大きさ、枚数、及び収納物から考えると、
開封映像みたいなモノは無かったと推定します。



シュリンクを下部から切ってボックスを抜く
シュリンクが伸びやすい素材なので助かります

私は、3CDのインナースリーヴに関しては、
オフィシャルから発売されていた時の、
ジャケットデザインを用いているのではないかと推定していたのですが、
考えてもみなかったけど、ありうる感じのデザインとなっていました。

簡素で大胆でインパクトがある。

「こう来たか!」

という感じですね。



ピクチャースリーヴ 表側



ピクチャースリーヴ 裏側

続く。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

エマーソン・レイク&パウエルのボックス受け取りました

2024-05-01 13:21:09 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン・レイク&パウエルのボックス受け取りました

4月中には難しいだろうと思っていた、
エマーソン、レイク&パウエルの3CDボックスを、
先週の土曜日に受け取る事ができました。

慎重なシュリンク開封作業まで、
済ませてしまいたかったのですが、
その時間を確保できそうもないので、
まずは受け取り報告をします。



外観

昨日は勤務先での仕事が、
かなり忙しかったので、
5月に入ってしまいましたね。



表側



裏側

邦題ですが、
「コンプリート・コレクション(complete collection)」という表記は特になくて、ただ、「エマーソン・レイク&パウエル」となっています。
先日、国内仕様盤のジャケット画像をウニオンさんから頂戴し、
初めて帯部を目にする事ができたのですが、
「神典三部作」というサブタイトルを付けておりますね。

帯に「神」という言葉が出てくるのは、
「ELP四部作」の「神刀の一撃」というのがありましたが、
まさか、「神典」という言葉を使用するとは、
考えてもみませんでしたね。

頭脳改革の「教典」からの着想ではあるでしょう。

2011年にSONYから発売されていた、
EL&Pの3CDボックスと並べてみました。



EL&Pの3CDボックスは、
タイトル別に、
プラケース収納ジャケットのデザインを引用したペーパースリーヴに入っています
EL&Pのこの3CDボックスに比べると、
EL&パウエルの3CDボックスの方が豪華感はあります

久々にこのEL&Pの3CDボックスが出現したので、
次回はこれについて書いてみる予定。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

EL&POWELL COMPLETE COLLECTION 仕様判明

2024-04-11 16:12:17 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
EL&POWELL COMPLETE COLLECTION 仕様判明

輸入盤を入手された方が、
早くもに売りに出されておりました。

画像を見ると、
クラムシェル型のボックスのようです。

画像の一部を切り取りました。



フタを開ける時に、
指を入れるところの、
半円カットもついているようです

とりあえず、デジブックとかデジパックとか、
デジスリーヴとかではない事はわかりました。

うん。

間違いなく「3CDBOX」というパッケージですね。

受け取る前に、仕様がわかりましたので、
ご報告まで。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

94年のジュニアヘビー (通常盤)

2024-03-26 08:44:07 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
94年のジュニアヘビー (通常盤)

新日本プロレスをずっとテレビで見ている方は、
今頃になってとり上げたかと言う人もいるかと思います。

私にとっては、
この種類のCDは、
説明するのが容易でないわけです。

70年代のロックを聴かれていた方であれば、
ロックバンドと言われると、

バンドのメンバーと、
メンバーの担当楽器、
楽曲は誰が作っていて、
誰がプロデュースしているとか、

バンドの関連事項が音楽雑誌を読んでいるうちに、
自然と知識に入ってくるわけですが、

今では、
ロック音楽も、
バンドのメンバーがいなくても、
制作できるようになっているので、
CD1枚を取り上げるにしても、
ウィキとかを読んでみないと、
全くわからないことだらけです。

これは、「ザ・リーサルウェポンズ」という、
2名のメンバーで構成されているバンド(ユニット)のCDですが、
2021年にリリースされて、
新日本プロレスのエンディングテーマに使用されているようです。



初回限定紙ジャケット
これは輸入盤の薄いペーパースリーヴではなく、
国内盤の普通の紙ジャケットです

「ザ・スコア」をもとにして、
独自の日本語の歌詞をつけているわけですが、
その歌詞の内容が、「94年のジュニアヘビー」を表しているとの事。

発売サイトの説明には、

「プロレスファンであれば、だれもが知るワールドプロレスリングOPテーマ「ザ・スコア」の曲に、
1994年、伝説となる両国国技館で開催された第1回「スーパーJカップ」の大激戦を歌詞に載せたプロレスファン大興奮の1曲!」

とあります。

「ザ・リーサルウェポンズ」に関する、
Youtubeと音楽サイトの説明によると、

2019年1月、突如として出現。
狂気の発明家「アイキッド」が最高傑作「サイボーグジョー」とともに、1980年代~1990年代のカルチャーをテーマにした音楽エンターテインメントを展開する。

メンバーは、
アメリカ生まれの「サイボーグジョー」、
ももいろクローバーZや上坂すみれらへの楽曲提供を行う作詞家・作曲家の「アイキッド」からなるユニット。

2019年4月に1stアルバム「Back To The 80's」を配信およびライブ会場、
通販限定で発売。

1980年代のポップス、パンク、ディスコ、プログレ、シンセウェイブなどを独自に取り入れた楽曲群とYouTubeにアップされるミュージックビデオで話題を集める。

等が記述されていました。

本製品は、
いくつかのヴァージョンがありまして、
中古品とかは、
ほとんど出回っていなくて、
未開封の新品とかはあったりましたが、
リリースから数年経過したことにより、
大手通販サイトのプライスダウン品が最も安くでておりました。

個包装のお菓子が10数個入っている、
袋菓子がありますが、
袋菓子、2つ分ぐらいの価格でしたので、
躊躇せずに入手してみました。

希望はしていないのですが、
「メガジャケ」というのもついてきたのでした。



限定メガジャケ付き
某通販サイトでは、
イエスの輸入盤のボックスにメガジャケをつけていましたね



紙ジャケット後ろの上部の一部抜き取り写真
収録曲記載



歌詞カードの一部

歌詞カードの一部の記載を見ると、
グレッグの歌詞の部分に新たな日本語歌詞をつけて歌っているように思いますが、
実際は、歌詞が出てくるまでのインストの前奏の部分に日本語歌詞を付けて歌っており、
グレッグのボーカルメロディーが出てくる直前で曲は終了します。

受け止め方は人それぞれでしょうが、
私は新鮮な驚きをもって、
ちょっと気分が上がる曲として受け止めました。

「エマーソン、レイク&パウエル」のボックスの国内仕様盤を注文したので、
来月自宅にお迎えする前に弾みがついた感じです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Emerson Lake & Powell The Complete Collection

2024-02-05 17:44:29 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
Emerson Lake & Powell The Complete Collection

アメブロでお世話になっているyffcyesheadさんが、
先週、教えてくださった、
エマーソン、レイク&パウエルの3枚組CDが、
本日、大手通販サイトでもアップされて、
予約が可能になりました。



アップされているジャケットの絵柄、
個人的にはこういうのは好きだな。
ブートCDみたいに、
顔のようなモノにあたる部分の色を変えるとかするよりは、
ズッと良いと思いますわ

この3枚組は、
当初、オフィシャルサイト限定で発売され、
その後、一般販売もされている、
このブログでも取り上げた、

「Emerson Lake And Powell」
「The Sprocket Sessions」
「Live In Concert」

という3タイトルのCDを合体させたものですね。

既出の音源を一つにまとめたというだけで、
リマスターとかはしているようですが、
特に未発表の音源は無いようです。

但し、これまでも、「Emerson Lake And Powell」のCDには、
ボーナストラックが収録されているヴァージョンがあり、
「The Loco-Motion」と「Vacant Possession」の2曲でしたが、
これに、「The Score 」の「Single Edition」というのが追加されるようです。

サイトの説明によると、
「Cherry Red」の傘下レーベルである、
「Spirit Of Unicorn Music Archives 」からのリリースだそうです。

この3CDに関して、「CD3枚組ボックス」という記載の仕方をしているのですが、
私がこだわっている「箱仕様」にはならないのではないかと推定いたしております。

2010年代であれば、
3枚組の品物でも、
それぞれのジャケットの絵柄がある、
薄手のペーパースリーヴに入れて、
インサート箇所か一つある、
やや厚手のボックスに収納するという仕様がありました。

これは、
ボックスの見た目は薄いのですが、
3タイトルのジャケットが、
それぞれ独立して差し込まれているので、
全体的に薄くても間違いなくボックス(箱)という印象はありました。

しかし、
最近は、
3CDだと、
「デジブック仕様」とか、
「デジスリーヴ仕様」とかになっているケースが、
多いように思います。

それでも、
デジブック仕様は、
外装が頑丈なので豪華感はあります。

ただ、デジスリーヴ仕様は、
単に経費を節約しているというだけに見えてしまいますね。

国内仕様盤が出たら、
そちらを求めようと思っています。

これは、国内仕様盤、きっと出ると思いますよ。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

エマーソン、レイク&パウエル ライヴ・イン・フロリダ 1986

2022-10-18 14:12:28 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 
ライヴ・イン・フロリダ 1986



プラケースペラ紙2つ折りジャケット
コージーが見えない

以前、このブログで書きましたように、
ナイス及びEL&PのライヴCD2種類に、
このCDを加えて一度に4タイトルの発売でしたので、
(6月上旬に発売された)
ナイスだけは早めに注文して、
その他はズルズルと入手しようと思っていました。

しかし、よく考えてみると、
エマーソン、レイク&パウエルに関しては、
公式に発売されているライヴ音源盤は、
確か、1つだけだったように思います。

先般、取り上げたデジパックの2CDも、
1枚にはその音源が入っているわけです。

そんなわけで、
音の方はともかくとして、
音楽ショップで通常に入手できる、
新しいライヴCDが出たというのは、
ちょっと珍しい出来事でもありましたので、
入手困難高額盤にならないうちに、
さっそく出てきた中古盤を求めなければと、
考えが変わったわけです。



盤面はこんな感じ

このエマーソン、レイク&パウエルにまつわる経緯等、
2つ折りジャケットペラ紙に記載されている解説の翻訳が、
巻き帯の裏側に載っています。

これまでに読んだりしてきたインタビューの記憶からすると、
この解説にあるグレッグやキースのインタビューに関しては、
果たして、何が本当なのか、まったく解らない感じですね。

キースによると、
バンド分解の原因が、
「グレッグとコージーのいさかい」みたいな事も書かれていますし、
グレッグによるエイジアを辞めた理由も、
「仮に自分がバンドのフロントマンになったとして、
エイジアがバンドとして目指す音楽的方向性が違う」等、
何とも鵜呑みに出来ない内容が詰まっていました。

ま、いずれも、「100パーセント嘘」とも言えるものでもないのですが。

今回、気になったのは、
ペラ紙ジャケットの「EL&パウエル」の
新ロゴ(?)デザインですね。

これと似たようなEL&Pロゴも数年前に発売されたライヴCDにありますが、
そちらの方は、ELPというアルファベットの文字を、
ちょっとデザインしたという感じですが、
今回のこのロゴは一般的に認識されているELPマークにひねりを加えているという感じのモノ。




Lの字の上にPをのせてあります。

話は変わって、当ブログの、
エマーソン、レイク&パウエルのカテゴリーでは、
新日本プロレス関連のCDを幾つか取り上げています。

遅まきながら、新日本プロレスの創設者であられた、
アントニオ猪木氏のご冥福を心からお祈りいたします。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

エマーソン、レイク&パウエル 初期西ドイツ盤CD

2022-08-01 14:09:36 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 初期西ドイツ盤CD

半年ほど前に、
単に西ドイツ盤CDという事で入手してみたのですが、
「アルミ蒸着(じょうちゃく)盤」という、
オーディオ再生とかに詳しい人にしか解らない表現も、
付記されておりました。

特殊な製法によるモノかと思ったのですが、
単に詳しい表現を加えていただけで、
1986年頃の多くのCDは、
「アルミ蒸着製法」によって制作されていたようです。

「アルミ蒸着製法」などというのを調べていると、
門外漢の私には、とてもじゃないけど、まとめられないし、
本当に理解できるところに辿り着けるかどうかも、
だいぶ、アヤシイので、やめておきます。

検索してみると、
洋楽愛好家で、この頃の西ドイツ盤の良さを探求している方は、
あまりいないようなのですが、
クラシック愛好家の中では、
この頃の西ドイツ盤の音に関心を持って収集されている方も、
いらっしゃる感じですね。



CD盤面
丸穴のギリギリまで銀色が入っているのが特徴の一つ
撮影時の天井の模様が写り込んでいます
ジャケットは米英盤と少し色が違う程度なので省略

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

Emerson,Lake&Powell  Live In Concert & More...

2022-06-30 17:45:13 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
Emerson,Lake&Powell  
Live In Concert & More...

2012年のリリース。

発売から10年も経過したのですね。

先々月ぐらいに劣化気味の中古盤を入手しました。



デジパックのところどころの角の部分の色が剥げて、
白くなっている

このサイズのデジパックは、
プラケースCD専用のビニール袋には、
入らなかったりするので、
私は大きめのビニール袋に入れたりしていますが、
手放した方はビニール袋に入れずに保管していたのでしょう。

10年にしては劣化が激しいですね。

発売された時は既にリリースされていた、
「Live In Concert」と「The Sprocket Sessions」をセットにしたモノでしたので、
当時は新品を購入する意欲が湧きませんでした。

キースもグレッグも存命でしたので、
リリースされる品物すべてが、
現在ほど貴重に見えていなかったというのはありますね。

今でも、貴重かも知れないと思いつつ、
買わない品物も多くありますが。

アナログ盤も同時リリースされておりまして、
確か、EL&Pファンの知人がアナログ盤の方を入手していたと思います。

ジャケットの仕様はデジパックの3面開き。

特に珍しい写真等や薄目のブックレットも無く、
デジパックの1つの面に簡単な解説と、
キースとグレッグがコージーに寄せた短いコメントを記載。



CD盤面もジャケットのセピア調に沿っている
EL&パウエルマーク(?)の色も同様ですね




ジャケット表面の裏側
ELPマークに決まった色はないのかも知れませんけど、
EL&パウエルマーク(?)は、
唯一のスタジオアルバムジャケットの色しか思い浮かばない



デジパック裏側

話は変わりますが、

コージー・パウエルの評伝の翻訳が出たのを、
yffcyesheadさんのブログで、
知ることが出来ました。

邦題は、「コージー・パウエル伝 悪魔とダンス」との事。

plenic9さんのブログを読ませていただいところ、
この本の著者であるLaura Shentonの著書に関しては、
一考の余地がありそうですが、
私としては、コージーがキースとグレッグに関して回想しているところがあって、
それが嘘のないモノであれば、まぁ、良いかなと思っています。

ただ、すぐに購入はしないかも知れない。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

キーボードマガジン 1986年6月号

2021-06-30 17:54:42 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
キーボードマガジン 1986年6月号



表紙

エマーソン、レイク&パウエルがデビューして、
解散した年は1986年。

その年のキーボードマガジンには、
幾つかの記事が掲載されていました。

このブログでは、2012年に、
それよりも、少し前の号になります。

6月号というと、
5月に店頭に出回っていたのだと思われますが、
この表紙の記憶が全くありません。

ネオ・プログレ大研究というコーナーで、
エマーソン、レイク&パウエルに関する話が、
登場します。

執筆者は、永川敏郎さん。


まだ、EL&パウエルではなく、
EL&Pと呼称されていたようです

主にキーボードプレイヤーとしての観点から、
70年代に創作した音に敬意を表した後、
キースは80年代のロックバンドで、
どのような音を出すのかという事を、
これまでの使用楽器等を踏まえて、
アルバム試聴前に予想をするわけです。

執筆の途中で、
エマーソン、レイク&パウエルの音が届いたらしく、
やはり、キースであっても、
時のテクノロジーに則した録音をするのだなという事で、
締められています。

私の方は、
以前にも書きましたが、
ちょうど、本格的な社会人になったばかりでしたので、
仕事を覚えるので精一杯で、
書店に足を運ぶのを忘れていたのか、

(でも、レコードは購入していましたので、
忘れていたという事はなかったとおもいますが)

あるいは、
特にキース本人へのインタビューも掲載されていなかったので、
表紙の写真だけで購入するのに躊躇したのか、
その辺りの記憶は定かでありません。

エマーソン、レイク&パウエルは、
本当に一挙に盛り上げて、
いきなり離散状態という流れでしたので、
本当に短命バンドであったと、
つくづく思います。

仮にセカンドアルバムがリリースされたとしても、
コージーがバンドに長くとどまる事もなかったでしょうから、
3枚目はなかったと考えます。

いずれにしましても、
この一発崩壊が、
先般、取り上げたフィル・カーソン氏の執念により、
「ブラック・ムーン」を生み出す足掛かりにつながったわけですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

LP エマーソン、レイク&パウエル カナダ盤

2021-04-07 14:20:24 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
LP エマーソン、レイク&パウエル カナダ盤




大雑把に見ると、
リリース国による違いはない
ジャケット表面



裏面の向かって右上部
CDもあるね


裏面の向かって右下部

エマーソン、レイク&パウエルのカナダ盤は、
プロモ用のシングルレコードを一度取り上げた事があります。

今にしてみれば、これが、
プロモ用のシングルレコードかどうかは、
解る記載が無いのですが、
売る側でプロモ盤と称していましたし、
両面同じ楽曲が収録されていたので、
そのまま、プロモ盤というタイトルを付けました。


この時は、プロモ盤という事なので、

「ほぼ、ほとんどのリリース国で共通している、
ポリドールの赤と黒の白の配色を用いた、
レーベル面ではないのだな。」

と調べもしないで思い込んでいたのですが、
このLPを入手した事で、
それが思い込みである事が解りました。

これは市販盤なのですが、
レーベル面の下地の色は、
プロモ用シングル盤と同じ色になっています。



バンド名のフォントは、
ジャケットの斜体

カナダにおける全てのポリドールのレコードのレーベル色が、
このような配色になっているかまでは、
解りかねますが、
エマーソン、レイク&パウエルに関しては、
下地の色がアイボリー系の色であるという事は、
知る事ができました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

No.1792

THE SCORE 12インチ プロモ盤

2021-01-11 15:47:15 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
THE SCORE  12インチ プロモ盤

アルバム、「エマーソン、レイク&パウエル」収録曲の中で、
国内においては、新日本プロレスのオープニングテーマで、
使用された事により、もっとも知れ渡っていると思われる、
「ザ・スコアー」。

その「ザ・スコアー」の12インチシングルレコードです。

米国のプロモ盤ですね。
入手の時点でカンパニースリーヴは欠損しておりました。



レーベル面 SIDE2
アルバム収録ヴァージョン



レーベル面 SIDE1
短縮ヴァージョンと思われる
(未試聴)

これまで、調べた感じでは、
このブログでも取り上げている、
「タッチ・アンド・ゴー」の12インチシングルレコードは、
英国や日本で市販されているのですが、
「ザ・スコアー」は市販盤というのは、
存在していないようです。

コージー・パウエルが参加している、
アップテンポの曲なので、
日本だけでも市販盤があっても良さそうなものですが、
作られませんでした。

「タッチ・アンド・ゴー」の12インチシングル盤のリリースに関しては、
同じ盤に収録されている、
「ロコモーション」の方が、
アルバム未収録曲という事で、
リリースした際の需要を見込んだのかも知れません。

リリースされた年は、
EL&Pに関しては、
アナログ時代のアルバムのCD化は、
まだ1枚も為されていなかったのですが、
「エマーソン、レイク&パウエル」に関しては、
新譜でしたので、
アナログ盤の他に、カセットテープや、
CDも同時にリリースされたようです。

私は、CDに関しては、
やや後年にリリースされたと思い込んでいたのですが、
ネットで知り合ったEL&Pファンによると、
CDも同時リリースであったとの事。

この時点(1986年)においては、
国内の音楽会社から、
アナログ盤がリリースされなくなって、
CDのみがリリースされる事になるという流れになろうとは、
全く想像もしていませんでしたね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

エマーソン、レイク&パウエル 店頭演奏用カセット

2020-08-28 16:08:25 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 店頭演奏用カセット

ヤフオクでの取引は10年以上やっているのですが、
ここ数年で、初めて目撃する事になった品物です。



プラケースには、
「MADE IN JAPAN」と刻まれています

レコードの場合、
これまで、幾つか取り上げて来たように、

1.テスト盤(レーベル面に大雑把に手書き等でタイトルを記載、あるいは無記載。)

2.見本盤(レーベル面に見本盤の文字がある。海外だとNot For Sale等の記載がある。)

があるわけですが、
「見本盤」は、
レコードショップや業界関係者に配るために、
作られているようです。

CDの見本盤も取り上げていますが、
レコードの見本盤と扱いは同じかと思います。

それと、
確か、まだ、取り上げていませんが、
カセットテープの見本版も存在しておりまして、
幾つか所持をしています。

カセットテープの見本版は、
CDの見本盤と同じく、
販売用品と同じようなインデックスが付いています。

そのため、
この店頭演奏用カセットというのは、
カセットテープの見本版とは異なるものですね。

だからと言って、
レコードの「テスト盤」に相当するものでもないようです。

インデックスは、
とても薄いわら半紙のようなものに、
ガリ版印刷のような感じで印字されています。



ガリ版印刷ではないと思いますが、
印刷の具合がクッキリしていないのです。

用紙の裏側には何も記載されておりません。

折り返しのところに、
製品のラインナップが、
記載されているのですが、

「MC」が何を示しているのか、
調べてみてもよく解りませんでした。

マイクロカセットのアルバム製品ではないと思うので、
DJ用に制作しているアナログ盤に「MC」と付けているのかも知れないですし、
あるいは「MD」の誤植とも考えられますが、
「LP」と同じ番号になっていますね。

この時期は、
アナログ盤の需要が、
まだCD盤を凌駕していなかったと思いますが、
アルバムのカセットテープは、
カセットテープ派の需要はあったと思いますし、
レコードショップでは、
BGMにカセットテープを多く用いていたかのかも知れません。
そのような中で作られた、
「店頭演奏用カセット」という事なのでしょう。



カセット本体のシール部に、
Polydorのマークと文字
SAMPLEの文字もありますから、
ポリドールの品物であることは間違いないと思います

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

タッチ・アンド・ゴーの間奏

2020-07-27 11:58:57 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
タッチ・アンド・ゴーの間奏

先週は祭日が2日間ありまして、家内のパートが夜だったので、
早めに帰宅しました。

それに伴いまして、
20時前後のバラエティ番組を、
たまたま、鑑賞する機会があったのですが、

地上波の秋田放送テレビでは、
7月24日(金)次のタイトルの番組を放映しており、

「沸騰ワード【伝説の家政婦が超大物俳優と美形すぎ1男3女直撃...
森七菜も衝撃】」

内容は、

「美形すぎ1男3女が話題...
伝説の家政婦志麻さんが藤岡弘、一家を直撃!
料理好き家族も大興奮のふわふわハンバーグ&絶品トマト飯...
その美味さに森七菜も衝撃」

というものでした。

ご覧になられた方もいるかと思います。

今時は、テレビ番組のタイトルってこんなに長いのでしょうか?
内容に関してはその通りでした。

家事をしながら、ちょくちょく見ていたのですが、
エマーソン、レイク&パウエルの「タッチ・アンド・ゴー」の間奏のイントロが、
そのコーナーにおける衝撃的BGMとして、
何度も何度も音が鳴り響いておりましたね。

見ているキースファンとしては、

「何もこんなに繰り返さなくても、
もう少し、別の曲を使うとか、あるのではないか」

と、余計な心配をするわけですが、
担当の方が、
よほど、この曲を気に入っているのか、
仕事が怠慢なのか、
どちらかなのでしょう。

いずれにしましても、
EL&P関連の知っているメロディーが流れるのは嬉しい事ですよ。

エマーソンレイク&パウエル 旧ユーゴスラビア盤

2020-05-29 17:02:07 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソンレイク&パウエル 旧ユーゴスラビア盤

このブログでは、
旧ユーゴスラビア盤というのは、
幾つか取り上げていますが、
今、記憶の中にあるのは、
ナイスのモノも含めて、
3タイトルですね。

特にレディーズ&ジェントルメンなどは、
英国オリジナルジャケットの仕様を変化させたりしているのが、
特徴でした。

本日、取り上げるのは、
エマーソン、レイク&パウエルの唯一のアルバムですが、
英国オリジナルもシングルジャケットですし、
デザイン自体がシンプルなモノなので、
取り立てて変化させるところがないのだと思います。


ジャケット表面



ジャケット裏面



旧ユーゴスラビア盤という事で、
「BRAIN SALAD SURGERY」 のジャケットを載せていますが、
バンド名をジャケットの上部に、
白抜きで大きく入れ込んでいるのが、
大きな特徴でした。

エマーソン、レイク&パウエルの場合は、
バンド名がもともとジャケット表面に記載されているので、
その必要はないわけです。

ジャケットの裏側ですが、
西ドイツ盤のジャケットらしきモノを、
そのまま取り込むようにして、
旧ユーゴスラビアにおけるリリースに関わっている事項を、
追加で色濃く印刷しているような仕上がりになっていますね。



ジャケット裏面
向かって右側下部

インナースリーヴは特に付属していませんでしたが、
レディーズ&ジェントルメンの時と違い、
日本国内でよく使用する、
透明なレコード袋を用いていたようです。



レーベル面

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。