EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

3(スリー)「ライヴ・ボストン・1988」を受け取る

2023-04-28 16:31:26 | 「スリー・トゥ・ザ・パワー / 3…TO THE POWER」
3(スリー)「ライヴ・ボストン・1988」を受け取る

昨日、遅くに帰宅しましたら、
届いておりました。

この国内盤リリース会社は、
3(スリー)に対して、
帯を見たところ、
独自の見方をしていると思われます。



プラケース表側

ジャケットにおいては、

KEITH
CARL
ROBERT

の順序で並んでいるのですが、
前回の「ライヴ~ロッキン・ザ・リッツ」
もこの「ライヴ・ボストン・1988」も、
(エマーソン、ベリー、パーマー)という順序ですね。

バンドへの貢献度等を考慮して、
あえて、この順序にしているのか、
単に、「エマーソン、レイク、パーマー」のレイクがベリーになったので、
置き換えただけなのかは解りませんけどね。

少なくとも、ジャケットの名前の順序は無視している事だけは確かと言えます。

ここ数ヶ月で、3(スリー)の国内盤のCDを、
2枚、購入してしまったわけですが、
キースとカール関連の国内盤のCDを、
しばらく購入していなかったなと、
改めて実感しました。
(グレッグもそうですけど。)

(ちなみにグレッグに冠しては、
翻訳自伝出版の延期の記録を更新中かも。
こういう注目の浴び方もあるのだなぁ。
これも「良くも悪くもEL&P」という、
誰かが言った言葉を体現しているか。)

(まぁ、EL&Pはクリムゾンやエイジアを除いて、
メンバー関連アルバムの国内盤自体がほとんど存在しないという、
悲しい理由もありますけど。)

(本日の朝、yffcyesheadさんのブログで、
カールが心臓の手術をして成功した事を知りました。
無事で良かったですよ。)

EL&Pの輸入盤国内仕様というCDは、
幾つか購入しましたけど、
巻き帯に書かれているのは、
オリジナル輸入盤の解説の翻訳だったりしていたので、
プラケース内に国内の音楽評論家の解説が、
しっかり入っているのは、
本当にご無沙汰していた感じがします。

メインのビクターエンタテイメントさんは、
少し前に触れましたように、
キースとグレッグの他界後、
あらゆるリリースが、
70年代後半のEL&Pのように失速していますから、
なんだか国内盤のCDをとても愛おしく感じてしまいますね。

帯を見ると、
今回の解説は、前回の解説の方とまた違うようで、
開封後が楽しみですが、
早いとこ、このシリーズからもう1枚購入して、
Tシャツを入手しなくては。



プラケース裏側

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ベスト・オブ・ポール・ギルバート PG-30

2023-04-27 16:05:46 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ベスト・オブ・ポール・ギルバート PG-30

以前、
ポール・ギルバートのCDとVHSを取り上げています。

いずれも「悪の教典#9第一印象」が、
収録されたものでした。

本日、取り上げるのは、
キースの他界後にリリースされた、
ポール・ギルバートのベストアルバムになります。

このCDの存在を知ったのは、
mixiのEL&P研究会からの情報からですね。

大きめのデジパック仕様で2CD。
一般的なDVDケースの大きさという事かも知れません。
カラーのブックレットがデジパックにくっついているけど、
ウニオンさんでデジブックとして説明されている仕様のモノとは違う感じです。



パッケージ表側



見開いた状態
向かって右側が
パッケージの裏表紙にくっついている、
背表紙のあるブックレット


CD 1に「永遠の謎パートⅠ」が収録されています。

2CDと言うことで、
中古品も安いのがなかなか出てこなかったので、
入手するのがかなり遅れてしまいました。

キーボードの演奏部分を、
全てギターで演奏したのかと思っていましたが、
ピアノの部分は、
ピアノで演奏していますね。
ブックレットをつぶさに見ましたが、
ピアノの演奏者とかの記載はありませんでした。

その他の部分は、
ギターで押しまくり、
オリジナル(カール)を意識したようなドラムの音が、
刻まれていており、
それがとても心地よい感じ。

以前にも少し述べましたが、
このCDを購入するのは、
ミスター・ビッグやポール・ギルバートのファンでしょうし、
世代的にもメインのファン層は私よりは年齢が低いはずです。

そのため、「永遠の謎」と他の収録曲との違和感を、
かなり感じると思われます。

本品がリリースされた頃のプレイヤー誌に、
ポール・ギルバートへのインタビューが掲載されていましたが、
確か、生前に特に面識はなかったけれども、
キースを追悼する思いで取り上げたような事が書かれてあったように記憶しています。

以上。

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Out Of This World: Live (1970-1997) CD BOX

2023-04-25 17:05:50 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
Out Of This World: Live (1970-1997) CD BOX



BOX外観

パッケージの外観やジャケットを少しずつ取り上げてきた、
「Out Of This World: Live (1970-1997)」のアナログ盤ボックス。

いつ頃かは忘れましたが、

「やはりCDも購入しておいた方が良いかな。」

と思いまして、ポイント等を使って、
出来るだけお金をかけずにCDも入手したのでした。



BOX正面



BOX背面



BOXインサート部



BOX上部
デザインは背部と同じ

ファンファーレボックス内に収納されていた、
ペーパースリーヴ入りのCDがありましたが、
そのペーパースリーヴの大きさが、
BMGでリリースされるペーパースリーヴ入りCDに適用されているようです。

以前に比較した事がありますが、
このペーパースリーヴは、
日本のミニチュア紙ジャケットよりも、
小さい仕様になっています。

その幾つかのペーパースリーヴ入りCDを、
ボックスにまとめたわけです。

そのため、正面から見たボックスの面積も、
プラケースCDと比較すると、
小さめになりますので、
とてもコンパクトにまとまっている印象を受けます。



頭脳改革プラケースCDと並べてみる

アナログBOXの正面にあった、
スリ傷なのかデザインの一部なのか、
よく解らないという事がありましたが、
このCDBOXを凝視したところ、
その傷のようなモノは見あたりませんでした。

シュリンクで覆う前に出来てしまったスリ傷というのも、
あるのかも知れません。

以上。

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幻魔大戦 プレスシート 試写会用

2023-04-21 08:47:58 | Keith Emerson邦画音楽担当関連
幻魔大戦 プレスシート 試写会用

その内容物から映画制作が決定した時点で、
マスコミ向けに制作されたと思われるプレスシートでした。

本日、取り上げるプレスシートは、
映画が完成したという事で、
試写会等で配布するために制作されたモノではないかと、
思われます。



表側
大きさはB4縦



裏側

内容としては、
上半分のスペースで、
原作の説明と、
この映画が制作される事になった時代背景を、
まとめてあり、
下半分のスペースで、
制作スタッフの経歴等を、
記してあります。



開いた状態

但し、映画の音楽や、
声優等に関する記述は、
全く記載されておりません。

さすがに、
映画が完成してから、
音楽や声優に関する記載が全く無い、
プレスシートを制作する事は、
あり得ないでしょう。

そこで、この見開きのプレスシートを、
補完する資料が存在しているわけです。

このプレスシートは、
この状態で入手したわけですが、
補完する資料が添付されていないので、
「完品」ではないという事になります。

それも、後に「完品」にご縁があったから、
解った事ですね。

もし、「完品」にご縁が無かった場合、
見開きの内容には、
イメージイラストや、
キャラクターデザインの一部も登場していますので、
そのような宣材が出来てからの、
プレスシートの第二弾という捉え方をして、
終わっていたと思います。

過去の関連物を収集していると、
1点入手しただけでは、
解らなくて、
幾つか入手した事により、
初めて解る事が出てきたりします。

だからと言って、
同じモノを数点入手して、
それが全て同じ仕様だったとしても、
「完品」と言い切れるわけではないのが、
中古品を入手する際の難しさでもあります。



キース本との大きさの対比

以上。

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焦って失敗したオークションの事

2023-04-20 13:54:51 | EL&Pにまつわるオークション等について
焦って失敗したオークションの事

海外の中古品を求める際に、
参考になるジャケットの写真が載っていたりしますが、

「これは参考画像で実物ではありません。」

と親切に大きく表記している場合があります。

こういうのはとても良心的で、
取引後もクレームも出ない商売のやり方であります。

ところが、

ヤフオクで経験したのですが、
特に用語としてあるかは解らないのですが、
いわゆる「釣り画像」というのがあります。

例えば、これなどが、そうですね。



これだけ見ると、

「不人気盤のCDにサインがしてある」

と、受けとめてしまいます。

それで、出品物の説明文をよく読まずに、
札を入れたりするわけです。

説明文を読むと、
出品物の説明の箇所に、

「掲載商品画像はイメージです。」

と付記してあるわけです。

それなので、
嘘は記していないという事にはなりますね。

それならば、
この不人気アルバムの画像なんかは、
幾らでもネットから拾えるでしょうから、
何も「サイン入り」の画像を載せる必要はないと思うわけです。

それでも、
あえて、サイン入りの画像を載せたりするわけですね。

そうすると、
私みたいな人間が、

「サイン入りでも不人気盤だと、
あまり注目されないのか?」

と思い、
これラッキーとばかりに札を入れてバカを見るわけです。

説明は最後まで読まないといけないですね。

きちんと読まない私が悪いわけですが、
普通に考えて、
このような出品の仕方は、
親切とは言えないと思いますけどね。

1年半ぐらい前のエピソードでした。

入手したCDは、
説明通りの輸入盤でしたが、
改めて感じた事がありましたので、
それはまたの機会に書いてみたいと思います。

以上。

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The Dark Cloud Of The Moon by The PINK FLOYD Tribute Band

2023-04-18 09:59:17 | Keith Emerson参加作品関連
The Dark Cloud Of The Moon by The PINK FLOYD Tribute Band

これまで2枚取り上げている、
キースが参加しているピンク・フロイドのトリビュートアルバムのアナログ+CD盤

それと同じシリーズの商品で、
レーベル面にあたる部分にCD盤が組み込まれているという、
簡易セットとも言うべきものですね。

カラーヴァイナルやクリアヴァイナル仕様になっているという事もあり、
ジャケットを透明ビニール仕様にして、
盤面の色が見えるようにし、
ジャケットに収録曲を書き込むというやり方をしています。

その透明ビニールジャケットに薄いビニール袋を被せて、
密封しています。

LP収納用のダンボール箱に入れてあり、
日焼けする場所ではなく、
蓋をして室内の光も入らない状態にしてあったのですが、
透明ビニールのジャケットの一部が、
黄褐色に変色してしまいました。
わずかな隙間から入り込んだ光が原因なのだろうか?



ジャケット及び、
CD+アナログ盤面

変色してしまったのが、
ジャケットだけだと良いのですが、
クリアヴァイナルまで変色していると、
商品価値がさらに下がってしまいますね。



CD盤面

キースはこのアルバムにおいては、
3曲ほど参加しているようです。



キース参加記載部拡大

このようなトリビュートアルバムの制作の仕方を、
最初に取り上げた時は、
よく解っていなかったのですが、
(今もあまり解っているとは言い難いのですが)
ほとんどが、データのやりとりで音を被せているだけで、
同じ時空間で演奏しているというのは、
あまり無いような感じですね。

そのため、
トリビュートアルバムで一緒になったご縁で、
意気投合してユニットを組むとかいう流れも無いといってよいでしょう。

それでも、
誰の演奏に自分の音を被せるかぐらいは、
プロデュースする側から知らされているとは思いますけどね。

結局、キースは、
3枚の全てに、
顔を出しているわけですね。

これとは別の形でリリースされている、
ピンク・フロイドのトリビュートアルバムに、
このアルバムと同じ音が入っているモノもあるかと思いますが、
今のところ、精査はしていないので、ハッキリとは解りません。

以前、取り上げたプログレ系のオムニバスCDに、
キース参加のピンク・フロイドの楽曲が収録されていた事もありましたので、
トリビュートアルバムの音は重要視されず、
割と適当な扱いを受けているとも考えられます。

以上。

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カールの自伝の話

2023-04-15 13:52:59 | Carl Palmer関連
カールの自伝の話

久しぶりにamassを覗いてみたら、
4月11日にカールのインタビューがアップされたようでした。

これによると、
現時点では、2023年のエイジアの活動については、
何も見えない状態であるとの事。

それと、いつの話になるのかは、
明記しておりませんでしたが、
BMGがカールの自伝をリリースする予定があるようです。

カールの自伝といえば、
またまた書籍をご予約された方々のところに、
訪れている、
「グレッグ・レイク自伝の翻訳本」の出版の延期のお知らせ。

4月発売の予定が、
今度は5月にずれ込んだようです。

こうなってくると、

「もはや、年内に出版されれば良い方である。」

と受けとめる気構えを持たないといけない感じです。

カールの自伝も、
どこかの出版社で翻訳出版する流れになるのかも知れませんが、
キースの自伝は翻訳本が出るまで、
かなりの年月を要しましたし、
グレッグの自伝も延期に延期を重ねて、
現時点では商品になっていない事を踏まえると、
カールの自伝の翻訳本も、
いつになったら企画が持ち上がるのか、
ほとんど期待できない話ではあります。

以上。

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PICTURES AT AN EXHIBITION LD 米国盤

2023-04-14 13:23:12 | Emerson,Lake&Palmerの映像ソフト
PICTURES   AT  AN  EXHIBITION LD 米国盤



ジャケット表側



ジャケット裏側

「展覧会の絵」の国内盤のレーザーディスクとVHSを取り上げていますが、
本日、取り上げるのは米国盤のレーザーディスクです。



ジャケット裏側の一部、
これもLD盤は日本製です

米国盤のジャケットが異なる事は、
知ってはいたのですが、
ジャケット違いのみで、
安くないレーザーディスクを海外から求める事は、
あまり気乗りがしませんでした。

そうしているうちに、
2年ぐらい前に、
国内のストアがヤフオクに出品してくれましたので、
この機会を逃すまいという事で、
求めたわけです。

リリース時のEL&Pの人気に呼応していたのか、
どちらかというと、
やる気のないデザインでした。

これには、

「レコードとは違って、
再生すれば映像が映るわけだから、
ジャケットなんてどうでも良いでしょう。」

という考え方もあったのかも知れないですね。

国内盤のジャケットデザインに比べると、
この米国盤のジャケットは、
あのいまわしい映像を取り込んだデザインとは言え、
EL&Pの演奏の勢いを感じさせるカッコよさが出ている感じ。



ジャケット中央部拡大



レーベル面

いつだったか、
カール・パーマーが、
ワークスのオーケストラライヴの映像の、
ノーカット版のようなモノを、
リリースするような話を、
ストレンジデイズ誌で述べていましたが、
あれから何年経過したのだろうか。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

エイジア ファンクラブ 会報 AURORA No.4

2023-04-11 09:49:31 | Carl Palmer関連
エイジア ファンクラブ 会報 AURORA No.4



表紙

およそ、1年ぶりに取り上げる、
90年代のエイジアのファンクラブの会報です。

本号は1991年の9月の発刊。

装丁は前回と同じ仕様で、
背表紙のある製本。

表紙と裏表紙を含めず、
全36ページ。

前号は、ジェフ・ダウンズが表紙でしたが、
本号は、カール・パーマーが表紙に選ばれています。

但し、内容に関しては、
ジェフ・ダウンズがメインになっていますね。

ちょうど、ジェフが、1991年の「東京大華火祭」にて演奏をする「THE COLLECTOR」のメンバーとして来日しており、
それに伴って、ファンクラブのメンバーと交流を深める時間をあったようなので、ジェフから聞く事が出来たエイジアのメンバー周辺にまつわる情報とかが、メインに据えられている感じです。

集う事のできたファンによると、
ジェフは、ミュージシャンとは思えないほど、
優しくて気の付く良い人だったようです。

前号で、カールがEL&Pに行く事になった事が知らされたわけですが、
読者からのレターでは、カールがエイジアを脱退した事を嘆く声が、
ところどころにありました。

また、本号においては、ウェットンが脱退してしまったという、
エイジアファンにとっては、あまりにも残念なお知らせが、
もたらされています。

この悲しみを補うという事からも、
「バンドの屋台骨であるジェフがいる限りエイジアは不滅です。」
という気持ちをエイジアファンとして共有しなければという意識が、
かいまみえるようになっている感じもあります。

会報に記載されている、
ウェットン脱退の理由が米国でソロアルバムを制作するためという事のようですが、
本当の理由というのは解りかねますね。

この時点での会報内の記載によると、
カールの脱退後にドラマーとして、
サイモン・フィリップスの名前があがっていたのですが、
結局は、カール・パーマーのままで行くという事で落ち着いたようです。

その根拠として、

「カールはEL&Pの再結成に参加したが、エイジアとEL&Pの掛け持ちでいくそうで、EL&Pは、ツアーはせずにアルバム発表のみで留まる。」

という流れの中にあったようです。

これは、まだ、「アクア」がリリースされる前でもあり、
EL&Pにしても、メンバーを一箇所に集めてアルバムを制作させる事に主眼が置かれていて、その先に関しては、未知数だったのでしょう。

結果として、カールのその後は、
エイジアよりもEL&Pが好きなファンにとっての朗報に動いていきました。

こうしてみると、
エイジアのファンというのは、
EL&Pファンよりも、
なかなかシンドイ思いを積み重ねていると、
思わせられますね。

「ゼン・アンド・ナウ」で、
再集結したと思って喜んでいたら、
ジョンが脱退。

この時点では、
世紀を超えてから、
オリジナルメンバーで、
アルバム数枚制作できるようになろうとは、
思ってもいなかったでしょうから、
エイジアのコアなファンの気持ちが、
年月を経て実る事になったと言えます。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

日本フォノグラム8月新譜ポピュラーL・Pダイジェスト見本盤

2023-04-07 13:22:25 | Keith Emerson THE NICE関連
日本フォノグラム8月新譜ポピュラーL・Pダイジェスト見本盤

レーベル面に8月新譜という記載があるだけで、
よほど、ポピュラーの歴史に精通している人でないと、
何年の8月かは解らない見本盤。

このブログでは、ワーナー・パイオニアの洋楽総合試聴盤を、
いくつか取り上げています。

その中で「ラッキー・マン」が収録されている総合試聴盤を取り上げた事がありました。

その「ラッキー・マン」は「ベスト・オブ・EL&P」がリリースされる前に、その中に入っている曲という事で、収録されたわけです。

そのため、このようなプロモ見本盤に収録されている楽曲が、
必ずしも、アルバム初回リリース時に選ばれたという事ではなく、
再発盤等のリリース時に収録されているケースもあるようです。



レーベル面

ザ・ナイスは、「マイ・バック・ペイジズ(レーベル記載カタカナ)」が収録されています。
これは、ザ・ナイス解散後の1971年にリリースされた、
「エレジー」に収録されているボブ・ディランの曲です。

この「マイ・バック・ペイジズ」の一つ前の曲は、
ルシファーズ・フレンドのファーストアルバムに収録されている、
「ライド・イン・ザ・スカイ」という曲。

ルシファーズ・フレンドのファーストアルバムは、
ドイツでは1970年にリリースされているのですが、
レコード番号で調べてみると、
日本や英国での発売は、1971年のようです。

この2曲のアルバムリリース年だけで、
このダイジェストプロモ盤が1971年の8月とは決めつけられませんが、
最初に収録されている、
「テレフォン・ガール/アサガイ」を検索したところ、
ファーストアルバムが1971年にリリースされておりましたので、
1971年のダイジェストプロモ盤と見て間違いないようです。
(この「テレフォン・ガール」はアルバムに収録されていた曲ですが、
日本ではシングルレコードがリリースされていたようで、
ヤフオク等では¥5,000-以上の価格がついたりしています。)

この「8月新譜ポピュラーL・Pダイジェスト見本盤」ですが、
2枚所持しています。

どうして、2枚になったかというと、
最初に入手した品物のレーベル面の印字が、
スレていてやや不鮮明であり、
なおかつ、適当なスリーヴに入っていたので、
もともと市販盤でないとはいえ、
品物としてはジャンク品とも言えるものでした。

数年してから、
同じ品物を入手する事になったのですが、
幸いにもレーベル面の印字が鮮明でした。

印字の色自体が、黒色ではなく灰色であった事も、
しっかりと判明しまして、
黒色の色落ちではなく、灰色の色落ちなので、
かなりぼやけて不鮮明になったのであると思われました。

それで、後から入手した方のレーベル面を、
撮ってみたのが上の写真。

後から入手した品物も、
下の写真のように、
全く異なるジャケットのレーベル面をくり抜いた、
適当なスリーヴに入っていたのですが、
現時点で、このダイジェスト見本盤の、
正規のスリーヴみたいなのが存在しているのかは、
解りかねます。

見本盤は市販盤ではないので、
会社の方針で適当なスリーヴに入れて、
レコード店等に送付していた事も考えられるからです。



このダイジェスト見本盤が入っていたスリーヴ
全く別のアルバムのジャケットの真ん中をくり抜いてある
確かにこのようにしないとジャケット通りのレコードが入っていると、
思ってしまいますね



スリーヴ裏側

いずれにしましても、
この見本盤自体は、
どうやら、1971年のモノのようなので、
半世紀を経た品物という事になりますね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

BRAIN SALAD SURGERY カセット ヴィクトリー版

2023-04-04 17:22:37 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY カセット ヴィクトリー版

ヴィクトリーミュージックのカセットテープは、
ファーストアルバムのそれを取り上げた事があります。

リンク先から解りますように、
インデックスのデザインは、
際立って特徴的なところもなく、
とてもシンプルな仕様でした。

おそらく、
ブラック・ムーン以外の、
全タイトルが、
このような感じではないかと思われますが、
リンク先のカセットテープを入手したのと、
ほぼ、同時期に、
「BRAIN SALAD SURGERY」のヴィクトリーミュージック版のカセットテープを手に入れる事ができました。

これによって、ほぼ、ヴィクトリーミュージックでは、
ほぼ、似たような仕様の
カセットテープのインデックスを制作していた事が解りました。

取り上げるにあたって、
撮影をしましたら、
シュリンク未開封の品物でした。



ケース表面



ケース裏面

すっかり忘れていましたな。

人気タイトルのカセットテープという事で、
ヤフオクなどに出品されると、
激化しないまでも、
入手競争が始まりますね。

これは、ヤフオクで入手したものですが、
特に未開封目当てでもなかったのに、
タイミングが良かったのか、
¥2,000-程度で入手したように思います。

絵柄もELPマークを見ると、
レコードジャケットの下部が、
わずかにカットされているのがわかります。

人気タイトルではありますが、
味わい深さがあまり感じられない仕様ではあります。



ケース背部

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ANNIE'S PLAYLIST ANNIE BARBAZZA

2023-04-01 13:39:33 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ANNIE'S PLAYLIST ANNIE BARBAZZA



ジャケット
新品ですが、
縁がスレている感じ

2020年にイタリアでリリースされた作品。

2015年の英国でのライヴ。

全21曲入り。

ちょうど1年ぐらい前に入手しました。
一度何かと抱き合わせで頼んだら、
タイミングが悪かったのか、
在庫なしになり、
再発注してみたら入手できました。

選曲に関しては、
プログレにとらわれず、
ビートルズを始めとした、
著名アーティストの楽曲を弾きながら歌っています。

ANNIE BARBAZZA(アニー・バルバッツァ)さんが、
1人でアコースティックギターの弾き語りをしている曲と、
ピアノ演奏による弾き語りの曲があります。
内ジャケットの一部にある小さな写真を見ると、
サポートミュージシャンの姿も見えますね。

EL&Pやグレッグ関連の曲としては、

5.Echoes- While My Guitar Gently Weeps- The Sage (Pink Floyd- Harrison- Lake)

14.Moonage Daydream-Epitaph (Bowie-King Crimson)

15.Prince Rupert's Awake-Moonchild (King Crimson)

が収録されています。

ANNIE BARBAZZAさんの歌声は、
忘れた頃に聴くと、
上手く表現できないのですが、
容姿からはあまり想像できない「ぶっとい声」が衝撃的です。

あと、
このCDのジャケットは、
あまり見かけない特徴があります。

ウニオンさんでは、
「変形4面ジャケット仕様CD」
という言い方をしています。

これは、見てみないと解らない仕様ですよね。

プラケースCDを除き、
私の見聞きした範囲では、

デジブック仕様、
デジスリーヴ仕様、
デジパック仕様、

というのがあります。
このうちもっとも頑丈なのが、
デジブック仕様。
見た目で判断した限りに於いては、
もっとも経費がかかっている感じ。

デジパックは、
けっこう前から出回っていましたが、
品物によっては、
CDをセットする中央の円形部分が、
脆弱なモノもあります。

デジスリーヴというのは、
全て紙製で、
日本で製作しているアナログ盤のジャケットをミニサイズで再現した、
ミニチュア紙ジャケット仕様というのがありますが、
それにヒントを得て制作された仕様かなと思っています。
デジスリーヴの多くは、
日本のミニチュア紙ジャケットCDについている、
CDを直接保護するスリーヴなどは付いておらず、
ジャケットになっている紙製のスリーヴに直接CDを突っ込む仕様ですね。

今回、初めて目にした、
「変形4面ジャケット仕様CD」は、
もっとも簡素な形で、
ある程度CDを保護するには、
どうするかという考えから、
生み出された仕様であると考えられます。



見開いた状態の2面(向かって左側)



見開いた状態の2面(向かって右側)

4面のジャケットは薄い紙製(紙ジャケットより薄い)なっており、
そのうちの1面にCDをセットする黒色の凸部分があります。
何しろ紙が薄いので、
4面にしないとCDを保護する役割が果たせないという感じでしょうか。



CDセット部の凸部分の裏側にあたる面
どうやらプラスチックの黒いセット部は、
接着剤で貼り付けているだけのようです

オフィシャルプライベート盤みたいなCDは、
今後、このような仕様のモノが増えてくるのかも知れません。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。