EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

21世紀の精神正常者たち CD

2023-11-02 13:38:20 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
21世紀の精神正常者たち CD

モルゴーア・クァルテットのCDを取り上げるのは初めてです。

ちなみに、キースとグレッグが他界後にリリースされた、
「トリビュートロジー」の購入特典になっていた、
「タルカスの絵はがき」の方を先に取り上げています。

この「21世紀の精神正常者たち」は、
モルゴーア・クァルテットが、
プログレ曲を取り上げて、
アルバムとしてリリースした、
最初の作品だったと思います。

調べてみると、
2012年の6月にリリースされていたようなのですが、
リリース時は、何か他の品物を買う必要があって、
経済的な余裕があまり無かったのかも知れません。

それに加えて、父の末期ガンが、
2012年の9月頃に発覚しましたので、
精神的にあまり余裕がなかったとも言えます。

2013年1月、
父の他界と同時期に、
母の認知症が始まってきましたので、
取りあえず、すぐに売り切れたりしない品物は、
後回しという事で考えていたのでしょう。

モルゴーア・クァルテットさんには、
悪いのですが、数年前に、帯付きの中古のCDが、
安く出てくるようになりましたので、
それを入手したわけです。

サラ・ブライトマンのアルバムもそうでしたが、
リリースから10年ぐらい経つと、
入手しやすい価格になるような感じがしています。

入手時には良く聴いていたのですが、
プラケースがどこかに行ってしまいました。

ソフトケースに入れてあった、
CD盤を見つけましたので、
このブログで、時々、行っている「CD盤面」のみの写真となります。

ジャケットの方は購入されていない方も、
調べれば解るでしょうから。



CD盤面

このアルバムには、

「悪の教典#9 第一印象・パート1」

が収録されており、
楽曲そのものは、
「トリビュートロジー」で、
既に味わっているのですが、

数年ぶりに聴いた時は、
初めて聴いたような感じでもあり、
同時に、
自分がこの曲が本当に好きなことを、
本人達以外の演奏によって、
改めて実感する事になった次第。

もともと、
「パート2」より「パート1」が好きだという事もありますけどね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

Judy Dyble Talking with Strangers

2023-08-01 13:12:57 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Judy Dyble Talking with Strangers

ジュディ・ダイブルさんは、
熱心なキング・クリムゾンのファンにとっては、
とても良く知られている方であると思われます。

こちらは、2009年にリリースされた、
ソロアルバムです。



ジャケット
ブックレット仕様

ウィキによると、
このアルバムには、
コラボレーターとして、
ロバート・フリップやイアン・マクドナルドなどが、
含まれているとの事ですが、
詳しい事は解りません。

確かに、
ブックレットジャケットの中に、
写真があるので間違いはないのでしょう。

アルバムレビューが多い、
大手通販サイトを見ると、
キング・クリムゾンのファンと思われる方々が、
このアルバムのレビューを多く書いているようです。

3曲目に、「C’est La Vie」が収録されています。

これは、数はあまりないけど、
これまで取り上げてきた、
他者の演奏した「C’est La Vie」の中では、
最も良いのではないかと、
思ってしまうような演奏です。

ジュディ・ダイブルさんのご命日は、
7月12日だったので、
当ブログにしては、
珍しくも計画的に、
7月には、このアルバムを取り上げようと思っていましたが、
8月になってしまいました。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ベスト・オブ・ポール・ギルバート PG-30

2023-04-27 16:05:46 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ベスト・オブ・ポール・ギルバート PG-30

以前、
ポール・ギルバートのCDとVHSを取り上げています。

いずれも「悪の教典#9第一印象」が、
収録されたものでした。

本日、取り上げるのは、
キースの他界後にリリースされた、
ポール・ギルバートのベストアルバムになります。

このCDの存在を知ったのは、
mixiのEL&P研究会からの情報からですね。

大きめのデジパック仕様で2CD。
一般的なDVDケースの大きさという事かも知れません。
カラーのブックレットがデジパックにくっついているけど、
ウニオンさんでデジブックとして説明されている仕様のモノとは違う感じです。



パッケージ表側



見開いた状態
向かって右側が
パッケージの裏表紙にくっついている、
背表紙のあるブックレット


CD 1に「永遠の謎パートⅠ」が収録されています。

2CDと言うことで、
中古品も安いのがなかなか出てこなかったので、
入手するのがかなり遅れてしまいました。

キーボードの演奏部分を、
全てギターで演奏したのかと思っていましたが、
ピアノの部分は、
ピアノで演奏していますね。
ブックレットをつぶさに見ましたが、
ピアノの演奏者とかの記載はありませんでした。

その他の部分は、
ギターで押しまくり、
オリジナル(カール)を意識したようなドラムの音が、
刻まれていており、
それがとても心地よい感じ。

以前にも少し述べましたが、
このCDを購入するのは、
ミスター・ビッグやポール・ギルバートのファンでしょうし、
世代的にもメインのファン層は私よりは年齢が低いはずです。

そのため、「永遠の謎」と他の収録曲との違和感を、
かなり感じると思われます。

本品がリリースされた頃のプレイヤー誌に、
ポール・ギルバートへのインタビューが掲載されていましたが、
確か、生前に特に面識はなかったけれども、
キースを追悼する思いで取り上げたような事が書かれてあったように記憶しています。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ANNIE'S PLAYLIST ANNIE BARBAZZA

2023-04-01 13:39:33 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ANNIE'S PLAYLIST ANNIE BARBAZZA



ジャケット
新品ですが、
縁がスレている感じ

2020年にイタリアでリリースされた作品。

2015年の英国でのライヴ。

全21曲入り。

ちょうど1年ぐらい前に入手しました。
一度何かと抱き合わせで頼んだら、
タイミングが悪かったのか、
在庫なしになり、
再発注してみたら入手できました。

選曲に関しては、
プログレにとらわれず、
ビートルズを始めとした、
著名アーティストの楽曲を弾きながら歌っています。

ANNIE BARBAZZA(アニー・バルバッツァ)さんが、
1人でアコースティックギターの弾き語りをしている曲と、
ピアノ演奏による弾き語りの曲があります。
内ジャケットの一部にある小さな写真を見ると、
サポートミュージシャンの姿も見えますね。

EL&Pやグレッグ関連の曲としては、

5.Echoes- While My Guitar Gently Weeps- The Sage (Pink Floyd- Harrison- Lake)

14.Moonage Daydream-Epitaph (Bowie-King Crimson)

15.Prince Rupert's Awake-Moonchild (King Crimson)

が収録されています。

ANNIE BARBAZZAさんの歌声は、
忘れた頃に聴くと、
上手く表現できないのですが、
容姿からはあまり想像できない「ぶっとい声」が衝撃的です。

あと、
このCDのジャケットは、
あまり見かけない特徴があります。

ウニオンさんでは、
「変形4面ジャケット仕様CD」
という言い方をしています。

これは、見てみないと解らない仕様ですよね。

プラケースCDを除き、
私の見聞きした範囲では、

デジブック仕様、
デジスリーヴ仕様、
デジパック仕様、

というのがあります。
このうちもっとも頑丈なのが、
デジブック仕様。
見た目で判断した限りに於いては、
もっとも経費がかかっている感じ。

デジパックは、
けっこう前から出回っていましたが、
品物によっては、
CDをセットする中央の円形部分が、
脆弱なモノもあります。

デジスリーヴというのは、
全て紙製で、
日本で製作しているアナログ盤のジャケットをミニサイズで再現した、
ミニチュア紙ジャケット仕様というのがありますが、
それにヒントを得て制作された仕様かなと思っています。
デジスリーヴの多くは、
日本のミニチュア紙ジャケットCDについている、
CDを直接保護するスリーヴなどは付いておらず、
ジャケットになっている紙製のスリーヴに直接CDを突っ込む仕様ですね。

今回、初めて目にした、
「変形4面ジャケット仕様CD」は、
もっとも簡素な形で、
ある程度CDを保護するには、
どうするかという考えから、
生み出された仕様であると考えられます。



見開いた状態の2面(向かって左側)



見開いた状態の2面(向かって右側)

4面のジャケットは薄い紙製(紙ジャケットより薄い)なっており、
そのうちの1面にCDをセットする黒色の凸部分があります。
何しろ紙が薄いので、
4面にしないとCDを保護する役割が果たせないという感じでしょうか。



CDセット部の凸部分の裏側にあたる面
どうやらプラスチックの黒いセット部は、
接着剤で貼り付けているだけのようです

オフィシャルプライベート盤みたいなCDは、
今後、このような仕様のモノが増えてくるのかも知れません。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

西城秀樹 限りない明日を見つめて 2LPライヴ盤

2022-05-18 11:02:23 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
西城秀樹 限りない明日を見つめて 
2LPライヴ盤



ジャケット
帯つきではあるが、
ジャケットの裏側はスリ傷ともカビ跡ともいえないモノが、
無数にある状態
美品ではない

かなり前にブログに書いた事があると思いますが、
小学校5年の後半から月刊明星とか月刊平凡を買うようになりました。

特撮が好きだった少年も色気づいてきたからですね。
スターの5円引きのブロマイドでは飽きたらず、
歌本とかが付録に付いているのも魅力でした。

ただ、兄とか姉はいなかったので、
洋楽鑑賞へのデビューは遅くて、
中1の秋頃からになりましたけど。

それでも、ウイングスの「ジェット」などは、
郷ひろみさんが日曜日の「ナウヒットパレード」とかいう番組で、
仮面を付けて歌っているのを聴いたのが最初でした。

一度しか聴いていないのにインパクトがあったのでしょうね。

後にアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」を買った時に、

「あの時の曲だ!これを歌っていたんだ!」

となりました。

洋楽を聴くようになってからは、
野口五郎さんがエレキギターも上手で、
歌謡番組のちょっとした時間でエレキギターを持って、
CHARと共演したのを覚えています。
ラリー・カールトンが好きだとインタビューか何かに書かれていました。
ただ、それを知って、聴いてみようというところまでは辿り着きませんでしたけど。

今日、取り上げた西城秀樹さんは、
もっともワイルドに見えたし、ロックテイストもあったと思うけど、
西城秀樹さんの音楽の嗜好とかを、
ラジオやテレビや雑誌で見聞きする機会は、
ほとんどありませんでした。

ただ、5円引きのブロマイドで当たりが出ると、
大きなブロマイドがもらえるのですが、
西城秀樹さんの大きなブロマイドを頂戴する事になりまして、
しばらくそれを所持していた記憶はありますね。

西城秀樹さんが、グレッグの「C’EST LA VIE」を歌っているという情報を知ったのも、かなり遅くて、西城秀樹さんの他界時だったと思います。



内ジャケット向かって左側の収録曲表記部

その時に、「C’EST LA VIE」が収録されているこのアルバムを見つけたわけですが、
あまり出回っていない事もあってか、
帯がついていない品物でも¥2,000-以上はしていましたね。
しばらく時間が経過してから、帯付きが出てきたのですが、
どうも、安いモノを見つける事ができず、
¥2,000前後で入手したように思います。

特に帯付きにはこだわっていなかったのですが、
邦楽ミュージシャンとはいえ、もともと良く知らないアルバムなので、
内容の情報が集約されている帯がついている方が解りやすいというのはありますしね。

ちなみに、一昨日、日記に記した中古盤フェアでも、
目に付きやすいところに西城秀樹さんのコーナーがありまして、
帯の付いていないこのアルバムが置いてありましたが、
¥1,400-いくらの価格がついていました。

本アルバムは、1980年4月20日に日生劇場において開催されたリサイタルを、
収録したものであるとの事。

「C’EST LA VIE」は、LP2枚目の最初に収録されています。



レーベル面
盤ソリもありました

これは時間を取って、
モジュラーステレオにレコード盤をのせてみました。

曲はオリジナルより短めですが、
日本語の歌の歌唱に関しては言うことなしですし、
アコーディオンの部分は、
オリジナルを踏襲したメロディーがピアノで弾かれていました。

とても素晴らしかった。

このアルバムはCD化されていないですし、
精査はしていないのですが、
「C’EST LA VIE」が入っているCDも現時点では無いと思います。

初めて知った時は、
西城秀樹さんのこの「C’EST LA VIE」は、
Youtubeでも見る事が出来るようでしたし、
今も可能かも知れません。

本ブログは開始当初から、
EL&Pのメンバーの節目の日とかが、
眼中にない感じで物品を取り上げていますが、
私にしては珍しく、
これは西城秀樹さんの命日に合わせて取り上げようと思いつつも、
いつもの勘違いをしていたので、
命日の2日後に、取り上げる事になってしまいました。

西城秀樹さんのご冥福をお祈りいたします。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

SURE THING DAVID KIKOSKI( デヴィッド・キコスキー)

2021-08-09 15:48:30 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
SURE THING 
DAVID KIKOSKI( デヴィッド・キコスキー)

ジャズピアニストのデヴィッド・キコスキーに関しては、
全く存じあげておりませんでした。

こちらのアルバムは、デヴィッド・キコスキーが、
ボリス・コズロフというベーシストと一緒に作り上げた作品との事。

かなりかなりかなり遠目に見ると、
晩年のキースとグレッグを彷彿させるようなジャケット写真。



プラケース内のジャケット
向かって左がデヴィッド・キコスキー
右がボリス・コズロフ

ディスクユニオンの説明には、
3曲目に、
「The Endless Enigma」が収録されているとありまして、
「永遠の謎パートⅠ」と「永遠の謎パートⅡ」の間の「フーガ」のみを、
ピアノで演奏しておりました。

ディスクユニオンのサイトで、
デヴィッド・キコスキーさんをポチると、
これまで発売されていたアルバムのジャケットとタイトルが、
無数に出てきます。

ジャケットデザインは、
本人の写真を使用しているものが多いのですが、
どれも短髪でした。

その少年時代(12歳~13歳)の頃に、
トリロジーがお気に入りのアルバムで、いつか演奏してみたいと思っていて、
今回のアルバムに収録したとの事ですが、
他のジャケットの写真が短髪であることを考えると、
この「The Endless Enigma」を収録してジャケットを撮影するために、
わざとキースに似せて長髪にしたという事もありうるかも。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Tribute to 2 Jim James

2021-03-12 09:50:07 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Tribute to 2 Jim James

失礼ながら私は全く存じていなかったのですが、
「マイ・モーニング・ジャケット」という米国のロック・バンドがあります。
そのバンドのフロントマン兼ヴォーカリストである、
ジム・ジェームスのソロアルバムです。



ジャケット
見開きのペーパースリーヴなのですが、
シュリンクはインサート部のみを切って、
CDだけ取り出して聴きました

EL&Pの「ラッキー・マン」が収録されています。

このアルバムのリリース情報がamassに掲載された時から、
気になっていたのですが、
カートに入れたアルバムがなかなかお安くならないので、
ずっと待っていたわけです。

半年ぐらい前に、発売当初の半額ぐらいになりましたので、
ポイントの一部を足して入手しました。

ジム・ジェームスが所属しているバンド、
「マイ・モーニング・ジャケット」は、
「ミュージック・エア」という日本語サイトによると、

「世界中の音楽ファンやメディアから世界最高のライヴ・バンドと称される米国のロック・バンド」

と記されています。

ジム・ジェームスのソロアルバムを取り上げる前に、
「マイ・モーニング・ジャケット」の音を聴いてみたいと思っていましたが、
その時間がないまま現在にいたります。

「世界最高のライヴ・バンド」と言われる理由は、
音を聴いただけでは解らないかも知れないので、
ライヴ映像を見た方が良いのかも知れないですね。

2015年にリリースされた7枚目のアルバムが全米第11位を記録しており、
それに続くアルバムが、昨年、リリースされていたようです。

日本語のウィキには、このバンドのそのような情報すら載っていないので、
バンドの関連情報が掲載されているサイトを読んで、
つなぎ合わせていかないと、全体像が見えてこないわけですね。

結局、よく解らないまま、
ソロアルバムを取り上げた次第。

米国等におけるバンドの認知度もあって、
ジム・ジェームスがソロアルバムをリリースしやすい環境というのは、
あったのでしょう。

全て原曲に忠実なラッキー・マンというわけではないですが、
とても味わい深い歌唱だと思いました。

この歌唱1曲を聴くために、
EL&Pファンがアルバム1枚を買う必要はないと思いますが、
ラッキー・マンを取り上げてくれたジム・ジェームスを、
ありがたく思います。



ジャケット裏側

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Jim Davidson LIVE  TOO RISKY アナログ盤

2020-07-17 09:14:14 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Jim Davidson LIVE  
TOO RISKY アナログ盤

EL&Pが大好きな、英国のコメディアン、
Jim Davidson(ジム・デビットソン)のトーク&ソングのライヴアルバムです。

1981年のリリースになっていますので、
2015年に本ブログで取り上げたコメディドラマ、
「Up the Elephant and Round the Castle」が放映される2年ぐらい前に、
リリースされていた事になりますね。



向かって右下部のカットアウトジャケット

ジム・デビットソンは、
数年前に私財を投じて、
リック・ウェイクマンが参加したキース追悼ライヴを
英国で企画開催してくれました。
この時に、ジム・デビットソン本人が、
ステージ立ったかまでは精査しておりません。

歌を歌いたいコメディアンというのは、
どこの国にもいると思いますが、
歌があまり上手でなければ、
このようなトーク&ソングアルバムをリリースする事に躊躇するでしょう。

ザッと聴いた感じでは、
ジム・デビットソンは、
歌が下手という事もありませんし、
当時、環境を整える事に成功したので、
リリースしたのだと思います。

本アルバムでは、「悪の教典#9の第一印象パートⅡ」を、
歌っています。



ジャケット裏側の一部

これまで、他のアーティストのアルバムに収録された、
幾つかの「悪の教典#9」を取り上げていますが、
ほぼ、オリジナルを踏襲したような感じのアレンジでした。

一方、
このアルバムに収録されている「悪の教典#9」は、
ヴォーカルラインと基本的なメロディー以外(間奏等)は、
割と独自色が施されたアレンジになっていて、
なかなか新鮮な感じがしました。

これはキーボードを担当した方の手腕なのかも知れませんね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

CD Progressive Rock Covers

2020-06-22 16:28:58 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
昨日は、たまたま、
車内で「×(かける)クラシック」を聴く機会に恵まれました。

番組の冒頭で、
先週の放送内容を振り返るトークがあり、

番組MCのサクソフォン奏者である上野耕平氏が、
キース・エマーソンの「ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章」
が、かなりグッときた話が語られました。

市川紗椰さんは、
その上野耕平氏の感想に対して、

「収録が終わってからも(キースの楽曲に感動した事に関して)ズッと言っていましたものね。」

と述べていました。

どうやら、上野耕平氏は、おそらく、EL&Pの「展覧会の絵」等の作品は、
聴いていたのかも知れませんが、
「ELP四部作」は、未聴だったようです。

昨日は、「ロックのようなクラシック」のコーナーにおいて、
リスナーが、

プロコフィエフの
「スキタイ組曲「アラとロリー」から第2曲 「邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り」

をリクエストして来たのですが、
市川紗椰さんは、間髪入れずに、

「ELPヴァージョンもありますよね。」

と述べましたので、
市川紗椰さんの方は、「ELP四部作」を聴いているのだと推定されました。

いずれも番組の冒頭の話だったので、
今日の出社時の再放送でさらに確認をする事が出来ました。

話は変わって、
本日、取り上げるのは、プログレ全般のトリビュートアルバムです。


ジャケット

プログレ系のオムニバス・トリビュート・アルバムは、
幾つか存在しているのですが、
本日、取り上げるのは、
ジェラルドのトッカータが入っているCDです。

ヨーロッパで2006年に制作されたモノのようですね。

日本のバンドは、他に「アルス・ノヴァ」の「トレース」の曲が収録されていますが、
いずれも、アルバム「キーボード・トライアングル」に所収されているとの説明が、
ジャケット見開きペラ紙の内側にありました。

2019年の4月に、ジェラルドのCDを取り上げた時に、
ヨーロッパのプログレファンの間でも、
かなり知られているようであると述べた事がありますが、
このようなCDが存在しているので、
ヨーロッパにおける認知度の裏付けとも言えるものですね。


プラケース裏側

ツェッペリンやパープルの曲も入っているのですが、
3曲目の「移民の歌」などは、
後半から何故かオルガンの音がでてきて、
「未開人」のような終わり方をするなど、
そんなアレンジも含めてのアルバムタイトルのようです。


CDを外すとこんな絵が

話は変わって、
先に触れたサクソフォン奏者の上野耕平氏が、
自ら、キースの楽曲を取り上げる時が来るかも知れない事を、
EL&Pファンとして期待したいと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

THE WINSTONS & EDSMC PICTURES AT AN EXHIBITION

2019-04-03 17:44:35 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
THE WINSTONS & EDSMC 
PICTURES AT AN EXHIBITION



紙ジャケット前面
ジャケットとインナースリーヴをつぶさに見ましたが、
特にEmerson,Lake&Palmerの記載はありませんでした


昨年、
たまたまディスクユニオンで、
発売前に見つけて予約して購入したCDです。
11月に発売されたものですね。

(このタイプのアルバムは、ほとんど、発売されてから、
かなりの時間が経ってから、気がついて購入したりするので、
発売前に予約して購入するのは珍しい事です。)

ディスクユニオンの解説によると、
イタリアで、THE WINSTONSというトリオのプロジェクトが、
2016年にデビューをしているのですが、
デビュー前の2015年にメンバーの1人が関わっている、
別のプロジェクトにいる他の2人と合体して演奏したライヴ音源との事。

THE WINSTONSが演奏している曲は、
「Prog/Jazz Rockプロジェクト」と書かれているので、
単にイタリア産プログレという範疇には収まらない楽曲なのでしょう。

また、トリオのプロジェクトとは言っても、

それぞれの担当が、

1.ドラムス、キーボード、ヴォーカル
2.ベース、ギター、ヴォーカル
3.キーボード、管楽器、ヴォーカル

となっており、
EL&Pスタイルに、
他のプロジェクトを入れて補強したという感じではないようです。

ちなみに、他のプロジェクトのメンバーの担当は、

1.ヴァイオリン
2.パーカッション

となっています。

この5人のメンバーによって、
「EL&Pアレンジ版ムソルグスキー『展覧会の絵(Pictures at an Exhibition)』のカヴァー」
(ディスクユニオンの解説による)が、演奏されたわけです。
他の曲も何か演奏したのかも知れませんが、
このアルバムには、「展覧会の絵」のみが収録されています。

「展覧会の絵」の演奏をした場合、
何を持って「EL&Pのアレンジ版」と言えるのかと思ってしまいますが、
難しく考えなければ、グレッグが歌詞を書いた歌が入っていれば、
「EL&Pのアレンジ版」と言ってよいと思います。

聴いてみたところ、歌が入っており、
確かに「EL&Pのアレンジ版」になっていました。

ただ、
「EL&Pの展覧会の絵」はグレッグの「賢人」が演奏される事によって、
一つの作品となっていると私は捉えているのですが、
「賢人」は入っていません。

また、
基本は「EL&Pのアレンジ版」かも知れませんが、
それだけにとどまらず、
ピアノやオーケストラによる演奏からも、
メロディーを引用して独自のアレンジを施した演奏になっており、
弾きまくりキーボードが前面に出るような展開はありません。

そのため、「歌」がなければ、
「EL&Pのアレンジ版」であるかどうかも解らないような感じですが、
「歌」があるが故に、「EL&Pの展覧会の絵」に挑んだ演奏である事が、
伝わってくると言えます。

以上。

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キーボード・トライアングル II

2019-01-24 18:17:23 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
キーボード・トライアングル II

ジェラルドを以前取り上げたのは、
ジェラルドとアルス・ノヴァがそれぞれ演奏した、
鉄板プログレの7曲を、
CD1枚に収録した、
トリビュートCD「キーボード・トライアングル」でした。

こちらは、
ジェラルドのみによる、
同じく鉄板プログレ曲を収録したCDです。

2002年に独自のレーベルで制作し、
発売はベル・アンティークになっていますね。


ペラ紙3枚折り

ジャケットは、
ご覧の通り、
太陽と戦慄をモチーフにしており、
前回のCGタルカスよりは、
やや地味な印象を受けます。

EL&Pの曲は、
「ナイフ・エッジ」が収録されています。

他には、
ジャケットから連想されるように、
クリムゾンの曲が2曲、
U.K.の曲が2曲収録されています。

U.K.は3人の時の曲と、
4人の時の曲が両方入っていますね。

4人U.K.のLPをリアルタイムで購入した私には、
とても懐かしい音でした。

クリムゾンとU.Kの演奏が凄まじすぎて、
せっかくの「ナイフ・エッジ」が霞んでしまう感じもありますが、
「キーボード・トライアングル」続き、
再度、EL&Pの曲を取り上げてくださるところが、
良いところです。

ウィキによると、ジェラルドは、このCDをリリースした年に、
米国で行われた「プログレッシブ・ロック・フェスティバル」に出演したようです。

以前、マーキーを読んだ時に、
ヨーロッパでジェラルドが人気を博している記事を読みましたが、
欧米問わず、プログレマニアの間では、日本のプログレバンドとして、
認知されていると思われます。

以上。

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ジョーダン・ルーデスの来日公演

2018-12-10 14:29:13 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ジョーダン・ルーデスの来日公演


フライヤー

以前、amassの情報で、
ジョーダン・ルーデスが11月にピアノソロ公演を行う事を、
知りました。

11月12日(月)と14日(水)ですね。

事前の告知では、
ピアノ・ソロ・リサイタルとの事でしたが、
12日(月)は、東京オペラシティリサイタルホール
14日(水)は、ムラマツ リサイタルホール 新大阪
で開催されたようです。

来日の告知を見た時に、
東京オペラシティは、
吉松隆のタルカスオーケストラ初演の場所という事もあり、
ジョーダン・ルーデスの個人的嗜好も加わって、
タルカスを演奏する可能性もあるかもと、
ふと思ったのでした。

オペラシティには、
コンサートホールと、
リサイタルホールがあるようですね。
リサイタルホールの方は、
265席のようですので、
チケットは早めに完売したかも知れません。

もっとも、
タルカスを演奏するとは限らないわけですし、
今年は、家族の入院、通院等で、
勤務先からかなり時間を頂戴しているので、
趣味絡みの休みを堂々と頂戴するわけにもいかず、
気晴らしに上京するという選択肢は、
全くなかった感じですね。

ライブセットリスト情報サービスというサイトがありまして、
それをみたら、
2つの公演とも、タルカスを演奏したようです。
グレッグヴォーカルのクリムゾンの曲も、
メロディーで演奏したような記述もありました。

エマーソン、レイクへの追悼も込められていたと考えます。

ジョーダン・ルーデスに関しては、
ドリーム・シアターに参加するまでの経緯を、
特に探った事もなかったのですが、

もともとは、
ジュリアード音楽院というところで、
クラシックの専門知識を学んだ方のようです。

また、
オフィシャルサイトやネット上のインタビュー記事等を読むと、
ジョーダン・ルーデスにとっての、「タルカス」は、
幾つかのフェイヴァリットアルバムの1枚というのではなく、
人生の分岐点に関わった重要なアルバムのようですね。

ジョーダン・ルーデスや、
ドリーム・シアターのファンにとっては、

「何を今さら」

という経歴かも知れませんが、
私にとっては、真新しい情報でした。

以上。

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マルコ・ロ・ムシロ / THE MYSTIC AND PROGRESSIVE ORGAN

2017-12-20 17:05:41 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
マルコ・ロ・ムシロ MARCO LO MUSCIO
THE MYSTIC AND PROGRESSIVE ORGAN 
MUSIC FROM THE BEYOND


イタリア出身のクラシックピアニスト兼オルガニストである、
マルコ・ロ・ムシロ(MARCO LO MUSCIO)の、
パイプオルガンを用いた演奏による作品です。
リリース年は2010年。

クリスマス前のこの時期に相応しいCDともいえますか。


ジャケット

マルコ・ロ・ムシロに関しては、2015年に共演作品を取り上げていますが、
こちらの方は、マルコ・ロ・ムシロのパイプオルガンによる独演のようですね。

先入観を持たずに普通に聞いた場合、
荘厳さを感じさせる教会音楽のような印象を受けると思います。


ブックレットジャケットの最後の頁には、
ギュスターヴ・ドレの絵も
意識しているわけではないけど、
今月の図書室2号は、ザ・ナイスのジャケットもそうですが、
天使の写真や天使という言葉が登場しております。



CD盤面

そんな中、庶民のファンファーレや、
展覧会の絵のブルーズ・ヴァリエイションを想起させるフレーズが混入された楽曲もあり、
EL&Pファンを楽しませてくれます。

EL&Pファンにとっての極めつけとして、
ボーナストラックのラストの曲に、
運命の三人の女神の「Clotho」の演奏があります。
ほとんどオリジナルとの違いはないのですが、
普段は、ファーストアルバムでよく聴いている曲であっても、
他者の演奏するアルバムにこの曲が登場すると、
思いの外、感激してしまいますね。

この要因を考えてみました。

重厚感の漂う聴いた事のない楽曲が、
パイプオルガンの演奏のみによって進行していくわけですが、
その流れのラストに、元々パイプオルガン曲の「Clotho」が違和感なく登場するわけです。
聴き慣れた楽曲が違和感なく登場する喜びみたいなものかも知れないです。

以上。

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The Nostalgia Factory JOHN MITCHELL

2017-03-24 17:28:13 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
The Nostalgia Factory JOHN MITCHELL

イット・バイツ(It Bites)のCDは、
80年代にCDショップから購入した2枚しか所持していないのですが、
ジョン・ミッチェルは、
2006年からイット・バイツのメンバーとして活躍している人のようですね。

ジョン・ウェットンの熱心なファンであれば、
ジョン・ウェットンバンドでも活躍していたようなので、
私が知らないだけだと思います。

このCDは今年になってからリリースされた、
4曲入りマキシCDでデジパック仕様。


表 
蝶の羽みたいな感じ

取り上げられている4曲は、
70年代から90年代のものも含めた、
いずれもプログレ系のミュージシャンの手によるものです。


裏側
収録曲


4曲目に「セ・ラ・ヴィ」が収録されていますね。

このCDの企画がいつから持ち上がったのかは、
解らない事や、
特に英文解説があるわけでもないので、
それぞれの曲を取り上げた意図も解りかねます。

想像するに、グレッグが他界した時点で、
追悼の意味も込めて、「セ・ラ・ヴィ」の収録を決めたのかも知れません。

但し、ジョン・ウェットン他界前には既に音の収録が終わっていたので、
ジョン・ウェットンにまつわる楽曲が収録されなかったのかも知れませんし、
プログレ人脈として、ジョン・ウェットンがジョン・ミッチェルに近いところに位置していたので、
単純に追悼を込めた楽曲を収録するという気持ちになれなかったとも考えられます。

フランスのアーティストが取り上げて歌う「セ・ラ・ヴィ」は、
ブログを始めた頃に、取り上げた事がありますが、
プログレ系ミュージシャンが取り上げた「セ・ラ・ヴィ」という事で、
どのような仕上げになっているかは気になるわけです。

ジョン・ミッチェルはヴォーカリストと言う事もあり、
このマキシCDでフィル・コリンズの曲を歌い上げていますが、
その曲の濃厚さが感じられるアレンジに比して、
「セ・ラ・ヴィ」は、割とシンプルにまとめている印象です。

全体としては、
4曲マキシCDで済ませるには、
もったいない感じで聴かせてくれます。

以上。

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Den Fagraste Rosa ブッケネ・ブルーセ

2016-09-05 11:54:59 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Den Fagraste Rosa ブッケネ・ブルーセ



私はこのアルバムの事を全く存じていなかったのですが、
数年ぐらい前にmixiで知り合ったEL&Pファンから教えていただきました。

その方も、このアルバムがキースのFacebookにアップされていたという事で、
知る事ができたようでした。

記憶に間違いがなければ、mixiのEL&Pコミュニティでも紹介されていたと思います。

購入してみようと思ったのですが、
キースのFacebookにアップされたためか、とても、高値がついておりまして、
価格が下がるのを待って入手し、ようやく聴く事ができたわけです。

ネットで検索をしてみると、
ノルウェーの民族音楽のカルテットが、
2001年にクリスマスアルバムとして発売したもののようです。

私が入手したのは、何語で記されているのかも良く解らない品物なのですが、
3面デジパックの真ん中に、ブックレットが差し込まれておりまして、
それをよーく見ると、6曲目の説明文の中に「keith Emerson」と、
「Karn Evil 9 3rd Impression」
と記されている事だけは解りました。

曲のタイトルは、英語にすると、「St. Sunniva」というようで、
検索すると、ノルウェーの地方の一聖人を指していて、画像等を見ると、女性のようです。

その「悪の教典第3印象」が、どのようなアレンジが為されているのかという事ですが、

キースの他界を知った時に、この曲を耳にしていたとしたら、
私はおそらく号泣したであろうという感じの演奏になっていました。

受け止め方は個々人によって異なるでしょうが、

「キースのメロディーから、こんなにも優しい音を作り出す事ができるのか」

と思いました。

以上。

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