EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

エイジア 40周年記念ツアー計画中のニュースから

2022-01-31 13:29:49 | Carl Palmer関連
エイジア 40周年記念ツアー計画中のニュースから

1月28日に帰宅して、一息ついてから、
スマホを見たら、

「エイジア 40周年記念ツアー計画中 カール・パーマー+ジェフ・ダウンズ+ビリー・シャーウッド+マーク・ボニーラ」

のamassのニュースが入って来ていました。

まさか、マーク・ボニーラがエイジアに関わる事になろうとは、
思ってもいませんでしたね。

晩年のキース・ファン、長年のEL&Pファンにとっては、
知らない人がいないと思われるマーク・ボニーラですが、
カールとの接点がどこであったかまでは特に調べておりません。

記憶に間違いがなければ、
かつて、エイジアのギタリストとして、
ポール・ギルバートに白羽の矢が立った事もあったように思います。
その時、ポール・ギルバートは、ミスター・ビッグの仕事をしていたので、
断ったという話でした。

その後、ミスター・ビックはドラマーのバット・トーピーが2018年に他界した事もあり、
エイジア存続の場合、ポール・ギルバートがエイジアに参加する可能性があるのではないかと思ってはいましたが、
マーク・ボニーラに関しては、正直、全くの想定外でしたね。

エイジアでは、ジョン・ウェットン存命時のコンサートで、
EL&Pの曲というと、
「庶民のファンファーレ」が演奏されていましたが、
ポール・ギルバートがもしエイジアに参加するとなったら、
それ以外のEL&Pの曲である「悪の教典#9」等を演奏する可能性もあると思っていたわけです。
(ポール・ギルバートは、ライヴ盤だけではなく、スタジオ盤でもEL&Pを取り上げましたので、そのうちに、取り上げる機会もあるかと思います。)

それが、マーク・ボニーラであれば、EL&Pの楽曲の演奏は、可能性どころではないという感じですね。

マーク・ボニーラが参加するとは言っても、
基本はエイジアだから、
EL&Pの楽曲は1曲ぐらいしか演奏しないかも知れません。
おそらく、そうでしょう。

いや、待てよ。

アメブロでフォローさせていただいている、
yffcyesheadさんの昨年10月のブログによると、
ビリー・シャーウッドは、グレッグの大ファンらしいから、

「カール・パーマーズ、EL&Pメドレー」

とかいうまとめ方もあるかもね。

基本、
ジョン・ウェットンの代わりでベースを弾く、
ビリー・シャーウッドがエイジアの楽曲を歌うと思いますので、
マークはギタリストに専念するのでしょうが、
もし、「EL&Pメドレー」を演奏するとなった時のヴォーカルは、
ビリーには譲らないかも知れませんね。
いつもの妄想ですが。



未開封デジバックドイツ盤 CD+DVD
DVDの内容が国内盤と同じかは未チェック

いずれにしましても、
EL&Pメンバーとの濃厚人脈を語る上で、
欠かす事のできないギタリストがカールと共に来日するという事になったら、
久々に関東に足を伸ばす理由が出来ますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

TARKUS REVISITED TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE

2022-01-28 15:11:26 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
TARKUS REVISITED
TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE



CD盤面

昨年の末頃、
イタリアでリリースされた、
イタリアのミュージシャンによる、
キース&グレッグのトリビュート盤です。

先週、受けとる事ができました。

ディスクユニオンさんによると、
この「TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE」というのは、
5名による打楽器奏者集団の名称のようです。

ヴォーカルには、グレッグ・レイクのトリビュートアルバムで、
ヴォーカルを務めたAnnie Barbazzaが参加しています。

収録曲は、
Tarkus(タルカス)
Moonchild(ムーンチャイルド)
Descent Into The Void
Abaddon's Bolero(奈落のボレロ)

このうち「Descent Into The Void」はオリジナルのインスト曲のようです。

先週末に一度聴いたのですが、

マリンバ
グロッケンシュピール
ビブラフォン

等の楽器を使用しているとの事で、
オーケストラや弦楽器等の演奏によるタルカスと似ていつつも、
独特の響きを醸し出す演奏になっています。

意外にオリジナルの曲が、
何とも幻想的で最も印象に残る感じですね。

取り上げる前にもう一度ぐらい聴こうと思っていたのですが、
次の車の納車が遅れているため、
しばらく代車に乗る事になりました。
今時の代車ではCDを聴くことが出来ません。

少なくとも、あと2週間は、代車生活なので、
車中ではラジオ三昧になりました。



ジャケット

ジャケットのデザインですが、
表側はアルマジロの頭蓋骨なのか?
あるいは他の動物なのか?

まぁ、わざわざ、他の動物の頭蓋骨を用いる必要はないと思うので、
アルマジロだと思いつつ、
デジスリーヴのジャケットの裏側を見ると、
どうやらアルマジロの骨格に甲羅を被せたようなモノが、
立っていました。



ジャケット裏側

タルカスのジャケットの骨文字TARKUSから、
着想を得たのかも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

イン・ザ・ホット・シートCD SONY盤

2022-01-26 14:14:57 | 「イン・ザ・ホット・シート/in THE HOT SEAT」
イン・ザ・ホット・シートCD SONY盤

「イン・ザ・ホット・シート」のジャケットに関して、
幾つかの事をレポートしてきましたが、
本日、取り上げるのは、SONY盤です。



プラケースの仕様を全てクリアにして、
日本では帯を付ける箇所の下部に、
小さなジャケット写真を配置しています

SONY時代に制作したモノに関しては、
「BRAIN SALAD SURGERY」の薄いボックス等、
けっこう、突っ込みを入れていたように思います。

ただ、
プラケースリイシューCDに関しては、
長いことファンをやってきた者を、
楽しませてくれる妙味がありました。

英サンクチュアリ時代、
ほとんど蚊帳の外に置かれていた「イン・ザ・ホット・シート」を、
SONYは他のアルバム同様、EL&Pの普通のアルバムとして、
リイシューしました。

このアルバム、
良くも悪くも最後のスタジオ録音ですし、
良かったら、EL&Pが頑張ったという事で、
悪かったら、プロデューサーが悪いだけ。

とファンとしては、言ってしまいたいところです。

リリースから数年を経てからのグレッグの見解は、
グレッグ本人も、そう分析したのでしょうね。

内容はともかくとして、
このアルバムのジャケットに関しては、
バンド名のEMERSONのOにあたる部分だけ、
何故か縮小されてしまっています。


レーベルが変わる度に変化するね

SONYの他のタイトルのリイシュー盤は、
ジャケットブックレットの解説の中で、
その時々の栄光を綴っていて、
使用している写真もリリース時に合わせたものを、
用いていますが、
この「イン・ザ・ホット・シート」に関しても、
90年代の写真を用いていますね。

こんな感じです。



絵馬と絵馬尊とレイク
うん
このショット1枚掲載されているだけでも、
発売時の購入者にはお得感があったかも知れないです

ヴィクトリー初回リリース時に出てきた、
機関車の図面は、
部分的に切り取られて、
解説部の背景の絵として、
地味に用いられていますね。



CD盤面
下部カットELPマークの色は、
アルバムタイトルによって異なります

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

マヌーヴァーズの告知ペーパー

2022-01-24 13:09:24 | Greg Lake関連
マヌーヴァーズの告知ペーパー

グレッグ・レイクのセカンドソロアルバム、
「マヌーヴァーズ」の告知ペーパーです。


サイズはA4

業界関係者に見本盤等に添付して、
配布したものを推定されます。

5年ぐらい前に入手しました。

これを書かれた方の文字の感じは、
独特のモノがありますが、
このような告知ペーパーに向いていると思いますね。

結局、このセカンドアルバムは、
ファーストアルバム録音時に一緒に録ったものなので、
ファーストアルバムの売れ行きとは全く関係なく、
制作されていたと事になりますね。

その後、サードアルバムリリースには、
漕ぎ着けていないわけなので、
今となっては、
アルバム2枚分の曲を一挙に録音しておいた事は、
グレッグにとってもファンにとっても、
良かったのではないかと思うわけです。

このペーパーには、

「その時にレコーディングされたものを、グレッグ・レイクが約2年をかけて、
トラックダウンした」

と書かれています。

リリース時には、
1981年に一緒にツアーを回ったバンドは、
既に存在していない事もあり、
アルバムを引っさげてのツアーは行われませんでした。

そのため、
EL&Pの熱心なファン以外には、
話題にものぼっていなかったかも知れません。

そんな時に、エイジアからのお誘いが来たのだと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ニッチヒッツ~過ぎ去りしラジオ・イヤーズ

2022-01-21 11:03:56 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
ニッチヒッツ
~過ぎ去りしラジオ・イヤーズ



あえて言うまでもない事かも知れませんが、
ジャケットのタイトルのロゴは、
ウイングスのアルバムを思い出します

2004年に音楽誌「ストレンジデイズ」の監修で制作された、
オムニバスCDです。

選曲の基準は、タイトル通りの「ニッチヒッツ」だと思われます。

このCDにおける「ニッチヒッツ」の基準は、

「ヒットしていた頃はとても良く知られていたけど、
時の流れと共に忘れ去られていそうな曲。」

という事なのかも知れません。

EL&Pは、「ナットロッカー」が収録されていますね。

私の頭の中は「EL&P偏執」であり、
それによって、このようなブログを続けているわけなので、
EL&Pの過去の実績や現在・過去・未来の情報も、
頭の中ではリアルタイムに進行しているわけです。
(とは言え、しっかりと記憶にとどまっていなかったり、
間違って記憶している事も、しばしばあります。)

一方、
当時からの普通の洋楽ファンにとってみれば、
EL&Pの1971年の音楽という事で、
懐かしい楽曲として記憶のどこかに残っているでしょうね。

他に収録されている楽曲も含めて、
古くからの洋楽ファンに、
思い出して懐かしんでもらうための企画盤という感じです。

ただ、「ニッチヒッツ」というタイトルになると、
例えば70年代も現時点においても、
アルバムを出したら、売上のランキングに登場するようなミュージシャンは、
除かれているという事だと思いますね。

あくまでも、忘れ去られているミュージシャンとその楽曲に焦点を絞っているのだと思います。

収録曲。

1.フライ・オーヴァー・ザ・ホライズン(Instrumental) 
2.ジャニュアリー 
3.アイ・ソー・ザ・ライト(瞳の中の愛) 
4.セプテンバー・ガールズ 
5.太陽の女神(Instrumental) 
6.魔法 
7.霧の中の二人 
8.ザ・ウォール・ストリート・シャッフル 
9.ラヴ・ハーツ 
10.青い影 
11.ブラックベリー・ウェイ 
12.信じるってこと 
13.悲しき鉄道員 
14.クレア 
15.17歳の頃 
16.ナットロッカー(Instrumental) 
17.フレディーズ・デッド 
18.誓い 
19.アフリカン・シンフォニー(Instrumental) 

おそらく、このブログを読まれている方の中には、
耳にした事のあるヒット曲が網羅されていると受けとめる方もいるかも知れません。

それについて言われても、
私としてはレスのしようもないので、
ごめんなさい。

ジャケットブックレットには、
これらの楽曲が収録されているアルバムを、
ジャケット付きで簡単に紹介しているだけで、
この企画盤の制作意図やミュージシャンの解説とかは特に書かれていませんでした。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

クリア・マコト アンチテーゼ

2022-01-19 15:43:48 | Keith Emerson邦画音楽担当関連
クリア・マコト アンチテーゼ



帯とブックレットジャケット

4年ぐらい前に中古で求めたCDです。

大変、失礼ではありますが、
クリア・マコト氏に関しては、
全く存じ上げておりませんでした。

世界的に活躍されていらっしゃる方です。

このアルバムは比較的良く知られているアニメ音楽を、
ジャズのトリオで演奏したものですね。

1998年の作品。

全く、存じていないと書きましたが、
どうやら、最初のテレビ版のエヴァンゲリオンのエンディング曲に、
ピアノ演奏で参加しているようなので、
クリア・マコト氏の演奏自体は幾度と無く耳にしていた事になります。

また、このアルバムに関する説明やオフィシャルサイトに書かれている文章を読むと、
このアルバムの制作のきっかけが、
そのエヴァンゲリオンのエンディング曲に参加した事のようでした。

エヴァンゲリオンというと、
オープニングテーマを歌った高橋洋子さんが、
以前、取り上げていますが、

このアルバムにも収録されましたので、
やはり、「光の天使」は、
演奏してみたい楽曲という事かと思います。

収録曲は、以下の通り、
70年代のアニメからリリース時点でのアニメまで、
網羅しています。

1.  プロローグ
2. 「新ルパン三世」~ルパン三世のテーマ’78(Part1) 
3. 「新世紀エヴァンゲリオン」~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 
4. 「宇宙戦艦ヤマト」~真っ赤なスカーフ 
5. 「幻魔大戦」~光の天使
6. 「機動戦士ガンダム2 哀・戦士編」~哀 戦士 
7. 「美少女戦士セーラームーン」~ムーンライト伝説 
8. 「新ルパン三世」~ルパン三世のテーマ’78(Part2)
9. 「装甲騎兵ボトムズ」~いつもあなたが 
10. 「The End Of Evangelion」~THANATOS
11. エピローグ(ライジング・ムーン)

収録されている「光の天使」ですが、
おそらく、ラジオで流れて来ても、
私は解らないと思いますね。

「光の天使です。」と前置きされて、集中して聴くと、
「なるほど!」という感じです。

これは、決して、悪い意味で言っているのではなくて、
原曲を、演奏するバンドのものとして
完全に取り込んでしまっているという感じです。

EL&Pもそのように言われていましたからね。

EL&Pが好きだった宮川泰さん作曲の「真っ赤なスカーフ」の後に、
「光の天使」を収録するというのは、
なかなか良い流れだと思って聴きました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

OUT OF THIS WORLD: LIVE (1970-1997)を見る その2

2022-01-17 13:48:36 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
OUT OF THIS WORLD: LIVE (1970-1997)を見る 
その2

除雪作業等に追われて、
まだ、開封していないわけですが、
EL&Pのスタジオ録音の新譜が出る事がなくなった今となっては、
あわてて開封する必要もないわけです。

じっくり楽しみますよ。

今日は外観を写してみました。



インサート側の写真
カラフルですね
しかし、これほどの歪むとは、
よほど強い力で密封しているのでしょう



背表紙側にあたる部分の写真
意外とタイトル文字等は小さめ
ELPマークも小さいですね



上部も背表紙側と同じデザイン
ちなみに下部には文字等はありません

このタイプのボックスは、
取り出しやすさは確かにありますが、
ファンファーレボックスのようなタイプと違って、
やや重厚感に欠ける事は確かです。

とは言え、現時点においては、
EL&P史上、最も重量のあるボックスではあります。

ボックスの裏側は、
ファンファーレボックスのように、
別紙を貼り付ける仕様ではなく、
パッケージに内容物が直接印字されています。



裏側

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ASIA IN ASIA  2020リリースヴァージョン

2022-01-14 13:50:58 | Carl&GregのエイジアinASIA
ASIA  IN  ASIA  
2020リリースヴァージョン

2020年にリリースされた1983年来日時のエイジアのCDです。

タイトルはディスクユニオンさんによると、

「IN ASIA」

となっています。

良く解らないレーベル等から、
幾つかのモノがリリースされていますので、

「またか!」

と思って、即カートに入れたりはしなかったのですが、
昨年、中古の未開封品が出てきましたので、
他の商品との抱き合わせで入手してみたのでした。

購入履歴をチェックしたら、
昨年の1月11日になっていました。
ちょうど1年前ですね。

今回のジャケットデザインは、
当時の演奏メンバーの写真を用いていますので、
緊急人事によるライヴである事が解りやすいと言えます。
当時のコンサートプログラム内の写真に、
似たようなモノがありました。



未開封表面



未開封裏面

CD盤面はジャケットと同じ写真ですが、
このメンバーの姿がCD盤面に焼き付けられているのは、
初めてかも知れません。



開封後CD盤面
ハウの頭の一部がきちんと見えないのは、
もう少しどうにかして欲しかった
CD盤をセットするプラケース側の絵柄に、
ちょうどはまるようになっている

音の方は、全く期待していなかったのですが、
ひょっとしたら、これまでのライヴCDの焼き直しではないのかも知れません。

間に合わせの演奏の善し悪しは、
以前からアレコレと言われておりますが、
録音状態としては、
影に隠れていた(?)キーボードの音が割とクリアに拾われていて、
ドラムの音がかなり強調されている感じがしますね。

これは買って良かったわ。

ちなみに見開きのペラ紙ジャケットの内側の半分は、
英PROG誌のグレッグ追悼号の表紙を、
そのまま掲載しています。

このCDの企画はグレッグに対する思い入れタップリの方の、
仕事かも知れないですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

恐怖の頭脳改革 国内初回 ポスター丸穴ヴァージョンについて

2022-01-12 14:20:58 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内初回盤
ポスター丸穴ヴァージョンについて

恐怖の頭脳改革の国内初回盤(P-8395M)に、
いくつかのヴァージョンが存在している可能性を、
3度に渡ってレポートした事がありました。

「その4」を書く予定でしたが、
品物が見つからなかったので、
思い違いか記憶違いの可能性があるという事で、
「その3」で止まっていたのですが、
その後、品物が出てきまして、
思い違いではなかった事が解りました。

それに関しては、また、別の機会にレポートをしたいと、
思っています。

先日、私のスマホのグーグルに、
「国内初回盤 ポスター丸穴ヴァージョンの帯付き」を発売しているサイトの頁が上がってきまして、¥10,000以上の販売価格を付けていました。

マニアの方でヤフオク等をされない方などは、
発売している通販サイトから求める事もあるかと思いますが、
運良くもヤフオクで安く入手してしまった経験があると、
価格的に¥10,000以上の価値がある品物であったにせよ、
とても購入する気持ちは湧いてこないですね。

今日、取り上げるのは、この丸穴ヴァージョンの帯無しの品物です。



ジャケット裏側記載の価格部分

これは、「帯無し」という事で、
一部のコレクターからは当初の段階で入手の対象外という事もあると思いますが、
特に、ポスターの特徴を記していなかったので、
出品される方は、少しでも高く売るための商品知識が無かったのかも知れません。

また、ポスターに関しても、きちんと広げた状態の写真を載せていたわけでもないので、
丸穴ヴァージョンかどうかの見極めが微妙なところでした。


何故かこんな感じの写真だけでしたので、
凝視して推定した

受けとりましたら、推定通りの丸穴ヴァージョンでした。

初回盤(P-8395M盤)に関しては、
出品タイトルに、レコード番号がよく付けられているので、
割と多く出回っていると思いますが、

この(P-8395M盤)の初回プレスを推定するには、
いくつかの要素があると思っています。

ポスターを広げて載せていて丸穴になっている場合は、
ほとんど迷いもなく初回プレスであると思いますが、
時々、マニアを釣るために、

「参考写真 実際の商品とは異なります。」

という添え書きがあったりしますので、
説明文は良く読まないといけないです。

正直、タチが悪い出品者であると思いますが、
こういう出品者は、

「きちんと読まない方が悪い。」

と思っているわけなので、注意が必要ですね。

要素の1つに、
ポスターではなく、
レコードジャケットですが、
左右見開きの色合い(右側と左側の色合い)が、
ほぼ同じというのが挙げられます。


初回プレス色合い

(P-8395M盤)でも、左右見開きの色合いが異なるモノは、
初回プレスでない可能性がとても高いですね。

今後、また、解る事が出てきましたら、
書いてみたいと思っています。


時々、内容物の組み替えがあったりするので、
どこの国の印刷物かも確かめる必要はあります

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

書籍 ゴルバチョフはロックが好き?

2022-01-10 14:18:15 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
書籍 ゴルバチョフはロックが好き?



表紙カバー

1991年に発売された翻訳書です。
本文は翻訳者のあとがきを含めて331頁

もともとのタイトルは、

「Back In The USSR-The True Story of Rock in Russia」

となっていますので、
何かインパクトのあるタイトルにして、
販売に結びつけようとしたのでしょう。

これは、実際に国内で出版された年に求めたのではなく、
10年ぐらい前に古本として求めたものですね。

どんな内容の書籍かというと、
USSR(ソヴィエト連邦)に、
西側からロック音楽がどのような形で入ってきて、
それに触発されたソヴィエトのロック・ムーブメントが、
どのような展開をみせてきたかという、
80年代後期までの30年間の軌跡を
まとめたものですね。

著者は、「アルテーミー・トロイツキー」というソヴィエトでは、
最も著名なロックジャーナリストとの事。

ロックが浸透しやすい流れとして、
例えば、「EL&Pの展覧会の絵」等が、
クラシック音楽だけが認められているところに、
その先駆けとして入っていったりしたのかと、
単純な想像をしていたわけですが、
そんな事は全くなくて、
最初はビートルズなわけです。

それを端緒として、他のロックも聴かれるようになり、
その一部の中にプログレッシヴロックも入っていたようです。

いくつかのプログレッシヴロックのバンド名が、
出てくるのですが、
記載されているのは、

ピンク・フロイド、
キング・クリムズン、
イエス

となっており、

「なんだ、EL&Pは登場しないのか?」

と、意気消沈したのですが、

それから数行後の文章を読むと、
ソヴィエトロック史の中で、
重要なアルバムになっているように受けとめる事もできます。

抜き書きをしますと、

「ソヴィエトでは子供のときからクラシック・ミュージックに優位性がことあるごとに教えこまれる。その結果、熱狂的なロック・ファンでさえも、「もちろん、バッハやベートーヴェンの作品は偉大ですばらしい-ぼくがそういう音楽を好きになれないのは悲しいことだ」と告白してもおかしくはない。こうした状況のなかで、ELPの『展覧会の絵』や『ジーザス・クライスト・スーパースター』のような作品をあげてロックを擁護することが流行した。ロックは、若者が偉大なクラシックの遺産を理解するための助けになるという者も多かった。」(本書P77)

抜き書き終わり。

本書は、当時、ソヴィエトでは出版されずに、
英国で1987年に出版されたとの事。

出版年や時代背景を踏まえると、
様々な情報を収集しながら、
1つの書籍にまとめあげる事は、
私などから想像もつなかい労苦だったと思われます。

こちらの浅はかな想像とは異なっていたとは言え、
著書にEL&Pを登場させてくれた著者には、
本当に感謝です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ワーナー 1976 SUPERSTARS LIVE CALENDAR

2022-01-06 17:32:45 | 販促商品等Emerson,Lake&Palmer
ワーナー 1976 
SUPERSTARS 
LIVE CALENDAR




1976年は、EL&Pを3月に配置

謹賀新年。

本年も宜しくお願い申しあげます。

ワーナーさんの70年代のカレンダーを取り上げるのは、
過去のブログを確認しましたら、
今回で、5回目になります。

ワーナーさんが、
お抱えのミュージシャンの写真を掲載した、
販促品のカレンダーを、
いつ頃から制作していたのかは、
定かではないのですが、
このブログで取り上げているカレンダーの中では、
1973年のモノが最も古いです。

1973年のカレンダーは、
初来日の年に制作をしているので、
仮に1972年のカレンダーをワーナーさんが制作していたにせよ、
その中にEL&Pの写真が入っている可能性は、
低いと思われます。

このカレンダーは、
何年か前に入手できた、
シミのある完品です。



上紙はこんな感じ
巻き癖がかなりありますので、
重たい地元史を置いて撮影



掲載ミュージシャン



掲載されているミュージシャンのレーベル

さて、今年のEL&P関連の品物は、何が出てくるのかな?

ビクターエンタテイメントさんは、いつまで沈黙を守るのかな?

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。