EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

タルカス収録 Delusions de Grandeur Sax 4th Avenue

2024-07-05 10:03:11 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
タルカス収録 Delusions de Grandeur Sax 4th Avenue



プラケースCD
ペラ紙二つ折り
2011年頃には出ていたようです

このアルバムはどなたかのサイトで、
紹介されていたのを見たのですが、
かなり前の事でしたので、
現時点で検索してもそのサイトにたどり着けずにいます。

本CDの存在を知った時には、
既に廃盤になっておりまして、
バンド名やタイトル名で検索をしても、
特定の通販サイトにしか上がってこないわけです。

価格も1CDの割には、
高かったので、
安い品物が出てくるまで、
粘ったのでした。

現時点において、
日本語でこのアルバムを取り上げているサイトを、
1つだけ発見したのですが、
何かのHPというわけでもないようです。

そこに書かれている事によると、
4人のサックス奏者によって、
1991年に結成されたグループとの事ですが、
グループとは表現せずに、「団体」と呼称するようです。

収録曲は、

  1. Bluesette
  2. Improvisation
  3. Frame By Frame
  4. Fugue
  5. Tarkus: Eruption; The Stones Of Years; Iconclast; Manticore; The Battlefield; Aquatarkus
  6. Seventh Heaven Rag
  7. The Refinery
  8. Quartet: Fantasia
  9. Quartet: Ritual
  10. Quartet: Incantation
  11. String Quartet In G, Op.54, No.1: Finale: Presto
  12. Grave Et Presto: Grave
  13. Grave Et Presto: Presto
  14. Nuages
  15. Rossini A La Carte

となっており、
5曲目にタルカスが収録されています。
タルカスは11分41秒なので、
そんなに短くはありません。



プラケース裏側

「The Stones Of Years」のキースの間奏にあたる部分や、
「The Battlefield」におけるグレッグのギターソロの箇所など、
独自のメロディーを奏でているところも少しだけありますが、
楽曲全体としては、オリジナル楽曲の細かいところまで、
丁寧に再現していますね。

ちなみに、3曲目がキング・クリムゾンの「ディシプリン」に収録された曲。
他者が演奏するキング・クリムゾンの楽曲は積極的に聴いた事はないですが、
楽曲へのリスペクトと再現への執念が感じられます。

4曲目がフリードリヒ・グルダの曲ですが、
キースが74年頃にEL&Pで演奏するピアノソロに登場するメロディーです。

サックスによるタルカスの演奏は、
とても攻撃的なアルバムをかなり前に取り上げていましたが、
こちらはサックス四重奏によって原曲のメロディーを、
出来るだけ忠実に再現したいという印象を受けました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

佐渡×シエナ ブラスの祭典2022 リーフレット

2022-11-29 14:03:40 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
佐渡×シエナ ブラスの祭典2022 リーフレット

チケットは自分で半券カットをするようになっており、
それと同時に、
「机の上のリーフレットを一つお取りください」と、
指示があったので無料で頂戴したモノです。

チケット代に含まれていると言えば、
それまでですが。



縦25.6cm×横12.1cm
3つ折り

前日、岩手公演がある事を、
elpelpさんのブログで知ったのですが、
リーフレットの裏側を見ると、
11月17日から始まった、
全国11の会場での公演スケジュールが記されており、
秋田公演はツアーの中の一会場であった事が解りました。

内容は、演奏する曲目の作曲家等に関して、
丁寧に説明されていました。

特徴としては、
冒頭に、
「キース・エマーソン、グレッグ・レイク作曲」とは記載せずに、
「K・エマーソン、G・レイク作曲」と記載してあります。

限られたスペースの中で、
「EL&P」とか「タルカス」に関して、
どのような説明が為されているかが気になったわけですが、
読んでみて感じたのは、
これはこの演奏会を聴きに来る方々向けの説明であるという事を、
考慮して制作されたモノであるという事ですね。

「自分ならば、このように書くであろう」

というちょっとした情報等が書かれていないので、
「どうしてかな?」とも思うわけですが、
あまり必要のない事なのかも知れないです。

EL&Pが特殊なロックバンドであった事は、
充分に伝わる内容ではあります。

ただ、
同時代のロックバンドとして、
「クィーンは知っているけど、EL&Pは知らない。」
という方がほとんどかも知れません。
それは世間においても、
こういうコンサートを聴きに来られる方でも、
共通している認識だと思います。

そのため、
70年代における洋楽ロックシーンの中で、
まぁまぁ人気を博していたバンドであるという説明が、
もっとあった方が良かったかも知れないです。

これは、私が、佐渡裕&シエナを聴いた方々が、
オリジナル作品にも興味を持って欲しいという思いが強いので、
勝手に思った事であります。

少なくとも、ここに書かれている予定通りに、
演奏会が行われれば、
開演前にこのリーフレットを目にする多くの人達が、
「EL&P」の名前を知る事になります。

コンサートの回数からすれば、
その観客数は、
90年代のEL&Pの来日公演を目にした観客数より、
多いかも知れません。

今はまだ、キースとグレッグの他界から10年も経過していないわけですが、
さらに年月を経ても「タルカス」がオーケストラで演奏されるようになれば、
「EL&P」の楽曲は本当に語り継がれた事になりますね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

佐渡裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会in秋田

2022-11-24 10:27:18 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
佐渡裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会in秋田

以前、先行予約でチケットの入手に成功した事を、
当ブログで報告しましたが、
昨日は、無事に、演奏会を堪能する事が出来ました。

駐車場に車を入れてから、
会場の「あきた芸術劇場ミルハス」の下見。

この会場は、
秋田県民会館と呼ばれていた場所にあり、
そこでは、以前もコンサート等を行っていて、
私も一度だけ邦楽アーティストのコンサートに参加した事があります。

数年前から、
コンサートホールとして、
素晴らしい建物にするために、
建て直しをして、
今年の6月に開館したばかりとの事。

演奏会の開催が決定した時点で、
秋田公演のフライヤーも、
会場に置かれていたのかも知れませんが、
さすがに当日ともなると、
その片鱗すら見あたりませんでした。

ちなみに、サイト上の、
静岡公演のフライヤーはこんな感じ。



EL&Pファンにとっては、
無料ですから1枚ぐらい欲しいところです
このフライヤーのデザインが、
他の会場と共通しているモノかは不明

オーケストラの演奏を生で聴くというのは、
高校時代以来ですね。

こういう演奏会は、
親子2人とか、
友人やパートナーとかと一緒に参加する方が多いようで、
私みたいに1人でやってくる人は、
少ない感じがしました。

会場は満席。

佐渡裕さんは、

「演奏者にとってモチベーションがあがる!」

と口にされました。

2階席の私の近くの席に座っている男性が、
ステージを見ながら、

「譜面台は以前のモノと同じようだ」とか、

言っていたので、
やはり、オーケストラ公演が好きな人とかが、
来ているのかなとか思ってみたりしました。

「タルカス」が始まったのですが、
こういうところに来られる方は、
佐渡裕さんが司会のテレビ番組も見られていたのかも知れないので、
「タルカス」を聴くのは初めてではないのかも知れませんが、
この楽曲をどのような思いで受けとめているのかは、
全く想像もつかないです。

また、
演奏会を振り返ってみた時に、
「タルカス」は、オーケストラで演奏される事自体、
歴史が浅いわけですから、
演奏をされる方々と、演奏する楽曲の親和性のようなものが、
他の演奏曲に比べて濃厚でないような感じもしました。

私は「タルカス」の演奏が目当てで赴いたわけだけど、
演奏そのものは、他の曲の方がとても素晴らしいと感じましたし、
「展覧会の絵」のエンディングなどは、もの凄く感動的でした。



チケット

その他、感じた事等も含めて少し書きたいので続く予定。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

アナログ盤 吉松隆編曲 タルカスオーケストラ版

2022-10-20 13:17:52 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
アナログ盤 吉松隆編曲 タルカスオーケストラ版

数日前に、来年のキースの命日に、
吉松隆さんのタルカスが演奏されるというニュースが、
スマホに入ってきました。

2010年3月14日は、
チケットを求めたけど、
家庭内の事情で参加できませんでしたが、
今回どうするかは、
まだ、決めてないですね。

それはそれとして、
ニュースのおかげで思い出した、
未使用新品のレコードを本日は取り上げます。

これはカートにのせたまま、
値動きを観察し、
帯の表示価格の半額以下になったところで、
購入したレコードです。

2年前ぐらいに求めたような気がします。
2014年のリリースですね。

新品という事だったのですが、
受け取ってみたら、
薄い透明なビニールに入っており、
シュリンクで覆われてはいませんでした。

「開封済みではないか?」

と一瞬、思いましたが、
しばらくボックスセットを除いた、
国内アナログ盤の新品を購入していないので、
錯覚に陥っておりました。



ビニール袋に入れたまま撮影

国内アナログ盤は、
ジャケットがシュリンクで覆われているモノもありましたが、
覆われていないケースがほとんどでしたから。

今にして思えば、
地元のレコード店の長期在庫品と思われるレコードなどは、
ジャケットを覆っている透明ビニール袋が擦れて、
新品ではあっても綺麗に見えない品物もありましたし、
その点においてはシュリンクに覆われている、
輸入盤の方が良かったのかも知れないですね。



こちらはビニールから出して撮影

手にするまでは、
いつものような勝手な思い込みがありまして、
ジャケットの絵柄から、

「吉松隆タルカスのCDをアナログ盤にしたのだろう。」

と思っていたわけです。

受け取ってみると、
なんとまぁ、
A面、B面ともタルカスの演奏である事が解りました。

A面は2010年3月14日のタルカスの初演のライヴ録音、
B面は2013年3月20日の吉松さん還暦記念コンサートでのライヴ録音、

との事。



ジャケット裏側の一部

ジャケットを眺めながら、
やはり、優れた再生装置が必要だなと、
ちょっと思いました。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

11月、秋田にシエナ・ウインド・オーケストラが来ます

2022-06-17 09:55:55 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
11月、秋田にシエナ・ウインド・オーケストラが来ます

佐渡裕のシエナ・ウインド・オーケストラが秋田県に来る事を知ったのは、
テレビCMです。

食事の合間か何かでテレビをつけていたのですが、
CMの中で、
画面に「タルカス」、「キース・エマーソン&グレッグ・レイク」の文字が映し出されたのです。

あっという間の出来事でしたので、
佐渡さんのオーケストラが秋田県に来て演奏する事は解ったのですが、
正確な情報を把握しないまま終わりました。

このCMがいつから放映されていたのかは、
解りかねますが、
CMを見てから、コンサートのきちんした情報を把握する時間が取れたのは、一昨日でした。

「タルカス」や「キース、グレッグ」の文字が映し出されたという事は、
演奏するのではないかと思い、
チケット予約サイトを見たところ、演奏予定曲に入っていました。






サイトより

秋田県内でも県南となると県北からは車でも時間がかかりますが、
幸い秋田市内でのコンサートでしたので、
チケットが取れたら見に行こうと思い、
先行予約の段取りを済ませました。

チケットの先行予約は明日から2日間。

一般販売は7月からのようでした。

この会場で邦楽ミュージシャンのコンサートを、
かなり前に見た事がありますし、
会場付近も90年代に何度か散策した事がありますが、
道路交通事情としては一方通行が多くてあまり好きではないですね。

幸い、コンサートは午後からなので、
夜も遅くならずに済みます。

過去のブログに書いていますが、
EL&Pに関連した都内のコンサートで、
チケットを取っていたけど、
家庭内の諸事情で行けなかった事が、
2度ほどありました。

家庭内に問題がなかったとしても、
先の見えない世の中になりましたので、
予定通りに開催できるかは未知数ですね。

まぁ、その時はその時です。

一昨日にアップした、
EL&Pのポスターパネルの頁ですが、
プチプチ梱包の写真1点では、
あまりにわびしいので、
梱包を解いた写真を追加しておきました。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

タルカス&ラプソディ・イン・ブルー  榎本玲奈

2022-04-12 11:37:54 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
タルカス&ラプソディ・イン・ブルー  榎本玲奈

ピアノでタルカスを演奏しているアルバムなのですが、
昨年の末ぐらいに発売されていたようです。

いつもの事でありますが、全く知る事なく、過ごしていましたね。

失礼ながら、これも、いつもの事ではありますが、
榎本玲奈さんの名前も全く存じてはおりませんでした。



ジャケット



プラケース裏側

発売サイトの説明に頼るわけですが、
本アルバムの楽曲の収録は、2021年6月28から29日 に、
かながわアートホールというところで行われたようです。
聴いてみると、観客を入れてライヴを録音をしたというものではなくて、
ホールをスタジオとして録音したという事なのだと思います。

アルバム収録曲は、

1.エマーソン・レイク&パーマー(榎本玲奈 編)
  タルカス
2.エマーソン・レイク&パーマー
  限りなき宇宙の果てに
3.エマーソン・レイク&パーマー
  アー・ユー・レディ・エディ?

4.吉松 隆
遊びをせんとや(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
 
5.ジョージ・ガーシュウィン
ラプソディ・イン・ブルー

6.フリードリヒ・グルダ
 プレリュードとフーガ

となっています。

これまで、キース本人以外が、タルカスをピアノで演奏した作品は、
いくつか取り上げていましたが、
それらは、キース存命時にリリースされていたモノでしたので、
こちらは、キースが他界してからの作品という事になりますね。

ジャケットブックレットには、
本人による解説も記載されているのですが、
タルカスを最初に知ったのが、大河ドラマ「平清盛」という事なので、

「そういう世代の方がタルカスを演奏するようになったのだな。」

と思うと同時に、

「吉松隆さんのタルカスというのは、原曲まで辿り着かせるものを宿している。」

という事も認識させてくれますね。

発売サイトの説明によると、
榎本玲奈さんは、このアルバム発表前の昨年の11月に、
あの東京オペラシティコンサートホールでタルカスを演奏したようです。

ちなみに、
アルバムのラストに収録されている、
フリードリヒ・グルダの楽曲は、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に収録されたものと、
「レディース&ジェントルメン」のピアノ・インプロヴィゼーションズに収録されているもの。

興味深い解説は、
榎本さん本人の他に1名の方が書いておりますが、
発売からまだ数ヶ月しか経っていないので、
レポートはこのぐらいにしておきます。

EL&Pの楽曲を、
他のミュージシャンが演奏したのを、
聴く事に関心があるEL&Pファンには、
かなりお勧めの1枚だと思います。

誰かに、
「お勧めのアルバム何点かありますか?」
と聴かれたとして、
現時点では、
「ベスト10」には入れると思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

TARKUS REVISITED TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE

2022-01-28 15:11:26 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
TARKUS REVISITED
TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE



CD盤面

昨年の末頃、
イタリアでリリースされた、
イタリアのミュージシャンによる、
キース&グレッグのトリビュート盤です。

先週、受けとる事ができました。

ディスクユニオンさんによると、
この「TEMPUS FUGIT PERCUSSION ENSEMBLE」というのは、
5名による打楽器奏者集団の名称のようです。

ヴォーカルには、グレッグ・レイクのトリビュートアルバムで、
ヴォーカルを務めたAnnie Barbazzaが参加しています。

収録曲は、
Tarkus(タルカス)
Moonchild(ムーンチャイルド)
Descent Into The Void
Abaddon's Bolero(奈落のボレロ)

このうち「Descent Into The Void」はオリジナルのインスト曲のようです。

先週末に一度聴いたのですが、

マリンバ
グロッケンシュピール
ビブラフォン

等の楽器を使用しているとの事で、
オーケストラや弦楽器等の演奏によるタルカスと似ていつつも、
独特の響きを醸し出す演奏になっています。

意外にオリジナルの曲が、
何とも幻想的で最も印象に残る感じですね。

取り上げる前にもう一度ぐらい聴こうと思っていたのですが、
次の車の納車が遅れているため、
しばらく代車に乗る事になりました。
今時の代車ではCDを聴くことが出来ません。

少なくとも、あと2週間は、代車生活なので、
車中ではラジオ三昧になりました。



ジャケット

ジャケットのデザインですが、
表側はアルマジロの頭蓋骨なのか?
あるいは他の動物なのか?

まぁ、わざわざ、他の動物の頭蓋骨を用いる必要はないと思うので、
アルマジロだと思いつつ、
デジスリーヴのジャケットの裏側を見ると、
どうやらアルマジロの骨格に甲羅を被せたようなモノが、
立っていました。



ジャケット裏側

タルカスのジャケットの骨文字TARKUSから、
着想を得たのかも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

タルカス 佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

2020-12-02 14:00:15 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
タルカス 
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

あまりによく知られているCDですが、
いずれは取り上げる事になると思っていたので、
本日、車に積んで来ました。

2012年の2月12日に都内にある、
文教シビック・ホールでのライヴ録音との事。

他のアーティストが、
タルカスの演奏を収録しているCDを、
幾つか取り上げていますが、
それらのジャケットの中では、
割とシンプルな部類に入ると思います。



白のタイトルの背景は、
オリジナルジャケットのデザインから、
タルカスを抜いて、
配色を簡素化し、
陸と空を象徴しているような感じ。

タルカス画像は、
帯とプラケース裏側に、
タルカスの白抜き簡略イラストを仕込んでいますので、
帯を喪失しても、タルカスのイラストはチェックできます。



プラケース裏側

本CDを購入して、
解説を読まれた方は、
ロックにあまり詳しくない人が、
解説を書いたと思われたかも知れないですね。

実際は詳しいのかも知れませんが、
著名ドラマーの名前が違っていたりします。
売り物に記載されている人名ですから、
誤植は避けたいところでしょうが、
普通は校正の時点で気づくかと思われます。

それよりも気になったのは、
「タルカス」を「プログレ史上最高傑作とも称される」という説明をしているところ。

これは、「タルカス」を知らない人が、
本CDを購入した事を損だと思わせない説明ではあります。

でも、このCDを購入するほとんどの人は、
オリジナルの「タルカス」を知っているでしょうし、
「比類のないとても素晴らしい傑作」だとは思っていても、
「史上最高傑作」とまで、思い込んでいる人は、あまりいないのではと、私は思うわけです。

いずれにしましても、
本作品は、
吉松隆さんの管弦楽版をベースにして、
挾間 美帆さんが吹奏楽用に再構成したものであるとの事。

ロックの分野以外で「タルカス」の演奏を聴く事ができるようになった事は、
ありがたい事です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

題名のない音楽会と×(かける)クラシック その1

2020-06-16 17:55:05 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
題名のない音楽会と×(かける)クラシック その1

別室を更新する事に熱が入ってしまいまして、
社内での時間を喪失し、
amassを頻繁に覗かなくなっていました。

それでも、
6月13日(土曜日)のテレビ朝日の「題名のない音楽会」で、
チェンバロの鈴木優人氏とマリンバの塚越慎子氏が、
「タルカス」を演奏する事は、
amassの情報で事前に知る事ができたのでした。

ただ、秋田朝日放送で、
大元の「テレビ朝日」の番組を、
同時放映しているとは限らないので、
調べて見る必要がありましたが、
時間が取れませんでした。

ただ、
この日は勤務先もお休みの予定でしたので、
もし、「放映されていたら見る事ができるかも」
と思ってはいたものの、
帰宅するとアレコレあって、
スッカリ忘れておりました。

遅い朝食を取りながら、
たまたま、母に見せる、
「朝だ!生です旅サラダ」のチャンネルがそのままになっていたので、
題名のない音楽会が始まりまして、
「あっ!」
という感じで気が付きました。

運が良かったですね。

もしかしたら、
かなり前に、youtubeで、女性のマリンバ奏者による、
「タルカス」の演奏を見た事がありますが、
塚越慎子氏だったかどうかまでは覚えておりません。

チェンバロの鈴木優人氏の事は、
失礼ながら全く存じておりませんでした。

ただ、mixiで知り合った知人に、
チェンバロを演奏される方がいたので、
とても興味深く鈴木優人氏の演奏を見る事ができました。

「一流の音楽家が夢のマッチング ドリームデュオ 第2弾」という企画でしたが、
リモートで打ち合わせて、
直接、初顔合わせをした日に、
いきなりデュオ演奏という流れだったようです。

時間制限があったのかは解りかねますが、
「噴火」のみの演奏でした。

演奏曲目を司会の方が紹介される時に、
出てきたジャケットは、
オリジナルタルカスではなく、
吉松隆さんのアルバムジャケットでした。

チェンバロによるタルカスの音は、
私にはとっても新鮮味がありました。

様々なアーティストによる「タルカス」の演奏を聴くのは、
とても喜ばしい事です。

以上。

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三柴理 ピアニズムII

2018-04-09 09:46:25 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
三柴理 ピアニズムII



私は筋肉少女帯のCDを、
1枚しか所持していないのですが、
マンティコアヴォルツ内での解説やTHE DIGの対談記事等で、
三柴理氏を知っているEL&Pファンは多い事と思います。

ただ、EL&Pファンであっても、
筋肉少女帯や三柴理氏のソロアルバムを所持しているかは、
人それぞれでしょうし、
私に関しては、
唯一、所持している筋肉少女帯のアルバムは、
三柴理氏が筋肉少女帯を脱退してからのアルバムなので、
CDを通して三柴理氏の音に触れる機会というのは全くありませんでした。

この「ピアニズムⅡ」に三柴理氏の演奏した、
ピアノによる「エラプション」が入っているのを知ったのは、
かなり前であったのですが、
中古盤もけっこうな価格がついておりまして、
安い品物を見つけて入手するまでには、
数年かかりました。

このアルバムはタイトル通り、
全てピアノ曲が収録されているのですが、
三柴氏のオリジナル曲がほとんどの中に、
「エラプション」が違和感なく登場します。

三柴氏以外の曲では、
クィーンの「フラッシュゴードンのテーマ」も収録されていますので、
このアルバムでも、
「EL&Pのあるところクィーンあり!」
みたいになっております。

EL&P後期やE&Lのライヴでは、
ピアノによるタルカスが演奏されていますが、
キースは、
黒田亜樹さんだけでなく、
三柴理氏の演奏したものにも触発されていたと思います。

以上。

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LP2枚組 栄光のエレクトーングランプリ・アルバム

2018-01-29 10:23:20 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
LP2枚組 栄光のエレクトーングランプリ・アルバム


ジャケット

「第8回インターナショナルエレクトーングランプリコンクール」の実況録音盤です。

これはレコードショップで普通に発売されていた品物ではなく、
ヤマハの音楽教室とかあるいはその関係者のために、発売されていたもののようです。

エレクトーン練習の参考教材として、関係者に無料で配ったりしていたのかも知れないとも思いましたが、
価格表示が¥3,000-になっていますので、買い求める必要があったのかも知れません。

youtube等で、プロアマ問わず、様々な方がEL&Pの音楽を演奏しているのを見る事ができますし、
タルカス等は、クラシック音楽の演奏家によって演奏されてCD化されており、
EL&P図書室2号でも著名の如何に関わらず、幾つかのCDを取り上げてきました。

発売されているそれらの収録音に、どのぐらいの需要があるかは解りかねますが、
商品化されているものは、EL&Pの音楽が他者によって演奏された大切な記録にはなります。

その中でも、取り上げられる事が多い楽曲は「タルカス」のように感じていますが、
EL&P以外の演奏者が「タルカス」を演奏してレコード盤に刻まれたのは、
いつの頃からなのかと言う事は、
あまり考えた事も探った事もありませんでした。

意外に早い時期に、
エレクトーン演奏「タルカス」に取り組まれた方がいる事が解りました。

この「第8回インターナショナルエレクトーングランプリコンクール」で、
シニア部門の自由曲が演奏されたのは、
1971年10月11日(月)との事。

坂本八重子さん、(当時23歳)の方が、組曲「タルカス」を取り上げており、
エラプションからストーンズ・オブ・イヤーズまでを8分11秒にまとめた演奏をしています。


レーベル面


内ジャケットに見開きで貼られている、
収録曲説明用紙の一部


坂本八重子さんは、シニア部門で入賞を果たす事ができたので、
評価の対象となる演奏者として、演奏曲がレコード盤に刻まれる事になったようです。

坂本八重子さんで、検索しても、多くの記事にはヒットしませんが、
昭和のバラエティ番組「パンチDEデート」の番組内で生演奏していた方らしい事までは解りました。

坂本八重子さんに関しては、
ネット上の情報から見ただけなので、詳しい事は解りかねます。

以上。

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キーボードトライアングル Keyboards Triangle

2017-04-19 13:12:03 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
キーボードトライアングル Keyboards Triangle


帯とCD盤面

日本のプログレバンド、
「ジェラルド」と「アルス・ノヴァ」が、
プログレの名曲を演奏して、
1枚のアルバムにしたものです。

収録曲

1. トッカータ
2. 鳥人王国メドレー
3. 征服
4. エピローグ
5. キャサリン・パー
6. タルカス
7. フォー・ホールズ・イン・ザ・グラウンド

EL&Pの曲は、

「ジェラルド」の演奏による「トッカータ」、
「アルス・ノヴァ」の演奏による「タルカス」が収録されています。

このCDが、リリースされた頃、
年間購読をしていた「ユーロ・ロック・プレス」誌に紹介されました。

ところが、注文しようとしたら、既に廃盤扱いになっていたような記憶があります。

おそらく、「ユーロ・ロック・プレス」が季刊だったので、
リリースしてから数ヶ月後の掲載になっていたのに加えて、
プレス数が少なかったためと思われます。

ネットをやるようになってから、
中古CDを追っていたのですが、
高値がついていて簡単に手が出せませんでした。

オークションにも、
数年に一度、出品されるか、されないかという品物です。

今でこそ、
ジャンルを越えた様々な音楽家が取り上げて演奏をし、
それがCD化されたりしている「タルカス」ですが、
このCDが出た頃というのは、
DIG誌の「タルカス祭り」みたいな企画が出来るほど、
種類が豊富でなかったと思います。

そんな背景を踏まえると、
ジャケットも含めて、
トリビュート「タルカス」の先駆けを含んでいるアルバムと言えます。


ジャケット
これはCGかも知れない


演奏しているのが、
「ジェラルド」と「アルス・ノヴァ」という事もあり、
ジャパニーズプログレも愛好している人達にはかなり知られていると思いますし、
ヨーロッパの国でもリリースされているようですね。

収録されている「タルカス」ですが、
様々な「タルカス」との決定的な違いは、
プレグレバンドが「タルカス」を演奏しているというところに尽きます。

「タルカス」をこよなく愛する情熱がほとばしる感じですね。

これは、クラシックとかジャズとか、
他のジャンルをメインとして演奏している音楽家が、

「タルカスという曲が素晴らしいのでチャレンジしてみよう!」

という感じで演奏するわけではなく、

「ずっと聴いてきた、プログレ曲のタルカスを、オリジナルの良さを損なう事なく、
なおかつ、自分達の独自色も出せないか?」

と、プログレバンドがチャレンジしたら、
こんな感じになったという演奏です。

それが故にもの凄い熱量を感じます。

ジェラルドの「トッカータ」も同様です。

と、ここまで書いて、
「Keyboards Triangle」で検索したら、
ディスク・ユニオンのサイトの同アルバムの解説に辿り着きました。

「オリジナルの良さを損なう事無く」なんて、文章が記してありました。

コピペしたわけではないので、書き添えておきますね。

以上。

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吉松隆 タルカス クラシックmeetsロックCD

2016-07-22 17:40:18 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
吉松隆 タルカス クラシックmeetsロックCD


プラケース裏側と帯

吉松隆さんのCDは、
先に大河ドラマの平清盛のサントラのvol.2を取り上げたのですが、
タルカスをオーケストラでライヴ演奏をしたのが、
このタイトルのCDでした。

「始めにライヴありき」

だったわけですね。

この時のライヴ、
チケットを購入したけど、
家族の入院で上京を見合わせた話はしましたが、
ジャケットブックレットの吉松隆さんのコメントを見ると、
先の見えない中での大胆な挑戦であった事が解ります。

私などは、

「オーケストラでタルカスを聴けるなんて、スゴイ事になったものだ!」

などと、
EL&Pファンとして、単純に喜んでいたわけです。

キース・エマーソンは、
過去のクラシックの作品をそのまま演奏する事だけが全てではないだろうと、
ザ・ナイス時代に、クラシックの作品をロックにアレンジするという試みをしたわけですが、
ロックというフィールドは、様々な自由な試みを許容するものであったのだと思います。

一方、吉松隆さんの、ロック音楽をオーケストラでのライヴ演奏にするという挑戦は、
プログレッシヴ・ロックのファンが喜んでも、
クラシックファンがどのように受けとめるかと想定した場合、
ほとんど無視されるような状態の中でのスタートだったようです。

その世界の中で、
この企画を立案し、遂行し、成功に導く事ができた気苦労と重圧は、
ご本人にしか解らない事であります。

その後、テレビ番組、「題名のない音楽会」でも、
オーケストラによるタルカス演奏が行われましたが、
全てはこの東京オペラシティのライヴから始まった事は確かです。

ジャケットに用いられているタルカスは、
CGではなく、ジャケット撮影のために制作されたフィギュアのようです。
吉松さんのブログによると、
東日本大震災で、一部、破損してしまったようですね。

以上。

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大河ドラマ 平清盛 サウンド・トラック 其の二

2015-05-16 15:01:46 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
大河ドラマ 平清盛 サウンド・トラック 其の二


CD盤


帯の裏
この豊饒な歴史ドラマにタルカスが
ものの見事にフィットしているのに脱帽とあるが、
キースは英語字幕版か、
吹き替え版でも見たのだろうか?


吉松隆氏が、大河ドラマの音楽を担当する事になった時点で、
タルカスが挿入曲として使用されるという情報は、
番組放映開始以前から流れていたと思います。

このCDの最初に収録されている、
「エラプション」の部分だけがドラマの中で使用されるわけですが、
毎回、使用されているというわけではなく、
オープニングテーマで映し出される字幕のところで、
その回で、タルカスが使用されるかしないかが、解るようになっていました。

最初にキースの名前を見た時は、感動ものでしたね。
しかも最初に使用される時はグレッグの名前も入っていましたね。

後にも先にもグレッグの名前が登場するのは、
その時だけで、
それ以後は、キースの名前だけが登場します。

結局、「エラプションのみ」なので、グレッグの名前は必要なしという判断が、
為されたという事かも知れません。

当初、サントラにタルカスを収録する予定は当初はなかったようで、
実際、サントラのvol.1には、収録されていません。

但し、当初からvol.2を予定していて、それに収録する案はあったとも考えられます。

このブックレットには、音楽プロデューサーと吉松隆氏のそれぞれの解説が載っていますが、
それを読むと、明確に記されているわけではないのですが、
この「エラプション」を収録するのが目的で、
サントラの「其の二」を企画したとも言える流れみたいな感じです。

というのは、
大河ドラマの音楽に吉松隆氏を起用したきっかけが、
東京オペラシティでの2010年3月14日のタルカスを見た事によるものと記していますので、
「はじめにタルカスありき」という背景もあるからです。

(ちなみに、この時は、チケットを買って、久々の上京と意気込んでいたのですが、
家族がケガで入院をしたので、断念したのでした。)

本CDには収録されていないのですが、
ドラマ中盤以降では、
アクアタルカスのオケによる演奏も使用されていました。

それは、2012年になって発売された、「平清盛 音楽全仕事」(なんと!5枚組!)に収録されていますね。

以上。

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PLAYS PROG ROCK CLASSICS  Royal Philharmonic Orchestra

2015-04-01 15:49:54 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
PLAYS PROG ROCK CLASSICS 
Royal Philharmonic Orchestra



裏側
4月2日にアップ


このCD、amassの情報や他の通販サイトでは、3月31日発売となっているのですが、
私は10日ぐらい前にこのアルバムを手にする事ができました。

普通に通販で購入したのです。

他のEL&P関連のCDを聴き直したりする必要もあって、
ずっと開封しないでいたのですが、
amassに昨日、情報がアップされたので、取り上げるために開封してみた次第です。

先般、「庶民のファンファーレ」が収録された、
このRoyal Philharmonic Orchestraの3枚組CDを取り上げたばかりなのですけど、
このCDには、「タルカス」の一部と「フロム・ザ・ビギニング」が収録されています。

まだ、全曲、聞き終えていないのですが、
ロックやポップスをオーケストラヴァージョンにしたものに関心があるプログレファンには、
購入して損はない1枚と言えますね。

「タルカス」に関しては、吉松隆氏がアレンジしたオーケストラヴァージョンを皮切りに、
キース本人がテリエ・ミケルセンと収録したヴァージョン等、
幾つか存在するわけですが、

「タルカス」が1曲目に収録されていると知りつつも、
出だしを聴いていると「危機」でも始まるのかという印象。

曲が進むにつれて、
Royal Philharmonic Orchestraが、ロックの楽曲の演奏に慣れているためか、
オーケストラであってもロック的な一面があるように感じます。

「フロム・ザ・ビギニング」は、この曲が好きなEL&Pファンにとっては、
感涙ものの出来だと思います。

「この曲はこんなにも美しい曲だったのか!」

という感じです。

Royal Philharmonic Orchestraは、既に、ラッシュだけで1枚のアルバムを制作していますが、
出来たら、EL&Pの曲だけで1枚のアルバムを制作して欲しくなりますが、
実現は難しいでしょうね。

ムーディー・ブルースの「サテンの夜 Nights In White Satin」は、
ヒット曲という事もあって、前に取り上げた3枚組にも収録されていましたが、
そのヴァージョンとは異なるヴァージョンになっています。 

個々の曲のアレンジに関しては、好みの問題もあると思いますが、
練られて制作された感じは伝わってきますし、
へビーローテーションするよりも、思い出した頃に聴くのにちょうど良いかも知れません。

カメラを自宅に忘れたので、プラケースの裏等は、後日、アップしておきます。

以上。

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