EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師 DVD

2017-05-31 15:26:56 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師 DVD



映画監督ダリオ・アルジェントの仕事を、
本人や関係者のインタビューを交えながら制作した、
ドキュメンタリーです。

パッケージの記載を見ると、
制作国は英国のようで、
聞こえてくる言葉も英語になっており、
テレビ向けに制作された感じもあります。
それに字幕を付けたものが国内盤ですね。


パッケージ裏の一部

キース・エマーソンも、
インタビューを受けており、
ほんのわずかな時間ですが、
画面に登場します。

髪の毛を短くしていた頃のキースですね。

その頃のキースは、
写真だけだと、
野暮ったく見えるのですが、
動画で見るとやはりカッコよい事がわかります。

このドキュメント企画のストーリーの中では、
インフェルノの音楽担当に白羽の矢が立ったのが、
「あのスーパースター キース・エマーソン」
という事で、キースが登場します。

英国では2001年に放映されるか、
リリースされるかしたようですが、
制作年の割には、キースは良い扱いを受けている感じですね。

インタビューの内容は、
インフェルノの音楽の背景を知る上で、
興味深いものになっています。

私がこのドキュメンタリーを知ったのは、
リリースされてから何年かしてからだったと思います。

「ガメラ2」以降、しばらく購入していた、
特撮専門誌「宇宙船」を何気なくパラパラと読み返していたら、
後半部に、なぜか、ホラーのジャンルも少しだけ紹介されており、
(ホラーに関しても少しだけ紹介するコーナーがいつもあったのかも知れませんが)
このDVDの紹介の中にキース・エマーソンの文字も登場していたので、
ちょっと驚いたのを覚えています。

その時はそれで終わっていたのですが、
ネットをやるようになってから思い出しまして、
中古品を購入する事ができました。

ホラー関連の商品は、
とてもマニアックなものですし、
中古品も少なく、なかなか安くならないので、
千円以下での入手は難しかったですね。

しかも、入手してから鑑賞するまで、
2年ぐらいを要したと思います。

以上。

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ナイスの思想 CD 英チャーリー盤

2017-05-29 09:21:37 | Keith Emerson THE NICE関連
ナイスの思想 CD 英チャーリー盤

英国におけるザ・ナイスのアルバムの発売権については、
詳しく追及してみようと思った事はないのですが、
マンティコアヴォルツの国内盤に掲載されていた、
キースのインタビューを読むと、
当時、EL&Pの発売権利を所持していた英キャッスルと、
英チャーリーが、発売の権利をめぐって折衝していたような事が書かれていました。

当時、英国においては、この2つのレーベルから、
ナイスの音源がそれぞれに発売されていたのかもしれません。

どちらの会社もそれぞれの経緯で、
ナイスのアルバムの発売の権利を手に入れていたのでしょうが、
どちらかで一つにまとめようという事だったようです。

2,000年代の半ば頃に、
英キャッスルからザ・ナイスのCDが発売されていたので、
最終的には英キャッスルが発売権を持つにいたったと考えられます。

このCDは、チャーリーが取り扱いをしていた時のものですね。

チャーリーというと、
レコードにおいてはレーベル面に特徴がありましたが、
CDに関してもジャケットデザインの簡素化をしていたように思います。

このブログでは、
頻繁に取りあげているアルバム、
邦題「レディース&ジェントルメン」の「welcome back my friends~」のように、
通常に使用されている字体に関して、
オリジナルは銀色だが、
CD化によって、白色になるケースを述べたりしていますが、
文字自体が小さいという事もあり、
白色であっても、あまり違和感はありませんでした。



一方、
この「 THE THIUGHT OF EMERLIST DAVJACK」に関しては、
通常の字体とは異なり、タイトル用に大きくデザインされており、
オリジナルデザインでは、4色で仕上げているものを、
1色でまとめてしまっています。

簡素化は、チャーリーレーベルの特徴の一つと見る事ができますね。

以上。

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GOMA WORKS

2017-05-26 13:54:22 | EL&Pに影響を受けていると思われる創作家達
GOMA WORKS


紙ジャケット

私が「GOMA WORKS」の存在を知ったのは、
キースが他界する前の年だったと思います。

ディスクユニオンのサイトで、たまたま見つけまして、
特典もつけていたのですが、
ちょうどEL&P関連の品物で出費が激しい時期だったので、
即、カートに入れるのは見合わせたのでした。

それでも、キースの他界前には、
何とか、新品を入手する事になりました。

この「GOMA WORKS」を手掛けたのは、

「パウロ鈴木。& GOMAWORLD with 難波弘之」

というユニットです。

失礼ながらパウロさんの名前は全く存じ上げていなかったのですが、
CDの購入にあたり、いろいろと調べてみた時に、
知る人ぞ知るEL&Pマニアである事が解りました。

私みたいにパウロさんの存在を知らなかった人でも、
キースの一周忌に合わせるように3月に出版された、
シンコーミュージックのムック本で、
その存在と、このユニットのCDを知る事になったと思います。

ムック本での、
パウロさんと難波さんの対談は、
EL&P愛に溢れたものです。

CDの特徴ですが、
以前取り上げた、
吉松隆氏のサントラの帯にも、キースの言葉が添えられていましたが、
この帯にも添えられています。
試聴していない音楽CDを入手する事は、
薄給会社員にとって、
かなりの冒険と言えますが、
難波さんが参加しているのに加えて、
こんな感じでキースの言葉が添えられていると、
購入を躊躇していられなくなりますね。


帯の下部のマークもいいよね

音の方は、
通販サイトのレビュー等を参考にされると良いかと思います。

以上。

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ストレイ・ドッグ 米 プロモ盤

2017-05-24 13:05:12 | マンティコアレーベル
ストレイ・ドッグ 米 プロモ盤



ストレイ・ドッグ(Stray Dog)に関しては、
英国アナログ盤を取り上げていたと思いますが、
本日取り上げるのは、ファーストアルバムの、
米国でのプロモ盤ですね。

プロモ盤は英米でも白色レーベルを用いている場合がありますが、
これに関しては、
市販盤との違いはないと思われます。


レーベル面


ジャケットにDJプロモ盤のシールが貼られています


なぜか、インナースリーヴはアトランティックのものが付属
オリジナルのインナーではないと思われます



紹介ペーパー(下)と、
プロモ用の写真(上)


国内盤CDについていた解説によると、
マンティコアレーベルには、
英国の担当と米国の担当がおり、
それぞれアーティストの発掘を行っていたとの事。

リリースの決定に関しては、
英米問わず、グレッグが関与していたようですね。

以上。

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FMレコパル 1994年3月号

2017-05-22 17:04:18 | FM誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
FMレコパル 1994年3月号



これまで取り上げているFM誌に関しては、
EL&Pを取り上げている事を後から知って、
中古雑誌を求めている場合もあります。

本日取り上げるFMレコパル誌は、
たまたま書店で手に取る機会があって、
キースのインタビュー記事が目に入ったので、
さっさとレジに向かって購入したものの1つです。

リターン・オブ・ザ・マンティコアのプロモーションと、
その他の所用を兼ねて来日していたキースへのインタビューが掲載されていますね。


目次の一部

インタビュー記事は、
カラー頁1枚にまとめられており、
キースの全身が写っております。

この時ぐらいから、
キースの写真は、
あまりかっこよく写っていないケースも出てきたように思います。

使用されている全身の写真も、
何だか、ヘアスタイルのためか、
顔がやたら大きく見えるものですね。
私のあまり気に入っていないヘアスタイルの時でした。

インタビューの内容は、
ほぼ、通常通りで、
70年代はとにかく演奏したい音楽を作ったら、
リスナーが付いてきてくれたというようなものですが、

ロックを長く続ける秘訣を尋ねられた時に、

「ロックは体力」と答えていて、
「ロンドンマラソンに参加している」との事。

ロンドンマラソンは、
ウィキの説明によると、42.195kmを走るようです。

キースのタイムは「3時間そこそこ」との事。

但し、キースが言うには、3時間そこそこも、
「20年代だったら優勝タイム」との事で、
過去の優勝タイムを意識しながら取り組んでいたような受け答えになっています。

「イン・ザ・ホット・シート」のレコーディングも、
まだ始まっていない頃だと思うので、
プレイに支障をきたすような腕の症状が出てくる前のコメントです。

他には、
70年代のロックの特集もあるわけですが、
「70年代ロックのおすすめCDベスト34」の中に「タルカス」がありました。

このようなベスト何とかの企画を目にすると、

「クリムゾン・キングの宮殿」とか、
「狂気」とかが掲載されているかを心配する人っていないと思いますが、

「EL&Pのアルバムは、載っているか、載っていないのか?」

と、思いながら頁をめくる習性があるのは、
私だけではないと思います。

以上。

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Atomic rooster Friday the thirteenth フランス盤

2017-05-19 10:38:05 | Carl Palmer関連
Atomic rooster
Friday the thirteenth
シングルレコード フランス盤


アトミックルースターのシングルレコードのリイシューボックスを取り上げた事があります。

その時にボックスの裏側に載っていたカールの写真があるジャケットを、
拡大してみたのですが、
こちらの方は、リリース当時の品物になります。


ジャケット

ジャケットの上部の隅が欠損していていたので、
ジャンク品扱いになっており、
とても安かったので、求めてみました。
経年劣化というより、
劣悪な取扱による欠損という感じですね。

ひょっとしたら、
ネズミに食べられたかも知れないという事も、
充分に考えられます。

フランス盤のEL&Pのシングルレコードを幾つか取り上げていますが、
ジャケットの横から取り出すスリーヴタイプでした。

このジャケットも同様ですね。

ジャケットはEL&Pのシングルレコードのジャケットほど、
厚くはなくて、ペラ紙よりやや厚い感じです。


裏側
いろいろなレーベル
どのように扱うとこれだけ汚くなるのか不思議でもある



レーベル面

ごくごく最近まで私は全く知らなかったのですが、
この「13日の金曜日」のシングルレコード国内盤が、
東芝よりリリースされていたようです。

オークションで見かけたのですが、
かなりの高値がつきましたね。

当時はアルバムがリリースされているバンドは、
売れ筋の如何を問わず、
英国に倣ってシングルレコードもリリースするようになっていたのかも知れないです。

以上。
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BRAIN SALAD SURGERY Deluxe Edition 2008

2017-05-17 14:19:39 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY
Deluxe Edition 2008




4面開き
1.ジャケット表の裏側にキースの写真
2.DISC ONEセット部にグレッグの写真
3.DISC TWOセット部にカールの写真
4.エルサレムシングルジャケットの絵柄の部分に、DISC THREEを挿入する



ブックレット(ジャケットと同じデザインの表紙)と、
エルサレムシングルジャケット絵柄の裏側


このシリーズは、昨年の4月に、
「Welcome Back My Friends to the Show That Never Ends Ladies and Gentlemen」
を取り上げています。

この時の発売当時の目玉というのは、

1.悪の教典第三印象のヴォーカル抜きヴァージョンが入っている。

2.EL&Pとしては初めてのSACDが製作された。

主にこの2点であったように思います。

また、CDとしては、
初めて「BRAIN SALAD SURGERY」が、
2枚組以上になったという画期的な出来事とも言えました。

2014年に、このブログでもジャケットの仕様等をしつこく記している、
『Brain Salad Surgery - Super Deluxe Edition』(6枚組)が、
発売されていますが、
これにはSACDは含まれていないようなので、
現時点におけるEL&PのSACDは、
2008年の「BRAIN SALAD SURGERY Deluxe Edition」のみという事になると思われます。

CDとSACDの音の違いについては、私の所持しているプレイヤーでは、
よく解りませんが、
通販サイトのレビュー等を読むと、
理解できる人が読んだら解ると思われる記述があるので、
そちらを読まれると良いと思います。

以上。

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空耳アワー辞典 for 14 years

2017-05-15 16:31:23 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
空耳アワー辞典 for 14 years
2005年 229頁




発刊は「空耳アワー研究所」となっていますが、
空耳アワーマニアによるミニコミ誌です。

「空耳アワー」に関してご存知のない方は、
検索をしてみてくださいませ。

というのは、
私自身が2009年の1月ぐらいに、
mixi内のEL&Pファンから教えていただいて、
初めてその存在(番組のコーナー)を知ったからです。

ウィキを見てみてみると、
概略を簡単にまとめる事ができないほどの、
かなりマニアックな記述があります。

大雑把にいうと、
海外のアーティストのヴォーカル曲の特定の箇所が、
思わず笑えるような日本語の文章や文節等に聞こえてしまうといったものです。
それを「タモリ倶楽部」の番組のコーナーで紹介しているわけです。

この空耳アワー辞典には、
番組で取り上げられたそれらの曲が集大成されていて、
年を重ねるごとに改訂版が出ており、
現時点で、「23years」まで刊行されているようです。

アーティストごとに整理されており、
対象曲が収録されているCDの番号、
他国語の歌詞が日本語でどのように聞こえたか、
その該当歌詞の開始時間、
などが解るようになっていますね。

この「for 14 years辞典」の中では、
EL&Pは3曲ほど収録されていました。

私が、知人から教えていただいたのは、
「用心棒ベニー」ですが、
この曲の一部の歌詞を日本語に置き換えた人の耳は、
本当に凄いなあと思ってしまいますね。

知らなかった方は、
「空耳 用心棒ベニー」で検索するとヒットします。

以上。

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アトランティック・イヤーズ 長袖シャツ

2017-05-12 15:31:30 | コンサート会場での販売商品Emerson,Lake&Palmer
アトランティック・イヤーズ 長袖シャツ


厚みはTシャツと同じぐらい
USA製


EL&P関連のTシャツや長袖シャツが、
いくつか制作されていますが、
これは中古で入手した長袖シャツです。

「アトランティック・イヤーズ」は、
レコード会社が変わる時期のベストアルバムだったという事や、
それ以後、「リターン・オブ・ザ・マンティコア」がリリースされた事も手伝って、
EL&Pのオフィシャルなベストアルバム史の中で、
その存在が埋もれているかも知れません。

そのためか、
「アトランティク・イヤーズ」のジャケットデザインを取り込んだ衣類って、
見た記憶がなかったのですが、
ひょっとしたら、90年代の2度目の来日時に、
コンサート会場で売られていたかも知れません。
この裏側を見るとそんな感じがします。



この「アトランティック・イヤーズ」は、
アナログ盤が存在しないようです。

リリース時には、CDにどれだけ楽曲を詰めこむかが、
主眼だったと思われますし、
アナログ盤にするとした場合、
CDに収録した曲すべてを、
2枚組には収録できないという事も考えられます。

こうしてシャツを見てみると、
同じ色調の濃淡で描かれているので、
遠目に見ると、一体、何のデザインかは、
熱心なEL&Pファン以外は解らないという事はありますね。


デザイン向かって左側の緑色の葉(?)のあたりの下部は、
プラケースCDのジャケットの表ではカットされています


アナログジャケットにすると、
CDとはまた違った印象が出てくる感じがするデザインだと思います。

以上。

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グアムのホテルにて

2017-05-10 10:36:48 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
グアムのホテルにて

1986年の夏頃の事です。

就職先の会社では、営業目標をクリアするために、
売上成績と利益が絡んだ特典付きのイベントを企画しました。

当時、関東圏内には30店ほどの店舗があったのですが、
およそ2ヶ月の期間に限定して、
売上成績と利益率などで、
それぞれの店舗に順位付けをします。

そのランキングのトップと第2位までが、
イベントの特典を勝ち取る事ができるわけです。

特典とは、
その店舗に配属されている全ての従業員が、
グアム旅行に行けるというものでした。
ちなみに1つの店舗には、パートさんを含めて、
5名から6名が配属されていましたが、
このイベントの特典に関しては、
店舗スタッフという事で、
社員とパートさんの垣根はありませんでした。

私が配属されたところの店長は、
このイベントの特典の獲得に執念を燃やし、
見事栄冠を勝ち取る事が出来たのでした。

今にして思えば、就職して1年も経っていないのに、
海外旅行という恩恵に預かる事ができたわけでして、
私はとても運が良かったと言えます。

この時にグアムのスーパーで購入したカセットテープの話はしましたが、
もう一つの出来事も忘れられないものですね。

ホテルに着いてから、
会社の先輩がテレビのスイッチを入れたのですが、
何分もしないうちに、
アメフトの映像が流れまして、
その時に、

「Welcome back my friends to the show that never ends~」

のグレッグの声とメロディーが流れて来たのを覚えています。

何かイベントのCMだったのかも知れません。

先輩は音楽好きで、邦楽には詳しかったのですが、
EL&Pに関しては、バンドの名前ぐらいは知っていても、
アルバム名も曲名も知らない方でしたね。

異国の地でEL&Pの音楽に遭遇するという、
希なる感激を分かち合う事はできませんでした。

これはたまたま海外での出来事でしたが、
日本にいても、何かの折りに、
不意にEL&Pの音楽が流れてきたりすると、
驚きと共に嬉しくなるのは私だけではないと思います。

以上。

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20世紀ポップ・ロック大全集 パンク&レゲエ・ムーブメント 1998年

2017-05-08 10:24:05 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
20世紀ポップ・ロック大全集
パンク&レゲエ・ムーブメント 1998年




英BBCが、
ロックにおける様々なムーブメントが誕生した背景を、
楽曲にとどまらず、
当時のミュージシャンへのインタビューを加えながら、
ドキュメンタリー番組を制作したようです。

日本では数回に渡ってNHKで放映されたらしく、
それを商品化したものの1本です。

DVDBOX化もされているようですが、
レビュー等を読むと、全てが収録されていない等の問題点もあるようですね。

この「パンク&レゲエ・ムーブメント」においては、
「パンク」が出てきた背景として、
プログレッシヴロックが挙げられており、
パンクミュージシャンへのインタビューなどから、

「プロレッシヴロックというのは誰にでも演奏できる音楽ではなくて、
一部の人達の愛好するものなので、誰もが演奏できる身近な音楽として、
パンクが始まっていった。」

みたいな感じでまとめられています。

番組の進行上、
プログレ系のミュージシャンを映像の中に少しだけでも登場させる事が解りやすいと踏んだのか、
最初の映像として、
マントを羽織って演奏するリックがほんの少しだけ登場し、
庶民のファンファーレプロモ映像のキースとグレッグも登場します。
時間的にはリックよりはやや長い感じです。

番組の中では、
プログレの衰退という言い方はしていませんが、
冒頭の作りはそのような印象を受けるようになっています。

但し、80年代に入ってからもアルバムのヒットを飛ばしたプログレ系のバンドも存在するので、
説明時にEL&Pの映像を流すのが、
最も無難であると考えたのでしょう。

キースとグレッグは30秒も映っていないのですが、
このように記載されると、
「庶民のファンファーレ」の演奏がまるごと収録されているような印象を受けますね。



このシリーズ全体の中では、
プログレッシヴロックは蚊帳の外に置かれていているようですが、
ドキュメンタリー番組としては、
かなり面白い作りになっていると思いました。

以上。

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PledgeMusicのテストプレスの在庫数がなかなか減らない

2017-05-02 10:11:17 | Emerson,Lake&Palmer関連
PledgeMusicのテストプレスの在庫数が
なかなか減らない


邦題

「ELP四部作」
「作品第二番」
「ラヴ・ビーチ」

のアナログ盤のテストプレスが、
正規の市販盤と抱き合わせのセットで予約受付をしています。

テストプレスは限定20セットなので、
世界的にみたら微々たる数です。

これまでの6タイトルも、
それぞれテストプレスと抱き合わせのセットが、
限定20セットで発売されていましたが、
いずれも、私がサイトを覗いた時には、
すでに売り切れておりました。

一方、この3タイトルは、
現時点において、まだ2桁の在庫が残っております。

テストプレスとは言っても、
コティリオンやアイランドやアトランティックやマンティコア時代のテストプレスではないので、
骨董価値もほとんどないでしょうから、
EL&Pマニアであっても触手が伸びないのは当然とも言えますが。

それでも、
先行6タイトルに関しては、
ほぼ、抱き合わせのセットを発売して間もなく完売したようなので、
「ELP四部作」「作品第二番」「ラヴ・ビーチ」の3タイトルが、
EL&Pマニアにとっても、
購入を躊躇する品物である事を物語っているように思います。

私はこのシリーズのテストプレスを入手した事がないので、
これまで取り上げたEL&P関連のアナログプロモ盤のように、
一応、ジャケットも附属しているのかどうかは解りかねますが、
もし、テストプレス盤だけで、ジャケットが附属していないとなると、
独自の保管方法を考える必要が生じてしまいますよね。
(もし、ジャケットに挿入していなくても、厚手のペーパースリーヴぐらいは付いてくると思いますが)

ざっと計算してみたところ、
テストプレス盤は、
市販盤のおよそ4倍の価格設定をしています。
4倍の価格設定でジャケットも附属しないという事も考えにくいですが、
EL&Pに関しては予想外の事も多いので、
見てみない事には何とも言えません。

以上。

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2CD Prog Rock & Beyond

2017-05-01 15:15:55 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
2CD Prog Rock & Beyond


ジャケット


ジャケット下部拡大
EL&Pの名前も記載


オムニバスCDを買う一般的動機というのは、
「懐かしさにちょっと浸ってみる」という事もあるかと思います。

ミュージシャンの熱心なファンであれば、
アナログ時代のアルバムのCDを再度購入すれば良いわけですが、
アルバムCDを買うほどでもないという場合、
安価なオムニバスCDにヒット曲が入っていたら、
ついつい手が出てしまうという感じなのかも知れません。

そう考えると、ヒット曲を収録する事が、
もっとも売上につながる事は確かですし、
あまり知られていない曲が入っていては、
購入者も懐かしさに浸る事ができないわけです。

EL&Pの場合、
オムニバスCDに収録されるの曲というのは、
「ラッキー・マン」を始めとして、
他に数曲ぐらいありますが、
そのほとんどが、シングルカットされている曲ですね。

一般的に知られている曲を収録するケースがほとんどのようです。

但し、本日取り上げた、
この2枚組オムニバスCDに収録されている曲は、
何と、「BRAIN SALAD SURGERY」!

意外ともいえる選択です。

制作年が2017年のようなので、
EL&Pの楽曲を収録するオムニバスCDにおいても、
キースとグレッグの他界後に新たな局面を見る感じですね。

デジパック仕様の3面開きの表側が、
4頁の薄いブックレットを差し込むようになっています。

ブックレッドの収録曲の説明を見てみると、
どうやら、現時点において、
BMGで揃えられるプログレっぽいミュージシャンを集めたようです。

知らないバンドがあったとしても、
プログレっぽい音作りというのはあるわけですが、
このCDを聴いている感じでは、
そうではない曲をかなり収録している印象を受けますね。

EL&Pの曲の中でも、
人気曲がどうかもアヤシイ「BRAIN SALAD SURGERY」ですが、
このオムニバスCDに収録された楽曲の流れで聴いていると、
明らかに普通のロックではない曲作りが際立っている感じがします。

以上。

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