EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Live at Birmingham Symphony Hall , UK 27th November 1992

2020-10-31 17:17:21 | 「FANFARE 1970-1997」関連事項
Live at Birmingham Symphony Hall ,
 UK 27th November 1992

紙製のジャケットから、
車内に積んであるCDケースに移し替えて聴いていたので、
すぐにジャケットが出てきません。
盤面のみの写真になります。



昨夜、時間が無かったので。

「FANFARE BOX」への不満については、
いくつか綴っていますし、
初期のアルバムのCDの盤面に関しては、
アイランドレーベルのピンク色にするとかした方が良いみたいな事も、
書いた記憶がありますが、
改めてこのCD盤面を見て、
もう少しどうにかならないものかと思いました。

ボックスに収納されている全てのCDは、
この薄い黄色をベースにして、
茶色の文字やマークで統一されているので、
創意工夫感が微塵も感じられないわけです。

ジャケットも簡素化されていますけど、
CD盤面に関しては実に簡素。

未発表ライヴのCDの盤面だけでも、
色を変えても良いじゃないですか。

それはそれとして、
このCD盤は、
未発表音源ライヴですし、
96年頃のライヴよりは、
躍動感が感じられます。

当日の音源のブートが、
同じタイトルで、
出回っているようなのですが、
収録曲目がほぼ同じなので、
ひょっとしたら、
ブート音源を元に制作しているものかも知れません。

収録曲。

1. Knife Edge
2. Paper Blood
3. Close To Home
4. Creole Dance
5. From the Beginning
6. Pictures at and Exhibition
7. Fanfare for the Common Man / America / Rondo

90年以降に国内で発売された、
公式ライヴCD3タイトルである、

「ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール」
「ゼン・アンド・ナウ」
「ライヴ・イン・ポーランド」

等には収録されていない、
「Close To Home」が収録されています。

(マンティコアヴォルツは精査していないので除く)

この曲に関しては、
とても新鮮な感じがして、
楽しめました。

「Fanfare for the Common Man」のキーボードソロでは、
EL&パウエル時代の不完全燃焼感の名残とも言える、
「Touch and go」のメロディーを弾いたりしています。

この曲は「リターン・オブ・ザ・マンティコア」で、
EL&Pヴァージョンが出来上がったので、
キースがこのメロディーを演奏したかったのかも知れません。
その後のコンサートの定番曲になりました。

以上。

EL&Pを愛し続けて参りましょう。

DON'T CRY シングルレコード UK盤

2020-10-29 13:06:41 | Carl Palmer関連
DON'T CRY シングルレコード UK盤

「DON'T CRY」関連は、英・蘭の12インチ盤や、
EL&Pファンの学友から頂戴した、
ハワイみやげの米国盤を取り上げていたと思います。

ちなみに、「DON'T CRY」シングルレコード米国盤の方は、
カールのカテゴリーではなく、
「EL&Pファンの友人・知人から頂戴したもの」
のカテゴリーに入れてあります。

このスリーヴジャケットのデザインは、
アルバム「アルファ」のジャケットデザインの一部を切り取ったモノで、
リリースした国々では、
ほぼ、このデザインを元にスリーヴジャケットを制作しているようです。



黄色の「75P」のステッカーは、
価格ではないようですが、
このような余分なものが貼られてしまっているのも、
中古レコードの味わいともいえます




裏側

このブログで飽きるほど指摘している通り、
ベースになるデザインに、微妙な変化や付け足しをして、
リリース国独自の特徴を出しているようで、
それを見るのもちょっとしたお楽しみではありますね。

英国では、「12インチ盤」「7インチ盤」ともに、
ほぼ、同じジャケットデザインになっています。

英国盤は、米国のシングルレコードとは異なり、
アルバム未収録曲「Daylight」を、
B面に収録していないのも特徴ですね。



レーベルB面

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ハンソンの曲が入った1974年3月臨発・4月新譜試総合聴盤

2020-10-26 16:31:41 | マンティコアレーベル
ハンソンの曲が入った
1974年3月臨発・4月新譜総合試聴盤

マンティコアレーベルの「ハンソン」のデビューアルバム国内盤は、
かなり前に取り上げていましたが、
こちらは、アルバムに収録された邦題「愛はすべてを語る」が、
収録されたワーナーパイオニアさんの試聴盤になります。

たまたま、安くでていたので、
入手してみたわけです。


SIDE 2

このタイプの試聴盤は、
確か、EL&Pの楽曲が収録されていたものを、
1枚ぐらい取り上げていたように思います。

その時の品物はカンパニースリーヴに入っていたのですが、
この品物を入手した時は、
カンパニースリーヴには入っていませんでした。

ディスクユニオンさんとかで扱っている、
アナログ12インチ盤を入れると、
中央に丸い穴が空いて、
レーベル面だけが見えるようになっている、
黒色のペーパースリーヴに入っていました。

もともと、
レコード店等に出荷されていたプロモ盤と思われますので、
最初のスリーヴはぞんざいに扱われて消失したのでしょう。

この試聴盤は、
ワーナーさんのキャンペーン等の企画に伴った試聴盤ではなく、
普通に月々にリリースされるアルバムの中から楽曲を選び、
加えて、既に発売済みのアルバムから、
シングルカットされて発売されるもの等を収録したりしているようです。



SIDE 1

アルバムリリース年月を調べてみたのですが、
「紫の炎」も「炎のロックンロール」も、
シングルカットされるという事で、
この試聴盤に収録されている感じですね。

「ハンソン」のアルバムは、
2枚ほど制作されたようですが、
日本で発売されたのは、
デビュー盤だけだったようです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ストレンジ・デイズ 2006年7月号

2020-10-23 20:36:24 | プログレ系専門誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ストレンジ・デイズ 2006年7月号



今日は、出社してから夕方まで、
社内におりませんでしたので、
更新できるとしても夕方以降だと思っていたのですが、
帰社そうそう複数の社用が勃発したので、
結局、今頃の更新となりました。

昨夜、本日、取り上げようと決めた雑誌を一冊積んで来て、
昼休みにザッと目を通したのですが、
その内容をレポートするには、
いささか時間がかかりそうなので、

会社で使用している鞄に、
数年間、詰めこんだままにしている、
タイトルの雑誌を取り上げる事にしました。

詰めこんだままの状態なので、
今日みたいに、
年に1度の交通安全の講習のある日の休み時間と、
銀行に書類を提出して、
呼び出されるまで待っている時間に、
この鞄を持って行く時だけ、
頁をめくっているので、
ほぼ、年に2回ほど、
目を通していることになります。

本号には、ライヴ2枚組DVDを国内で発売した頃の、
グレッグ・レイクへのインタビューが掲載されています。

このインタビューは、
グレッグが早朝、二匹の犬を散歩に連れ出すのが、
日課となっているようで、
インタビューはそれに合わせて早朝に行われたようです。

DVDに収録されたバンドのメンバーとのご縁について語るところで、
グレッグがドイツの音楽大学でセミナーを行っている時に、
初めてギタリストとプレイした事を語っていますね。

ドイツの音楽大学で、
どのくらいの期間、どんな事を教えていたのかは、
解るすべもないのですが、
言い方が相応しいかは別として、
異国で教鞭を執っていたわけです。

グレッグは、「ソング・オブ・ア・ライフタイム」で、
フランスで、他者が歌った「セ・ラ・ヴィー」がナンバー1になった事を話材にしていましたが、
晩年はイタリアのニコリーニ音楽学院で称号を授与されたりしているので、
ヨーロッパの国々での評価というのはあるのでしょう。

2006年の時点でのグレッグは、

「EL&Pはもう終わりだよ」

と言っていますね。

その後、キース&グレッグのコンサートや、
ハイヴォルテージフェスティバルで、
メンバーは、一緒にやる事にはなりましたが、
それは、長いことEL&Pが好きだったファンへのサービスのようなモノで、
EL&Pは、ファンの期待とは裏腹に、
バンド活動としては、
本当に終焉していたのでしょうね。

本号は、グレッグ以外のインタビューや特集でも、
興味深い内容も掲載されていますので、
再度、取り上げてみたいと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

70’s スーパー・ロック・ヒッツ

2020-10-21 17:03:22 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
70’s スーパー・ロック・ヒッツ



2003年にビクターエンタテイメントさんからリリースされた、
オムニバスCDです。

リリースの時点において、
ビクターエンタテイメントさんが、
発売権を所持していたロックのアルバムから、
シングルヒットした曲や、
比較的著名な曲を選んで収録したものと思います。

未開封品。

ペーパースリーヴに、
プラケースが入っている仕様ですね。

厚めのブックレットが入っている様です。


帯はなくてこのシールが貼ってあります

価格は税抜き¥2,400-となっていますが、
いくらEL&Pの曲が入っているとはいえ、
リリース時にこのCDの存在を知っていても、
私が定価で購入する事は無かったと思います。

例外として、
EL&Pのメンバーの写真が、
スリーヴのど真ん中に大きく載っていれば、
定価でも購入した事は確実でしょう。


スリーヴ裏側

4曲目に「ナットロッカー」が収録。

5曲目にゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。

6曲目にプロコル・ハルムの「青い影」。

いずれも、ロックの名曲ですが、
5曲目はグレッグが80年代にライヴで歌った曲であり、
6曲目はキースが参加しているライヴアルバム、
「ボーイズ・クラブ ライヴ・フロム・カリフォルニア」で、
グレン・ヒューズがヴォーカリストとしての凄まじさを、
遺憾なく発揮した曲でもあります。

実は、この中で久々に聴きたいのは、
洋楽を聴き始めて、数ヶ月の頃、
ラジオから録音して聴いていた、
スウィートの「フォックス・オン・ザ・ラン」だったりします。

これまで、このブログで取り上げてきた無数のオムニバスアルバムには、
収録されていませんから。

スウィートは、
クラスメイトが国内盤のアルバム「甘い誘惑」を持っていたので、
何度か借りた覚えがありますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

No.1721

BRAIN SALAD SURGERY CMTCD433  2002年盤にまつわる話

2020-10-19 18:38:54 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY 
 CMTCD433  2002年盤にまつわる話

このヴァージョンの紙ジャケットCDは、
話材として取り上げましたが、
タイトルとしては取り上げていなかったと思います。

実は、
このCDを2枚所持しているのですが、
2枚目のCDの購入に関しては、
別のヴァージョンを購入したにもかかわらず、
「CMTCD433 2002年盤」が送付されてきたというわけです。

EL&PのCDに限った事ではないと思いますが、
ヴァージョンごとに買い揃えているファンにとっては、
そのヴァージョンが入手できなければ、
発注した意味がありません。

ただ、売る側もいろいろなところがあるので、

「タイトルが間違っていなければ、何の問題もない。」

と捉えているところもありますね。

このCDは、
確か、amazonのマーケットプレイスで、
海外から求めたものだと記憶していますが、
発注したモノではなかったとはいえ、
1枚目のCDとは異なる、
想定外に良い出来事に遭遇する事になりました。

どこが良いのかという事ですが、
アナログ盤に付いていた歌詞付きの折りたたみ式ポスターが、
ミニサイズで再現されており、
再度、載せてみます。



この1枚だけだと、
このヴァージョンの全てに関して、
折りたたみ式ポスターの印刷の失敗が、
反映されているのかも知れないという事も、
考えられました。

想定外に我が家にやってきた2枚目のCDに入っていた、
折りたたみ式ポスターの写真



これを手にした事により、
このヴァージョンの折りたたみ式ポスターが、
全て失敗ではない事が解りました。

私が入手した1枚目のCDに付いていたポスターのように、
印刷が失敗している再現ポスターが入っていた方も、
いるかも知れません。

ミニサイズのポスターに関心の無い方は別として、
きちんとした画像のポスターを手にしたかった方には、
お気の毒な事です。

キースの顔の部分でなければ、
細かい事をいう必要もないでしょうけど。



上のリンク先にも書いておりますが、
上下分離仕様です

最後に、
別室で取り上げた事のある、
ロックバンド「赤い公園」のギタリストである、
津野米咲さんが、昨日、ご他界されました。

来月リリース予定の、
両A面シングル「オレンジ / pray」に関しては、
先々週、「pray」を津野さんのラジオ番組で初めて聴きまして、
その際に、個人的にとても感じるところがあったので、
珍しく新譜CDを買う決心をしていました。

ご冥福をお祈りいたします。

かなりショックですが、
ここでボーッとするわけにもいかず、
本日、アップ予定の記事を
何とかまとめました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

作品第二番 アナログ 見本盤

2020-10-16 17:55:38 | 「作品第二番/WORKS volume2」
作品第二番 アナログ 見本盤



ジャケット
白ジャケットのシミは、
目立ちすぎますわ

これを書くにあたって、
EL&Pのアルバムの国内アナログ見本盤を、
いくつ取り上げているのか、
ザッと見たのですが、
2017年の9月に取り上げた、
「トリロジー」だけだったようです。

シングルレコードの見本盤は、
いくつか取り上げていますけどね。

ジャケットには、
見本盤のシールが貼られています。



楕円形の白色のシールが、
ジャケット向かって右側上部に貼られていますが、
アナログ盤時代の比較的後期における、
ワーナーさんの見本盤の特徴のようです。

レーベル面に関しては、
「青色」の場合と「白色」の場合があるみたいです。
「トリロジー」は、「青色」でしたが、
この作品第二番は、「白色」。

もともと、「ELP四部作」と「作品第二番」の通常盤のレーベル面の色は、
「白色」で、
一般的なアトランティックレコードのレーベルの配色にはなっていませんでした。

そのため、
レーベル面の「見本盤」の文字の有無によって、
通常盤かどうかを確認できる事になります。



EL&Pの見本盤のレーベル面が「白色」になったのは、
「恐怖の頭脳改革」からのようです。

これはEL&Pに限った事ではなく、
その時期ぐらいから、
ワーナーパイオニアさんの、
見本盤のレーベル面が総じて「白色」になったと思われます。

この見本盤のジャケットの裏側には、
特に「見本盤ナンバーのシール」は貼られていませんが、
ワーナーパイオニアさんのアルバム見本盤に、
そのようなシールが貼られていたかどうかは、
まだ、よく解っていません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ザ・シェイムのシングルレコード 海外プロモ盤

2020-10-14 13:32:40 | Greg Lake関連
ザ・シェイムのシングルレコード 海外プロモ盤

グレッグ・レイクがザ・シェイムというバンドに参加していたことは、
ファンの間ではよく知られている事だと思います。

その時にシングルレコードを1枚リリースしていたようなのですが、
日本でもシングルレコードがリリースされていたようです。

知人が教えてくれたので、その時に国内盤のジャケットを見た記憶もありますね。

今、ちょっと検索してみたら、
ヤフオクの1年ぐらい前の入札データにヒットしまして、
¥24,000-で落札されていました。
ジャケット写真もあります。

出品物を見た記憶がないので、
見落としていたか、スッカリ忘れていたかの、
どちらかだと思います。

この品物、
私にとっては、
アトミック・ルースターのデビューシングルレコードの国内盤と同等ぐらいの
珍しさですね。

当時のレコード会社が、
先行き不明の海外の新バンドのレコードを、
サクサクとリリースしていたという事もないかと思いますが、
結果として商品化されていたわけです。

このブログではかなり前に、
ザ・シェイムのその音が入ったオムニバスCDを取り上げた事がありますが、
幸い、1年か2年ぐらい前に、
そのシングルレコードのプロモ盤を入手する事ができました。


うーん。
これはレーベル面が剥がれたのか、
テープで止めていますね。
ジャンク品になるか。

このレーベル面は検索するとヒットするので、
あまり珍しいモノでもないと思いますが、
だからと言ってプロモ盤以外のモノが容易に入手可能かというと、
そうでもない感じもあります。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

僕たちの洋楽ヒット DELUXE 1983-1984 その2

2020-10-12 13:29:47 | Keith Emerson邦画音楽担当関連
僕たちの洋楽ヒット DELUXE 1983-1984 その2


CD盤面

ネットをやるようになってから、
検索機能を使用していろいろと調べたりするわけですが、
決して悪気はなくても、
書かれている事に間違いがあったりする事もあるわけです。

自分自身、
ずっと信じていた情報が、
くつがえされる事もありましたし、
特に音楽に関する品物は、
実際にCDを見て聴いてみて解る事もありますし、
古いアナログ盤に添付されているモノなどの場合は、
「自分の知っていた事だけが、決して、全てではないのだ。」
という事を認識させられたりします。

国内盤のCDを購入すると、
業界人しか知り得ない情報というのが、
CDに付属している解説等から、
もたらされる事があります。

それも、全てが正しくない事もあったりするわけですが、
それでも、素人にとっては、
プロがもたらす貴重な情報である事は間違いがないわけです。

このオムニバスCDには、
「光の天使」に関する情報が含まれていましたので、
それを抜き書きしてみます。

ローズ・マリーバトラーの簡単な経歴の後に、

抜き書き始め。

「82年に角川映画「汚れた英雄」の主題歌を歌い35万枚を超えるセールスを記録。続いて角川アニメ映画「幻魔大戦」の主題歌であるこの曲も歌って20万枚を超える大ヒットとなった。この曲はエマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソンの作品。」

抜き書き終わり。

これを読むと、「汚れた英雄」の主題歌の方が「光の天使」よりも、
売れていた事も解るわけですが、
そもそも「光の天使」がいったいどのぐらい売れていたかも解らなかったので、
知ることができたわけです。

ヒット曲の基準というのは、
明確ではないようですね。

ただ、当時の日本では、
10万枚以上のセールスを獲得すると、
ゴールドディスクの認定がなされていたようなので、
普通にヒット作と言って、
問題はないのでしょう。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ROD STEWART ALBUM 紙ジャケットCD

2020-10-09 16:10:28 | Keith Emerson参加作品関連
ROD STEWART ALBUM 紙ジャケットCD

このアルバムに関しては、
CDとアナログ盤を含めて、
これまで、3度ほど取り上げてきました。

現時点からもっとも近いレポートとしては、
2018年の11月に取り上げた、
米国アナログ盤があるのですが、
その時から今日までの間に、
国内のアナログ盤に関して新たに解った事もありますが、
もう少し調べたいと思っています。

今日取り上げるのは、
紙ジャケットCDなのですが、

帯の説明には、

『フランス/アメリカで注目のリイシューレーベル
「CULTURE FACTORY」が手掛けた豪華な紙ジャケット仕様のタイトル』

とあります。


ビニール袋に入ったまま撮影
2014年に発売されていたようです

この説明だと、おそらく、どちらかの国で、
制作されたものと思われます。

この中古盤を求める際には、
帯付きである事ぐらいは、知っていたのですが、
海外盤の国内仕様であるとは思いもしませんでした。

数ヶ月前に、
アトミック・ルースターのイタリアの紙ジャケットCDについて、
レポートしましたが、
日本に限らず、アナログ盤のジャケット再現した、
本格的な紙ジャケットCDを諸外国でも作るのだという事が、
今頃になって解りつつあります。

本格的ではない用紙が薄い紙ジャケットCDは、
増えつつあるように感じていますけど。

英国オリジナルジャケットの再現ではなく、
米国ジャケットの再現ですから、
マニア向けのモノを感じたのですが、
解説を読むとその辺りの根拠もあるようで、
米国では1969年の11月にリリースされて、
英国では1970年の2月のリリースとの事。

どちらが先かで判断すれば、
米国という事になりますね。

紙ジャケットCDのジャケットの制作過程は、
解りかねますが、
幾つかの方法があるのだと思います。

音楽会社がジャケット写真のデータを所持しているのでしょうが、
そのデータを使う場合は、アナログ盤のジャケットを、
ミニチュア化したような綺麗な仕上がりになるのではないかと、
推定しています。

このジャケットを見ると、
アナログアルバムのジャケットの写真を新たに撮影して、
それを元に制作した感じですね。

これはこれで味わいがあります。



CD盤面 袋に入ったまま撮影
他のカタログの宣伝も兼ねた
ペーパースリーヴも付属ですが省略

完全再現という事ではないので、
背表紙部は白色にして、
アルバム名とアーティスト名を解りやすく記載。

もともとの海外盤は解説が無いと思われますが、
ダブルジャケットの見開く方の側も、
インサート仕様になっていて、
解説を入れられるようになっています。



こんな感じ

帯にはキースの名前が無かったのですが、
解説には、「ナイスのキース・エマーソンが参加」と記載ありました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

WORKS 1 カセットテープ 未開封 西ドイツ製 その2

2020-10-07 11:33:57 | 「ELP四部作 / WORKS volume1」
WORKS 1 カセットテープ 未開封 西ドイツ製 その2

出社してから、
ロック・ギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレン氏が、
他界されたのを知りました。

ご冥福をお祈りいたします。

キースファンが思い浮かべたのは、
2002年のナイスの再結成ライヴが入っているCDかと思われます。

近いうち、ヴァン・ヘイレンにまつわる思い出と一緒に、
綴ってみたいと思います。

今日、取り上げるのは、
西ドイツ製の「WORKS」の未開封のカセットテープで、
前回の続きになります。

この「WORKS 1 カセットテープ 未開封 西ドイツ製」は、
取り上げた時期をしっかりと覚えていなかったのですが、
出社して確かめたら、今年の5月11日でした。

まだ、半年経過していなかったようですが、
あわてて車に2本目を積んできたので、
それをレポートします。



2本目の写真

写真を見ると、「WORKS Ⅱ」と印字されています。

内容は、「WORKS volume 2」ではなく、
「WORKS volume 1」のアナログ盤の、
カール・パーマーの面と「庶民のファンファーレ」と「海賊」が収録されているようです。



裏側から見える収録曲

前回取り上げた「WORKS Ⅰ」のカセットテープと並べて見ました。



単品だと「WORKS Ⅰ」と「WORKS Ⅱ」の文字が違っているだけかと思いますが、
並べてみるとタイトル文字の縦の位置を、
微妙に変えてあります。
何を意図しているのかは想像もつきませんけど。

以前、取り上げた、カセットテープの米アトランティック版は、
2本目のカセットに、
アナログ盤のグレッグのサイドとカールのサイドが、
収録されていたわけですが、
こちらの方は、アナログ盤2枚組の収録の順番通りに、
1本目に、キースのサイドとグレッグのサイド、
2本目に、カールのサイドとバンドのサイドが収録されています。

米国製のカセットテープを取り上げた時は、
収録時間の関係で収録曲順の入替をしたのではないかと綴りましたが、
遣り方次第では、アナログ盤に収録された順番を確保できるようです。

当ブログでは、アナログ盤のジャケットを制作する時に、
その国の独自性が出ている事を綴ってきましたし、
それは、カセットテープのインデックスのデザインに関しても、
言える事ではありました。

こうしてみると、
「WORKS volume 1」に関しては、
オリジナルアルバムの楽曲をカセットテープに収録する場合でも、
西ドイツ版と米アトランティック版では収録順が異なっていますので、
これも製作国の独自性の1つと言えますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ナイスの思想+5 紙ジャケットCD

2020-10-05 11:59:48 | Keith Emerson THE NICE関連
ナイスの思想+5 紙ジャケットCD




ビクターエンタテイメントさんからリリースされた、
国内初の紙ジャケットCDになります。

ブログを始めた頃は、
キースの歴史を追っているEL&Pファンにとっては、
さほど珍しくもないCDであると思っていました。

また、
ナイスはEL&Pに比べて、
日本ではあまり需要がないらしく、
ビクターエンタテイメントさんで、
紙ジャケットCDをリリースしたのは、
この時のモノを含めて、
2度だけだったように思います。

プラケースのヴァージョンを入れると、
3度かも知れないですね。

この最初の紙ジャケットCDがリリースされたのは、
2000年の秋ぐらいだったようで、
それから、およそ20年が経過しようとしています。
当時、未入手だったファンにとっては、
貴重なCDかも知れません。



裏側

過ぎてしまえば、本当にあっという間です。

これは、
当時、ビクターエンタテイメントさんが企画した、
「IMMEDIATE Originaol Jacket Collection」
の1つとして発売されたようで、
解説用紙の最後には、
2000年12月8日に開催予定の、
IMMEDIATE RECORDS リイシュー記念イベント ”Immediate Night”
の告知も掲載されていますね。
全13曲入りのうち後半の5曲がボーナストラックになります。

この時の紙ジャケットCDは、
開封しやすい糊がついた、
透明な袋に収納されて発売されていました。

帯は「被せ帯」ではなく「タスキ帯」ですね。

アナログ盤リリース当時の東芝音楽工業の帯は再現しているわけではなく、
この「IMMEDIATE Originaol Jacket Collection」で、
共通している帯の仕様になっているようです。

私はこの紙ジャケットCDに関しては、
地元の行きつけのCDショップから購入したので、
特に特典もありませんでしたが、
ウニオンさんから「少年易老学難成」と「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス」も、
同時購入された方は、何かオリジナル特典が付いていたのかも知れません。

朝の出社時に、
車中にて、
久々に何曲が聴く時間があったのですが、
以前に聴いたときとは違って、
どことなく惹かれる感じがありますね。

自分自身が年齢を重ねた事により、
EL&Pの影を追うような気持ちで、
聴いていない事もあり、
新たな感じ方をしたのかも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

FANFARE BOXの内部の構造

2020-10-02 11:33:34 | 「FANFARE 1970-1997」関連事項
FANFARE BOXの内部の構造

このボックスは、フタ側と身側(受け側)に分かれており、
かなり前にフタ側の正面と側面を撮影して、
つなぎ合わせた写真をアップした事があります。

今日は、身側(受け側)の仕様について、
レポートいたします。

様々なミュージシャンのボックスを所持されている方にとっては、
ボックスの構造の違い等が手に取るように解るのかも知れませんが、
私はこのぐらいの厚みのあるボックスで、
他のミュージシャンのモノは所持していないので、
受け取ったファン側から見た利便性を述べる事しかできません。

無数の紙ジャケットCDを収納するために、
ウレタンに似たようなクッションの素材に、
ジャケットサイズの「くぼみ」を4箇所設けて、
収納するようになっています。



「くぼみ」に紙ジャケットを収納する時点では、
特に問題はないでしょうが、
ピッタリとはめ込まれている紙ジャケットCDを取り出すときの利便性を考慮して、
指を差し込めるようにした「くぼみ」を設けています。






これらのCD群を取り出すためには、
その上に配置されてある、
「ハードカバーのブックレット」や、
「アナログ盤3枚組が入ったLPジャケット」、
及び、「再現パンフとシングルレコードを入れた薄目の箱」等を、
一度、全部、取り出す手間が必要となります。

それらを取り除きやすいように、
布製のリボンのようなモノが箱の受け側に固定されており、
リボンを上に持ち上げると、
ハードカバーのブックレット等も上にあがるわけです。



特にハードカバーのブックレットは、
受け側にピッタリとはめ込むような大きさなので、
指を差し込んで取り出す時に発生するかも知れない、
余計なスリ傷をリボンを付けた事で防ぐ事にもつながりますね。

収納物の種類や仕様はともかくとして、
それらを収納するボックスそのものは、
気の利いた構造になっている事は確かです。

中央にあるのは丸型ELPバッチの挿入箇所です。



以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。