EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

アート・ロック綜合宣伝盤

2024-06-27 16:23:13 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
アート・ロック綜合宣伝盤

ジョン・メイオールファンクラブの住所になっていた日本グラモフォン。

当時、日本グラモフォンで取り扱いをしていた新進気鋭のアーティストの、
プロモ用のレコードです。



ジャケット
シルバーではなく、
銅色に近い色です

この品物を目にした時は、

1.ジャケットがきちんとした説明入りのカンパニースリーヴ。
2.ナイスが出てきた頃の著名すぎるアーティストが収録されている。
3.クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンの曲も入っている。

等の理由から求めてみました。

フィリップスのお抱えアーティストの試聴盤とか、
ワーナーの総合試聴盤とか、
これまで取り上げてきましたが、
ジャケットに記載された説明も含めて、
とても丁寧なプロモ盤との印象を受けました。



レーベル面
「クレイジー・ワールド・アーサー・ブラウン」は、
2曲収録



ジャケット裏側に記された、
収録アーティストの市販レコードリストの一部を、
切り取った画像

このバンドの「ファイアー」のヒットが無ければ、
カールは「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に、
何か別の曲を収録しなくてはならなかったでしょうから、
そうなると、アトミック・ルースターのファーストアルバムから、
「13日の金曜日」を収録していたかも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

How Can We Hang On to a Dream収録 ティム・ハーディンのCD

2024-06-03 13:57:09 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
How Can We Hang On to a Dream収録 
ティム・ハーディンのCD

アルバム、邦題「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス(Nice)」に、
邦題「夢を追って(Hang on to a Dream)」が収録されています。

国内でもシングルカットがされてリリースされており、

EL&Pの最初のベスト4CDBOX、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」にも、
EL&Pのスタジオ演奏で収録されまして、
新録という事でボックスの売り物の1つにもなっていましたね。

ナイス時代からのキースの音楽を追っている人には、
このオリジナル曲は、かなり知られていたのではないかと、
思っているのですが、実のところ、どうなのかは、わかりかねます。

オリジナル曲は、
国のアーティスト、「ティム・ハーディン(Tim Harden)1941 ~1980」によるもので、
1966年にリリースしたティム・ハーディンのファーストアルバムに収録されていて、
ヨーロッパの一部の国ではシングルカットされた曲が、ベスト10に入っていた事もあるみたいです。

この曲が収録された、ティム・ハーディンのベストCDを、
昨年末ぐらいに安価で手に入れる事ができまして、
初めて聴く事が出来ました。



ペラ紙2つ折り
このベストの主要曲になっているのか、
「How Can We Hang On to a Dream」と下部に記載



CD盤面
1987年のドイツ盤でした


曲が始まったと思ったら、あっという間に終わってしまうので、
収録時間を確認したら、「2:02」という短いモノでした。

ヴォーカルのメロディーはナイスの曲とほとんど同じなので、
ナイス独自のアレンジというのは,
「キースのピアノによる間奏」だけと言っても、
良いぐらいかと思います。

入手しているミュージックライフの古雑誌をめくっていたら、
ティム・ハーディンさんの姿を発見しました。



まだ取り上げていない号
EL&Pのカラーグラビアはないのですがそのうちに取り上げます



ティム・ハーディンさん

私が知らないだけで、当時の洋楽ファンには、
よく知られていたのかも知れませんし、
楽曲を知らないまでも、名前だけは知られていたのだと思われます。

安価で入手したCDでしたが、
お目当ての「How Can We Hang On to a Dream」よりも、
他の曲の方が一聴して馴染みやすい楽曲が多かったのは、
想定外の収穫でした。

ファーストアルバムは、「傑作」と称されており、
タワーレコード限定で、2000年以降、
2度ほど、CDがリリースされていました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ピーター・ガンについて

2023-06-05 10:59:14 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
ピーター・ガンについて

EL&Pの「ピーター・ガン」を最初に耳にしたのは、
高校1年の時に購入したブートでした。

当時は、ブートが違法であるとか、
そういう事自体、全く知りませんでしたが、
音楽誌の広告のページで、
普通に通販で購入できるようになっていたので、
求めてみたわけです。

それは、EL&Pブートの中では、
かなり有名になっていると思われる、
「WORKS 1/2(二分の一)」というタイトルでした。

このブートが有名になった理由として、
音が良すぎるというのがあるかと思います。

それはそれとして、
「ピーター・ガン」という楽曲は、
それまでのスタジオ盤にも収録されておりませんでしたので、
音が始まった途端に新譜に触れたような喜びを覚えたモノです。

何かで、テレビドラマのテーマ曲という話を、
読んだ事があったのですが、
EL&Pがステージのオープニング楽曲として、
取り上げる理由については、
特に考えた事もありませんでした。

作曲者の「ヘンリー・マッシーニ」ぐらいは、
覚えていたと思いますが、
テレビドラマの「ピーター・ガン」に関しては、
特に探る事もないまま、過ごしていました。

米国では1958年から1961年の間に、
30分のエピソードが全114話放映されたとウィキにはあります。
日本でもTBS系で1961年に7ヶ月ほど放映されたようです。

その時の放映のものかどうかまでは解りかねますが、
先日、吹き替え版の「ピーター・ガン」の映像を入手し、
ようやく見る時間が取れました。



VHSパッケージ
写真はカラーですが、
映像はカラーではありませんでした

こういう内容のドラマは、
レトロファンにはたまらないモノでしょうね。

スパイ映画や探偵が出てくる映画の原点みたいなところも、
あるのだと思います。

普通に楽しむためにみると、
昨今の映画に慣れている人から見たら、
突っ込みどころが多くて、
ゆるくて退屈かも知れませんけどね。



パッケージの背部
インフェルノのVHSもそうですが、
とても価格が高かった頃の品物

それはそれとして、
EL&Pが取り上げた理由としては、
このテレビドラマのサウンドトラックが、
ビルボードの全米チャートで1位を獲得しているという事もあり、
テーマ曲に関しては、
海の向こうの人達は一度ぐらいは耳にした事があるのだと思われます。

それと主人公の探偵、
ピーター・ガンが「クール・ジャズ好き」という事のようですが、
私が見たエピソードの中でも、酒場でジャズに興じるシーンが出てきました。

そもそも、「クール・ジャズ」なんて言われても、
良く解らないのでさらに探るわけですが、
一般的には白人よりの傾向を持つジャズのジャンルとの事。
「クール・ジャズ」の発生の経緯とかウィキにはいろいろと書かれていますが、
それに関わる音楽に関しては聴かないまま時間が過ぎていきそうです。

EL&Pは様々なジャンルの音楽を吸収して奏でているわけですが、
テーマ曲とドラマ上の主人公のスタイルも重なって、
オープニング曲として演奏するに相応しいとなったのかも知れません。

テーマ曲はドラマのエンディングで使用されているだけで、
劇中では流れていませんでした。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

The Girl I Left Behind Me

2021-10-08 11:48:39 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
The Girl I Left Behind Me

いつだったか、
ある方がブログにコメントしてくださった時に、
レスをしたのですが、
私がEL&Pの「ホウダウン」を最初に聴いたのは、
NHK・FM放送のヤング・ジョッキーという番組で、
1977年にEL&Pの特集をした時ですね。

テクニクスのコンポーネントステレオに付いていた、
カセットデッキは頻繁に壊れていたので、
父に悪いという事もあってか、修理はあきらめまして、
以前から家にあったサンヨーのラジカセに同番組を録音しました。

この時の「ホウダウン」は、
「レディース&ジェントルメン」に入っているライヴ演奏でした。

「ホウダウン」のスタジオ録音の間奏には、
日本人にもよく知られているメロディーである、
「藁の中の七面鳥」の一部が出てきます。

「レディース&ジェントルメン」に入っている「ホウダウン」では、
この「藁の中の七面鳥」をキースは弾かないわけですが、
代わりにというわけではないのでしょうが、
「The Girl I Left Behind Me」という曲のメロディーを、
演奏しています。

ネット上を探ったところ、
この「The Girl I Left Behind Me」は、
英国に古くから伝わる民謡のメロディーのようなので、
誰がつくったとかは、解らないようです。

私は、英国のハミルトン・ハーティーが作った「アイルランド交響曲」の第二楽章の中にそのメロディーが出てきたのをラジオで耳にする機会がありまして、それから探って、初めて知ることができたわけです。

昨年末ぐらいに、
「アイルランド交響曲」が入っているCDを購入してみました。



中古CDのレンタルアップ品の中には、
このように帯のみをコーティングしているようなモノがあると、
初めて知りましたね

この民謡は、
歌詞がついて歌になったようですが、
100年以上に渡る歴史の流れの中で、
歌詞そのものも幾通りのモノが、
存在するようになったようです。

これは、半年ぐらい前に格安で入手した、
同タイトルのCDです。
リリース年は2013年という事で、
そんなに古いものではないですね。


ジャケット

タイトル曲が歌われていますが、
普通にラジオ等でこの歌のメロディーを耳にしたとしても、
おそらく解らなかったと思いますね。
注意して聴くと確かにあのメロディーになっています。

この女性(Jessica Walker)の事を調べてみましたが、
ほとんど、検索に引っかからないのですが、
米国のミュージカルの歌手のようでした。

「アイルランド交響曲」が入ったCDは、
とても気に入りまして、
時々、聴いてみたくなります。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

クラシック・フォー・へヴィメタル・キッズ Vol.4

2021-09-09 13:17:03 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
クラシック・フォー・へヴィメタル・キッズ 
Vol.4



ジャケットと帯の外観

Emerson,Lake&PowellやKeithへのインタビュー記事が掲載されている、
へヴィメタル系の音楽誌「BURRN!」誌は、
これまで幾つか取り上げていますが、
その「BURRN!」誌とポリドールの共同企画によるCDです。

へヴィメタルのバンドが、クラシックの楽曲を引用して演奏しているケースがあるわけですが、そのクラッシックの原曲を集めたシリーズのようです。

プラケースの裏側を見ると91年頃の企画のようですね。

タイトル通り、へヴィメタルのバンドが演奏をしたというところに、
こだわって企画されているようなので、
このCDに「展覧会の絵」が収録されているのは、
「EL&Pが演奏をしたから」という理由ではないようです。

解説によると、
「展覧会の絵」に関しては、LAメタルの中堅バンド、
「ARMORED SAINT」のデビューアルバム、
「MARCH OF THE SAINT」のオープニングテーマとして、
「キエフの大門」が少しだけ収録されているというのが、
収録の理由のようです。

ただし、このCDの企画の元になった記事が、
「BURRN!」誌に連載されていたらしく、
それを担当したのが音楽評論家の黒田恭一氏。

解説には黒田氏と編集長の対談も掲載されていますが、
黒田恭一氏は、EL&Pの「展覧会の絵」の国内盤LPの解説を書かれた方との事。

その解説は少年時代だけでなく、
このブログで「展覧会の絵」の国内盤を取り上げる時にも、
読み返したりしたのですが、
ハルトマンからムソルグスキー、
ムソルグスキーからEL&Pへと繋がった事が、
解りやすく書かれており、
私にとっては心に響く解説でした。



帯部拡大

結果として、
帯に載せるミュージシャンは、
EL&Pと黒田氏への敬意も含めてか、
へヴィメタルバンドではないEL&Pの名前が、
サブタイトルのトップを飾る事になったようです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

HEROES OF ART ROCK

2020-12-28 14:54:21 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
HEROES OF ART ROCK

日本グラモフォン制作・選曲によるオムニバスLPです。
ジャケット裏側下部に価格が記されているので、
店頭用販促盤ではなく、
帯付で発売されていたものかも知れません。



ジャケット表側

1969年の制作ですが、
ダブルジャケットの内側の解説を読むと、
クリームが解散してしまった記述がありますね。

このオムニバスLPが制作された頃は、
収録されているアーティストやバンドは、
新進気鋭の音楽として捉えられています。

ジミ・ヘンドリックス
クリーム
アーサー・ブラウン
ジュリー・ドスコールとザ・トリニティ

のそれぞれの楽曲が数曲ずつ収録されており、
アーサー・ブラウンは、
EL&Pが「リターン・オブ・ザ・マンティコア」を制作する際に演奏した、
「ファイアー」や、
カールがドラムを叩いている「不思議な出来事」も収録されています。



ジャケット裏側

当時の解説では、
多少の差はあるのかも知れないですが、
それぞれのバンドの音楽に関して、
同等の熱量で語られている感じがいたします。

時を経ると、
ジミ・ヘンドリックスや、
クリームは、
存在そのものが、
ロック史における完全なレジェンドになっていますが、
アーサー・ブラウンは、
ロックにおけるパフォーマーとしての先駆者ではあるにせよ、
ジミ・ヘンドリックスやクリームほどの、
ネームヴァリューは獲得できていないように映ります。

それは、現時点でのEL&Pにも言える事ですけどね。

ロック史で果たした役割は、
先駆的で比肩の対象がないかも知れないけれど、
圧倒的な人気と知名度が続いていかないわけです。

これは、あくまでも、
現時点で私が感じている事であって、
将来、どのようになっていくかは、
未知数だとは思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

コープランドの交響曲第3番が入っているCD

2020-05-27 13:12:24 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
コープランドの交響曲第3番が入っているCD

2018年の2月8日に、キース・エマーソン・ファン専用掲示板で、
コープランドの交響曲第3番の第2楽章で、
おなじみのフレーズが登場するとelpelpさんの投稿で教えて頂きました。

同年、2月18日(日)の21時にEテレの番組で、
デトロイト交響楽団の演奏で、
その楽曲を聴く事が出来るとお知らせして下さっていたのですが、
私は見る時間は確保できないと思いましたので、
早速、同曲が入っている格安の中古CDを購入したのでした。

これはその時に求めたCDのジャケットですが、
ジャケットにコープランドさんの写真がありました。



指揮はレナード・バーンスタイン
演奏はニューヨーク・フィルハーモニック

聴いてみると、
EL&Pの77年以降のライヴアルバムでおなじみのフレーズが必ず登場するのですが、
EL&Pはつくづくコープランドさんのお世話になっているのだなと思うと同時に、
EL&Pが作り出したオリジナルのメロディーって果たしてどのぐらいあるのだろうかと、
またまた思ってしまいましたね。

ちなみに、4月1日の通勤時に聴いたNHK・FMのクラシックカフェの選曲に関して、
少し触れてみます。

番組では、最初にその日に放送する曲の紹介をまとめて行っていますが、
以下のような流れでした。

①「スキタイ組曲「アラとロリー」」
プロコフィエフ:作曲

 
②「組曲「展覧会の絵」」
ムソルグスキー:作曲

 
③プロコフィエフ:作曲
「バイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 作品94bis」

④「バレエ音楽「妖精のくちづけ」によるディヴェルティメント」
ストラヴィンスキー:作曲

 
この時は、
すぐに「ELP四部作」のアナログC面の1曲目が流れてきたので、
通勤途中で否が応でも高揚するわけですね。
しかし、全てを聴く前に、勤務先に到着するわけなので、
1曲目の途中で車のエンジンを切る事になりました。

珍しく、このブログで取り上げた事のある作曲家だけが名を連ねており、
やはり、この日(再放送だと思いますが)の曲の選曲者は、
EL&Pを意識していたのではないかと、
ついつい思いながら、
番組表をコピペしてみたのでした。

ただ、③と④に関しては、どんな曲かは解らないので、
ひょっとしたら、
キースがピアノ等で弾いているフレーズが、
含まれている可能性があるかも知れないと思い、
ストラヴィンスキーの方の音源を入手してみましたが、
それは私の勇み足でした。

やはり、ラジオでキースのピアノと似たようなフレーズを聴いてから、
クラシックの音源を手に入れて確認する方が、
余計な出費をしなくて済みますわ。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

No.1658

邦題「恋のチョコロール」という曲

2020-02-04 18:13:01 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
邦題「恋のチョコロール」という曲

以前、「ブリティッシュ・ポップ・シングル・コレクションVOL.3」という、
イミディエイト系のオムニバスCDを取り上げた事があります。

ナイスの曲が入っているのと、
ジャケットにキースの白黒写真も、
少しだけ使用されているので、
当ブログで取り上げたわけです。

邦題から解釈すると、
「シングルレコード」になっている楽曲のみを、
収録しているCDなのでしょう。




CD盤面


その時、取り上げるにあたり、
CDの収録曲を一通り聴いていたのですが、
邦題「恋のチョコロール(CHOC ROLLS)」という曲がありました。

「ゴールデン・アップル・オブ・ザ・サン
(GOLDEN APPLES OF THE SUN)」
というバンドが演奏しているインストの曲です。

ジャケットブックレットの説明によると、
ファッションカメラマンのデヴィッド・ベイリーという方が、
マネージメントをしていたロンドンのバンドで、
このバンドがイミディエイトに残した唯一のシングルの、
B面の曲との事。

ちなみに、A面は、「The Monkey Time」というタイトルのようです。

Discogsによると、
日本語の解説にある「CHOC ROLLS」という曲は、
「Chocolate Rolls, Tea And Monopoly」というのが、
レーベル面に記されたタイトルのようです。

タイトルが異なると、楽曲の内容が微妙に異なっているケースも、
あるかも知れないです。

Discogsによると、
この曲は、アンドリュー・ルーグ・オールダムが作った事になっています。
ストーンズのマネージャーで、ナイス時代のキースの事を読んでいたりすると、
よく名前が出てくる人ですね。
イミディエイトレーベルの創設者の1人でもあります。
曲も作ったりするとは知りませんでした。

この「恋のチョコロール」ですが、
このイミディエイト系のCDのコレクションを日本で発売するにあたり、
いきなり付けた邦題でなければ、
シングルレコードが日本で発売されていた事も考えられます。

以前、
DVD「マスターズ・フロム・ザ・ヴォルツ」を取り上げた時に、
「孤独なタイガー」の冒頭のメロディーが、
EL&Pのデビュー当時から奏でられていた事を綴りましたが、
どうやら、このメロディーは、
「恋のチョコロール」から持ってきたものであると、
受けとめています。

B面の曲という事で、一般的に考えると、
キースがラジオで聴くチャンスは無かったかも知れませんが、
イミディエイトつながりで、
このシングルレコードを手にして聴く機会があったと思われます。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101

2018-10-26 18:49:19 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101



2005年に、ユニバーサルミュージックよりリリースされた、
6枚組のCDボックスです。

タイトル通り、
全101曲収録

1枚ごとにカテゴリーが分かれています。

Disc 1 ドラマで聴いたクラシック
Disc 2 CMで聴いたクラシック
Disc 3 映画で聴いたクラシック
Disc 4 ポップスになったクラシック
Disc 5 懐かしのクラシック
Disc 6 不滅のクラシック


Disc 4は、全16曲収録なのですが、
解説ブックレットでは、
収録曲に関して、
このような記載の仕方をしています。

1. 木星 (ホルスト)~「ジュピター」 (平原綾香)
2. メヌエット ト長調〔≪アンナ・マグダレーナのための音楽帳≫から〕 (J.S.バッハ)~「ラヴァー・コンチェルト」 (サラ・ヴォーン、トイズ)
3. 交響曲第40番~第1楽章 (モーツァルト)~「哀しみのシンフォニー」 (シルヴィ・バルタン」
4. 時の踊り (ポンキエッリ)~「Lovin You」 (小柳ゆき)、「レモンのキッス」 (ザ・ピーナッツ)
5. G線上のアリア (J.S.バッハ)~「エヴリシング・イズ・ゴナ・ビー・オールライト」 (スウィートボックス)
6. 交響曲第2番~第3楽章 から (ラフマニノフ)~「恋にノータッチ」 (エリック・カルメン)
7. アランフェス協奏曲~第2楽章 から (ロドリーゴ)~「恋のアランフェス」 (ポール・モーリア 他)
8. エリーゼのために (ベートーヴェン)~「情熱の花」 (ザ・ピーナッツ)
9. ≪キージェ中尉≫~ロマンス (プロコフィエフ)~「ラシアンズ」 (スティング)
10. 耳に残る君の歌声 (ビゼー)~「真珠とりのタンゴ」 (アルフレッド・ハウゼ 他)
11. 愛の喜びは (マルティーニ)~「好きにならずにいられない」 (エルヴィス・プレスリー)
12. オ・ソレ・ミオ (ディ・カプア)~「イッツ・ナウ・オア・エヴァー」 (エルヴィス・プレスリー)
13. ≪くるみ割り人形≫~行進曲 (チャイコフスキー)~「ナットロッカー」 (EL&P)
14. ピアノ・ソナタ第8番≪悲愴≫~第2楽章 (ベートーヴェン)~「今宵はフォーエヴァー」 (ビリー・ジョエル)
15. カノン (パッヘルベル)~「シー・ユー・ウェン・ユー・ゲット・ゼア」 (クーリオ)
16. 黒い瞳 (ロシア民謡)~「黒い瞳のナタリー」 (フリオ・イグレシアス)


但し、曲の解説そのものは、収録されているクラシック曲の説明にとどまっていますので、
EL&Pのライヴアルバムのアンコール曲で使用されているとか、
そのような記述は一切ありません。
そのため、ブックレットに出てくる「EL&P」の文字は一箇所だけです。

結果として、この4文字のためだけに購入した事になりますが、
どこかで聴いたというタイトルが示すように、
じっくりと楽しめそうなボックスではあります。


CDをセットするプラスティックのトレイが6枚ついています
トレイは片面のみにセットするタイプ
そのトレイが書籍の頁のように背部にあたる部分で、
合体しています


以上。

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コープランドのLP盤

2018-09-19 11:17:09 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
コープランドのLP盤



コープランドの楽曲を演奏したCDは、
いくつか取り上げていますが、
アナログ盤を取り上げるのは初めてです。

「COPLAND / Detroit Symphony Orchestra」 

というタイトルで出品されておりました。

何かのシリーズの一つであると推定されます。

プレイヤーが無ければ、
入手しようとする気持ちも起きなかったと思いますが、
安い価格がついていたので、
アナログ盤が一枚ぐらいあっても良いのではないかと思い、
求めてみたわけです。

収録曲の中に、
「市民のためのファンファーレ」と、
「バレエ音楽ロデオより4つのエピソードの踊り」
というのがあり、
「庶民のファンファーレ」と「ホウダウン」が入っているので、
退屈しなくて済むだろうとも思いました。

求めた時に一度だけ、
ターンテーブルにのせています。
針トビはありませんでした。

抽象的ではない解りやすいジャケットのデザインは、
踊りを表現しているものかも知れないです。

ジャケットの裏には、
これらの楽曲が生まれた背景等が、
日本語で記されていますが、
どうやらこのLPは、
1981年の録音で、
1982年にリリースされたもののようです。

ジャケットに表記されている、
指揮者のアンタル・ドラティについても、
日本での評価が急速に高まってきている事などが、
述べられています。

1982年というと、
EL&P四部作のリリースから、
5年ぐらい経過しているわけですが、
以前取り上げたCDの帯にあったような、
「市民のためのファンファーレはロックバンドも演奏している」
というような記述は、見あたりませんでした。

と書いたところで、
過去の日記を見てみたところ、
どうやらこのアルバムと同じ音源のCDを、
既に取り上げていたようですね。

以上。

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文部省改訂小学校学習指導要領準拠 EPレコードくるみ割り人形

2017-04-03 13:10:38 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
文部省改訂小学校学習指導要領準拠
音楽鑑賞レコード
くるみ割り人形



ジャケット
左側の2つの穴
どうやって保管していたのでしょうね


昨年か一昨年に北秋田市の中古品ショップの100円コーナーで、
見つけた品物です。

経年相応の劣化状態でしたが、100円という事で購入してみました。

「キース・エマーソン・インタビューズ」の書評が掲載されていた中古のロッキング・オン誌を取り上げた事がありますが、
それを求めたところで見つけたものです。

ジャケットの上部に「文部省改訂小学校学習指導要領準拠」と記載されていまして、
表紙を含めて8頁のペラ紙に、
作曲家の紹介を始めとして、収録曲の紹介などが掲載されています。

70年代のレコードの収録曲の紹介等であれば、
解説を記した年月日等も併記されているので、
レコードがリリースされたおおよその年を推しはかる事ができますが、
こちらのジャケットには、
年月日のような記載を見つける事ができませんでした。

ウィキの「学習指導要領」を読みながら、
作られた年を推定してみると、

①1968年から1971年、
②1958年から1961年、

のいずれかと思われました。

さらに東芝関連を見てみたのですが、

東京芝浦電気がレコード事業に参入したのが、
1955年で、
東芝音楽工業株式会社は、
1960年に設立されているようです。

少なくとも、
それ以前ではないという事ですね。


レーベル面

レーベル面を良く見ると、

「TOKYO SHIBAUA ELECTRIC」とありますので、
東芝音楽工業株式会社設立前に作られたものと見る事ができますね。

どうやら、1958年から1961年に作られたレコードのようです。

EL&Pの「ナットロッカー」を初めて聴いた時に、
どこかで聴いた事のある曲であると、
私は思ったわけですが、
特に家で父がクラシックのレコードを鑑賞していたわけではないので、
小学校の校舎での生活時間の中で、
幾度と無く、耳にしていたのだと思われます。

これは私に限った事ではないと思うので、
そんな感じで、「くるみ割り人形」のメロディーが、
記憶の中に自然とすり込まれていた事が、
日本における「ナットロッカー」のヒットにつながったのかも知れませんね。

以上。

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Respighi Pines of Rome, the Birds, Fountains of Rome

2016-05-27 09:45:35 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
Respighi 
Pines of Rome, the Birds, Fountains of Rome




レスピーギのCDを取り上げるのは2度目になりますね。

EL&Pのライヴアルバム「レディース&ジェントルメン」ですが、
熱心なファンは、この「ピアノ・インプロヴィゼイション」を聴き倒しており、
キースのピアノによる全てのメロディーを脳裡に焼き付けていると思います。
ちなみに私はその境地にまでは到達しておりません。

その境地を目指しているわけではありませんが、
ところどころの印象的なフレーズは、覚えています。

このCDには、レスピーギの代表的な組曲が収録されているのですが、
「ピアノ・インプロヴィゼイション」の終わりの部分で演奏されているメロディーが、
収録されています。

全5曲からなるレスピーギの組曲「鳥」の、
1曲目の「前奏曲」と、
5曲目の「カッコウ」の終わりの部分に収録されている音がそれにあたります。

最初に曲名を知ったときに、よりによって「カッコウ」かと思いました。

「カッコウ」は子供の頃から知っていた鳥の一つでしたが、

小学校低学年の時に、
「カッコウ」は、「他の鳥の巣に、自分の卵を産み付けて、他の鳥の卵を巣の外に追い出して、他の鳥に自分の雛を育ててもらう」というのを図鑑で見たからですね。

なんてヒドイ事をする鳥かと思いました。

他の鳥にしてみれば、気の毒な事であり、
一方的に犠牲になっているわけです。

孵化と育て方の手法は、「カッコウ」という鳥の本能のようですから、
その本能も生態系の一部を担っているという事なのでしょう。

「カッコウ」に限らず、
何かを達成するには、誰かが何らかの犠牲をともなう事もあるかと思います。

オルガンをなぎ倒して、ナイフを突き刺したら、
オルガンを制作・販売する側にとっては、気持ちのよいものではないでしょうね。
実際、キースは、「当時、どこのメーカーも、オルガンを売ってくれなくなった」と、
何かのインタビューで述べていました。

過激なアクションは、伝説にはなったわけですが、
キースの場合は、そのリスクを自分自身で背負う事になったという事ですね。

以上。

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プロコフィエフ のスキタイ組曲が収録されたCD

2014-12-25 18:40:29 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
プロコフィエフ のスキタイ組曲が収録されたCD



「ELP四部作」のカールのサイドの第1曲目である、
「邪教の神、そして悪の精の踊り (スキタイ組曲 作品20 第2曲)」。

その元になった演奏はいくつかあるのだと思いますが、
このアルバムにもその一つが収録されています。

解説には、
「スキタイ組曲「アラとロリー」作品20 2.邪教の神、そして悪の精の踊り Allegro sostenuto」
との表記があります。

加えて、
「交響組曲「キージェ中尉」作品60 4.トロイカ Moderato-Allegro con brio-Moderato,come prima」
も収録されているので、
EL&Pファンにとっては、お得感のあるCDという事になります。

このCDに収録された演奏を聴いてみると、
カールがELP四部作に収録した「邪教の神、そして悪の精の踊り」は、
ほとんど、そのままという感じの演奏ですね。

オーケストラを交えないEL&Pのライヴで演奏している「邪教の神、そして悪の精の踊り」は、
キースのキーボード音が炸裂して、メロディーは、ほとんど同じであっても、
印象はかなりちがいますね。

それはそれとして、このCDでの「邪教の神、そして悪の精の踊り」の演奏は、
ド迫力の押しの強さのようなものが、怒濤のように押し寄せてくる感じです。

聴き慣れている曲の異なったヴァージョンを聴いて、
それが思いの外良かったりするとよい気分になりますが、この曲もそうでした。

アルバム全般としては、ロックファンには、
ややとっつきにくい曲調だと思いますが、
曲全体が解るぐらいに聴き込んでいくと、
また、新たな良さを発見できそうなアルバムだと思います。

以上。

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コープランドの曲が収められたデトロイト交響楽団 CD 昭和盤

2014-10-18 16:03:19 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
コープランドの曲が収められた
デトロイト交響楽団 CD 昭和盤





帯の裏
特に、「市民のためのファンファーレ」はロックに編曲される等、
幅広い人気を持っていますの記述
どのバンドが編曲したのを指すのかな?
EL&P以外にもいるのかも知れない


グローフェとコープランドの曲の演奏が収録されているCDです。

指揮はドラティという方ですが、
私はもちろん知りません。

演奏曲に関しては、
コープランドは、
市民のためのファンファーレ(庶民のファンファーレ)
と、
バレエ音楽「ロデオ」より4つのエピソード
が収録で、
その「ロデオ」の4つのエピソード、第4曲の「踊り」が、「ホウダウン」の元になった曲。

「市民のためのファンファーレ」だけが入っているCDというのもありますが、
このCDは、「ロデオより4つのエピソード第4曲『踊り』」も入っているので、
1枚で確認できるというところが魅力でした。

市民のためのファンファーレは、楽団等は把握していないけど、
何度がラジオでも聴いた事があります。
これにキースの長いソロを付け足したのが、EL&P版という感じがしました。

バレエ音楽「ロデオ」に関しては、
なかなか耳にする事がなかったので、CDを買ってみたわけです。

第4曲「踊り」に関しては、このオーケストラ曲を、
EL&Pのホウダウンは、ほとんどそのまま演奏している感じですね。

「ロデオ」全般としては、キースが作曲している、
「ザ・スコアー」などにも、この音楽に出てくる曲のメロディーを少しだけ用いているような感じの箇所もありますし、
普段はあまりクラシックを聴かないロックファンでも割と入りやすいメリハリのある曲調ですね。

加えて、キースが作っている音楽に、明記されていなくても、
ところどころ使用されている部分は、きっとあるだろうなと思ってしまうような曲ですね。

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ジナステラ ピアノ協奏曲 第1番, 第2番CD

2014-07-30 10:32:00 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
ジナステラ
ピアノ協奏曲 第1番, 第2番CD




恐怖の頭脳改革に収録されている「トッカータ」に関して、
作曲者のジナステラに許可を得るために、
バンドのメンバーが直接赴いた話は、
いろいろなところに記述されていますよね。

ジナステラ本人を驚かせたというエピソードで、
その時に本人から許可を頂戴して、
アルバムに収録が可能になったとの事。

原曲の曲名までしっかりと明らかにしてくれる日本語解説等などは、
90年代になって出てきたようであり、

アルバムがリリースされた当時は、
クラシックに詳しい人でなければ、原曲を聴く事は難しかったかも知れません。

このレーベルのCDを取り上げるのは、二度目なのですが、

私がこのレーベル(NAXOS JAPAN)から発売されているCDで最初に求めたのは、
ジェネシスのトニー・バンクスがオーケストラ用の曲を作ったと称するCDでした。

その経緯については、解説であまり詳しく語られていなかったように思いますが、
他のジェネシスのメンバーと違って、ソロプロジェクトのヒットには恵まれていないので、
あらゆる事にチャレンジしてみたうちの一つなのでしょう。

ジナステラ の「ピアノ協奏曲 第1番」は、
「展覧会の絵」の「キエフの大きな門」みたいに、
今では、バラエティー番組の中で、その一部分が何度も反復されるような曲とは違い、
日常生活で耳にするような曲とは違いますから、
このCDを購入するまでは、聞く機会がなかったのです。

聴いてみると、何度聴いたかも覚えていないぐらい、
「恐怖の頭脳改革」を聞いているファンには、
すぐに「おお!」と思われる音でしたね。

第一番の第四楽章が、「トッカータ」の元になった曲という事なのですが、
それはもちろんとして、キースはこの協奏曲全体から、
ちょっとずつ拝借して「トッカータ」を仕上げたような感じもします。
おそらく、EL&Pのファンを続けていなければ、元になった曲を聴く機会もなかったと思いますね。

以上。

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