EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

モンタナ I LOVE MUSIC

2022-03-14 14:47:55 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
モンタナ I LOVE MUSIC



ジャケット2つ折りペラ紙
内側には収録曲と日本語解説あり

何年か前にこのアルバムの存在を知りました。

中古のアナログ盤も決して安くないですし、
中古のCDは、ほとんど出回っていない状態なので、
CDを入手して音を聴くまで時間を要しましたね。

EL&Pの作った「タルカス」とかを、
他のミュージシャンが演奏したアルバムに関しては、
知り得た時点で出来るだけ予約購入をしたりしているのですが、
このアルバムに関しては、そのようなケースとは違うので、
そうはなりませんでした。

本作品は、1978年に、米国の「モンタナ・ヴィンセント・Jr」
という方が制作したものなのですが、
このアルバムに関しては、
ダンス・ミュージックというジャンルに位置づけされており、
アメブロで拝見したある方のブログによると、
「ディスコのゴッドファーザー」と呼ばれているようです。



CD盤と帯
2013年にしては、
80年代のようなCD盤面

2013年に国内では初CD化されたようなのですが、
「モンタナ・ヴィンセント・Jr」は、その年に他界されています。
CD化が追悼企画だったどうかまでは解りません。

5曲目に、「ファン・ファーレ・フォー・ザ・コモンマン」が収録されています。

「ELP四部作」に「庶民のファンファーレ」が収録されてリリースされたのは、
1977年なので、これに触発されて、取り上げた可能性はあるかと思います。

あくまでも、コープランドの作品ではありますから、
EL&Pとは無関係という見方もあるかと思いますし、
CDに記載されている解説にもEL&Pは出てきませんでした。


「EL&P以外に誰が編曲しているのか?そんなのはないだろう!」

と思っていたわけですが、ロックとは違うジャンルであるにせよ、
かなりポップスに近い分野で取り上げられていた事が解りました。

聴いてみましたが、EL&Pの演奏とはまた別の良さが出ています。
解説によると、「インストゥメンタル・ブギー」との事。

本アルバムは、
ダンス・ミュージックとは言っても、
1978年の頃ですから、
プロのミュージシャンによる濃厚な演奏が熱く響き渡る感じです。
聴いていてとても心地よい。

それから全体の解説を読んだのですが、

「それにしてもこれ、何度聴いても素晴らしい内容だ。彼の音楽キャリアを凝縮されたといっても過言ではなく、鮮度はいまだに落ちていない。」

との事。

こういうのを時々聴くのは悪くないです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

MUSEMENTのアルバム「 Musement Fair」

2019-06-21 14:32:20 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
MUSEMENTのアルバム「 Musement Fair」


画像 ジャケット

このプロジェクトに関しては、
全く知らなかったのですが、
私がシングルCDをたまたま所持している、
鈴木祥子も参加していると解りました。

プロジェクトリーダーである矢部浩志氏については、
失礼ながら全く存じていなかったのですが、
ドラマー兼ソングライターの方で、
この「MUSEMENT」というプロジェクトは、
2007年に始動したものらしいです。

それから、
なんと!

あの鈴木慶一氏が2013年に結成したバンドに、
ドラマーとして参加しているようです。

2016年にリリースされた、
このアルバムには、「エルサレム(JERUSALEM)」が収録されていますが、
サイトを覗いてみたら、
おそらくリリース後だと思いますが、
アルバム収録曲に関して、
1曲ごとにエピソード等を矢部浩志氏が解説をしています。

「エルサレム」の解説を抜き書きしますと、

「イギリスの第二の国歌とされているほど有名な聖歌ですが、
この曲との出会いはもちろんELP (エマーソン, レイク&パーマー) の名作「恐怖の頭脳改革」で、
中学生の頃。
期せずして今年亡くなったキース・エマーソンさんへの追悼にもなりました
(たった今、グレッグ・レイクさんの訃報も…)。」

と記されていました。

「エルサレム」のヴォーカルは「野見山睦未」という女性が担当しています。

「エルサレム」はEL&Pの作った曲ではありませんが、
私にとっては、EL&Pが演奏しなければ、
出会う事もなかった曲だと思います。
不思議なテクノ系のアレンジに、
何とも言えない柔らかなヴォーカルが妙に馴染んでおり、
EL&Pのアレンジとはまた別の秀逸な「エルサレム」になっていると感じました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年6月21日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


オリヴァー・ネルソン / ブルースの真実

2017-12-06 17:31:34 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
オリヴァー・ネルソン / ブルースの真実


今日は用事があって、
午後から出社で、
17時過ぎに社内で撮影
帯がぼやけてしまったわ


このアルバムのレビューを読むと、ジャズに精通している人達が、
それぞれの知識を駆使して、
おそらくマニアックともいえる論評を展開しているので、
予備知識がない私にはよくわからないわけです。

ジャズの名盤紹介で取り上げられるアルバムのようです。

ウィキを読んでみると、
オリバー・ネルソン(1932-1975)は、
アメリカのジャズ・サクソフォーン及びクラリネット奏者であり、
「ブルースの真実」は、モダン・ジャズ時代の最も影響力の大きいレコーディングとして位置づけられているとの事。

なるほど。

ジャズに詳しい方々が熱のこもったレビューを書きたくなるのは、
このアルバムが燦然と輝いているからですね。

オリヴァー・ネルソンに関しては、
キースのインタビューのどこかに登場しているとは思いますが、
ちょっと確認する時間が取れずにいます。

このアルバムには「Hoe Down」という曲が収録されているのですが、
EL&Pの「Hoedown」と曲名が同じであっても、
内容は全く異なるという事はあるわけでして、
レビューの中に説明がない場合は、聴いてみない事には解らないわけです。

それでも、ある方のレビューの中には、
「オリヴァー・ネルソンは、デイブ・ブルーベックやジョン・ルイスなどと並ぶ有能な作曲家」との記述もあり、
デイブ・ブルーベックと言えば、キース・エマーソンのお気に入りなので、
迷わずに中古CDを購入してみました。

聴いてみて、
コープランドの作った「Hoe-Down」の印象に残るメロディーの一部を、
楽曲全体の中に組み込んで使用しているという事が解りました。

EL&Pの演奏の方は、ほとんど、原曲に忠実なアレンジでしたが、
オリヴァー・ネルソンの「Hoe Down」は、
長いこと、コープランドの「Hoe-Down」のメロディーに親しんできて、
そのメロディーを知っている人でなければ、
解らないぐらいの大胆な編曲になっていました。

というよりは、全く別の曲みたいな感じですね。

このアルバムは、ウィキによると、1961年1月に録音されたとの事。

EL&Pのメンバーは、
オリヴァー・ネルソンの「Hoe Down」を耳にした事はあるのだと思いますが、
EL&Pとして演奏するには、
コープランドのオーケストラ曲に近いものを考えたのでしょうね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


地球に落ちてきた男 DVD

2017-09-22 08:39:26 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
地球に落ちてきた男 DVD



熱心なロック・ファンには、
あまりにも知られている事で、
このDVDを取り上げた理由に関して、
「今さら」と思った人もいるでしょう。

私は、
この映画「地球に落ちてきた男」を、
東銀座の映画館で、
1981年の夏に鑑賞しました。

2本立てのリバイバル上映だったのですが、
1本目は「ロッキー・ホラー・ショー」
という映画でしたね。
2本目がこの「地球に落ちてきた男」でした。

この2本立上映に足を運ぶのは、
ロックファンでしょうから、
1本目と2本目の間のCMに、
当時、ロッド・スチュワートが出演していた、
ウィスキーか何かのCMが流れたのですが、
CM時に歓声を上げている方々もいましたね。

私はロック好きのルームメイトと一緒に見に行ったのですが、
当日は睡眠不足だったのだと思います。

1本目の「ロッキー・ホラー・ショー」の時は、
普通に見ていたのですが、
2本目の「地球に落ちてきた男」に関しては、
異星人の映像だけが少し記憶に残っている程度で、
ストーリーなどは全く覚えていないわけです。

何故、そうなったかと言うと、
上映中に爆睡していたためですね。

「ロッキー・ホラー・ショー」に関しても、
「出演者のメイクが濃い支離滅裂な感じの映画」
というおぼろげな記憶しかありませんけどね。

それで、「地球に落ちてきた男」なのですが、
私がストーリーを全て忘却している事を述べたら、
EL&Pファンの知人が1年ぐらい前にDVDを貸してくれたわけです。

なかなか時間が取れずに、
お借りしてから、ようやく、最近、鑑賞する時間が取れました。

なるほど。

お貸ししてくださった一番の理由がようやくのみこめました。

この映画の上映時に、
劇場で鑑賞したEL&Pファンは、
EL&Pのアルバムで聴いた事のある歌が、
映画のあるシーンの中で歌われるので、
英国では本当に普通に知られている曲なのだなと、
事実確認をしたのだと思います。

デビット・ボウイが他界した時に、
キースも最初で最後に会った時のエピソードを、
追悼のコメントに記しており、
グレッグの自伝のフォトコーナーには、
デビット・ボウイと一緒にフレームに収まっている、
レアな写真も掲載されていますが、
ボウイは、この映画を撮り終えた頃に、
EL&Pのもとを訪れたのかも知れません。

映画を見ていないEL&Pファンは、
一度は見ておいて損はないと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


LIBELA 「 NEW DAWN」 (リベラ 邦題 新しい夜明け)

2012-11-17 17:18:42 | EL&Pも演奏した曲が入っているよ
LIBELA  「 NEW DAWN」
(リベラ 邦題 新しい夜明け)



画像 ジャケット

熱心なEL&Pファンには、あえて解説も必要がない事でありますが、
「聖地エルサレム」は、ヒューバート・パリー(Hubert Parry)という方が作曲した「合唱曲」だそうです。

「聖地エルサレム」は、
ヴァンゲリスがサントラを担当した大ヒット映画「炎のランナー」にも、
登場するらしいのですが、私は未だに見ておりません。

また、youtubeでは、EL&P以外でこの曲を歌っている映像を、幾つか見る事ができますよね。

ただ、私が見たのは、少女のソロヴォーカルだった事もあり、
もともとは「合唱曲」という事で作られたようですから、
「聖地エルサレム」が合唱曲になると、
どんな感じになっているものなのかを一度聞いてみたかったのです。

それで、
このCDに辿り着いたわけですが、
このCDに限らなくても、他のミュージシャンの演奏したCDも、
捜せばあると思いますが、
1曲目に「エンヤ」の「オリノコ・フロウ」が入っていたので、
迷わずに購入してみたわけです。

「オリノコ・フロウ」はエンヤのセカンドアルバム「ウォーター・マーク」からシングルカットされた曲であるわけですが、
「ウォーター・マーク」は、キース・エマーソンがその年に耳にしたアルバムのベスト5に入れていたような記憶があります。
(キーボードマガジン誌上に掲載。
何号かはしっかりと記憶していませんが、ベスト5に入っていた事は確かです。)

私自身も、「オリノコ・フロウ」のビデオクリップをテレビで初めて見て、
すぐにCDショップから「ウォーター・マーク」を購入したものですから、
エンヤの日本デビューの思い出の作品ではありますね。

この「リベラ」は、ホームページによると、サウスロンドン在住の7歳から14歳までのボーイズ・ヴォーカル・ユニットとの事。

プロデューサーのロバート・プライズマンによって、アレンジされているこのアルバムの「エルサレム」ですが、
最初に聞いた時、あまりに美しすぎて感動。

EL&Pの「聖地エルサレム」は、
何度聞いたか解らないぐらい聞いているわけですから、
大まかなメロディーを知っていた事も感動に結びつく一要因ではあったと思います。

同時に、合唱主体のリベラの「エルサレム」と比較すると、
やはりEL&Pの「聖地エルサレム」は明らかにロックだなと思いましたね。

この曲を「恐怖の頭脳改革」のスタートに選んで、
荘厳なロックにしてしまうEL&Pと言うのは、
本当に比類無きバンドであるとつくづく思います。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物のあれこれを、
私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
ランキングに登録しています。
クイック応援してくだされば幸いです。

2012年11月17日 yaplog!

にほんブログ村